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第七章 私を恋に落としてどうする気なんだろう
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「遅くにごめんねー」
「別にいいよ」
会社を出る前に連絡を入れたので、実家では健太が出迎えてくれた。
ただし、彪夏さんがウッサーランドに招待してくれる話はしていない。
「これ。
明日の朝食にでもしてくれ」
彪夏さんが袋を渡した途端、みるみる健太の顔が輝いていく。
「高級パン屋のパンじゃねぇか……!」
「高級パン屋!?」
健太の声を聞きつけ、ちょうどお風呂から上がってきた真が瞬間移動でもしたかの勢いで目の前に立った。
「食ったことのないパンがいっぱい入ってる……!」
目をキラキラさせながら、真がパンをテーブルの上に広げていく。
「さやねぇちゃん、パンのうえにオレンジがのってるよ!」
同じく望も目をキラキラさせ、私の服を引っ張ってきた。
大手製パンメーカーの安いパンしか食べたことのない弟たちが不憫でならない。
「そうだねえ、望、これが食べたいの?」
「うん!」
「じゃあ、これは取って置いてもらおうね。
わかった、真?」
勢いよく頷いた望の頭を撫で、真に言い渡した。
「わかってるって、清ねぇ」
弟のものを取ったりしない真なので、そこは信用している。
「んで、彪夏にぃはパン差し入れするためだけに、うちまで来たのかよ?」
「いや、他に用があるんだ」
そうだ、パンで軽いお祭り騒ぎになっていたが、本題は違うのだ。
それに早く済ませてしまわなければ、そろそろ望も真由さんも眠くなってくる頃だ。
「来週の水曜、夕方から暇か?」
「来週の水曜……」
彪夏さんに尋ねられ、健太は携帯を操作してスケジュールを確認している。
「オレは暇!」
「真は学童だろ」
勢いよく手を上げた真に、健太のツッコミが入る。
「巧は五時まで授業があって、俺はバイトだな」
携帯をテーブルの上に置き、健太の顔が上がった。
「真の学童は休めるだろ?
巧は途中で拾えばいいし、健太はバイトを休め」
「え、ちょっ、彪夏にぃ、なに言ってんの?」
いきなりの彪夏さんの提案に、健太は戸惑っている。
「素敵なバースデーパーティのお礼に、ウッサーランドに連れていってやるって言ってるんだ」
決まった、とばかりに彪夏さんがニヤリと笑う。
しばらくは誰もがなにを言われているのかわかっていなかったようだが、理解すると同時に真と望の顔がパンのときとは比べものにならないほど輝いていく。
「ウッサーランドに行けるのか!?」
「ウッサーくんにあえるの!?」
「おう」
真と望から詰め寄られ、彪夏さんは上手くいったと嬉しそうだ。
「母上はご都合、どうですか?
定時で上がれば大丈夫だと思うんですが」
にこにこ笑って美妃の相手をしながら話を聞いていた真由さんに、彪夏さんが話を振る。
彼が真由さんまで招待するつもりだとは思わなかった。
「嬉しいけど、美妃をひとりにはできないわ」
「美妃ちゃんも一緒ですよ、もちろん」
「じゃあ……」
うん、と彪夏さんが笑顔で頷くので、真由さんは俯いて頬を赤らめた。
彪夏さんは少し、自分が無自覚タラシなのを自覚したほうがいいと思う。
「彪夏にぃ。
嬉しいんだけど、俺はバイト休めない。
真たちと楽しんできてくれ」
少しだけ残念そうに、健太が笑う。
――しかし。
「いや。
健太はバイトを休め。
というか、もう連絡を入れてある」
「ちょっ、なに勝手なことしてんだよ!」
健太の怒りはもっともだ。
けれど彪夏さんは謝るどころか、厳しい顔をしていた。
「バイト、健太と巧交代で、毎日働いてるって俺は知ってる。
それでバイト休みのほうが家事を負担してるんだろ?
そんなの、全然休めない」
そこまで健太たちが働いているなんて、知らなかった。
知っていればもっと休みの日、手伝いに来たのに。
いや、そこまで弟たちに働かせるなんて、姉失格だ。
「でも、金が必要なんだよ……」
俯いた健太が、悔しそうに唇を噛む。
そんな彼の頭を、慰めるように彪夏さんは軽くぽんぽんした。
「わかってる。
でも、そんな無理して身体を壊したら、家族が悲しむだろ?」
「じゃあ、どうしろって言うんだよ!」
振り払うように勢いよく顔を上げた健太の目は、激しい怒りで燃えていた。
「俺に頼れ。
健太たちはもう、俺の家族だ。
俺は家族に無理をさせたくないし、楽をさせたい。
金で解決できることなら、いくらでも金を出してやる。
俺はそれだけ、金を持っているからな」
おどけるように彪夏さんが片目をつぶってみせる。
思わず健太も小さく笑い、それでようやくその場の空気が緩んだ。
「……ちょっと考えさせてくれ」
*
気持ちをほぐすように健太が息を吐き出す。
お金をくれると言われても、素直に受けられない健太の気持ちはわかった。
少額なら喜んでもらう。
もう、そんなプライドは捨てた。
けれど、多額となると話が違う。
あとでそのお金を盾になにか言われたら嫌だ。
彪夏さんに限って、そんなことはないと思うが。
「でも、ウッサーランドは行く。
もうバイト、休みにされてるしな」
笑った健太は少し、照れているようだった。
巧にも伝えてもらうように頼み、彪夏さんに家まで送ってもらう。
……彪夏さんはなにを考えているんだろう。
運転している彼の顔をちらりと見上げる。
少し前にも弟たちのしたいことはなんでもさせてやると言ってくれた。
でも何度も言うが、この婚約は仮初めのものであって、彪夏さんと私が結婚するという未来はこない。
そんな女の家族に、これほどお金をつぎ込もうとは理解できない。
それともこれも、前に言っていたノブレス・オブリージュというやつなんだろうか。
彼の顔を見ていたが、アパートに着くまでの僅かな間ではわからなかった。
「別にいいよ」
会社を出る前に連絡を入れたので、実家では健太が出迎えてくれた。
ただし、彪夏さんがウッサーランドに招待してくれる話はしていない。
「これ。
明日の朝食にでもしてくれ」
彪夏さんが袋を渡した途端、みるみる健太の顔が輝いていく。
「高級パン屋のパンじゃねぇか……!」
「高級パン屋!?」
健太の声を聞きつけ、ちょうどお風呂から上がってきた真が瞬間移動でもしたかの勢いで目の前に立った。
「食ったことのないパンがいっぱい入ってる……!」
目をキラキラさせながら、真がパンをテーブルの上に広げていく。
「さやねぇちゃん、パンのうえにオレンジがのってるよ!」
同じく望も目をキラキラさせ、私の服を引っ張ってきた。
大手製パンメーカーの安いパンしか食べたことのない弟たちが不憫でならない。
「そうだねえ、望、これが食べたいの?」
「うん!」
「じゃあ、これは取って置いてもらおうね。
わかった、真?」
勢いよく頷いた望の頭を撫で、真に言い渡した。
「わかってるって、清ねぇ」
弟のものを取ったりしない真なので、そこは信用している。
「んで、彪夏にぃはパン差し入れするためだけに、うちまで来たのかよ?」
「いや、他に用があるんだ」
そうだ、パンで軽いお祭り騒ぎになっていたが、本題は違うのだ。
それに早く済ませてしまわなければ、そろそろ望も真由さんも眠くなってくる頃だ。
「来週の水曜、夕方から暇か?」
「来週の水曜……」
彪夏さんに尋ねられ、健太は携帯を操作してスケジュールを確認している。
「オレは暇!」
「真は学童だろ」
勢いよく手を上げた真に、健太のツッコミが入る。
「巧は五時まで授業があって、俺はバイトだな」
携帯をテーブルの上に置き、健太の顔が上がった。
「真の学童は休めるだろ?
巧は途中で拾えばいいし、健太はバイトを休め」
「え、ちょっ、彪夏にぃ、なに言ってんの?」
いきなりの彪夏さんの提案に、健太は戸惑っている。
「素敵なバースデーパーティのお礼に、ウッサーランドに連れていってやるって言ってるんだ」
決まった、とばかりに彪夏さんがニヤリと笑う。
しばらくは誰もがなにを言われているのかわかっていなかったようだが、理解すると同時に真と望の顔がパンのときとは比べものにならないほど輝いていく。
「ウッサーランドに行けるのか!?」
「ウッサーくんにあえるの!?」
「おう」
真と望から詰め寄られ、彪夏さんは上手くいったと嬉しそうだ。
「母上はご都合、どうですか?
定時で上がれば大丈夫だと思うんですが」
にこにこ笑って美妃の相手をしながら話を聞いていた真由さんに、彪夏さんが話を振る。
彼が真由さんまで招待するつもりだとは思わなかった。
「嬉しいけど、美妃をひとりにはできないわ」
「美妃ちゃんも一緒ですよ、もちろん」
「じゃあ……」
うん、と彪夏さんが笑顔で頷くので、真由さんは俯いて頬を赤らめた。
彪夏さんは少し、自分が無自覚タラシなのを自覚したほうがいいと思う。
「彪夏にぃ。
嬉しいんだけど、俺はバイト休めない。
真たちと楽しんできてくれ」
少しだけ残念そうに、健太が笑う。
――しかし。
「いや。
健太はバイトを休め。
というか、もう連絡を入れてある」
「ちょっ、なに勝手なことしてんだよ!」
健太の怒りはもっともだ。
けれど彪夏さんは謝るどころか、厳しい顔をしていた。
「バイト、健太と巧交代で、毎日働いてるって俺は知ってる。
それでバイト休みのほうが家事を負担してるんだろ?
そんなの、全然休めない」
そこまで健太たちが働いているなんて、知らなかった。
知っていればもっと休みの日、手伝いに来たのに。
いや、そこまで弟たちに働かせるなんて、姉失格だ。
「でも、金が必要なんだよ……」
俯いた健太が、悔しそうに唇を噛む。
そんな彼の頭を、慰めるように彪夏さんは軽くぽんぽんした。
「わかってる。
でも、そんな無理して身体を壊したら、家族が悲しむだろ?」
「じゃあ、どうしろって言うんだよ!」
振り払うように勢いよく顔を上げた健太の目は、激しい怒りで燃えていた。
「俺に頼れ。
健太たちはもう、俺の家族だ。
俺は家族に無理をさせたくないし、楽をさせたい。
金で解決できることなら、いくらでも金を出してやる。
俺はそれだけ、金を持っているからな」
おどけるように彪夏さんが片目をつぶってみせる。
思わず健太も小さく笑い、それでようやくその場の空気が緩んだ。
「……ちょっと考えさせてくれ」
*
気持ちをほぐすように健太が息を吐き出す。
お金をくれると言われても、素直に受けられない健太の気持ちはわかった。
少額なら喜んでもらう。
もう、そんなプライドは捨てた。
けれど、多額となると話が違う。
あとでそのお金を盾になにか言われたら嫌だ。
彪夏さんに限って、そんなことはないと思うが。
「でも、ウッサーランドは行く。
もうバイト、休みにされてるしな」
笑った健太は少し、照れているようだった。
巧にも伝えてもらうように頼み、彪夏さんに家まで送ってもらう。
……彪夏さんはなにを考えているんだろう。
運転している彼の顔をちらりと見上げる。
少し前にも弟たちのしたいことはなんでもさせてやると言ってくれた。
でも何度も言うが、この婚約は仮初めのものであって、彪夏さんと私が結婚するという未来はこない。
そんな女の家族に、これほどお金をつぎ込もうとは理解できない。
それともこれも、前に言っていたノブレス・オブリージュというやつなんだろうか。
彼の顔を見ていたが、アパートに着くまでの僅かな間ではわからなかった。
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