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第1世界 ニルヴァニア
第1話 神との出会い
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『本日で20回目となるNo.21の毒耐性実験を始めます』
ガスマスク越しのノイズが入っている声が聞こえた。
見渡す限り白い部屋に心拍数を知らせる機器が淡々と変わらぬ拍数のBGMとして鳴っている。手術台に乗せられ、手足と身体をがっちりと固定されているので身動きは出来ない。
ガスマスクが注射器を腕に刺す。毒であるのは確かだがどうやらこの身体は毒程度では痛くもかゆくも無い様だ。
『実験成功。これよりNo.21の拘束を解除し保護室へ移動、観察を再開する。』
ノイズまみれの汚い声が響く。
何処を歩いても白いだけの建築物、シンプル過ぎるのが逆に気味の悪さを引き立てる。
部屋の中、ベッドか椅子のみの部屋な為、仕方なく椅子にNo.21は座る。監視されているのだ、じっとしていることが賢明な判断である。
開かずの白い扉を見つめる。どうしてこんな羽目になってしまったのだろうか。
「……地獄に落とされる義理はないんだがな」
監視官に聞こえない程小さな独り言を呟く。
話はかなり前に遡る。
No.21の、前世は死んだと仮定することにした。別に他殺とか自殺とかではなく、普通に病気で死んだと思われる。享年27。ゲーム廃人らしい不健康な生活が祟ったのだろう、病名は脳梗塞、心筋梗塞だろう。
その後チートを授けてくれる女神もおらず、修行をつけてくれる神々もおらずに転生し、こんな現状に至る。前世の記憶があるものの、実験施設では役立てようにもできない。
そしていつのまにかこの世界の言語を理解出来た。理解出来た、というよりも脳内で自動的に日本語に変換されているのが正しい。意思疎通はした事がないから分からないが。
「あー、運良く神様に出会ってチートくれないかなぁー……」
「その運良く出会える神様が目の前に現れてあげたんだけど」
はっ、とその声に驚いて椅子から勢いよく立ち上がる。椅子がガタッと倒れる音がした。
「まるでお化けを見たような反応はやめてよ」
いつのまにかーいや元から背後にいたかもしれないがー背後に回られ耳元で囁かれた。No.21は恐る恐る背後に振り向く。
そこには少年と呼べるほど幼過ぎる顔が。この実験施設は安易に入れるものではない。どうやって侵入したのか、そして監視官の反応がないのはどうしてなのか。謎が増えるばかりだ。
「君って頑固だね。そろそろファンタジーだと認めないと」
No.21の神を信じない現代人気質を見抜かれた。しかし未だに神だと信じていない。
「むむ、信じてくれないのか……ならこれは如何かな?」
彼はNo.21の目の前に圧縮されたブラックホールの様なものが現れた。
「信憑性が1%上がったぞ」
「これまた微妙だねぇ……」
神様と名乗る少年は頭を抱える。どうしても認めてもらいたいようだ。
「で目的は?何したいんだよ」
元の話から脱線してしまっていたのでレールを元に戻す。胡散臭い神様は待ってました、と言わんばかりに
「一緒に人類を滅ぼさない?」
「何言ってんだよお前」
急に突飛な話になった。
No.21は少年の顔から目を逸らしながら話す。
「捻じ曲がった世界を元に戻すために」
少年はにこやかに、しかし表面上だけだが。まるでその笑顔は滅亡を楽しみにしているかの如く、この世界に向けられた嘲笑だ。
しかしNo.21はふと思ってしまった。『面白そう』だと。
「胡散臭い、が丁度暇してたんだ。思う存分楽しませてくれるんならいいぜ」
「約束しよう」
『No.21、扉を開けろ。命令だ、扉を開けろ』
「…なぁ、神様。お願いなんだがこの首輪取ってくんね?人権否定されるのは嫌なんでね」
「はは、この世界に人権なんてないんだけど。首輪なんて造作も無いことだよ」
首輪がガシャン、と音を立てて外れ床に落ちる。そして彼は椅子から立ち上がる。それに伴って少年も立ち上がった、というより浮きあがった。
「ロック解除、奇跡の脱出劇のはじまりはじまりー!」
重厚な扉が煙を纏いながらゆっくりと開く。
扉の先にはガスマスクを着用し、衛生面を考慮した、肌を見せない真っ白な服を着た研究員達が立ちはだかる。全員銃を持っているが、全て捕獲用の麻酔銃だと分かる。
「改めて見るとこいつら気味が悪いわ」
「不審者並みの服装だしね」
圧倒的な人数の差を前にして、二人は普通の会話を始めた。
『手を挙げ、降参しろ』
「死になさいな」
ガスマスクは反論しようと思う時間もなく、いつのまにか頭部が空中を舞っていた。それはこの場にいた研究員、全員が同じ状況だ。
「無礼者だよ、本当に」
少年は血塗れ、死体まみれになった床を見ながら、笑う。No.21にとっては初となる人の死なのだが、特に何も思うことは無かった、
神は死体を蹴り、道を作っていく。本来、地球ならば縁起でもないことなのだが、残念ながら此処は地球ではない。
出口に着いた。初めて外に足を踏み出す。
空は青くて、綺麗だった。
ガスマスク越しのノイズが入っている声が聞こえた。
見渡す限り白い部屋に心拍数を知らせる機器が淡々と変わらぬ拍数のBGMとして鳴っている。手術台に乗せられ、手足と身体をがっちりと固定されているので身動きは出来ない。
ガスマスクが注射器を腕に刺す。毒であるのは確かだがどうやらこの身体は毒程度では痛くもかゆくも無い様だ。
『実験成功。これよりNo.21の拘束を解除し保護室へ移動、観察を再開する。』
ノイズまみれの汚い声が響く。
何処を歩いても白いだけの建築物、シンプル過ぎるのが逆に気味の悪さを引き立てる。
部屋の中、ベッドか椅子のみの部屋な為、仕方なく椅子にNo.21は座る。監視されているのだ、じっとしていることが賢明な判断である。
開かずの白い扉を見つめる。どうしてこんな羽目になってしまったのだろうか。
「……地獄に落とされる義理はないんだがな」
監視官に聞こえない程小さな独り言を呟く。
話はかなり前に遡る。
No.21の、前世は死んだと仮定することにした。別に他殺とか自殺とかではなく、普通に病気で死んだと思われる。享年27。ゲーム廃人らしい不健康な生活が祟ったのだろう、病名は脳梗塞、心筋梗塞だろう。
その後チートを授けてくれる女神もおらず、修行をつけてくれる神々もおらずに転生し、こんな現状に至る。前世の記憶があるものの、実験施設では役立てようにもできない。
そしていつのまにかこの世界の言語を理解出来た。理解出来た、というよりも脳内で自動的に日本語に変換されているのが正しい。意思疎通はした事がないから分からないが。
「あー、運良く神様に出会ってチートくれないかなぁー……」
「その運良く出会える神様が目の前に現れてあげたんだけど」
はっ、とその声に驚いて椅子から勢いよく立ち上がる。椅子がガタッと倒れる音がした。
「まるでお化けを見たような反応はやめてよ」
いつのまにかーいや元から背後にいたかもしれないがー背後に回られ耳元で囁かれた。No.21は恐る恐る背後に振り向く。
そこには少年と呼べるほど幼過ぎる顔が。この実験施設は安易に入れるものではない。どうやって侵入したのか、そして監視官の反応がないのはどうしてなのか。謎が増えるばかりだ。
「君って頑固だね。そろそろファンタジーだと認めないと」
No.21の神を信じない現代人気質を見抜かれた。しかし未だに神だと信じていない。
「むむ、信じてくれないのか……ならこれは如何かな?」
彼はNo.21の目の前に圧縮されたブラックホールの様なものが現れた。
「信憑性が1%上がったぞ」
「これまた微妙だねぇ……」
神様と名乗る少年は頭を抱える。どうしても認めてもらいたいようだ。
「で目的は?何したいんだよ」
元の話から脱線してしまっていたのでレールを元に戻す。胡散臭い神様は待ってました、と言わんばかりに
「一緒に人類を滅ぼさない?」
「何言ってんだよお前」
急に突飛な話になった。
No.21は少年の顔から目を逸らしながら話す。
「捻じ曲がった世界を元に戻すために」
少年はにこやかに、しかし表面上だけだが。まるでその笑顔は滅亡を楽しみにしているかの如く、この世界に向けられた嘲笑だ。
しかしNo.21はふと思ってしまった。『面白そう』だと。
「胡散臭い、が丁度暇してたんだ。思う存分楽しませてくれるんならいいぜ」
「約束しよう」
『No.21、扉を開けろ。命令だ、扉を開けろ』
「…なぁ、神様。お願いなんだがこの首輪取ってくんね?人権否定されるのは嫌なんでね」
「はは、この世界に人権なんてないんだけど。首輪なんて造作も無いことだよ」
首輪がガシャン、と音を立てて外れ床に落ちる。そして彼は椅子から立ち上がる。それに伴って少年も立ち上がった、というより浮きあがった。
「ロック解除、奇跡の脱出劇のはじまりはじまりー!」
重厚な扉が煙を纏いながらゆっくりと開く。
扉の先にはガスマスクを着用し、衛生面を考慮した、肌を見せない真っ白な服を着た研究員達が立ちはだかる。全員銃を持っているが、全て捕獲用の麻酔銃だと分かる。
「改めて見るとこいつら気味が悪いわ」
「不審者並みの服装だしね」
圧倒的な人数の差を前にして、二人は普通の会話を始めた。
『手を挙げ、降参しろ』
「死になさいな」
ガスマスクは反論しようと思う時間もなく、いつのまにか頭部が空中を舞っていた。それはこの場にいた研究員、全員が同じ状況だ。
「無礼者だよ、本当に」
少年は血塗れ、死体まみれになった床を見ながら、笑う。No.21にとっては初となる人の死なのだが、特に何も思うことは無かった、
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