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第一章 新しい生活の始まり
009-2
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少しずつお風呂の小屋が形になっていく。
建築過程を見学したいのに、ラズロさんやノエルさん、クリフさんが見ちゃ駄目だと言うので、見れない。
出来てからのお楽しみだよ、とノエルさんは言う。
……多分だけど、僕がお願いしたのより凄いお風呂が出来てしまう気がする……。
今度の週末には、出産してないのにミルクを出せると言う凄い牛がやって来る。
楽しみな事ばかりで、明日が待ち遠しい。
文字が読めるようになったら、クリフさんから借りた絵本も読むんだ。
村に手紙も書きたい。
「アシュリーが眩しい」
ラズロさんが突然変な事を言い出した。隣に座るノエルさんは笑ってる。
「え? 僕ですか?」
僕が眩しい? 何でだろう?
普通だと思うんだけど……。
「毎日楽しそうで、オレは己の汚れっぷりに凹むわ」
「僕はアシュリー達に癒されるし、毎日食事は美味しいし、言う事ないよ。そもそもラズロは自堕落過ぎ」
ねー、と言いながらノエルさんはネロを撫でる。ネロはノエルさんの事が好きみたいで、撫でられるのは嫌じゃないみたい。ラズロさんには撫でさせないけど。その差は何なんだろう?
「言われるまでもねぇよ。オレがアシュリーぐらいの年の時なんて悪い事ばっかしてた。勉強も嫌いだったしな」
十歳でする悪い事ってなんだろう? むしろそれが気になる。
「アシュリーはそのままで良いんだからね、ラズロみたいな薄汚れた大人になっちゃ駄目だよー」
あまりに直球なノエルさんの言葉に、ラズロさんが衝撃を受けた顔になる。
汚い大人、とかより、薄汚れたの方がより実感がある。
「薄汚れた?! その言い方は流石に酷すぎんだろ!」
悲鳴みたいに叫ぶラズロさんと、ノエルさんのやりとりを見て、やっぱり仲が良いんだなぁ、と思いながらフルールのもふもふを堪能した。
フルールは目を細める。スライムも撫でられたら気持ち良いとかあるのかな? あると良いな。
「アシュリーが本を読めるようになったら色々教えてあげるからねー」
「神童と魔導師団長直々とか、半端ねぇなぁ」
それは、僕も思います……。
「ねぇねぇ、アシュリー。牛が来たらさ、またミルクのスープを作ってよ」
「はい。勿論です」
栄養価のある食事が食べたいからと、ノエルさんは僕に牛をくれるんだから、美味しくて身体に良いものを作らないとね。
秋の野菜は美味しくて身体に良い物が多いから迷うなぁ。
「今は海鮮ものが出回ってるぜ」
かいせん?
初めて聞く言葉に首を傾げていると、ノエルさんが教えてくれた。
「海鮮。海の幸だよ。アシュリーは山に近い場所で生まれ育ったから、海鮮物は馴染みがないかな?」
うみ。
「初めて聞きました」
「よし、今から買いに行くぞ!」
ラズロさんがこんなに興奮する程、うみの素材は美味しいのかな? それなら僕も食べてみたい。
立ち上がってガッツポーズをしてるラズロさんを、ノエルさんが冷ややかに見る。
「海鮮素材で飲もうとか考えてるだけでしょ」
ため息混じりに言うノエルさんの肩を、ラズロさんが気にせず叩く。
「おまえも仕事終わったら来いよ! 今日は炙り焼き祭だ!」
あぶりやき? 祭?
ラズロさんの興奮状態とは対照的に、ノエルさんは諦めた感じだ。なんだろう。あまりに二人の状態が違い過ぎて、楽しみにして良いのか悪いのか、全然分からない。
建築過程を見学したいのに、ラズロさんやノエルさん、クリフさんが見ちゃ駄目だと言うので、見れない。
出来てからのお楽しみだよ、とノエルさんは言う。
……多分だけど、僕がお願いしたのより凄いお風呂が出来てしまう気がする……。
今度の週末には、出産してないのにミルクを出せると言う凄い牛がやって来る。
楽しみな事ばかりで、明日が待ち遠しい。
文字が読めるようになったら、クリフさんから借りた絵本も読むんだ。
村に手紙も書きたい。
「アシュリーが眩しい」
ラズロさんが突然変な事を言い出した。隣に座るノエルさんは笑ってる。
「え? 僕ですか?」
僕が眩しい? 何でだろう?
普通だと思うんだけど……。
「毎日楽しそうで、オレは己の汚れっぷりに凹むわ」
「僕はアシュリー達に癒されるし、毎日食事は美味しいし、言う事ないよ。そもそもラズロは自堕落過ぎ」
ねー、と言いながらノエルさんはネロを撫でる。ネロはノエルさんの事が好きみたいで、撫でられるのは嫌じゃないみたい。ラズロさんには撫でさせないけど。その差は何なんだろう?
「言われるまでもねぇよ。オレがアシュリーぐらいの年の時なんて悪い事ばっかしてた。勉強も嫌いだったしな」
十歳でする悪い事ってなんだろう? むしろそれが気になる。
「アシュリーはそのままで良いんだからね、ラズロみたいな薄汚れた大人になっちゃ駄目だよー」
あまりに直球なノエルさんの言葉に、ラズロさんが衝撃を受けた顔になる。
汚い大人、とかより、薄汚れたの方がより実感がある。
「薄汚れた?! その言い方は流石に酷すぎんだろ!」
悲鳴みたいに叫ぶラズロさんと、ノエルさんのやりとりを見て、やっぱり仲が良いんだなぁ、と思いながらフルールのもふもふを堪能した。
フルールは目を細める。スライムも撫でられたら気持ち良いとかあるのかな? あると良いな。
「アシュリーが本を読めるようになったら色々教えてあげるからねー」
「神童と魔導師団長直々とか、半端ねぇなぁ」
それは、僕も思います……。
「ねぇねぇ、アシュリー。牛が来たらさ、またミルクのスープを作ってよ」
「はい。勿論です」
栄養価のある食事が食べたいからと、ノエルさんは僕に牛をくれるんだから、美味しくて身体に良いものを作らないとね。
秋の野菜は美味しくて身体に良い物が多いから迷うなぁ。
「今は海鮮ものが出回ってるぜ」
かいせん?
初めて聞く言葉に首を傾げていると、ノエルさんが教えてくれた。
「海鮮。海の幸だよ。アシュリーは山に近い場所で生まれ育ったから、海鮮物は馴染みがないかな?」
うみ。
「初めて聞きました」
「よし、今から買いに行くぞ!」
ラズロさんがこんなに興奮する程、うみの素材は美味しいのかな? それなら僕も食べてみたい。
立ち上がってガッツポーズをしてるラズロさんを、ノエルさんが冷ややかに見る。
「海鮮素材で飲もうとか考えてるだけでしょ」
ため息混じりに言うノエルさんの肩を、ラズロさんが気にせず叩く。
「おまえも仕事終わったら来いよ! 今日は炙り焼き祭だ!」
あぶりやき? 祭?
ラズロさんの興奮状態とは対照的に、ノエルさんは諦めた感じだ。なんだろう。あまりに二人の状態が違い過ぎて、楽しみにして良いのか悪いのか、全然分からない。
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