サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一する事になった。〜おっさんから夜王への転身〜

ちょび

文字の大きさ
7 / 68
第1章~転生そして契約〜

新王ヴァンドラ・フューゼ

しおりを挟む
「目を覚ましてー?けんぞくんー!」

聞き覚えのある声が響く。
この声は……アリス?

…俺は今どうなってる?
ヴァンドラが変形して……。
契約とかなんとかで
後継者になれとか言われて飲み込まれて……。

「今日も起きないのー?もう行っちゃうよー?」

待ってくれ!俺は今どうなってる?
ヴァンドラは?教えてくれ!

「ま……待って……。」


「え?あぁーー!!おはよー!けんぞくん!!」
うおお!
少し慣れたけどすぐ抱きついてくるの
びっくりするんだが!!
でも俺生きてる……!
どうやら無事みたいだ。

バタン!大きな音がする。
「ちょっと!アンタうるさいわよ!……って目を覚ましたの?ヘルシャフト様ー!」
バタン!すぐにいなくなってしまった。
騒がしいな、あの子。

「アリス……俺は?」

「えっと、倒れてたから私の部屋に連れてきたの!3日くらい寝てたよ!けんぞくん」

「3日……?そんなに経ってたのか……。ヴァンドラは?」

「相変わらず質問だらけじゃのぅ」
……?
誰だ?聞き覚えの無い声が……ってうっっ!
フューゼの腹に何かが飛び乗る。

「貴様の魔力が動き出したのに気づいてな!間抜けな寝ぼけ顔を拝みに来てやったぞ」

誰だ?知り合いにはいないぞ……こんな子……。
「えぇーと……。」

「まさかわからんのか?儂が元ヴァンドラにて貴様の名付け親、ヘルシャフト様じゃ!」

「えぇっ!?」
な、この子がヴァンドラ!?
あのヴァンドラか?
確かにヴァンドラ・ヘルシャフトって
名乗ってたが今目の前にいるのは
どうみてもただの子供なんだが!
名前くらいしか共通点ないぞ!!

「ち、小さくなりましたね…。」
ぺちん!頬を叩くヘルシャフト。

「うるさいわ!さて、寝起きじゃが貴様に問おう。己が名を名乗ってみよ」

「急に何を……?俺の名は萌渕……」
ぱちん!お、同じ頬は痛いんですが!?

「違う!儂が与えた名があろう!次間違えたら容赦せぬぞ」

「…………。」

ケンゾクンダヨ!アリスが小声で囁く。

「なんじゃ?わからんのか?」
右手に炎を宿すヘルシャフト。

「ヴァンドラ……フューゼ……。」
アエエッ!?ショックを受けるアリス。

「そうじゃ!良い名であろう?不服か?」


「いや、不服とかじゃなくて現実だったんだなぁと。」

「ふふっ、貴様の魔力なかなか良かったぞ!」
俺の上で恍惚な表情を浮かべる幼女。
素晴らしいんだがこれ大丈夫か?
というより……

「あの?1ついいかな?」

「なぁんじゃまた質問か?」

「誓約がどうのってのは……どういう意味なのかな?」

ぺちっ!
「ええっ!?何故ビンタ!?」

「さっきから馴れ馴れしいんじゃ!まぁ説明はしてやろう」


「ヴァンドラ一族というのは他の種族を取り込み世代交代をする。ここまではよいか?」

「あぁ……。そんなこと言ってましたね…。」
俺はそれで取り込まれて…という事か。

「続けるぞ?その際にな、新たな“ヴァンドラ”に1つ誓約を与えるのじゃ。まぁ大きな力を与える代償のようなものと思え。それを必ず次代ヴァンドラは成さねばならん。成すまではヴァンドラとして生きてゆかねばならんのじゃ。儂の場合はこの城を100年守り抜く事じゃった」

ということは俺は
達成すべき誓約をかけられていて……
たしか世界を手中に……
あれ?世界を手中に?え?

「ちょ、ちょっといいです?ヴァンドラさん?」

「ヴァンドラは貴様じゃうつけが。ヘルシャフトさんと呼べ。で、なんじゃ」

「すみません…。あのヘルシャフトさんが俺にかけた誓約って……。」

「単純明快じゃ。この世界を儂等のものにする。それだけじゃ」
にんまり笑うヘルシャフト。

「いや無理じゃないですか!?転生したと思ったら急に世界征服しろなんて!」

「まぁ待て、話を聞け。この世界はな2つの勢力にわかれとった」

2つの勢力……。

「世界の調和を尊び全種族全国家の共存を図る“聖都スノーフィア”を筆頭とする共存派ウォレス。そんな事はどうでもよい、我が邪魔だけはするな……とまぁ儂等のような独立派セリアス

共存派ウォレス独立派セリアス……。

「まぁ時には争いもあったが何だかんだ上手くやっておったんじゃ。じゃがな、約百数十年前に第3勢力が現れた。全てを制圧し、この世界の魔王とならんとする“ボルシエオン帝国”。急激に勢力を伸ばし近隣国家を勢力下においていったのじゃ」

ボルシエオン帝国……。
話しを聞く限りだと
急に現れて周りの国を支配していった
滅茶苦茶強い国……って感じか?
「そやつらのせいで今やそこらで争いをしとる。どこもかしこも戦争だらけじゃ」

「だから…今のこの世界を征服しやすい……そういう事ですか?」

「うんにゃ、儂は正直世界がどうのなんてどうでも良い。じゃがな、奴らのせいで……儂はこの城を守るはめになったんじゃ!」

……ん?

「わかるか?奴らがこの城に侵攻を始め、そのタイミングで儂はヴァンドラの誓約をうけた。結果この様じゃ。城を守るため魔力はほぼ魔力防壁に使わねばならんし常に気怠いし最悪じゃろ」

「ちょ、ちょっと待ってよくわからないけど私怨じゃないのそれ?ヘルシャフトさんの私怨でこんな誓約を?」

「ふふっ、“ヴァンドラ”とはそういうものじゃて。諦めてこの世界を我等のものとせよ。なぁに全ての国を滅ぼせなんて言わん。ボルシエオン帝国と刃向かうものだけ潰せばそれでよい。衝突しないなら独立派セリアスなどは放っておけば良いんじゃ」

ボルシエオン帝国が
一番強いんじゃないの……?
俺1人でやれるのか?それ…………。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

処理中です...