9 / 145
2章
狙われた少年 1
しおりを挟む
木の芽時は精神に不調をきたしやすいと言われている。酷い人になるとマイナスの思念が夢魔を生み出す。
インキュバス、サキュバス、リリス、いろいろな名前で呼ばれる魔物の総称が『夢魔』。ヒトの負の感情を好む悪魔のこと。
日曜日の朝。
みんなで朝食を済ませてリビングに集まっていた。
「今年からみさきさんにも夢魔の退治に加わってもらいます。裕翔くんも初めてですから説明します」
誠史郎さんから退魔符を10枚ほど手渡される。
「大抵の夢魔はこの符で祓えます。取り憑かれた人がいれば額に貼ってあげてください」
この時期は同業者さんはみんな同じことをしているそうで、この符は業界団体から支給されていて、祓った数の報酬も支払われるらしい。
「足りないほど会うことはないと思いますが、無くなったら教えてください」
「はい! 誠史郎! 質問!」
裕翔くんが勢いよく手を挙げる。
「はい、何ですか?」
誠史郎さんが対応すると何だか小学校の授業みたいに見える。裕翔くんの見た目は高校生ぐらいなのだけれど。
「祓えない夢魔はどうしたらいいの?」
「それは人間の思念ではなく力を持った悪魔ですから、もっと強い護符や武器を用いて戦って退散させる方法になります。そういうものを呼び出してしまわないために、悪い芽は早めに摘んでしまおうという取り組みです」
「なるほどー」
私は手の中にある符を見て嬉しくなった。初めて戦力に入れてもらえた。
「みさきさん、昨日出かけている時間にお母様からお電話がありました。初めて参加してもらう旨をお伝えしたところ、張り切りすぎないようにと」
「……はい」
言葉に詰まってちょっとうな垂れる。外国にいるお母さんにまで、私の心情はお見通しだなんて。
「何枚も貼った方が強いの?」
ワクワクした様子で裕翔くんが質問する。くりくりとした丸くて大きな目が輝いている。
「1枚で十分ですよ」
「てゆーか、どういう人が取り憑かれてるって印なの?」
「まず、目つきが違います。それから多く場合、黒い影のようなものが見えると思います。夢魔でないものに取り憑かれていることもありますが」
「裕翔も張り切りすぎないで」
淳くんが、少し困ったような微笑みを見せた。
「大丈夫だろ」
眞澄くんは呑気に構えて、ジンジャーエールを飲み干した。
翌朝、私が教室の席に着くなり1年生の時から同じクラスの友人、松本咲良が駆け寄ってきた。
「みさき、知ってる!?」
そう言った咲良は辺りを見回して、私の耳許でしか聞こえないようなボリュームに声を落として話し出した。
あまりに勢い込んでいたので、どんな大事かと思って耳を傾ける。
「隣のクラスの佐藤くん、また彼女チェンジしたらしいよー!」
「……そうなんだ」
隣のクラスの佐藤宗輔くんは、なかなかのハンサムで、サッカー部の主力メンバーなので同級生や後輩の女の子たちから人気があるらしい。
だけど次々と彼女を替えていくことでも有名で、泣かされた女の子がたくさんいると咲良が前に言っていた。
咲良には申し訳ないけど、私はそう言った学校内のゴシップの類にはまるで興味がなかった。
正直、佐藤くんの顔もうろ覚えだ。
「反応うすーい」
「だって話したこともないし……」
「そりゃみさきは良いわよ。水谷先輩と武藤先輩というこの学校の人気を二分するイケメンと親戚だったり仲良しなんだから。でも私みたいな何の接点もない子はさー」
そう言われると苦笑するしかない。私は学校では淳くんと親戚と言うことにしている。
眞澄くんも一緒に暮らしていることを先生達は知っているけれど、特にみんなに知らせてはいない。
「咲良は佐藤くんが好きなの?」
「そう言われると……。水谷先輩が素敵だと思うけど……。付き合いたいとかではないし……」
乙女心は複雑だ。
「真堂さんって来てる?」
教室のドアの方から聞こえた声に、私と咲良はそちらを向く。付近にいた男子生徒が私を指差して声の主に教えていた。咲良にわき腹で肘をつかれて何事かと思う。
答えてくれた男の子に軽く礼を言って彼はつかつかとこちらにやって来た。
「へえ。地味だけど、水谷先輩の親戚ってだけあって間近で見ると可愛いんだね」
とても自信家なのだろうなという印象を持った。そのせいか、目の前で可愛いと言われているのに余り褒められている気がしない。そしてどこか棘を感じる。
「あ、あのごめんなさい。お名前は……?」
「佐藤くんだよ! さっき言ってた!」
咲良があわてた声で、耳元でささやいてくれた。
「真堂さんに何の用事?」
割って入ってきたのは2年生になる時にクラス替えがあり、初めて同じクラスになったサッカー部のマネージャーをしている鈴木莉緒さん。気の利く姉御肌といった雰囲気のロングヘアーの美人。
「莉緒には関係ないだろ」
「あら、私は真堂さんとお友達になりたいって思っていたの。それをあんたに邪魔されたくないわ」
鈴木さんが私の腕に絡みついた。
「さあ、自分のクラスに帰りなさい」
鈴木さんがしっしっと手を動かすと、佐藤くんは小さく舌打ちをして踵を返す。
彼が廊下へ出るのをじっと睨むように見ていた鈴木さんは、完全に佐藤くんの背中が消えてから私と離れて髪をかき上げた。
「ごめんなさいね。あいつ、こないだの試合で怪我して、ちょっとイラついてるみたいで」
「あ、うん。大丈夫。ありがとう」
「私が真堂さんとお友達になりたいのは本当よ。みさきって呼んでいいかしら? 私のことも莉緒って呼んでね」
莉緒は長い髪を翻して笑顔で去って行くけれど、横顔が一瞬翳ったように見えた。
「ふたりも?」
「うん……。何か気になって」
私はどうも今朝の佐藤くんと鈴木さんの様子が気になっていた。
誰かに聞いてもらいたくて、帰りは眞澄くんを待って一緒に帰っている。淳くんは学級委員を押し付けられ、今日は委員会があって帰りは後になるそう。
「このままだと、取り憑かれてしまいそうな気がするの……」
「でもなぁ、それって俺たちが介入できる問題なのか?」
「そうなんだよね……」
眞澄くんの言う通り、それほど親しいわけではないのに個人的なの問題に口を挟めない。
それになぜか、恋愛絡みの私の勘は驚くほど当てにならない。
「鈴木さんって子が淳のファンなら話ぐらいは聞けるかもしれないけどさ」
眞澄くんは意外と鈍感で、自身も女の子たちの注目の的だとわかっていない。
「鈴木さんは友達になりたいって言ってくれたから、時間をかけられれば大丈夫だと思うの。だけど……」
「男の方がなー」
悩みを抱えている人はたくさんいるから、もしかしたら杞憂に終わるかもしれない。だけど関わった人が穢れに触れる可能性があって、それを未然防げるのならそうしたい。
「ただいま」
玄関のドアを開けると走ってくる足音が聞こえた。
「みさきー! おかえりー! 眞澄もおかえり」
裕翔くんは来週から学校へ通い始める予定なので、今はまだ留守番。
家でみやびちゃんに日常生活に必要な諸々を教えてもらっている。外出するときはみやびちゃんに付き添ってもらうようにお願いしている。
「今日ひとりお祓いしたよ!」
裕翔くんは投げたボールを持ってきた子犬のように、褒めて褒めてとキラキラした目で訴えてくる。
「ありがとうね」
「ありがとさん」
眞澄くんが裕翔くんの頭を撫でた。
「えー、みさきになでなでしてもらいたーい」
「文句言うな」
唇をとがらせた裕翔くんの頭を眞澄くんはさらに頭を撫でまわして髪が乱れてしまう。
「みさき、眞澄」
みやびちゃんが私たちを中へ入るように促したわ。
「夢魔がいる?」
眞澄くんの言葉にみやびちゃんは頷いた。
「ええ。強い力持っているものが近くにいる匂いがしたわ」
みやびちゃんは猫なので、妖に対して鼻が利く。夢魔は甘い匂いがするらしい。
「厄介だな」
眞澄くんは親指を噛んだ。
「みさき、佐藤ってヤツはケガしてるんだよな?」
「そう聞いたよ」
「誠史郎になんとか接触してもらうか」
そう言って眞澄くんはスマホを手に取る。電話はすぐに繋がったみたいで眞澄くんが話し始める。
「誠史郎、面倒かけて悪いんだけどさ、サッカー部の2年の佐藤宗輔ってヤツと話してみてもらえないか? みさきがそいつが夢魔に侵されるんじゃないかって心配しててさ。みやびもこの辺りに力のあるのがいるって言ってるし。……ああ、悪いな。よろしく頼む」
インキュバス、サキュバス、リリス、いろいろな名前で呼ばれる魔物の総称が『夢魔』。ヒトの負の感情を好む悪魔のこと。
日曜日の朝。
みんなで朝食を済ませてリビングに集まっていた。
「今年からみさきさんにも夢魔の退治に加わってもらいます。裕翔くんも初めてですから説明します」
誠史郎さんから退魔符を10枚ほど手渡される。
「大抵の夢魔はこの符で祓えます。取り憑かれた人がいれば額に貼ってあげてください」
この時期は同業者さんはみんな同じことをしているそうで、この符は業界団体から支給されていて、祓った数の報酬も支払われるらしい。
「足りないほど会うことはないと思いますが、無くなったら教えてください」
「はい! 誠史郎! 質問!」
裕翔くんが勢いよく手を挙げる。
「はい、何ですか?」
誠史郎さんが対応すると何だか小学校の授業みたいに見える。裕翔くんの見た目は高校生ぐらいなのだけれど。
「祓えない夢魔はどうしたらいいの?」
「それは人間の思念ではなく力を持った悪魔ですから、もっと強い護符や武器を用いて戦って退散させる方法になります。そういうものを呼び出してしまわないために、悪い芽は早めに摘んでしまおうという取り組みです」
「なるほどー」
私は手の中にある符を見て嬉しくなった。初めて戦力に入れてもらえた。
「みさきさん、昨日出かけている時間にお母様からお電話がありました。初めて参加してもらう旨をお伝えしたところ、張り切りすぎないようにと」
「……はい」
言葉に詰まってちょっとうな垂れる。外国にいるお母さんにまで、私の心情はお見通しだなんて。
「何枚も貼った方が強いの?」
ワクワクした様子で裕翔くんが質問する。くりくりとした丸くて大きな目が輝いている。
「1枚で十分ですよ」
「てゆーか、どういう人が取り憑かれてるって印なの?」
「まず、目つきが違います。それから多く場合、黒い影のようなものが見えると思います。夢魔でないものに取り憑かれていることもありますが」
「裕翔も張り切りすぎないで」
淳くんが、少し困ったような微笑みを見せた。
「大丈夫だろ」
眞澄くんは呑気に構えて、ジンジャーエールを飲み干した。
翌朝、私が教室の席に着くなり1年生の時から同じクラスの友人、松本咲良が駆け寄ってきた。
「みさき、知ってる!?」
そう言った咲良は辺りを見回して、私の耳許でしか聞こえないようなボリュームに声を落として話し出した。
あまりに勢い込んでいたので、どんな大事かと思って耳を傾ける。
「隣のクラスの佐藤くん、また彼女チェンジしたらしいよー!」
「……そうなんだ」
隣のクラスの佐藤宗輔くんは、なかなかのハンサムで、サッカー部の主力メンバーなので同級生や後輩の女の子たちから人気があるらしい。
だけど次々と彼女を替えていくことでも有名で、泣かされた女の子がたくさんいると咲良が前に言っていた。
咲良には申し訳ないけど、私はそう言った学校内のゴシップの類にはまるで興味がなかった。
正直、佐藤くんの顔もうろ覚えだ。
「反応うすーい」
「だって話したこともないし……」
「そりゃみさきは良いわよ。水谷先輩と武藤先輩というこの学校の人気を二分するイケメンと親戚だったり仲良しなんだから。でも私みたいな何の接点もない子はさー」
そう言われると苦笑するしかない。私は学校では淳くんと親戚と言うことにしている。
眞澄くんも一緒に暮らしていることを先生達は知っているけれど、特にみんなに知らせてはいない。
「咲良は佐藤くんが好きなの?」
「そう言われると……。水谷先輩が素敵だと思うけど……。付き合いたいとかではないし……」
乙女心は複雑だ。
「真堂さんって来てる?」
教室のドアの方から聞こえた声に、私と咲良はそちらを向く。付近にいた男子生徒が私を指差して声の主に教えていた。咲良にわき腹で肘をつかれて何事かと思う。
答えてくれた男の子に軽く礼を言って彼はつかつかとこちらにやって来た。
「へえ。地味だけど、水谷先輩の親戚ってだけあって間近で見ると可愛いんだね」
とても自信家なのだろうなという印象を持った。そのせいか、目の前で可愛いと言われているのに余り褒められている気がしない。そしてどこか棘を感じる。
「あ、あのごめんなさい。お名前は……?」
「佐藤くんだよ! さっき言ってた!」
咲良があわてた声で、耳元でささやいてくれた。
「真堂さんに何の用事?」
割って入ってきたのは2年生になる時にクラス替えがあり、初めて同じクラスになったサッカー部のマネージャーをしている鈴木莉緒さん。気の利く姉御肌といった雰囲気のロングヘアーの美人。
「莉緒には関係ないだろ」
「あら、私は真堂さんとお友達になりたいって思っていたの。それをあんたに邪魔されたくないわ」
鈴木さんが私の腕に絡みついた。
「さあ、自分のクラスに帰りなさい」
鈴木さんがしっしっと手を動かすと、佐藤くんは小さく舌打ちをして踵を返す。
彼が廊下へ出るのをじっと睨むように見ていた鈴木さんは、完全に佐藤くんの背中が消えてから私と離れて髪をかき上げた。
「ごめんなさいね。あいつ、こないだの試合で怪我して、ちょっとイラついてるみたいで」
「あ、うん。大丈夫。ありがとう」
「私が真堂さんとお友達になりたいのは本当よ。みさきって呼んでいいかしら? 私のことも莉緒って呼んでね」
莉緒は長い髪を翻して笑顔で去って行くけれど、横顔が一瞬翳ったように見えた。
「ふたりも?」
「うん……。何か気になって」
私はどうも今朝の佐藤くんと鈴木さんの様子が気になっていた。
誰かに聞いてもらいたくて、帰りは眞澄くんを待って一緒に帰っている。淳くんは学級委員を押し付けられ、今日は委員会があって帰りは後になるそう。
「このままだと、取り憑かれてしまいそうな気がするの……」
「でもなぁ、それって俺たちが介入できる問題なのか?」
「そうなんだよね……」
眞澄くんの言う通り、それほど親しいわけではないのに個人的なの問題に口を挟めない。
それになぜか、恋愛絡みの私の勘は驚くほど当てにならない。
「鈴木さんって子が淳のファンなら話ぐらいは聞けるかもしれないけどさ」
眞澄くんは意外と鈍感で、自身も女の子たちの注目の的だとわかっていない。
「鈴木さんは友達になりたいって言ってくれたから、時間をかけられれば大丈夫だと思うの。だけど……」
「男の方がなー」
悩みを抱えている人はたくさんいるから、もしかしたら杞憂に終わるかもしれない。だけど関わった人が穢れに触れる可能性があって、それを未然防げるのならそうしたい。
「ただいま」
玄関のドアを開けると走ってくる足音が聞こえた。
「みさきー! おかえりー! 眞澄もおかえり」
裕翔くんは来週から学校へ通い始める予定なので、今はまだ留守番。
家でみやびちゃんに日常生活に必要な諸々を教えてもらっている。外出するときはみやびちゃんに付き添ってもらうようにお願いしている。
「今日ひとりお祓いしたよ!」
裕翔くんは投げたボールを持ってきた子犬のように、褒めて褒めてとキラキラした目で訴えてくる。
「ありがとうね」
「ありがとさん」
眞澄くんが裕翔くんの頭を撫でた。
「えー、みさきになでなでしてもらいたーい」
「文句言うな」
唇をとがらせた裕翔くんの頭を眞澄くんはさらに頭を撫でまわして髪が乱れてしまう。
「みさき、眞澄」
みやびちゃんが私たちを中へ入るように促したわ。
「夢魔がいる?」
眞澄くんの言葉にみやびちゃんは頷いた。
「ええ。強い力持っているものが近くにいる匂いがしたわ」
みやびちゃんは猫なので、妖に対して鼻が利く。夢魔は甘い匂いがするらしい。
「厄介だな」
眞澄くんは親指を噛んだ。
「みさき、佐藤ってヤツはケガしてるんだよな?」
「そう聞いたよ」
「誠史郎になんとか接触してもらうか」
そう言って眞澄くんはスマホを手に取る。電話はすぐに繋がったみたいで眞澄くんが話し始める。
「誠史郎、面倒かけて悪いんだけどさ、サッカー部の2年の佐藤宗輔ってヤツと話してみてもらえないか? みさきがそいつが夢魔に侵されるんじゃないかって心配しててさ。みやびもこの辺りに力のあるのがいるって言ってるし。……ああ、悪いな。よろしく頼む」
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!
奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。
ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。
ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる