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眞澄ルート 2章
たいせつなひと 4
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ふと目が覚めると、眞澄くんに背中から抱えられていた。
外は明るいけれど何時なのだろう。眞澄くんが起きてないってことは、まだ早い時間なんだと思う。
寝つけないかもしれない、なんて思っていたけれど、すぐにころりと眠ってしまっていた。女子としていかがなものか。
「……起きたのか?」
気配で起こしてしまったみたいだ。眞澄くんに背を向けたままこくりとうなずく。
起き抜けの少し掠れた声の特別感にどきどきした。
「みさき抱えてると、気持ち良くて……」
小さくあくびをした眞澄くんの唇が髪に触れる。
腕が私から離れて、かた、と眞澄くんが何かを手に取ったような音がした。
「まだ早いな」
時計を見たみたいだ。すぐに長い腕が私のお腹の辺りに戻ってくる。
「おはよう」
首筋にキスをされた。くすぐったくて少し身体を捩ってしまう。
それが眞澄くんのいたずら心に火を点けてしまったみたいで、何度もうなじや耳たぶに唇が触れる。
自然に変な声が出そうになるのを何とか堪えていた。
「みさきがいて良かった」
胸がきゅんとする呟きのはずなのに、なぜか引っ掛かりを覚えた。
とても寂しくて悲しいものが、彼の声に混じっていた気がした。
「眞澄くん、どうかしたの?」
何とか身体を反転させて向かい合う。
「どうもしてないぜ?」
寝起きでも眞澄くんはかっこいい。寝転んだまま、僅かに首を傾げた。
眞澄くんに自覚はなかったみたいできょとんとしている。私の気のせいだろうか。
「思ったことを言っただけ」
そっと額が重ねられる。穏やかに微笑む黒曜石のような双眸にどきどきする。精悍な頬に触れ、目を閉じ、キスを交わした。
朝早くから、とろけてしまいそうに甘い時間だ。
部屋を出ても口元が緩んでしまって、廊下ですれ違ったみやびちゃんに怪訝な顔をされてしまった。
学校に行くと教室へ着くなり、待ち構えていた大島先生に声を掛けられた。
契約書のことがあるから危害を加えてくることはないだろうけど、どんな罵詈雑言を浴びせられるのかと思うとげんなりする。
周りの目もあって、無下に断ることもできなかったので彼女に従った。
人気のない屋上へ続く階段へ連れていかれる。外へは出ず、踊り場で立ち止まった。
「あんたのせいでヒドイ目に遭ったわ!」
ヒドイ目、というのがどういったできごとを指すのかわからないけれど、私のせいではないと思った。
それにしても、あんな山の中にある施設に置いてきたのに、大島先生はちゃんと高校に来ていた。まじめに実習生をやっているのかと感心してしまう。
「先生、まじめなんですね」
「どうかしらねー?」
緩く巻いた髪を揺らして、何やら意味深に含み笑いをする。
「アタシぃ、男のいない場所だと死んじゃうから助けを呼んだの」
ニヤニヤと嗤って私を見下しているのはわかる。だけど、それがどうかしたのだろうか、と言うのが率直な感想だ。大島先生の言っていることの意味がわからない。
「そうですか。それはたいへんですね」
無表情で棒読みになってしまった。
「あんた、イミわかってないでしょ!?」
キーキー言い始めた大島先生を眺めていると、突然背後から誰かに両耳を塞がれた。
「職員室帰れよ。みさきにあんたの言葉を聞かせたら穢れるだろ」
頭の上でいたずらっ子のように笑う眞澄くんがいた。
「眞澄くん!」
どうして私がここにいるとわかったのだろう。
「アタシに会いに来てくれたのぉ?」
「そんなワケないだろ」
冷たく言い放つと、私を後ろから抱きかかえて後ずさる。
大島先生がきちんと学校へ来たのは、眞澄くんに会うためだったのかと思うともやもやしてしまう。
こんなにはっきり拒絶しているのに、どうして諦めてくれないのだろう。
「みさき、教室に戻るぞ」
「お母様に眞澄クンの現在をお話ししたら、きっとお喜びになるでしょうねぇ」
眞澄くんがはっと息を呑む。
大島先生は蛇のように笑って、ちろりと舌なめずりをした。
「由緒あるお家のお嬢さんの護衛をしながら恋人にまで昇格しました、なんて」
私は眞澄くんにお母さんがいたことに驚いてしまう。当たり前のことなのに忘れていた。
「雪村センパイって、ムカつくけどホント仕事が早いのよねー。お母様、ずいぶん生活にお困りらしいから、ジエーネ研究所から報酬をお支払しますってお願いしたら、真堂さんにひどいことするかもしれないわぁ」
猫なで声で呪詛を撒き散らしながら、ふわふわした髪を揺らしてにっこりと笑う。
大島先生自身は手出しできないから、他人を使おうなんて。
「ま、雪村センパイはそんな脅しはかけてこないと思うから安心して。アタシもぉ、眞澄クンが言うこと聞いてくれるなら、これ以上嫌がらせしないけど」
「本当に、あんたの言霊は害悪を及ぼすな」
眞澄くんの雰囲気が変わった。本気で怒っている。
「俺が気に入らないからってみさきに手出しするなら、あんたでも、母親でも許さない。顔も覚えてない人間が何をしてこようと容赦しない。俺を育ててくれたのは、真堂家だ」
「忠義に厚い騎士様だこと」
頬に指先を添えて、大島先生は妖艶に微笑んだ。
「勘違いしてるみたいだから言っておくけど、私は眞澄クンのこと、だぁい好きなの」
それは好意というより、執念に思えた。
大島先生がゆるふわな雰囲気の美女の容姿を手に入れてから、思い通りにならなかった男の人はいなかったと、本人も言っていた。
何が何でも、眞澄くんを従わせようと躍起になっている。
「絶対にアタシのモノにするから」
好きな人に向けられているとは思えない冷たい視線だった。
「眞澄くんはモノじゃありません!私の大切なひとです!」
「だから余計に欲しいのよ」
満面の笑みで返答された。
「あんたみたいに、みんなからちやほやされて苦労知らずのお嬢様から恋人を奪うなんて、愉しくてゾクゾクしちゃう」
「私が嫌いだからって、眞澄くんを巻き込まないで」
もう相手が教育実習生だとか、構っていられなかった。大島先生を正面から見据える。
「言ってるでしょ?眞澄クンはだーい好き。私にとっては一石二鳥なの」
何がこれほど彼女を駆り立てるのだろう。どう伝えても通じないのだと悲しくなった。
無言で対峙していると、予鈴が鳴った。
「眞澄クンも真堂さんも、教室に戻らなきゃダメよー」
そう言った笑顔は、わたあめのようにふわふわした教育実習生の大島先生になっていた。すごい変わり身の早さだ。
警戒した私たちが動かないでいると、彼女はニコニコしながら階段を下りて行った。
「みさき、大丈夫か?」
「私より眞澄くんの方が……」
毒気に当てられたけれど、大島先生の目的は私より眞澄くんだ。それに彼女は気になることを言っていた。
「俺は問題ない」
大きな手が私の不安を払拭するように、優しく髪を撫でてくれる。だけど眞澄くんのことが心配だった。
身体が勝手に振り返って、眞澄くんの腰の辺りに抱きついていた。
「……みさき」
「頼りないかもしれないけど、頼ってね」
見上げてそう伝えると、眞澄くんの手が私の頭を押さえて、彼の胸板に顔を埋めるようになってしまった。
鼻を塞がれてしまい、息が苦しくて酸素を求めて何とか顔を上げる。
眞澄くんは頬を赤く染めていた。
「……ありがとう、みさき」
外は明るいけれど何時なのだろう。眞澄くんが起きてないってことは、まだ早い時間なんだと思う。
寝つけないかもしれない、なんて思っていたけれど、すぐにころりと眠ってしまっていた。女子としていかがなものか。
「……起きたのか?」
気配で起こしてしまったみたいだ。眞澄くんに背を向けたままこくりとうなずく。
起き抜けの少し掠れた声の特別感にどきどきした。
「みさき抱えてると、気持ち良くて……」
小さくあくびをした眞澄くんの唇が髪に触れる。
腕が私から離れて、かた、と眞澄くんが何かを手に取ったような音がした。
「まだ早いな」
時計を見たみたいだ。すぐに長い腕が私のお腹の辺りに戻ってくる。
「おはよう」
首筋にキスをされた。くすぐったくて少し身体を捩ってしまう。
それが眞澄くんのいたずら心に火を点けてしまったみたいで、何度もうなじや耳たぶに唇が触れる。
自然に変な声が出そうになるのを何とか堪えていた。
「みさきがいて良かった」
胸がきゅんとする呟きのはずなのに、なぜか引っ掛かりを覚えた。
とても寂しくて悲しいものが、彼の声に混じっていた気がした。
「眞澄くん、どうかしたの?」
何とか身体を反転させて向かい合う。
「どうもしてないぜ?」
寝起きでも眞澄くんはかっこいい。寝転んだまま、僅かに首を傾げた。
眞澄くんに自覚はなかったみたいできょとんとしている。私の気のせいだろうか。
「思ったことを言っただけ」
そっと額が重ねられる。穏やかに微笑む黒曜石のような双眸にどきどきする。精悍な頬に触れ、目を閉じ、キスを交わした。
朝早くから、とろけてしまいそうに甘い時間だ。
部屋を出ても口元が緩んでしまって、廊下ですれ違ったみやびちゃんに怪訝な顔をされてしまった。
学校に行くと教室へ着くなり、待ち構えていた大島先生に声を掛けられた。
契約書のことがあるから危害を加えてくることはないだろうけど、どんな罵詈雑言を浴びせられるのかと思うとげんなりする。
周りの目もあって、無下に断ることもできなかったので彼女に従った。
人気のない屋上へ続く階段へ連れていかれる。外へは出ず、踊り場で立ち止まった。
「あんたのせいでヒドイ目に遭ったわ!」
ヒドイ目、というのがどういったできごとを指すのかわからないけれど、私のせいではないと思った。
それにしても、あんな山の中にある施設に置いてきたのに、大島先生はちゃんと高校に来ていた。まじめに実習生をやっているのかと感心してしまう。
「先生、まじめなんですね」
「どうかしらねー?」
緩く巻いた髪を揺らして、何やら意味深に含み笑いをする。
「アタシぃ、男のいない場所だと死んじゃうから助けを呼んだの」
ニヤニヤと嗤って私を見下しているのはわかる。だけど、それがどうかしたのだろうか、と言うのが率直な感想だ。大島先生の言っていることの意味がわからない。
「そうですか。それはたいへんですね」
無表情で棒読みになってしまった。
「あんた、イミわかってないでしょ!?」
キーキー言い始めた大島先生を眺めていると、突然背後から誰かに両耳を塞がれた。
「職員室帰れよ。みさきにあんたの言葉を聞かせたら穢れるだろ」
頭の上でいたずらっ子のように笑う眞澄くんがいた。
「眞澄くん!」
どうして私がここにいるとわかったのだろう。
「アタシに会いに来てくれたのぉ?」
「そんなワケないだろ」
冷たく言い放つと、私を後ろから抱きかかえて後ずさる。
大島先生がきちんと学校へ来たのは、眞澄くんに会うためだったのかと思うともやもやしてしまう。
こんなにはっきり拒絶しているのに、どうして諦めてくれないのだろう。
「みさき、教室に戻るぞ」
「お母様に眞澄クンの現在をお話ししたら、きっとお喜びになるでしょうねぇ」
眞澄くんがはっと息を呑む。
大島先生は蛇のように笑って、ちろりと舌なめずりをした。
「由緒あるお家のお嬢さんの護衛をしながら恋人にまで昇格しました、なんて」
私は眞澄くんにお母さんがいたことに驚いてしまう。当たり前のことなのに忘れていた。
「雪村センパイって、ムカつくけどホント仕事が早いのよねー。お母様、ずいぶん生活にお困りらしいから、ジエーネ研究所から報酬をお支払しますってお願いしたら、真堂さんにひどいことするかもしれないわぁ」
猫なで声で呪詛を撒き散らしながら、ふわふわした髪を揺らしてにっこりと笑う。
大島先生自身は手出しできないから、他人を使おうなんて。
「ま、雪村センパイはそんな脅しはかけてこないと思うから安心して。アタシもぉ、眞澄クンが言うこと聞いてくれるなら、これ以上嫌がらせしないけど」
「本当に、あんたの言霊は害悪を及ぼすな」
眞澄くんの雰囲気が変わった。本気で怒っている。
「俺が気に入らないからってみさきに手出しするなら、あんたでも、母親でも許さない。顔も覚えてない人間が何をしてこようと容赦しない。俺を育ててくれたのは、真堂家だ」
「忠義に厚い騎士様だこと」
頬に指先を添えて、大島先生は妖艶に微笑んだ。
「勘違いしてるみたいだから言っておくけど、私は眞澄クンのこと、だぁい好きなの」
それは好意というより、執念に思えた。
大島先生がゆるふわな雰囲気の美女の容姿を手に入れてから、思い通りにならなかった男の人はいなかったと、本人も言っていた。
何が何でも、眞澄くんを従わせようと躍起になっている。
「絶対にアタシのモノにするから」
好きな人に向けられているとは思えない冷たい視線だった。
「眞澄くんはモノじゃありません!私の大切なひとです!」
「だから余計に欲しいのよ」
満面の笑みで返答された。
「あんたみたいに、みんなからちやほやされて苦労知らずのお嬢様から恋人を奪うなんて、愉しくてゾクゾクしちゃう」
「私が嫌いだからって、眞澄くんを巻き込まないで」
もう相手が教育実習生だとか、構っていられなかった。大島先生を正面から見据える。
「言ってるでしょ?眞澄クンはだーい好き。私にとっては一石二鳥なの」
何がこれほど彼女を駆り立てるのだろう。どう伝えても通じないのだと悲しくなった。
無言で対峙していると、予鈴が鳴った。
「眞澄クンも真堂さんも、教室に戻らなきゃダメよー」
そう言った笑顔は、わたあめのようにふわふわした教育実習生の大島先生になっていた。すごい変わり身の早さだ。
警戒した私たちが動かないでいると、彼女はニコニコしながら階段を下りて行った。
「みさき、大丈夫か?」
「私より眞澄くんの方が……」
毒気に当てられたけれど、大島先生の目的は私より眞澄くんだ。それに彼女は気になることを言っていた。
「俺は問題ない」
大きな手が私の不安を払拭するように、優しく髪を撫でてくれる。だけど眞澄くんのことが心配だった。
身体が勝手に振り返って、眞澄くんの腰の辺りに抱きついていた。
「……みさき」
「頼りないかもしれないけど、頼ってね」
見上げてそう伝えると、眞澄くんの手が私の頭を押さえて、彼の胸板に顔を埋めるようになってしまった。
鼻を塞がれてしまい、息が苦しくて酸素を求めて何とか顔を上げる。
眞澄くんは頬を赤く染めていた。
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