いつかあなたに食べられる日まで~元社畜女子はもふもふに癒やされる~

霧内杳/眼鏡のさきっぽ

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最終章 いつかあなたに食べられる日まで *

6.いつかあなたに…… *

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「……レオン」

気遣いながら、レオンが私をベッドへと押し倒す。

「……好き。
愛してる」

「俺もチハルを愛している」

「……ん」

首筋を甘噛みされ、甘い吐息が鼻を抜けていく。
着ていたシャツを脱がした彼は、私の身体を見て痛そうに顔を歪めた。

「……傷が、ついてる」

「……シロクマが服を破いたときに、爪が」

自分では確認していないからどれくらいなのかはわからない。
でも、あのときの痛みからしたらかなりなのかもしれない。

「チハルの身体に、こんな傷を」

手首を掴み、そこについていた傷を見せつけるようにレオンは舐めた。

「あっ」

レオンの舌が離れ、そこの傷は跡形なく綺麗に治っていた。

「全部、俺が、治してやるからな」

「あっ、んっ」

治療、だとわかっている。
けれどレオンの舌が身体に触れるたびに、声が漏れた。

「ここもこんなに腫らして」

「ああーっ!」

あらかた傷の治療が終わり、レオンの舌が胸の赤い実に触れる。

「重傷だな、こんな真っ赤になって。
よく舐めておかないと」

執拗にレオンは、そこを舐め続けた。
ぞわぞわとした感覚が身体の奥へと溜まり、疼く。
わかっているはずなのに、レオンはそこばかりを責め続ける。

「んっ、……ふっ。
……レ、レオン。
焦らさないで……」

「治療をしているのにこんなにメスの匂いをまき散らして、はしたないメスだ」

「あっ」

軽々とレオンの手が私の足を開かせる。
しとどに濡れた花園を凝視され、顔が熱を持つ。

「なんだ、この蜜は」

「ああっ」

れろり、と蜜口を下から舐め上げられ、すっかり立ち上がった花芽を掠めた。
敏感になっていたそこは、それだけで突き抜けそうなほどの快感をもたらす。

「ん?
なんだここも、腫れあがっているな」

私の反応に気づき、レオンの手が花弁を大きく開かせた。
剥き出しになった花芯を、舌先でつつく。

「あっ、やぁっ、ああーっ!」

「ここもよく舐めて、治療しておかないとな」

「あっ、あっ、あっ」

気も狂いそうなほどの快感が身体中を暴れ回る。
その間隔は次第に短くなっていき、……そして。

「ああっー!」

大きなストロークで先端へ向かって舐め上げられた瞬間、……達した。

「はぁっ、はぁっ」

「……チハル。
もう、挿れたい」

もどかしそうにズボンと下着をレオンが脱ぎさる。
その下からはすっかり興奮しきった、立派な彼のものが出てきた。

「……いいよ、……きて」

自分から足を開き、彼を迎える。
蜜を絡めるように先端を媚間で何往復化させたあと、レオンは一気に私の中へと入ってきた。

「ああーっ!」

いきなり、ゴン!と強く最奥を撞かれ、目から火花が飛ぶ。

「はぁっ、あっ、……チハル、気持ちいい……!」

容赦なく、レオンがガツガツと奥を撞く。

「あっ、はぁっ、あっ、ああーっ!」

バサバサと彼の抽挿にあわせてたてがみが激しく揺れる。
余裕のないその顔に、それだけ感じてくれているのだと嬉しくなった。

「レオン……!」

夢中で彼の顔を掴み、口付けする。
出された舌を頬張り、我を忘れて吸った。

「はぁっ、チハル……!」

私から離れた、レオンの口からだらだらと涎が落ちてくる。

……ああ。
食べられるのかな。

けれど、不思議と恐怖はない。
ただ、嬉しくて笑っていた。

「……いいよ、レオン。
食べて」

彼の首へ腕を回し、私の首筋へとその顔を導く。
身体は快楽のエレベーターへと乗り、一気にてっぺんを目指していた。
その牙が肌に触れ、目を閉じる。
絶頂と共にレオンに食べられるのは、どんなに甘美だろう!

「くそっ!」

大きな声と共に、レオンが身体を跳ね上げさせる。

「俺は、チハルを、……くわ、……ない!」

不屈の精神でレオンが、奥の奥を思いっきり突き上げた。

「ああーっ!」

瞬間、悲鳴を上げて絶頂を迎える。
同時に、どく、どく、と温かいものがお腹の中へ広がっていくのを感じた。

「はぁっ、はぁっ。
……チハルを食わずに、済んだ……」

ぐったりと隣に横たわり、レオンが私の頬を撫でる。

「……食べて、よかったのに」

私は少なくとも、その気だった。
なんかちょっと、不満。
いや、死にたかったのかといえば、それはちょっと違うんだけど。

「チハルはおじさんの奥さんと違って、食いそうな俺を怯えずに受け入れてくれた。
こんな最高のメス、簡単に食ってしまうわけにはいかないだろ」

「あいたっ」

鼻ピンされ、小さく悲鳴が漏れた。

「できるだけ、チハルを食わずに済むように頑張る。
それでも俺はきっと、いつかチハルを食う。
こんな俺でもチハルは一緒にいてくれるだろうか」

私を食べる、と宣言しているのに、レオンの顔は穏やかだった。

「言ったじゃないですか、愛するレオンにだったら食べられたい、って」

その胸に額をつけ、抱きつく。
肌に触れる、もふもふの毛が気持ちいい。

「……その、ですね。
聞いたんですよ、成功例は少ないけど、それでも異種族間でも子供ができる薬がある、って。
それで、その」

「……そうだな、手に入れよう」

私の肩を抱く、レオンの手に力が入る。
きっと彼も、私の言いたいことがわかっている。
レオンが私を食べてしまったあとでも、……なにか、残るものがあれば。

「レオン、愛しています」

「俺もチハルを愛している」

きっと私はいつか、レオンに食べられる。
その日までは、……ううん。
食べられたあとも彼の中で、彼を愛し続ける。
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