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開幕
ルール
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「今この瞬間、Gゲームを開催致します!」
高らかに宣言する謎の人物。
「一週間過ごすだけだろ…?やってやる。」
「では皆様にはまずこちらをお渡ししまーす!
」
そう言うと何かを配り始めた謎の人物。
「何だこれ…?スマホ?」
「形は似ていますが残念ながら電話機能等はついておりません!とりあえず横のボタンを押してみてください!」
謎の人物に促され横のボタンを押す一同。
すると画面には50という文字が浮かび上がった。
「何だ…?この数字……?」
「それは貴方達の今の権利金額です!」
「権利金額……?五十ってどういう事だ?」
「五十万円です!」
「え?一千万円じゃなかったのか?」
「全員合わせて一千万円あるでしょう?」
「なっ……!!」
(やられた……!一人一千万円じゃなかったのか!!でも一週間で五十万円なら十分……。)
「おいおい、全員で一千万円なんか聞いてないぞ?」
坊主頭の男が謎の人物に詰め寄る。
「だって聞かれてないんですもん!」
「ふざけんなよ。詐欺じゃないか!」
(今更詐欺って……。この状況がまずおかしいだろ…。)
「私は五十万円も大きなお金だと思いますがねぇ……。まぁでも御安心下さい!」
そう言うとどこからかガチャガチャのような大きな機械を取り出した謎の人物。
「ガチャガチャ…!? にしてもこんな大きさのものどこから……!?」
「まぁまぁ、細かい事はおいといてこのGガチャを回せば皆様ハッピーハッピーですよ!」
両手を広げくるりと回る謎の人物。
「説明をして貰えませんか?」
ポニーテールの女子が問いかける。
「はーい!お答えしましょー!このガチャガチャ、Gガチャは誰でも何回でも回せます!回し方はそのお手元の端末をここにかざしてガチャっと回すだけ!簡単でしょ!?」
「Gガチャ…。回すと何が出るんだ?」
「ミッションが出てきます!それを達成すればなななんと!!賞金上乗せ!しかも回数制限も賞金上限もありませーん!」
「ミッション……?」
「まぁ試しに誰か回してみるといいですよ。ただし注意点もあります。」
「注意点……?」
「一度回したら出てきたミッションは必ずやる事。失敗したり諦める場合は逆にそのミッションの賞金分支払わなければなりません。」
「支払い……!?」
「なぁにミッション達成すれば問題ありません!ただし支払いが出来なかった場合ゲームオーバー!御退場となります。」
「御退場って、何だよ。」
「ゲームオーバーにならなければいいのです。皆様なら大丈夫でしょう?そんな後ろ向きな質問やめましょー!」
(はぐらかされたな……。御退場ってどうなるんだ…?)
「あとたまにミッション以外の物が出る時がありますがその時は出した方が好きに使って下さい!」
「何だよそれ。何が出るんだ?」
「それは回してからのお楽しみ!さてさて現在18時23分ですが、サービスで今日も一日に含んじゃいますよ!」
そう言うと職員室から出ようとする謎の人物。
「あ、おい待てよ!」
「また何か質問があれば呼んでください。いけたらいきますよ。」
「どうやって呼べばいいんだよ!」
「え?私の名前を呼んでください。大声で。」
「名前…お伺いしていないのですが。」
ポニーテール女子が話しに割り込む。
「え?こりゃ失敬!何てこと!名乗っていませんでしたか!」
くるりと振り返りお辞儀をする謎の人物。
「ボクは舌禍です。神様の忠実なる下僕。では皆様頑張ってねー!」
そう言うと職員室から出ていく舌禍。
(急に僕…?それに神様の下僕?何なんだこいつ……。)
そうして呆気に取られたままGゲームはスタートした。
高らかに宣言する謎の人物。
「一週間過ごすだけだろ…?やってやる。」
「では皆様にはまずこちらをお渡ししまーす!
」
そう言うと何かを配り始めた謎の人物。
「何だこれ…?スマホ?」
「形は似ていますが残念ながら電話機能等はついておりません!とりあえず横のボタンを押してみてください!」
謎の人物に促され横のボタンを押す一同。
すると画面には50という文字が浮かび上がった。
「何だ…?この数字……?」
「それは貴方達の今の権利金額です!」
「権利金額……?五十ってどういう事だ?」
「五十万円です!」
「え?一千万円じゃなかったのか?」
「全員合わせて一千万円あるでしょう?」
「なっ……!!」
(やられた……!一人一千万円じゃなかったのか!!でも一週間で五十万円なら十分……。)
「おいおい、全員で一千万円なんか聞いてないぞ?」
坊主頭の男が謎の人物に詰め寄る。
「だって聞かれてないんですもん!」
「ふざけんなよ。詐欺じゃないか!」
(今更詐欺って……。この状況がまずおかしいだろ…。)
「私は五十万円も大きなお金だと思いますがねぇ……。まぁでも御安心下さい!」
そう言うとどこからかガチャガチャのような大きな機械を取り出した謎の人物。
「ガチャガチャ…!? にしてもこんな大きさのものどこから……!?」
「まぁまぁ、細かい事はおいといてこのGガチャを回せば皆様ハッピーハッピーですよ!」
両手を広げくるりと回る謎の人物。
「説明をして貰えませんか?」
ポニーテールの女子が問いかける。
「はーい!お答えしましょー!このガチャガチャ、Gガチャは誰でも何回でも回せます!回し方はそのお手元の端末をここにかざしてガチャっと回すだけ!簡単でしょ!?」
「Gガチャ…。回すと何が出るんだ?」
「ミッションが出てきます!それを達成すればなななんと!!賞金上乗せ!しかも回数制限も賞金上限もありませーん!」
「ミッション……?」
「まぁ試しに誰か回してみるといいですよ。ただし注意点もあります。」
「注意点……?」
「一度回したら出てきたミッションは必ずやる事。失敗したり諦める場合は逆にそのミッションの賞金分支払わなければなりません。」
「支払い……!?」
「なぁにミッション達成すれば問題ありません!ただし支払いが出来なかった場合ゲームオーバー!御退場となります。」
「御退場って、何だよ。」
「ゲームオーバーにならなければいいのです。皆様なら大丈夫でしょう?そんな後ろ向きな質問やめましょー!」
(はぐらかされたな……。御退場ってどうなるんだ…?)
「あとたまにミッション以外の物が出る時がありますがその時は出した方が好きに使って下さい!」
「何だよそれ。何が出るんだ?」
「それは回してからのお楽しみ!さてさて現在18時23分ですが、サービスで今日も一日に含んじゃいますよ!」
そう言うと職員室から出ようとする謎の人物。
「あ、おい待てよ!」
「また何か質問があれば呼んでください。いけたらいきますよ。」
「どうやって呼べばいいんだよ!」
「え?私の名前を呼んでください。大声で。」
「名前…お伺いしていないのですが。」
ポニーテール女子が話しに割り込む。
「え?こりゃ失敬!何てこと!名乗っていませんでしたか!」
くるりと振り返りお辞儀をする謎の人物。
「ボクは舌禍です。神様の忠実なる下僕。では皆様頑張ってねー!」
そう言うと職員室から出ていく舌禍。
(急に僕…?それに神様の下僕?何なんだこいつ……。)
そうして呆気に取られたままGゲームはスタートした。
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