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第3章〜幻想都市グリーディア〜
それぞれの道
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「連れてまいりました。ヴァンドラ様」
シルビアに連れられエルフの少年と
合成生物少女達、そしてロングソードが
部屋へと入った。
「ありがとな、シルビア。」
「……!!いえ、また何かあれば頼って下さいね」
嬉しそうに席につくシルビアと頭を撫でるアリス。
「悪いな、急に呼び出して。」
「いや、それは全然構わないッスけどどうかしたんスか?」
「少し話があってな。ロングソードも調子はどうだ?」
名前を呼ばれ、きつそうな顔をしながらも
口元を緩めるロングソード。
「矢傷はもう問題ないよ…。そんな事より呼んでくれたって事はそういう事だよね?戦ってくれるんだよね?フューゼ……!」
フューゼの方へ歩き出すロングソード。
「待て、落ち着けロングソード。万全でも無いのに俺に勝てるとでも思ってるのか?」
「…………思わない」
「なら今はダメだ。話しをしたいからそこに居てくれ。」
少しムスッとしながら元の場所に戻るロングソード。
「よし、本題だ。この合成生物少女達とロングソードを自由にして欲しい。」
「何……?」
「まず合成生物少女達はあまりにも生活環境が悪過ぎる。そして管理者であるクタールもこの子らを殺そうとした。こんな所に置いておけない。ロングソードも無理矢理戦わせておいて矢を打ち込んだりと酷すぎる。この子らを自由にしてやってくれ。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ……ロングソードもかい?」
「あぁ。そうだクタール。レベッカ、どうだ?」
「…………この話し合いにおいて負けた我等が断れる事などない……。ただ…」
何かを言おうとして口篭るレベッカ。
「どうしたんだ?思うことは言ってくれ。」
「その……我等グリーディアはボルシエオン帝国から何度も襲われている。その対策として創られたのがロングソードだ。だから、ロングソードが居なくなると今後耐えられなくなるかもしれないと思ってな……」
「…………なるほどな。グリーディアを守らないといけないのか。」
考え込むフューゼ達。
「それなら僕がまた何か創りますよ…。」
「クタール…お前……。」
「いや、わかってるよ…。今後はしっかり面倒みるさ…。」
「……本当か?」
「フューゼ。君に言われたことは守るよ。」
「お、おう……。それならいいが……。」
やけにクタールが言うことを聞くな……。
「王様よ……新たな同胞を創る為には魔鉱石が再度必要です…。」
「さすがにもうないぞ……魔鉱石など……」
「魔鉱石?」
「あぁ。ロングソードは高純度の魔鉱石、まぁ彼女の場合は砕いても近くにあれば時間が経つと元に戻る魔鉱石再生水晶から作られた剣と獣人族を混ぜたものだからね。」
また獣人族か……。
どれだけ獣人族とモリナマコが好きなんだ。
というか魔鉱石もなかなか気になるな。
色々な種類があるのか?
その時だった。
「それならあるよ?ちょっと待ってねー!」
アリスが突然バックを漁り、紫に光る石を
取り出した。
「けっこういい石なはずだけどどうかな?」
その石を見て驚くクタール。
「そ、それは魔力を限度なく溜め込むと言われている混沌輝石!!しかもかなりの純度じゃないか…!どこでこんなものを……?」
「ヴァンドラ様の地下倉庫に結構あるんだよー!」
「す、すごいんだね。ヴァンドラは……。いやはや助かったよ。」
「……これで大丈夫か?クタール。」
「充分だよ……。本当にこれを…も、貰っていいのかい?」
「あぁ。そのかわり条件は飲んでもらうってことでいいか?」
レベッカの方を振り向くクタール。
「これがあればすぐに新しく、そして強い者が創れます。王様。」
「……わかった。ではフューゼよ、お前の言う通りその者達を自由にしよう。」
「ありがとうレベッカ。……よし、ということでお前達は今から自由だ!どこで何をしてもいいぞ!!」
突然の決定に戸惑う合成生物少女達。
「きき、聞きましたかぁ?じ、自由ですよ!わたしたち!」
黒髪の合成生物少女に
揺すられる銀髪合成生物少女。
やっぱり……すごい…………!!
フューゼは私が出来ない事
何でも出来るんだ…!
フューゼの為に……何かしたい……!
スッと手を挙げる銀髪合成生物少女。
「私は……フューゼと一緒に居たい。今は足でまといかもしれないけど、役に立つ様に頑張る……」
「んなっ……!」
「うんうん!フュゼ様も喜ぶよ!もちろん私もね!」
驚くシルビア。対照的に喜ぶアリス。
「俺と一緒に……か。危険だと思うぞ?」
「構わない。強くなってみせる…!」
本気みたいだな……。
まぁ俺が守れば大丈夫だろう。
「……自由にしろと言ったのは俺だ。覚悟があるなら止めはしない。君はどうする?」
黒髪の合成生物少女に
声をかけるフューゼ。
「わ、わたしは……あ、あなたの力になりたい…!」
そう言って銀髪合成生物少女を
指さす少女。
「え……?私……?」
「あなたがいなかったら……わたしは何もできなかった……。だ、だから……だから次はわたしがあなたを助けたい……」
「この子を助けたい……か。」
「こ、このままフューゼさんたちについていっても邪魔になっちゃうのはわかってます…。だからわたしは帰ってくる場所を守っていたい……。いつでも帰ってこれるようにここを守っていたいんです……!」
「ここを守っていたい……か。レベッカ、この子はどうしたらいいと思う?」
「……我国にも小さいながら軍がある。そこに入って強くなるのはどうだ?」
「軍か……かなり厳しいと思うしきついと思うぞ?大丈夫か?」
「や、やります!わたしも変わりたいんです……!」
「……なら君も決定だな。ロングソード、お前はどうするんだ。」
「……ボクはフューゼと戦いたい……」
「……だと思ったよ。でも今やっても結果は見えてるぞ?」
俯くロングソード。
「……ではロングソード。お前も1度軍に入って鍛え直さないか?この新入りの面倒も見て欲しい」
そういうと黒髪合成生物少女
の肩をポンと叩くレベッカ。
「……そんなことしても強くなれない」
「そうか?真の強者でなくば素人を強くすることは出来ないし教えるとなると技を習熟する必要も確認しなおす必要もあるから自分の技にも磨きがかかると思うぞ?」
「…………うーん」
「ロングソード、俺からも頼むよ。もちろん強くなったと思った時に再戦は約束するからさ。」
「…………フューゼがそう言うなら…」
「よし!決定だな!!あとは最後に1つだけだ!」
そういうと合成生物少女達の前まで移動するフューゼ。
「む?まだ何かあるのか?」
「あぁ!この子達に名付けしようと思ってな!」
シルビアに連れられエルフの少年と
合成生物少女達、そしてロングソードが
部屋へと入った。
「ありがとな、シルビア。」
「……!!いえ、また何かあれば頼って下さいね」
嬉しそうに席につくシルビアと頭を撫でるアリス。
「悪いな、急に呼び出して。」
「いや、それは全然構わないッスけどどうかしたんスか?」
「少し話があってな。ロングソードも調子はどうだ?」
名前を呼ばれ、きつそうな顔をしながらも
口元を緩めるロングソード。
「矢傷はもう問題ないよ…。そんな事より呼んでくれたって事はそういう事だよね?戦ってくれるんだよね?フューゼ……!」
フューゼの方へ歩き出すロングソード。
「待て、落ち着けロングソード。万全でも無いのに俺に勝てるとでも思ってるのか?」
「…………思わない」
「なら今はダメだ。話しをしたいからそこに居てくれ。」
少しムスッとしながら元の場所に戻るロングソード。
「よし、本題だ。この合成生物少女達とロングソードを自由にして欲しい。」
「何……?」
「まず合成生物少女達はあまりにも生活環境が悪過ぎる。そして管理者であるクタールもこの子らを殺そうとした。こんな所に置いておけない。ロングソードも無理矢理戦わせておいて矢を打ち込んだりと酷すぎる。この子らを自由にしてやってくれ。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ……ロングソードもかい?」
「あぁ。そうだクタール。レベッカ、どうだ?」
「…………この話し合いにおいて負けた我等が断れる事などない……。ただ…」
何かを言おうとして口篭るレベッカ。
「どうしたんだ?思うことは言ってくれ。」
「その……我等グリーディアはボルシエオン帝国から何度も襲われている。その対策として創られたのがロングソードだ。だから、ロングソードが居なくなると今後耐えられなくなるかもしれないと思ってな……」
「…………なるほどな。グリーディアを守らないといけないのか。」
考え込むフューゼ達。
「それなら僕がまた何か創りますよ…。」
「クタール…お前……。」
「いや、わかってるよ…。今後はしっかり面倒みるさ…。」
「……本当か?」
「フューゼ。君に言われたことは守るよ。」
「お、おう……。それならいいが……。」
やけにクタールが言うことを聞くな……。
「王様よ……新たな同胞を創る為には魔鉱石が再度必要です…。」
「さすがにもうないぞ……魔鉱石など……」
「魔鉱石?」
「あぁ。ロングソードは高純度の魔鉱石、まぁ彼女の場合は砕いても近くにあれば時間が経つと元に戻る魔鉱石再生水晶から作られた剣と獣人族を混ぜたものだからね。」
また獣人族か……。
どれだけ獣人族とモリナマコが好きなんだ。
というか魔鉱石もなかなか気になるな。
色々な種類があるのか?
その時だった。
「それならあるよ?ちょっと待ってねー!」
アリスが突然バックを漁り、紫に光る石を
取り出した。
「けっこういい石なはずだけどどうかな?」
その石を見て驚くクタール。
「そ、それは魔力を限度なく溜め込むと言われている混沌輝石!!しかもかなりの純度じゃないか…!どこでこんなものを……?」
「ヴァンドラ様の地下倉庫に結構あるんだよー!」
「す、すごいんだね。ヴァンドラは……。いやはや助かったよ。」
「……これで大丈夫か?クタール。」
「充分だよ……。本当にこれを…も、貰っていいのかい?」
「あぁ。そのかわり条件は飲んでもらうってことでいいか?」
レベッカの方を振り向くクタール。
「これがあればすぐに新しく、そして強い者が創れます。王様。」
「……わかった。ではフューゼよ、お前の言う通りその者達を自由にしよう。」
「ありがとうレベッカ。……よし、ということでお前達は今から自由だ!どこで何をしてもいいぞ!!」
突然の決定に戸惑う合成生物少女達。
「きき、聞きましたかぁ?じ、自由ですよ!わたしたち!」
黒髪の合成生物少女に
揺すられる銀髪合成生物少女。
やっぱり……すごい…………!!
フューゼは私が出来ない事
何でも出来るんだ…!
フューゼの為に……何かしたい……!
スッと手を挙げる銀髪合成生物少女。
「私は……フューゼと一緒に居たい。今は足でまといかもしれないけど、役に立つ様に頑張る……」
「んなっ……!」
「うんうん!フュゼ様も喜ぶよ!もちろん私もね!」
驚くシルビア。対照的に喜ぶアリス。
「俺と一緒に……か。危険だと思うぞ?」
「構わない。強くなってみせる…!」
本気みたいだな……。
まぁ俺が守れば大丈夫だろう。
「……自由にしろと言ったのは俺だ。覚悟があるなら止めはしない。君はどうする?」
黒髪の合成生物少女に
声をかけるフューゼ。
「わ、わたしは……あ、あなたの力になりたい…!」
そう言って銀髪合成生物少女を
指さす少女。
「え……?私……?」
「あなたがいなかったら……わたしは何もできなかった……。だ、だから……だから次はわたしがあなたを助けたい……」
「この子を助けたい……か。」
「こ、このままフューゼさんたちについていっても邪魔になっちゃうのはわかってます…。だからわたしは帰ってくる場所を守っていたい……。いつでも帰ってこれるようにここを守っていたいんです……!」
「ここを守っていたい……か。レベッカ、この子はどうしたらいいと思う?」
「……我国にも小さいながら軍がある。そこに入って強くなるのはどうだ?」
「軍か……かなり厳しいと思うしきついと思うぞ?大丈夫か?」
「や、やります!わたしも変わりたいんです……!」
「……なら君も決定だな。ロングソード、お前はどうするんだ。」
「……ボクはフューゼと戦いたい……」
「……だと思ったよ。でも今やっても結果は見えてるぞ?」
俯くロングソード。
「……ではロングソード。お前も1度軍に入って鍛え直さないか?この新入りの面倒も見て欲しい」
そういうと黒髪合成生物少女
の肩をポンと叩くレベッカ。
「……そんなことしても強くなれない」
「そうか?真の強者でなくば素人を強くすることは出来ないし教えるとなると技を習熟する必要も確認しなおす必要もあるから自分の技にも磨きがかかると思うぞ?」
「…………うーん」
「ロングソード、俺からも頼むよ。もちろん強くなったと思った時に再戦は約束するからさ。」
「…………フューゼがそう言うなら…」
「よし!決定だな!!あとは最後に1つだけだ!」
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