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第3章〜幻想都市グリーディア〜
同盟
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キャラットに案内され
大きな机のある会議室のような場所で
待機していたフューゼ1行。
そこに車椅子にのったレベッカと
それを押すキャラット。そしてクタール現れた。
「キャラット。手はもう大丈夫か?あとレベッカは今話し合いはできる状態なのか?」
「ご心配頂きありがとうございます。あたしは問題ありません。ですがレベ…失礼。王様はこのままでもよろしければ問題ありません」
「あぁ。もちろん構わない。何かあればすぐに教えてくれ。」
そうして机の向かい同士に
ヴァンドラ勢、グリーディア勢で別れ
全員が座った。
「さっそくだが俺達ヴァンドラはグリーディアと同盟を結びに来た。だがボルシエオン帝国とは一切協力関係はない。むしろ最終的には敵対すると思う。」
「ボルシエオン帝国と敵対……?それで我等に共に戦えという事か?」
「いや、共に戦ってくれるならもちろん嬉しいけどそういうつもりではないんだ。助ける助けないというよりは敵対しないという約束だけの同盟さえしてもらえればそれでいい。」
「敵対しない事だけの同盟だと……?ヴァンドラ。お前達は何をしようとしてる?」
「説明が難しいんだよな……。シルビア!頼めるか?」
名前を呼ばれた途端に
一瞬嬉しそうな顔になるシルビア。
「お任せ下さいヴァンドラ様。我等ヴァンドラはこの世界を掌握します。これが絶対的目標であり今回の同盟の目的の根本です」
ドヤ顔で話し終わるシルビア。
おいおい……。
その説明絶対勘違いされるだろ……。
シルビアは意外と抜けてるというか
なんというか……。
「な……なんだと!?それではボルシエオン帝国と変わらないではないか!!」
「お、おいシルビア!その説明だと完全に誤解されるだろ!」
「え……?そうですか?申し訳ございません……」
しょんぼりするシルビアと頭を撫でるアリス。
「悪いが今の説明は不足過ぎた。俺から話すからまずは聞いてもらっていいか?」
「しかしだな……」
レベッカが言い終わる前に服の袖を引っ張り
制止するキャラット。
「……悪かったな。また話しが噛み合わなければ本末転倒だな。続けてくれ」
「ありがとうレベッカ」
小さく囁くキャラット。
「……っ!」
一瞬俯くレベッカ。
「……大丈夫か?顔が赤いが……。」
「気にするな。続けてくれ」
「ああ。じゃあ話すけどまずはヴァンドラ…王としてのヴァンドラだが世代交代の際に誓約を科せられるんだがそれを必ず達成しないといけないんだ。まぁそれで前のヴァンドラ、つまりヘルシャフトさんが俺に科した誓約が世界の掌握なんだよ。」
「それは大変でしたね。フュ、フューゼさん……」
キャラットの言葉に
目を丸くするレベッカとシルビア。
「ただ、1つ質問なのですがその誓約を破るとどうなるんですか?」
「うーん俺もヴァンドラとして生きていかなければならないとしか聞いてないけど…ヘルシャフトさんは途中で話しやめちゃったから詳細はわからない。シルビア達もそこまではわからないらしい。」
「……まぁ誓約というならば力の代償として科せられているからお前ほどの力の代償となると最悪死ぬ事も有り得るな」
「……なるほどな。まぁだから今その為に動いてるんだがその誓約の時にボルシエオン帝国と刃向かう者だけ潰せと言われたから同盟関係にある国はそのままで大丈夫だと思うんだ。」
「……それで出来るだけ同盟関係を増やしたいと?」
「そうだな。制圧とか出来るだけしたくないしな。」
「……。」
考え込むレベッカ。
「お前達の考えはわかった。それに王として戦い国として負けた我等が断れるはずもない。それに話しを聞かなかったのは我等グリーディアだからな。」
「…それじゃあ?」
「あぁ。同盟は受け入れよう。ただこちらからも願いがある。話しだけでも聞いてくれるか?」
「もちろん。話してくれ。」
「同盟関係は結ぶ。さらに場合によっては人員であったり戦力としてもサポートしよう。ただ暫くの間は公表せずに上の立場の者だけでこの事を共有させて欲しい。」
「サポートはありがたいな……!条件は別に構わないがよければ理由を聞かせてくれるか?」
「恩に着るよヴァンドラ。グリーディアは先代まですごく貧困して統率もない国だったんだ。それを何とかここまでもってきたはいいがやはりまだ反抗する者も多い。この状態で同盟の表明をだすと内乱が起きたりボルシエオンから狙われるリスクが高まるからな……。安定はさせてみせるからそれまでは上だけで共有したい」
「なるほどな。なにか手伝えることがあればいつでも言ってくれ。」
「ヴァンドラ……」
フューゼを見つめるレベッカ。
「お前達の認識を完全に改めないといけないな……。今回は本当に悪かった」
「いや、俺達も突然で悪かったな。」
「ヴァンドラらしい自己中心的な理由ではあったがお前は今までのヴァンドラとは違うようだ。……あたしもフューゼと呼んでも構わないか?」
口をあんぐりするシルビアとにこにこするアリス。
「……?もちろん!よろしくな、レベッカ。」
手を差し出すフューゼ。
「あぁ。よろしくな、我等が同胞ヴァンドラ。そしてフューゼ。」
固く手を握り両国の同盟は結ばれた。
「……同盟は本当に嬉しいよレベッカ。ただ1つ俺からも頼みたい事があるんだがいいか?」
「あぁ。出来ることなら協力しよう」
「…クタールが検体A、Bと呼んでた子はどこにいる?」
「あたしではわからないな……クタール。どこだ?」
「王様の弟君が今隣の部屋で相手をして下さっています。」
「…だそうだがそいつらがどうした?」
「その子達とロングソードをまずここに呼んでもらえるか?ロングソードがもしきつそうならあの子達だけでも。」
大きな机のある会議室のような場所で
待機していたフューゼ1行。
そこに車椅子にのったレベッカと
それを押すキャラット。そしてクタール現れた。
「キャラット。手はもう大丈夫か?あとレベッカは今話し合いはできる状態なのか?」
「ご心配頂きありがとうございます。あたしは問題ありません。ですがレベ…失礼。王様はこのままでもよろしければ問題ありません」
「あぁ。もちろん構わない。何かあればすぐに教えてくれ。」
そうして机の向かい同士に
ヴァンドラ勢、グリーディア勢で別れ
全員が座った。
「さっそくだが俺達ヴァンドラはグリーディアと同盟を結びに来た。だがボルシエオン帝国とは一切協力関係はない。むしろ最終的には敵対すると思う。」
「ボルシエオン帝国と敵対……?それで我等に共に戦えという事か?」
「いや、共に戦ってくれるならもちろん嬉しいけどそういうつもりではないんだ。助ける助けないというよりは敵対しないという約束だけの同盟さえしてもらえればそれでいい。」
「敵対しない事だけの同盟だと……?ヴァンドラ。お前達は何をしようとしてる?」
「説明が難しいんだよな……。シルビア!頼めるか?」
名前を呼ばれた途端に
一瞬嬉しそうな顔になるシルビア。
「お任せ下さいヴァンドラ様。我等ヴァンドラはこの世界を掌握します。これが絶対的目標であり今回の同盟の目的の根本です」
ドヤ顔で話し終わるシルビア。
おいおい……。
その説明絶対勘違いされるだろ……。
シルビアは意外と抜けてるというか
なんというか……。
「な……なんだと!?それではボルシエオン帝国と変わらないではないか!!」
「お、おいシルビア!その説明だと完全に誤解されるだろ!」
「え……?そうですか?申し訳ございません……」
しょんぼりするシルビアと頭を撫でるアリス。
「悪いが今の説明は不足過ぎた。俺から話すからまずは聞いてもらっていいか?」
「しかしだな……」
レベッカが言い終わる前に服の袖を引っ張り
制止するキャラット。
「……悪かったな。また話しが噛み合わなければ本末転倒だな。続けてくれ」
「ありがとうレベッカ」
小さく囁くキャラット。
「……っ!」
一瞬俯くレベッカ。
「……大丈夫か?顔が赤いが……。」
「気にするな。続けてくれ」
「ああ。じゃあ話すけどまずはヴァンドラ…王としてのヴァンドラだが世代交代の際に誓約を科せられるんだがそれを必ず達成しないといけないんだ。まぁそれで前のヴァンドラ、つまりヘルシャフトさんが俺に科した誓約が世界の掌握なんだよ。」
「それは大変でしたね。フュ、フューゼさん……」
キャラットの言葉に
目を丸くするレベッカとシルビア。
「ただ、1つ質問なのですがその誓約を破るとどうなるんですか?」
「うーん俺もヴァンドラとして生きていかなければならないとしか聞いてないけど…ヘルシャフトさんは途中で話しやめちゃったから詳細はわからない。シルビア達もそこまではわからないらしい。」
「……まぁ誓約というならば力の代償として科せられているからお前ほどの力の代償となると最悪死ぬ事も有り得るな」
「……なるほどな。まぁだから今その為に動いてるんだがその誓約の時にボルシエオン帝国と刃向かう者だけ潰せと言われたから同盟関係にある国はそのままで大丈夫だと思うんだ。」
「……それで出来るだけ同盟関係を増やしたいと?」
「そうだな。制圧とか出来るだけしたくないしな。」
「……。」
考え込むレベッカ。
「お前達の考えはわかった。それに王として戦い国として負けた我等が断れるはずもない。それに話しを聞かなかったのは我等グリーディアだからな。」
「…それじゃあ?」
「あぁ。同盟は受け入れよう。ただこちらからも願いがある。話しだけでも聞いてくれるか?」
「もちろん。話してくれ。」
「同盟関係は結ぶ。さらに場合によっては人員であったり戦力としてもサポートしよう。ただ暫くの間は公表せずに上の立場の者だけでこの事を共有させて欲しい。」
「サポートはありがたいな……!条件は別に構わないがよければ理由を聞かせてくれるか?」
「恩に着るよヴァンドラ。グリーディアは先代まですごく貧困して統率もない国だったんだ。それを何とかここまでもってきたはいいがやはりまだ反抗する者も多い。この状態で同盟の表明をだすと内乱が起きたりボルシエオンから狙われるリスクが高まるからな……。安定はさせてみせるからそれまでは上だけで共有したい」
「なるほどな。なにか手伝えることがあればいつでも言ってくれ。」
「ヴァンドラ……」
フューゼを見つめるレベッカ。
「お前達の認識を完全に改めないといけないな……。今回は本当に悪かった」
「いや、俺達も突然で悪かったな。」
「ヴァンドラらしい自己中心的な理由ではあったがお前は今までのヴァンドラとは違うようだ。……あたしもフューゼと呼んでも構わないか?」
口をあんぐりするシルビアとにこにこするアリス。
「……?もちろん!よろしくな、レベッカ。」
手を差し出すフューゼ。
「あぁ。よろしくな、我等が同胞ヴァンドラ。そしてフューゼ。」
固く手を握り両国の同盟は結ばれた。
「……同盟は本当に嬉しいよレベッカ。ただ1つ俺からも頼みたい事があるんだがいいか?」
「あぁ。出来ることなら協力しよう」
「…クタールが検体A、Bと呼んでた子はどこにいる?」
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