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第3章〜幻想都市グリーディア〜
友として
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「…………っ!」
レベッカが目覚めるとそこはグリーディアの
救護テントのベットの上だった。
ここは救護テント……?どうなってる……?
あたしはヴァンドラに魔法装甲で
挑んで……それで………。
そうだ……キャラット…………。
キャラットの魔法反射でストルフを……。
なんで……?なんでなのキャラット……。
あたしを……裏切ったの……?
ぼろぼろと涙が溢れ出すレベッカ。
「あぅ……!うぅ…………!どうしてよ……キャラット……2人で…最高の国にしようって……!帝国に攻め込まれた時も……絶対最後までこの国を守ろうって約束したじゃない…………」
その時だった。
パサりと音がしてレベッカの個室の入口が開かれた。
「おぉ。目が覚めたのか。」
「……ヴァンドラ…!!!」
立ち上がろうとするレベッカ。
しかし体がついていかず立ち上がることが出来ない。
「お、おい!無理をするな!キャラットを呼んで来るから!」
「キャラットを……呼んでくる……?やっぱり……キャラットはあんたと……」
またもぼろぼろと涙を溢れさせるレベッカ。
……このままじゃ埒が明かないな……。
キャラットに説明してもらおう……。
「……少し待っててくれ。」
返事も出来ず泣き続けるレベッカを
ひとまず後にしフューゼはキャラットを呼びに行った。
そしてドタドタと
慌ただしい足音が聞こえたと思うと
勢いよくキャラットが部屋に飛び込んできた。
「レベッカ……!!本当に目を覚ましてる…!よかった……」
キャラットが駆け寄ろうとしたその時。
「来ないで……」
俯いたまま拒否するレベッカ。
「……え?」
「あなたのせいでこの国は……おしまいよ!」
「え……?」
「魔法装甲で勝てるはずだった……!なのにあなたが……あなたが裏切ったから……!」
「裏切った……?」
「あたしから魔法装甲を弾いたのはあなたのスキルでしょ!!そしてヴァンドラとも繋がってたんでしょ!!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!今は確かに争ってないかもしれないけど繋がってたとかないよ!それにあのままだったらレベッカは死んでたよ!!」
「死ぬとしてもあたしが諦めるわけにはいかないじゃない……なんで魔法装甲を吹き飛ばしたの!?何があっても最後まで一緒に国を守ろうって約束したじゃない……」
「だからだよ……」
「え?」
「あたしだってこの国もここの民もみんなすきだよ。守っていくよ。それは変わらない。でもレベッカもそのうちの1人なんだよ!」
「……!で、でもそれで国が落ちたら……」
「国はすごくすごく大変だけど作り直せる。でも命だけは作り直せないんだよ……。それに…フュ、…ヴァンドラは本当にこの国を制圧したりしに来たわけじゃなかったみたい」
「え……?」
「今ヴァンドラ達は倒れたロングソードとレベッカの看護をしてくれてるし誰も侵略の為に動いたりなんかしてない。もちろん外部から攻め込んできたりも何も無い。手当を提案してきたのも向こう側だしね。……本当に帝国とは関係が無い可能性が高いよ。あたしとレベッカの早とちりだったみたい」
「そう……か…。あたしは……何てことを…………」
「いや、進言したのはあたしだからレベッカのせいじゃないよ。本当にごめんなさい。」
頭を下げるキャラット。
「そんな……」
「あと、重臣としては説明も何もせずに勝手に王様に対し魔法反射を使って申し訳ございませんでした。今回は悪い方向には進んでないですが国が落ちても…いえ下手すれば我等も殺されていたでしょう。許されることではありませんでした……」
「キャラット……」
「もちろん処罰は受けいれます。ですがまずはヴァンドラと話をして下さい。ヴァンドラもお待ちしております」
「あぁ……わかったよ…………っ!」
立ち上がろうとするが立ち上がれないレベッカ。
「車椅子持ってくるから待ってて下さい」
「キャラット!」
「……どうされました?」
「先程は……悪かった…。許してくれ」
「……怒ったりしてないですよ。共にヴァンドラとの話しに臨みましょう」
「あぁ。ありがとうキャラット……」
レベッカが目覚めるとそこはグリーディアの
救護テントのベットの上だった。
ここは救護テント……?どうなってる……?
あたしはヴァンドラに魔法装甲で
挑んで……それで………。
そうだ……キャラット…………。
キャラットの魔法反射でストルフを……。
なんで……?なんでなのキャラット……。
あたしを……裏切ったの……?
ぼろぼろと涙が溢れ出すレベッカ。
「あぅ……!うぅ…………!どうしてよ……キャラット……2人で…最高の国にしようって……!帝国に攻め込まれた時も……絶対最後までこの国を守ろうって約束したじゃない…………」
その時だった。
パサりと音がしてレベッカの個室の入口が開かれた。
「おぉ。目が覚めたのか。」
「……ヴァンドラ…!!!」
立ち上がろうとするレベッカ。
しかし体がついていかず立ち上がることが出来ない。
「お、おい!無理をするな!キャラットを呼んで来るから!」
「キャラットを……呼んでくる……?やっぱり……キャラットはあんたと……」
またもぼろぼろと涙を溢れさせるレベッカ。
……このままじゃ埒が明かないな……。
キャラットに説明してもらおう……。
「……少し待っててくれ。」
返事も出来ず泣き続けるレベッカを
ひとまず後にしフューゼはキャラットを呼びに行った。
そしてドタドタと
慌ただしい足音が聞こえたと思うと
勢いよくキャラットが部屋に飛び込んできた。
「レベッカ……!!本当に目を覚ましてる…!よかった……」
キャラットが駆け寄ろうとしたその時。
「来ないで……」
俯いたまま拒否するレベッカ。
「……え?」
「あなたのせいでこの国は……おしまいよ!」
「え……?」
「魔法装甲で勝てるはずだった……!なのにあなたが……あなたが裏切ったから……!」
「裏切った……?」
「あたしから魔法装甲を弾いたのはあなたのスキルでしょ!!そしてヴァンドラとも繋がってたんでしょ!!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!今は確かに争ってないかもしれないけど繋がってたとかないよ!それにあのままだったらレベッカは死んでたよ!!」
「死ぬとしてもあたしが諦めるわけにはいかないじゃない……なんで魔法装甲を吹き飛ばしたの!?何があっても最後まで一緒に国を守ろうって約束したじゃない……」
「だからだよ……」
「え?」
「あたしだってこの国もここの民もみんなすきだよ。守っていくよ。それは変わらない。でもレベッカもそのうちの1人なんだよ!」
「……!で、でもそれで国が落ちたら……」
「国はすごくすごく大変だけど作り直せる。でも命だけは作り直せないんだよ……。それに…フュ、…ヴァンドラは本当にこの国を制圧したりしに来たわけじゃなかったみたい」
「え……?」
「今ヴァンドラ達は倒れたロングソードとレベッカの看護をしてくれてるし誰も侵略の為に動いたりなんかしてない。もちろん外部から攻め込んできたりも何も無い。手当を提案してきたのも向こう側だしね。……本当に帝国とは関係が無い可能性が高いよ。あたしとレベッカの早とちりだったみたい」
「そう……か…。あたしは……何てことを…………」
「いや、進言したのはあたしだからレベッカのせいじゃないよ。本当にごめんなさい。」
頭を下げるキャラット。
「そんな……」
「あと、重臣としては説明も何もせずに勝手に王様に対し魔法反射を使って申し訳ございませんでした。今回は悪い方向には進んでないですが国が落ちても…いえ下手すれば我等も殺されていたでしょう。許されることではありませんでした……」
「キャラット……」
「もちろん処罰は受けいれます。ですがまずはヴァンドラと話をして下さい。ヴァンドラもお待ちしております」
「あぁ……わかったよ…………っ!」
立ち上がろうとするが立ち上がれないレベッカ。
「車椅子持ってくるから待ってて下さい」
「キャラット!」
「……どうされました?」
「先程は……悪かった…。許してくれ」
「……怒ったりしてないですよ。共にヴァンドラとの話しに臨みましょう」
「あぁ。ありがとうキャラット……」
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