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六.結婚――一緒にいることを誓います
1.異動の代わりに
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年が明けて。
相変わらずの日々を送っていた。
加久田は月曜日はうちから出勤して、自分の家に帰る。
そして金曜日にうちに来て、また月曜日は……の繰り返し。
すぐに散らかってしまう私の部屋は、加久田がこまめに片付けてくれるおかげでいつもきれい。
片付けてもらう代わりじゃないけど、私は加久田にごはんを作る。
加久田はいつも喜んで食べてくれるから、こっちも作り甲斐がある。
一緒に晩ごはんを食べて、お風呂に入って。
それから借りてきたDVDなんか見ながら、まったりふたりで晩酌。
それから……いつものパターン。
私の身体は、完全に加久田にふれられる喜びを覚え込んでいるから、気持ちよくて仕方ない。
毎回途中で溺れてしまわないように、必死でしがみついている。
加久田はそんな私が可愛いと、毎回いってくれる。
「優里はいつになったらベッドの外でも、名前で呼んでくれるようになるんですか?」
「えっ。
……だって、なんか恥ずかしい」
ベッドの中で、突然そう聞かれた。
……そうなのだ。
いまだに私は、加久田のこと、その、あれしているとき以外は名前で呼べずにいた。
別に、いままで付き合ってきた男性は名前で呼んでいたし、難しいことではないと思うんだけど……何故か、妙に恥ずかしい。
「ちょっと練習してみましょうか?
はい、たかひろ」
「……た、……たか、……たかひろ」
「もー、優里はなんでこんなに可愛いんですか?
男と付き合うの、初めてじゃないでしょう?」
真っ赤になってしまった私を、加久田は目を細めてみている。
「……だって、こんなに女扱いされたの、初めてだから……」
うん。そうだ。
小さいときからさばさばした性格が災いして、みんな私のこと、男の子のように見ていた。
結構平気で蛙とったり、虫捕まえたりしていたし。
遊んでいる相手も、男の子が多かった。
両親も、私は生まれてくる性別を間違った、って笑っていた。
でもほんとは、確かにそういうことも好きだったけど、同じくらい、お人形遊びとか、ふりふりのレースとか、ピンクのリボンとかも好きだった。
だけど、私がそういったことに興味を示すと、みんな意外そうな顔をした。
中学に入ると、女子の中では背が高いのもあって、尚更似合わない、とかいわれるようになった。
次第に、みんなが私に男でいることを期待している気がして、そう、振る舞うようになった。
男と付き合うようになっても、女らしい一面を見せると変な顔されたし、なのに「男とは付き合えない」と振られていた。
だから、女として扱ってくれるのは加久田が初めてで……なんかいままでと勝手が違って困っている。
「なんでみんな、優里が男だって思うんでしょうね?
誰よりも女らしいのに」
「んー、いままではわからないけど。
いまは男並みに仕事してるからかも」
「確かに、仕事中の優里はかっこいいですけどね」
……チュッと軽くキスされた。
なんだか、幸せな時間。
こんな幸せな時間が、私に持てるなんて思っていなかった。
加久田に感謝だ。
三月になって、私は課長に呼び出された。
「相談があるのだが」
「はい」
呼び出された会議室で勧められて椅子に座ると、そう切り出された。
「加久田君。
他の班に渡す気はあるか?」
「……どういう意味でしょうか?」
付き合っているのがばれて、一緒にできないと判断された?
「他の班で班長補として一、二年やってもらって、その後班長にしようという案が出てる」
「そういうお話でしたら、喜んで手放します」
……ああ。
そういう話だったら、いい話だ。
加久田は有能だから、会社だってほっとくはずがない。
「それから、塚原(つかはら)君。
そっちも課付きの事務に欲しいと話が出てる」
塚原、は美咲ちゃんのことだ。
「……私はどうなりますか?」
「事務を含めて新しい人間が五人、つくことになってる」
「なら、問題ないです。
よろしくお願いいたします」
篠崎班の、事実上の解散。
美咲ちゃんとは二年半、加久田とは二年、一緒にやってきた。
結構楽しかったし、……ちょっと淋しくなるな。
この件は加久田にも美咲ちゃんにも、課長から話をすることになって、少しだけほっとした。
「加久田っ!
なんで話、蹴った!?」
「……なんのことですか?」
加久田はしれっとした顔している。
その顔見たらますます腹が立ってきた。
「おまえっ!
どういうつもりだっ!?」
「どういうつもりも……」
「……とりあえず、こいっ!」
気が付いたら、課内の視線が集まっていた。
このままここで話をしていてはまずい気がして、加久田を屋上に連れ出した。
「なんで課長からの話蹴った?」
「……先輩には関係ないでしょう?」
半ばふてくされ気味の加久田にいらっとする。
「いい話だったろう?
なんでだ?」
「……優里と離れるのが嫌だから」
「はぁ?
なにいってる?
公私混同はなしだろ」
「しますよ!
公私混同!
だって、せめて美咲ちゃんが残るなら優里のこと任せられるけど、美咲ちゃんもいなくなるんですよ!
ひとりになんかできません!」
……うん。
加久田、熱入っているとこ悪いけどさ。
それってすっごい過保護じゃないか?
「……はぁーっ。
別に他の課に異動になる訳じゃない。
それに、おまえたちが来る前は、それはそれでやっていた。
だから別に問題ない」
「……だって、優里に変な虫がついたらいやなんです」
いじけているおまえって妙に可愛いな。
って、そんな場合じゃなくて。
「安心しろ。
おまえみたいな奇特な奴は、そうそういないから」
「……はぁーっ。
それってちょっと酷いいわれようですけど。
優里は知らないんです。
……最近、可愛くなったって課内で話題になってること」
「そうなのか?」
寝耳に水、とはまさにこの事だ。
「そうなんです」
「まあそれはそれ、これはこれ、だ。
私としてはせっかく加久田は有能だから、これから先もしっかり出世してもらいたいし。
だから、な」
「……じゃあ、話、受けてもいいです。
その代わり」
「その代わり?」
「優里、結婚してください」
「ああそんなことか。
…………って!
なにさらっといってるんだ!?」
……はぁっ!?
「突然なにいいだすんだ、とか思ってる顔してますけど。
突然じゃないですよ?
ずっと優里と一緒にいるって約束したじゃないですか?
いまのままでいいと思ってたんですか?」
「それは……」
「結婚すれば。
俺は他の奴が優里に手、出してくる心配しなくていいし。
優里だって、俺が女の子と話してて、変な嫉妬して、自己嫌悪に陥らなくていいでしょう?」
「……それはそうだけど」
「それともなにか、問題があるんですか?」
じーっと、加久田が私の眼鏡のレンズ越しに見つめてくる。
「……ない」
「なら決定ですね」
にこっと笑うと……加久田の唇が、私の唇にふれた。
「……!
ここ、会社!!」
「誰も見てないから、問題ないでしょう?」
……ううっ。
前から思っていたけれど、私は完全に、加久田に手玉にとられている。
結婚してからも、この関係が続くんだろうなー。
相変わらずの日々を送っていた。
加久田は月曜日はうちから出勤して、自分の家に帰る。
そして金曜日にうちに来て、また月曜日は……の繰り返し。
すぐに散らかってしまう私の部屋は、加久田がこまめに片付けてくれるおかげでいつもきれい。
片付けてもらう代わりじゃないけど、私は加久田にごはんを作る。
加久田はいつも喜んで食べてくれるから、こっちも作り甲斐がある。
一緒に晩ごはんを食べて、お風呂に入って。
それから借りてきたDVDなんか見ながら、まったりふたりで晩酌。
それから……いつものパターン。
私の身体は、完全に加久田にふれられる喜びを覚え込んでいるから、気持ちよくて仕方ない。
毎回途中で溺れてしまわないように、必死でしがみついている。
加久田はそんな私が可愛いと、毎回いってくれる。
「優里はいつになったらベッドの外でも、名前で呼んでくれるようになるんですか?」
「えっ。
……だって、なんか恥ずかしい」
ベッドの中で、突然そう聞かれた。
……そうなのだ。
いまだに私は、加久田のこと、その、あれしているとき以外は名前で呼べずにいた。
別に、いままで付き合ってきた男性は名前で呼んでいたし、難しいことではないと思うんだけど……何故か、妙に恥ずかしい。
「ちょっと練習してみましょうか?
はい、たかひろ」
「……た、……たか、……たかひろ」
「もー、優里はなんでこんなに可愛いんですか?
男と付き合うの、初めてじゃないでしょう?」
真っ赤になってしまった私を、加久田は目を細めてみている。
「……だって、こんなに女扱いされたの、初めてだから……」
うん。そうだ。
小さいときからさばさばした性格が災いして、みんな私のこと、男の子のように見ていた。
結構平気で蛙とったり、虫捕まえたりしていたし。
遊んでいる相手も、男の子が多かった。
両親も、私は生まれてくる性別を間違った、って笑っていた。
でもほんとは、確かにそういうことも好きだったけど、同じくらい、お人形遊びとか、ふりふりのレースとか、ピンクのリボンとかも好きだった。
だけど、私がそういったことに興味を示すと、みんな意外そうな顔をした。
中学に入ると、女子の中では背が高いのもあって、尚更似合わない、とかいわれるようになった。
次第に、みんなが私に男でいることを期待している気がして、そう、振る舞うようになった。
男と付き合うようになっても、女らしい一面を見せると変な顔されたし、なのに「男とは付き合えない」と振られていた。
だから、女として扱ってくれるのは加久田が初めてで……なんかいままでと勝手が違って困っている。
「なんでみんな、優里が男だって思うんでしょうね?
誰よりも女らしいのに」
「んー、いままではわからないけど。
いまは男並みに仕事してるからかも」
「確かに、仕事中の優里はかっこいいですけどね」
……チュッと軽くキスされた。
なんだか、幸せな時間。
こんな幸せな時間が、私に持てるなんて思っていなかった。
加久田に感謝だ。
三月になって、私は課長に呼び出された。
「相談があるのだが」
「はい」
呼び出された会議室で勧められて椅子に座ると、そう切り出された。
「加久田君。
他の班に渡す気はあるか?」
「……どういう意味でしょうか?」
付き合っているのがばれて、一緒にできないと判断された?
「他の班で班長補として一、二年やってもらって、その後班長にしようという案が出てる」
「そういうお話でしたら、喜んで手放します」
……ああ。
そういう話だったら、いい話だ。
加久田は有能だから、会社だってほっとくはずがない。
「それから、塚原(つかはら)君。
そっちも課付きの事務に欲しいと話が出てる」
塚原、は美咲ちゃんのことだ。
「……私はどうなりますか?」
「事務を含めて新しい人間が五人、つくことになってる」
「なら、問題ないです。
よろしくお願いいたします」
篠崎班の、事実上の解散。
美咲ちゃんとは二年半、加久田とは二年、一緒にやってきた。
結構楽しかったし、……ちょっと淋しくなるな。
この件は加久田にも美咲ちゃんにも、課長から話をすることになって、少しだけほっとした。
「加久田っ!
なんで話、蹴った!?」
「……なんのことですか?」
加久田はしれっとした顔している。
その顔見たらますます腹が立ってきた。
「おまえっ!
どういうつもりだっ!?」
「どういうつもりも……」
「……とりあえず、こいっ!」
気が付いたら、課内の視線が集まっていた。
このままここで話をしていてはまずい気がして、加久田を屋上に連れ出した。
「なんで課長からの話蹴った?」
「……先輩には関係ないでしょう?」
半ばふてくされ気味の加久田にいらっとする。
「いい話だったろう?
なんでだ?」
「……優里と離れるのが嫌だから」
「はぁ?
なにいってる?
公私混同はなしだろ」
「しますよ!
公私混同!
だって、せめて美咲ちゃんが残るなら優里のこと任せられるけど、美咲ちゃんもいなくなるんですよ!
ひとりになんかできません!」
……うん。
加久田、熱入っているとこ悪いけどさ。
それってすっごい過保護じゃないか?
「……はぁーっ。
別に他の課に異動になる訳じゃない。
それに、おまえたちが来る前は、それはそれでやっていた。
だから別に問題ない」
「……だって、優里に変な虫がついたらいやなんです」
いじけているおまえって妙に可愛いな。
って、そんな場合じゃなくて。
「安心しろ。
おまえみたいな奇特な奴は、そうそういないから」
「……はぁーっ。
それってちょっと酷いいわれようですけど。
優里は知らないんです。
……最近、可愛くなったって課内で話題になってること」
「そうなのか?」
寝耳に水、とはまさにこの事だ。
「そうなんです」
「まあそれはそれ、これはこれ、だ。
私としてはせっかく加久田は有能だから、これから先もしっかり出世してもらいたいし。
だから、な」
「……じゃあ、話、受けてもいいです。
その代わり」
「その代わり?」
「優里、結婚してください」
「ああそんなことか。
…………って!
なにさらっといってるんだ!?」
……はぁっ!?
「突然なにいいだすんだ、とか思ってる顔してますけど。
突然じゃないですよ?
ずっと優里と一緒にいるって約束したじゃないですか?
いまのままでいいと思ってたんですか?」
「それは……」
「結婚すれば。
俺は他の奴が優里に手、出してくる心配しなくていいし。
優里だって、俺が女の子と話してて、変な嫉妬して、自己嫌悪に陥らなくていいでしょう?」
「……それはそうだけど」
「それともなにか、問題があるんですか?」
じーっと、加久田が私の眼鏡のレンズ越しに見つめてくる。
「……ない」
「なら決定ですね」
にこっと笑うと……加久田の唇が、私の唇にふれた。
「……!
ここ、会社!!」
「誰も見てないから、問題ないでしょう?」
……ううっ。
前から思っていたけれど、私は完全に、加久田に手玉にとられている。
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