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小さい頃の夢など忘れ、普通に大学を卒業してごく普通の企業に就職するまではなんの変哲もない人生だったと思う。
――あの男に捕まるまでは。
男性に少々奥手だった私は、二つ年上の先輩に口説き落とされ、付き合い始めた。
「カナ」
先輩に名前を呼ばれるだけで嬉しくて、すぐに駆け寄っていた。
「ごめん、急に仕事入っちゃってさ。
悪いけど手伝ってくれない?」
「いいですよ」
片手で彼に拝まれ、すぐに承知する。
大好きな彼のためなら、なんだってするのが当たり前。
始めから彼にとって私は都合のいい女に過ぎないのだと気づかなかった自分は、なんとおろかなんだろう。
最初は優しかった彼は、次第に本性を現していった。
「オマエが終わらせてないから、オレが怒られただろーが!」
先輩が大きな声で怒鳴る。
彼がいい顔して引き受けた人の仕事までやらされ、その頃の私は連日、最終電車で帰っていた。
食事を取る暇もなく、さらに眠気を飛ばすためにエナジードリンクを過剰摂取する日々。
鏡に映る私は土気色の顔をしていて、まさしく生きる屍だった。
もうとっくに限界を超えている私の様子に気づかず、彼は怒鳴り散らし続ける。
とうとう私は意識を失い、倒れた。
「私、あのまま死んじゃったのかな……」
そうとしか思えない。
あんな生活をしていれば死ぬのはわかっていた。
けれど私は彼に怒鳴られるのが怖くて、無理をするしかできなかったのだ。
「まだ死んでませんよ」
声がして振り返ると館長が立っていた。
ゆっくりと近づいてきて、私の隣に座る。
「でも、死ぬか生きるか選ぶのはあなたです」
「え?」
彼がなにを言っているのかわからず、ぱちぱちと何度か大きく瞬きをした。
「ここはどちらへ行くか迷っている方がたどり着く、図書館です」
私が困惑しているからか、館長が困ったように笑う。
「えっと……。
死を選ぶと自殺とみなされて地獄に落ちる、とか?」
「そんなことありゃしませんよ」
よほど私の質問が突拍子もなかったようで、彼は驚いたように目を大きく見開いた。
「死とは無です。
あちらへ逝って、幸福もない代わりに苦しみもない、無になるだけです」
「はぁ……」
館長の話は少々難しくて理解ができない。
けれど苦しみもないのなら、もうあのつらい日々を送らなくていいのだろうか。
気持ちが死へと、傾いた。
「私は、死を選びます。
もう、生きていたくないです」
きっとこれが正解だと思ったが。
「本当にいいんですか」
至近距離にまでずいっと館長の顔が迫ってくる。
別に死を選んでもかまわないというようなことを言っておいて、生きるように説得するつもりなのだろうか。
「え、ええ」
「無になれば二度と、美味しいものを食べられないんですよ?」
「へ?」
レンズの向こうの目は恐ろしいことが起きるぞと脅しているのに、彼の口から出てきたのはただの食い意地で思わず変な声が漏れた。
「しかも明日の朝は、うさぎのパン屋さんが作ったサンドイッチの予定だったのに」
さも残念そうに彼がはぁーっとため息をつく。
……うさぎのパン屋さんのサンドイッチ。
無意識に喉がごくりと鳴った。
うさぎのパン屋さんはくまのケーキ屋さんと同じシリーズで、やはり子供の頃に夢中になっていた。
「生きていればまだまだほかにも、美味しいものがいっぱい食べられるのになー」
ちらっ、ちらっと眼鏡の奥から館長の視線が私へと向かう。
彼の言うとおり、死ねば季節限定のフラペチーノも、新しく巡り会う洋菓子店のケーキも食べられなくなるのは惜しい気がする。
……いや。
近頃の私はあの男に命じられた仕事が忙しく、そんな些細な楽しみすら奪われていた。
生きる道を選べばまた、いろいろできるのだろうか。
館長は期待を込めた目で私を見つめていて、おかげで生きようという気力が湧いてきた。
迷いを決めるように落ちかかる髪を耳にかける。
手に冷たい感触があり、それはみるみるまた私の心を冷やしていった。
「……やっぱり、死にたいです」
私の決意を聞き館長の肩ががっくりと落ち、申し訳なくなったが仕方ない。
手に触れたのはあの男からもらったイヤリングで、現実を思い知らされた。
きっと命を取り留めたところでまた、あの男のいいようにされるだけだ。
だったら私は、死を選ぶ。
「なにがそんなにあなたに、死を選ばせるんですか」
眼鏡の下できつく彼の眉が寄る。
その顔は真剣に私を案じているようだった。
「それは……」
彼の気持ちは嬉しいが、こんな事情を人に話すのは躊躇した。
それになんとなく、館長は知っている気がする。
「あなたを死に縛っているのはそれですか」
彼の長い指が指したのは、私の耳を飾るイヤリングだった。
「そんなもの、外してしまえばいいんです」
「あっ」
手が伸びてきてイヤリングを奪う。
ずっと耳たぶをきつく挟んでいたものがなくなり、急に目の前が――晴れた。
「あれ?」
薬を飲んでもなくならなかった、頭痛がしない。
頭はクリアで、急にあんな男にびくびくと従っていた自分が馬鹿らしくなった。
「ほら。
あなたはもう、自由です」
眼鏡の下で目尻を下げ、眩しそうに館長が微笑む。
それは喜んでいるようでもあり、どこかうらやんでいるようでもあった。
「そう、ですね」
どうして私は、一生あの男に命じられるがままに生きていかねばならないなんて思い込んでいたのだろう。
自分だけでどうにかならないのなら、周りに頼ればいい。
そうだ、母に会いに行こう。
最後に電話で話したとき、酷く私を心配していた。
「まだ、死にたいですか」
彼の問いにううんと首を振る。
「生きたい、です」
それは心の底から出た、私の本当の気持ちだった。
「それはよかった」
満足げに彼が頷く。
「でも、出発は朝になってにしましょう。
夜の森は危ないですし、うさぎのパン屋さんのサンドイッチも食べてほしいですしね」
不器用に彼が片目をつぶり、うんうんと勢いよく頷いていた。
――あの男に捕まるまでは。
男性に少々奥手だった私は、二つ年上の先輩に口説き落とされ、付き合い始めた。
「カナ」
先輩に名前を呼ばれるだけで嬉しくて、すぐに駆け寄っていた。
「ごめん、急に仕事入っちゃってさ。
悪いけど手伝ってくれない?」
「いいですよ」
片手で彼に拝まれ、すぐに承知する。
大好きな彼のためなら、なんだってするのが当たり前。
始めから彼にとって私は都合のいい女に過ぎないのだと気づかなかった自分は、なんとおろかなんだろう。
最初は優しかった彼は、次第に本性を現していった。
「オマエが終わらせてないから、オレが怒られただろーが!」
先輩が大きな声で怒鳴る。
彼がいい顔して引き受けた人の仕事までやらされ、その頃の私は連日、最終電車で帰っていた。
食事を取る暇もなく、さらに眠気を飛ばすためにエナジードリンクを過剰摂取する日々。
鏡に映る私は土気色の顔をしていて、まさしく生きる屍だった。
もうとっくに限界を超えている私の様子に気づかず、彼は怒鳴り散らし続ける。
とうとう私は意識を失い、倒れた。
「私、あのまま死んじゃったのかな……」
そうとしか思えない。
あんな生活をしていれば死ぬのはわかっていた。
けれど私は彼に怒鳴られるのが怖くて、無理をするしかできなかったのだ。
「まだ死んでませんよ」
声がして振り返ると館長が立っていた。
ゆっくりと近づいてきて、私の隣に座る。
「でも、死ぬか生きるか選ぶのはあなたです」
「え?」
彼がなにを言っているのかわからず、ぱちぱちと何度か大きく瞬きをした。
「ここはどちらへ行くか迷っている方がたどり着く、図書館です」
私が困惑しているからか、館長が困ったように笑う。
「えっと……。
死を選ぶと自殺とみなされて地獄に落ちる、とか?」
「そんなことありゃしませんよ」
よほど私の質問が突拍子もなかったようで、彼は驚いたように目を大きく見開いた。
「死とは無です。
あちらへ逝って、幸福もない代わりに苦しみもない、無になるだけです」
「はぁ……」
館長の話は少々難しくて理解ができない。
けれど苦しみもないのなら、もうあのつらい日々を送らなくていいのだろうか。
気持ちが死へと、傾いた。
「私は、死を選びます。
もう、生きていたくないです」
きっとこれが正解だと思ったが。
「本当にいいんですか」
至近距離にまでずいっと館長の顔が迫ってくる。
別に死を選んでもかまわないというようなことを言っておいて、生きるように説得するつもりなのだろうか。
「え、ええ」
「無になれば二度と、美味しいものを食べられないんですよ?」
「へ?」
レンズの向こうの目は恐ろしいことが起きるぞと脅しているのに、彼の口から出てきたのはただの食い意地で思わず変な声が漏れた。
「しかも明日の朝は、うさぎのパン屋さんが作ったサンドイッチの予定だったのに」
さも残念そうに彼がはぁーっとため息をつく。
……うさぎのパン屋さんのサンドイッチ。
無意識に喉がごくりと鳴った。
うさぎのパン屋さんはくまのケーキ屋さんと同じシリーズで、やはり子供の頃に夢中になっていた。
「生きていればまだまだほかにも、美味しいものがいっぱい食べられるのになー」
ちらっ、ちらっと眼鏡の奥から館長の視線が私へと向かう。
彼の言うとおり、死ねば季節限定のフラペチーノも、新しく巡り会う洋菓子店のケーキも食べられなくなるのは惜しい気がする。
……いや。
近頃の私はあの男に命じられた仕事が忙しく、そんな些細な楽しみすら奪われていた。
生きる道を選べばまた、いろいろできるのだろうか。
館長は期待を込めた目で私を見つめていて、おかげで生きようという気力が湧いてきた。
迷いを決めるように落ちかかる髪を耳にかける。
手に冷たい感触があり、それはみるみるまた私の心を冷やしていった。
「……やっぱり、死にたいです」
私の決意を聞き館長の肩ががっくりと落ち、申し訳なくなったが仕方ない。
手に触れたのはあの男からもらったイヤリングで、現実を思い知らされた。
きっと命を取り留めたところでまた、あの男のいいようにされるだけだ。
だったら私は、死を選ぶ。
「なにがそんなにあなたに、死を選ばせるんですか」
眼鏡の下できつく彼の眉が寄る。
その顔は真剣に私を案じているようだった。
「それは……」
彼の気持ちは嬉しいが、こんな事情を人に話すのは躊躇した。
それになんとなく、館長は知っている気がする。
「あなたを死に縛っているのはそれですか」
彼の長い指が指したのは、私の耳を飾るイヤリングだった。
「そんなもの、外してしまえばいいんです」
「あっ」
手が伸びてきてイヤリングを奪う。
ずっと耳たぶをきつく挟んでいたものがなくなり、急に目の前が――晴れた。
「あれ?」
薬を飲んでもなくならなかった、頭痛がしない。
頭はクリアで、急にあんな男にびくびくと従っていた自分が馬鹿らしくなった。
「ほら。
あなたはもう、自由です」
眼鏡の下で目尻を下げ、眩しそうに館長が微笑む。
それは喜んでいるようでもあり、どこかうらやんでいるようでもあった。
「そう、ですね」
どうして私は、一生あの男に命じられるがままに生きていかねばならないなんて思い込んでいたのだろう。
自分だけでどうにかならないのなら、周りに頼ればいい。
そうだ、母に会いに行こう。
最後に電話で話したとき、酷く私を心配していた。
「まだ、死にたいですか」
彼の問いにううんと首を振る。
「生きたい、です」
それは心の底から出た、私の本当の気持ちだった。
「それはよかった」
満足げに彼が頷く。
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