23 / 59
第三章 運命を変えたい
3-6
「こんな感じでいかがでしょう?」
「えっ、凄くいい!」
かけている黒縁眼鏡が生えるように、肌は透明感が出るように仕上げてある。
ピンクブラウンのアイシャドウは目もとを明るくする程度に。
同じくチークも控えめだ。
代わりにくっきりアイラインを引き、眼鏡に負けないようにしてある。
リップは普段私が塗らない、華やかな赤だ。
けれどそれが顔を引き締める。
「メイクだけでこんなに変わるんですね……」
キャバクラでレイカさんにメイクしてもらったときもあまりの代わり映えに驚いたが、これもびっくりだ。
「そうだろ、そうだろ」
海星本部長がなぜか自慢げに頷いている。
「メイク、頑張ります!」
なんかちょっとやる気が出てきた。
それに私がなにかしたところで、止めたり笑ったりする人間はもういない。
そうだ、私は自由になったんだ。
もっと服もメイクも、冒険してもいいかも。
「じゃ、使ったメイク用品は全部買うよ。
あと、あの服と靴も」
「ありがとうございます」
影山さんも美容部員の方も深々と頭を下げているが、それはそうなるだろう。
「あのー」
並んでいる服と靴を見る。
服にあわせて靴もいくつか持ってきてもらっていた。
それはいいが、かなりの数がある。
「だってさー影山さん、この子にあう服を買いたいって写真と体型送ったら、花音に似合って俺の趣味ドンピシャなのばっかり持ってくるんだもん。
この中から選べとか無理。
だから全部買う」
「はぁ……?」
だからといって全部買う人がどこにいる?目の前にいるんだけれど。
「いつもありがとうございます」
影山さんは苦笑いしているが、もしかして海星本部長はいつもこんな買い方をしているんだろうか……?
「これで買い物は終わり……じゃなかった。
花音を怯えさせたお詫びに、なにか買ってやる約束をしたんだった。
なにが欲しい?」
レンズの向こうから海星本部長がじっと私を見つめてくる。
そういえば鰻を食べながらそんな話をした。
が、聞かれても思いつかない。
けれどなにか買ってもらわなければ、彼は納得しそうになかった。
「ん?」
私が黙っているからか、彼が僅かに首を傾げる。
少しのあいだ悩んで、口を開いた。
「あの。
……ピアスが、欲しいです」
ピアスをあけると運命が変わるのだという。
高志との関係は海星本部長が断ち切ってくれた。
なら、ピアスをあけて運命を変え、私自身、高志の軛から解放されたい。
「わかった」
私がどうしたいのか気づいたのか、海星本部長が重々しく頷く。
「影山さん、花音に似合いそうなピアスを見繕ってくれ。
仕事でも使えるヤツがいい。
あと、ファーストピアスも」
「かしこまりました」
頷いた影山さんは機敏に部屋を出ていった。
戻ってきた彼は小さめのケースを手にしていた。
「こちらでいかがでしょう」
目の前で開けられたケースの中にはいくつかのピアスが並んでいる。
「小ぶりのダイヤなどあまり主張せず、お仕事でもよろしいかと思いますが」
「えっ、ダイヤとかじゃなくていいですよ!」
ちょっとしたお詫びで買ってもらうのだ、そんな高価なものじゃなくていい。
「そうか?
俺はいいと思うけどな。
結婚指環とお揃いだし」
並んでいるものからひとつ取り、海星本部長が私の耳に当てる。
「うん、よく似合ってる。
この長い黒髪からちらっと覗くのがいいよな」
眼鏡の下で目尻を下げ、うっとりとした顔で彼は私を見ている。
おかげで顔があっという間に熱くなっていった。
「花音に異論がなければこれを買ってやりたいんだが、どうだろう?」
じっと綺麗な瞳に見つめられ、なにも言えなくなってしまう。
結局、黙って頷いた。
指環とピアス、海星本部長が選んだ数枚の服と靴を持ち帰りにし、あとは届けてもらう手はずになった。
確かにあの枚数を持って帰るのは大変そうだ。
今日も外食で夕食を済ませる。
昨日はお寿司だったが今日は中華だった。
それも〝高級〟が付くところだ。
そこでもやはりそこそこのお値段がするエビマヨが食べたいとは言い出しづらくてまごまごしていたら、苦笑いで海星本部長は頼んでくれた。
好きなものを好きに食べていいとは言われたしわかっているが、彼が連れてくるお店は私には高級すぎて無理。
でも、慣れるしかないのかな。
美味しい中華を堪能させてもらい、家に帰る。
「その。
スーパーに寄ってもらえないでしょうか」
「スーパーに?」
運転しながら海星本部長は不思議そうだ。
「なにか買うものがあるのか?」
「明日の朝食の材料を買いたいんですが……」
あの家の冷蔵庫にはなにも入っていなかった。
食材を買って帰らなければ朝ごはんを食べるのもままならない。
「花音が作るのか?」
「そうですが……」
私が作らなければ誰が作るんだろうか。
それとも作ってくれと言われていると思っている?いくらなんでもそこまで言わないし、そもそもあのキッチンでは彼が料理ができるとは思えない。
「作らなくていい」
「えっと……」
なにか彼の機嫌を損ねたのかとその横顔をうかがうが、真顔で判断ができない。
「花音が朝食を作ってくれるのは嬉しいがその分、早起きしなきゃいけないだろ?そんな面倒、花音にかけたくないからな」
早起きさせたくないから作らないでいいなんて言われるとは思わなかった。
この人はどこまで優しい人なんだろう。
「朝食は出勤途中に俺と一緒に摂ればいい。
朝も俺が送っていくしな」
「えっ、そんなの悪いです!」
思わず大きな声が出た。
朝食が毎食、外食なのまではいい。
それが海星本部長にとっては普通みたいだし、私を気遣ってのことだし。
しかし送ってもらうのはダメだ。
それこそ〝そんな面倒〟だ。
「近くでもその分、海星本部長は遠回りしなきゃいけないじゃないですか」
「あのな」
呆れたように小さくため息をつかれ、びくりと固まる。
「花音がいる支社は俺の通勤途中なの。
まあ、ちょっと逸れるがそれでも五分程度だ」
「えっ、そうでしたっけ……?」
慌てて携帯で地図を確認する。
言われるとおり住んでいるレジデンスから本社ビルを結んだ途中に私が所属している支社があった。
「そうなの。
それに俺は花音を目一杯甘やかせるって言っただろ?もし、一時間遠回りしないといけないところに花音が勤めていても、俺は毎日送り迎えするよ」
「あ、いや、それは……」
……さすがにお断りしたい。
そんな事態にならないように今後、遠くの支社に転勤とかならないように祈ろう。
――それにしても。
真っ直ぐに前を見て運転している彼の顔を盗み見る。
海星本部長はなにかと私を甘やかせたがるしそう宣言しているが、あれはなんなんだろう。
何度もいうが私は彼が社長になるための道具でしかないのだ。
あれかな、今まで可哀想だった私への同情。
うん、きっとそうだ。
「えっ、凄くいい!」
かけている黒縁眼鏡が生えるように、肌は透明感が出るように仕上げてある。
ピンクブラウンのアイシャドウは目もとを明るくする程度に。
同じくチークも控えめだ。
代わりにくっきりアイラインを引き、眼鏡に負けないようにしてある。
リップは普段私が塗らない、華やかな赤だ。
けれどそれが顔を引き締める。
「メイクだけでこんなに変わるんですね……」
キャバクラでレイカさんにメイクしてもらったときもあまりの代わり映えに驚いたが、これもびっくりだ。
「そうだろ、そうだろ」
海星本部長がなぜか自慢げに頷いている。
「メイク、頑張ります!」
なんかちょっとやる気が出てきた。
それに私がなにかしたところで、止めたり笑ったりする人間はもういない。
そうだ、私は自由になったんだ。
もっと服もメイクも、冒険してもいいかも。
「じゃ、使ったメイク用品は全部買うよ。
あと、あの服と靴も」
「ありがとうございます」
影山さんも美容部員の方も深々と頭を下げているが、それはそうなるだろう。
「あのー」
並んでいる服と靴を見る。
服にあわせて靴もいくつか持ってきてもらっていた。
それはいいが、かなりの数がある。
「だってさー影山さん、この子にあう服を買いたいって写真と体型送ったら、花音に似合って俺の趣味ドンピシャなのばっかり持ってくるんだもん。
この中から選べとか無理。
だから全部買う」
「はぁ……?」
だからといって全部買う人がどこにいる?目の前にいるんだけれど。
「いつもありがとうございます」
影山さんは苦笑いしているが、もしかして海星本部長はいつもこんな買い方をしているんだろうか……?
「これで買い物は終わり……じゃなかった。
花音を怯えさせたお詫びに、なにか買ってやる約束をしたんだった。
なにが欲しい?」
レンズの向こうから海星本部長がじっと私を見つめてくる。
そういえば鰻を食べながらそんな話をした。
が、聞かれても思いつかない。
けれどなにか買ってもらわなければ、彼は納得しそうになかった。
「ん?」
私が黙っているからか、彼が僅かに首を傾げる。
少しのあいだ悩んで、口を開いた。
「あの。
……ピアスが、欲しいです」
ピアスをあけると運命が変わるのだという。
高志との関係は海星本部長が断ち切ってくれた。
なら、ピアスをあけて運命を変え、私自身、高志の軛から解放されたい。
「わかった」
私がどうしたいのか気づいたのか、海星本部長が重々しく頷く。
「影山さん、花音に似合いそうなピアスを見繕ってくれ。
仕事でも使えるヤツがいい。
あと、ファーストピアスも」
「かしこまりました」
頷いた影山さんは機敏に部屋を出ていった。
戻ってきた彼は小さめのケースを手にしていた。
「こちらでいかがでしょう」
目の前で開けられたケースの中にはいくつかのピアスが並んでいる。
「小ぶりのダイヤなどあまり主張せず、お仕事でもよろしいかと思いますが」
「えっ、ダイヤとかじゃなくていいですよ!」
ちょっとしたお詫びで買ってもらうのだ、そんな高価なものじゃなくていい。
「そうか?
俺はいいと思うけどな。
結婚指環とお揃いだし」
並んでいるものからひとつ取り、海星本部長が私の耳に当てる。
「うん、よく似合ってる。
この長い黒髪からちらっと覗くのがいいよな」
眼鏡の下で目尻を下げ、うっとりとした顔で彼は私を見ている。
おかげで顔があっという間に熱くなっていった。
「花音に異論がなければこれを買ってやりたいんだが、どうだろう?」
じっと綺麗な瞳に見つめられ、なにも言えなくなってしまう。
結局、黙って頷いた。
指環とピアス、海星本部長が選んだ数枚の服と靴を持ち帰りにし、あとは届けてもらう手はずになった。
確かにあの枚数を持って帰るのは大変そうだ。
今日も外食で夕食を済ませる。
昨日はお寿司だったが今日は中華だった。
それも〝高級〟が付くところだ。
そこでもやはりそこそこのお値段がするエビマヨが食べたいとは言い出しづらくてまごまごしていたら、苦笑いで海星本部長は頼んでくれた。
好きなものを好きに食べていいとは言われたしわかっているが、彼が連れてくるお店は私には高級すぎて無理。
でも、慣れるしかないのかな。
美味しい中華を堪能させてもらい、家に帰る。
「その。
スーパーに寄ってもらえないでしょうか」
「スーパーに?」
運転しながら海星本部長は不思議そうだ。
「なにか買うものがあるのか?」
「明日の朝食の材料を買いたいんですが……」
あの家の冷蔵庫にはなにも入っていなかった。
食材を買って帰らなければ朝ごはんを食べるのもままならない。
「花音が作るのか?」
「そうですが……」
私が作らなければ誰が作るんだろうか。
それとも作ってくれと言われていると思っている?いくらなんでもそこまで言わないし、そもそもあのキッチンでは彼が料理ができるとは思えない。
「作らなくていい」
「えっと……」
なにか彼の機嫌を損ねたのかとその横顔をうかがうが、真顔で判断ができない。
「花音が朝食を作ってくれるのは嬉しいがその分、早起きしなきゃいけないだろ?そんな面倒、花音にかけたくないからな」
早起きさせたくないから作らないでいいなんて言われるとは思わなかった。
この人はどこまで優しい人なんだろう。
「朝食は出勤途中に俺と一緒に摂ればいい。
朝も俺が送っていくしな」
「えっ、そんなの悪いです!」
思わず大きな声が出た。
朝食が毎食、外食なのまではいい。
それが海星本部長にとっては普通みたいだし、私を気遣ってのことだし。
しかし送ってもらうのはダメだ。
それこそ〝そんな面倒〟だ。
「近くでもその分、海星本部長は遠回りしなきゃいけないじゃないですか」
「あのな」
呆れたように小さくため息をつかれ、びくりと固まる。
「花音がいる支社は俺の通勤途中なの。
まあ、ちょっと逸れるがそれでも五分程度だ」
「えっ、そうでしたっけ……?」
慌てて携帯で地図を確認する。
言われるとおり住んでいるレジデンスから本社ビルを結んだ途中に私が所属している支社があった。
「そうなの。
それに俺は花音を目一杯甘やかせるって言っただろ?もし、一時間遠回りしないといけないところに花音が勤めていても、俺は毎日送り迎えするよ」
「あ、いや、それは……」
……さすがにお断りしたい。
そんな事態にならないように今後、遠くの支社に転勤とかならないように祈ろう。
――それにしても。
真っ直ぐに前を見て運転している彼の顔を盗み見る。
海星本部長はなにかと私を甘やかせたがるしそう宣言しているが、あれはなんなんだろう。
何度もいうが私は彼が社長になるための道具でしかないのだ。
あれかな、今まで可哀想だった私への同情。
うん、きっとそうだ。
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
藤白ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
✽全28話完結
✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
✽他誌にも掲載中です。
✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。
→表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。
契約書は婚姻届
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「契約続行はお嬢さんと私の結婚が、条件です」
突然、降って湧いた結婚の話。
しかも、父親の工場と引き替えに。
「この条件がのめない場合は当初の予定通り、契約は打ち切りということで」
突きつけられる契約書という名の婚姻届。
父親の工場を救えるのは自分ひとり。
「わかりました。
あなたと結婚します」
はじまった契約結婚生活があまー……いはずがない!?
若園朋香、26歳
ごくごく普通の、町工場の社長の娘
×
押部尚一郎、36歳
日本屈指の医療グループ、オシベの御曹司
さらに
自分もグループ会社のひとつの社長
さらに
ドイツ人ハーフの金髪碧眼銀縁眼鏡
そして
極度の溺愛体質??
******
表紙は瀬木尚史@相沢蒼依さん(Twitter@tonaoto4)から。
【完結】溺愛予告~御曹司の告白躱します~
蓮美ちま
恋愛
モテる彼氏はいらない。
嫉妬に身を焦がす恋愛はこりごり。
だから、仲の良い同期のままでいたい。
そう思っているのに。
今までと違う甘い視線で見つめられて、
“女”扱いしてるって私に気付かせようとしてる気がする。
全部ぜんぶ、勘違いだったらいいのに。
「勘違いじゃないから」
告白したい御曹司と
告白されたくない小ボケ女子
ラブバトル開始