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王都ミツメ編 後編 恋する乙女と炎の竜
vs 「炎竜」アグニ
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「アグニちゃん! 『ヘルブレス』よ!」
ファリスの言葉と同時に炎竜が大きく息を吸い込んで顎を引きのけ反る。
攻撃系ブレスの予備動作だな。
「エリス! しっかりつかまってろよ!」
「命令すんな!」
「そんだけ威勢がよけりゃ大丈夫だな!」
アグニの口から灼熱の業火が放出される。
その直前に地を蹴って駆け出し、熱波がやってくるのを背で感じ取りながら山道の壁を伝って走る。
「ヘルブレス」はそのまま俺を追うように放出され続けているのだろう。
ほとんど水平になって走っているのでエリスの俺の頭を掴む手にもより一層の力が込められた。
「嘘でしょ!? どんだけ足速いのよ!」
ファリスが驚愕の声をあげる。
「ちょっとちょっとぉ!」
涙声で叫ぶエリスには構っていられない。
ただ戦って倒すだけなら攻撃を受けつつ強引に接近することもできるけど、今は肩の上にエリスがいる。
だから基本的に攻撃は全て避けないとだめだ。
走りながらも視界の端でブレスが途切れるのを確認すると、壁を蹴って飛ぶ。
空中で大剣を構えてアグニに向かって横なぎに振った。
「『風刃剣』!!」
武器に風系統の魔法を乗せて放つ『精霊剣技』の一種だ。
剣の軌道に沿って発生した三日月型の真空の刃が炎竜を襲う。
「『マジック・ウォール』!!」
「風刃剣」を魔法だと判断したファリスがアグニの前に一定量の魔法ダメージを軽減する防壁を張った。
ダメージには物理ダメージと魔法ダメージがあり、基本的に防御魔法はこのどちらかだけのダメージを軽減するというものが多い。
だから防御魔法を使う際には相手の魔法や技が物理と魔法のどちらのダメージを与えるのかを判断する必要があるのだ。
そしてこのファリスの判断は半分正解で半分間違いといえる。
「ギャオオオッ!!」
アグニがダメージを受けて空中でのけ反り悲鳴をあげた。
「どうしてよぉ! 今のは魔法でしょ!?」
どうやら精霊と戦うのは初めてらしいファリスがうろたえる。
まあ当たり前だ。精霊と戦ったことのあるモンスターってのは下界では適正範囲外モンスターになったことのあるやつくらいのはずだし。
「風刃剣」のように剣から直接発生させる『精霊剣技』には物理ダメージと魔法ダメージを半分ずつ乗せることができる。
合計ダメージが100であれば物理50で魔法50といった感じだ。
つまりどちらか片方だけを防御する魔法では完全には防ぎきれない。
とはいってもあれだけで大きなダメージを与えられるはずもなく、体勢を立て直したファリスとアグニはすぐに攻撃を仕掛けてきた。
「もう一回『ヘルブレス』よ!」
山道に着地してゆっくり走りながら様子を見ていた俺は、またブレスの予備動作を見て速度あげた。
頭上からは少し不機嫌そうな声が聞こえてくる。
「なんだか少しだけ楽しくなってきたわ」
「お前逞しいな」
今度は山道の下、大分緩やかになっている斜面を走って避ける。
さっき走った分と合わせて丁度楕円を描くような軌道だ。
幸いにもこの山道は上も下も樹々が少ないので走っていて何かにぶつかるということがない。
とはいえ全く生えていないわけでもないのでさっき俺が走った辺りの樹々は燃えまくっている。
どうするつもりなんだと思っていると、視界の端からアグニが小っちゃくなったやつが飛んできた。
その背中にはサキュバスが乗っていて、魔法で火を消して回っている。
「山火事になるとモンスターたちも死ぬし魔王様に怒られるからね! 二体いるアグニの子供のうち一体を部下に操らせて消火させてるのよ!」
「あっそ」
またブレスが収まってきたところで再び「風刃剣」。
やはりファリスは防ぎきれずにアグニにダメージを負わせてしまう。
たしかにダメージは与えてるけどこれじゃキリがない。
「スキャン」を発動……やっぱりアグニのHPはかなり残っている。
まあ本来「イベントモンスター」ってのは高レベルの冒険者が大勢で群がってボコスカ殴るものだから当たり前だ。
とはいえ、あまり時間をかけすぎるとティナたちが危ないかもしれない。
地面に降りてきてくれりゃどうとでもなるんだけどな。
「そうか!」
ある事を閃いて思わず誰にともなく叫んでしまった。
しかし戦闘は継続中だ。ファリスが性懲りもなく攻撃を仕掛けてくる。
「もう! さっさと当たって死になさいよ! 『ヘルブレス』!」
何度目かになる炎との追いかけっこが始まった。
学習能力ねえなあアグニはもっと色んなことできるだろ、と思っていると。
ファリスに魔力の集まる気配を感じて俺は走る速度をあげて進路も変えた。
これはモンスターテイマーズとして戦闘を重ねてきた経験からくる勘だ。
「『ヘルファイア』!!」
進路を変えなければ今頃俺たちが走っていた辺り一帯に巨大な炎の柱が発生。
炎系範囲攻撃の最上級魔法「ヘルファイア」。
どうやらファリスから直接放たれたものらしい。
飲み込まれれば俺はともかくエリスなら灰すらも残らないだろう。
さっきの小さい炎竜に乗っていたサキュバスから声がかかる。
「ちょっとファリス様~! あんまり燃やしすぎないでくれよ~!」
「うっさい、黙って働きなさい!」
どうもファリスは横暴なボスらしい。大変だなあの部下ってやつも。
とにかく少しひやっとしたものの、これで相手に隙ができた。
俺は走りながら剣を身体の内側に引いてから横なぎに振る。
ターゲットはファリスの背後だ。
「『爆裂剣』!」
「ぎゃあっ!」
ファリスが妖艶なサキュバスにあるまじき声を出した。
アグニも爆発の衝撃で少し高度が下がっている。
さっきの「スキャン」で炎竜には無効化するほどではないものの、炎と爆発魔法に対する高い耐性があることがわかった。
だから「爆裂剣」を背後で爆発するように撃てばファリスにだけ大きなダメージを与えられるはず。
そう思って撃ったがうまくいったらしい。
翼を破壊してアグニを地上に落とすという案もあったけどなるべくならそれは避けたい。
翼を破壊してしまえばいくら炎竜といえども生活に支障が出るだろう。
「イベントモンスター」とはいえファリスに操られているだけの、生きているモンスターなのだ。
「『フレイムボール』」
ファリスの宣言と同時にアグニの口から火炎の球が高速で発射された。
俺が走っている軌道の少し先に置くような感じで放たれたので進路を変えて対応する。
「『爆裂剣』!」
アグニがまた怯む。ファリスは自身に魔法ダメージを軽減する魔法を使っているものの、無効化はできていないようだ。
「ぬぐぐ……やってくれるわね。こうなったら直接いくわよ!」
一瞬ためを作ると、アグニが緩やかな下向きの放物線を描く軌道でこちらに向かって飛んできた。
もうここまで来ればこっちのもんだ。
俺は避けるわけもなくアグニに向かって駆け出した。
「えっ、ちょっとちょっと! 何してんのよ!」
焦燥の色がにじむ声をかけてくるエリス。
アグニと俺たちの距離が詰まるのは一瞬だった。
「何のつもりか知らないけど、これでお終いよ!」
今にもぶつかろうかという瞬間に俺は少しだけ右に飛んで、右から左へとアグニの顔に叩きつけるように大剣を振った。
「『雷刃剣』!!」
雷魔法を剣に乗せる『精霊剣技』の一種で麻痺効果を与えることもできる。
直接攻撃も入ったので大幅にHPを削ったと思う。
これならどこを破壊することもなく「気絶」か「麻痺」のどちらか、あるいは両方の状態異常にできるはずだ。
「ぴぎゃーっ!」
ファリスも巻き込むことができたらしく、またもサキュバスにあるまじき声がきこえてきた。
アグニとファリスは吹っ飛んで山の斜面に激突する。
山全体が揺れる程の強烈な衝撃とともにアグニが激突した部分の斜面が一部崩落した。
その拍子にファリスがアグニの背中から投げ出されて山道に転がっていく。
アグニは狙い通り「麻痺」状態になっているらしく動かない。
俺はそれを確認するとゆっくりとファリスの元へ歩み寄っていった。
ファリスはよろよろと立ち上がるもすぐその場にへたり込む。
そんなちびっこサキュバスを見下ろしながらガッツポーズを作って言ってやる。
「どうやら俺のティナへの愛の方が勝ったみたいだな」
「ええ。そうみたいね……」
「それで。どうするんだ? 部下を使ってまでティナを危険な目に合わせようと企んだ罪は重いぜ?」
「煮るなり焼くなり好きにすればいいじゃない」
「ふ~ん、そんじゃ焼くか」
そう言って手のひらを向けると、ファリスは目を潤ませて何やらほざき出した。
「うぅ……ごめんなさぁい、おわびに何でもしてあげるからぁ、見逃し」
「うぜえ!」
「あぴゃらぁ~…………」
直接拳をお見舞いすると、ファリスは空の彼方に消えて星になった。
ファリスの言葉と同時に炎竜が大きく息を吸い込んで顎を引きのけ反る。
攻撃系ブレスの予備動作だな。
「エリス! しっかりつかまってろよ!」
「命令すんな!」
「そんだけ威勢がよけりゃ大丈夫だな!」
アグニの口から灼熱の業火が放出される。
その直前に地を蹴って駆け出し、熱波がやってくるのを背で感じ取りながら山道の壁を伝って走る。
「ヘルブレス」はそのまま俺を追うように放出され続けているのだろう。
ほとんど水平になって走っているのでエリスの俺の頭を掴む手にもより一層の力が込められた。
「嘘でしょ!? どんだけ足速いのよ!」
ファリスが驚愕の声をあげる。
「ちょっとちょっとぉ!」
涙声で叫ぶエリスには構っていられない。
ただ戦って倒すだけなら攻撃を受けつつ強引に接近することもできるけど、今は肩の上にエリスがいる。
だから基本的に攻撃は全て避けないとだめだ。
走りながらも視界の端でブレスが途切れるのを確認すると、壁を蹴って飛ぶ。
空中で大剣を構えてアグニに向かって横なぎに振った。
「『風刃剣』!!」
武器に風系統の魔法を乗せて放つ『精霊剣技』の一種だ。
剣の軌道に沿って発生した三日月型の真空の刃が炎竜を襲う。
「『マジック・ウォール』!!」
「風刃剣」を魔法だと判断したファリスがアグニの前に一定量の魔法ダメージを軽減する防壁を張った。
ダメージには物理ダメージと魔法ダメージがあり、基本的に防御魔法はこのどちらかだけのダメージを軽減するというものが多い。
だから防御魔法を使う際には相手の魔法や技が物理と魔法のどちらのダメージを与えるのかを判断する必要があるのだ。
そしてこのファリスの判断は半分正解で半分間違いといえる。
「ギャオオオッ!!」
アグニがダメージを受けて空中でのけ反り悲鳴をあげた。
「どうしてよぉ! 今のは魔法でしょ!?」
どうやら精霊と戦うのは初めてらしいファリスがうろたえる。
まあ当たり前だ。精霊と戦ったことのあるモンスターってのは下界では適正範囲外モンスターになったことのあるやつくらいのはずだし。
「風刃剣」のように剣から直接発生させる『精霊剣技』には物理ダメージと魔法ダメージを半分ずつ乗せることができる。
合計ダメージが100であれば物理50で魔法50といった感じだ。
つまりどちらか片方だけを防御する魔法では完全には防ぎきれない。
とはいってもあれだけで大きなダメージを与えられるはずもなく、体勢を立て直したファリスとアグニはすぐに攻撃を仕掛けてきた。
「もう一回『ヘルブレス』よ!」
山道に着地してゆっくり走りながら様子を見ていた俺は、またブレスの予備動作を見て速度あげた。
頭上からは少し不機嫌そうな声が聞こえてくる。
「なんだか少しだけ楽しくなってきたわ」
「お前逞しいな」
今度は山道の下、大分緩やかになっている斜面を走って避ける。
さっき走った分と合わせて丁度楕円を描くような軌道だ。
幸いにもこの山道は上も下も樹々が少ないので走っていて何かにぶつかるということがない。
とはいえ全く生えていないわけでもないのでさっき俺が走った辺りの樹々は燃えまくっている。
どうするつもりなんだと思っていると、視界の端からアグニが小っちゃくなったやつが飛んできた。
その背中にはサキュバスが乗っていて、魔法で火を消して回っている。
「山火事になるとモンスターたちも死ぬし魔王様に怒られるからね! 二体いるアグニの子供のうち一体を部下に操らせて消火させてるのよ!」
「あっそ」
またブレスが収まってきたところで再び「風刃剣」。
やはりファリスは防ぎきれずにアグニにダメージを負わせてしまう。
たしかにダメージは与えてるけどこれじゃキリがない。
「スキャン」を発動……やっぱりアグニのHPはかなり残っている。
まあ本来「イベントモンスター」ってのは高レベルの冒険者が大勢で群がってボコスカ殴るものだから当たり前だ。
とはいえ、あまり時間をかけすぎるとティナたちが危ないかもしれない。
地面に降りてきてくれりゃどうとでもなるんだけどな。
「そうか!」
ある事を閃いて思わず誰にともなく叫んでしまった。
しかし戦闘は継続中だ。ファリスが性懲りもなく攻撃を仕掛けてくる。
「もう! さっさと当たって死になさいよ! 『ヘルブレス』!」
何度目かになる炎との追いかけっこが始まった。
学習能力ねえなあアグニはもっと色んなことできるだろ、と思っていると。
ファリスに魔力の集まる気配を感じて俺は走る速度をあげて進路も変えた。
これはモンスターテイマーズとして戦闘を重ねてきた経験からくる勘だ。
「『ヘルファイア』!!」
進路を変えなければ今頃俺たちが走っていた辺り一帯に巨大な炎の柱が発生。
炎系範囲攻撃の最上級魔法「ヘルファイア」。
どうやらファリスから直接放たれたものらしい。
飲み込まれれば俺はともかくエリスなら灰すらも残らないだろう。
さっきの小さい炎竜に乗っていたサキュバスから声がかかる。
「ちょっとファリス様~! あんまり燃やしすぎないでくれよ~!」
「うっさい、黙って働きなさい!」
どうもファリスは横暴なボスらしい。大変だなあの部下ってやつも。
とにかく少しひやっとしたものの、これで相手に隙ができた。
俺は走りながら剣を身体の内側に引いてから横なぎに振る。
ターゲットはファリスの背後だ。
「『爆裂剣』!」
「ぎゃあっ!」
ファリスが妖艶なサキュバスにあるまじき声を出した。
アグニも爆発の衝撃で少し高度が下がっている。
さっきの「スキャン」で炎竜には無効化するほどではないものの、炎と爆発魔法に対する高い耐性があることがわかった。
だから「爆裂剣」を背後で爆発するように撃てばファリスにだけ大きなダメージを与えられるはず。
そう思って撃ったがうまくいったらしい。
翼を破壊してアグニを地上に落とすという案もあったけどなるべくならそれは避けたい。
翼を破壊してしまえばいくら炎竜といえども生活に支障が出るだろう。
「イベントモンスター」とはいえファリスに操られているだけの、生きているモンスターなのだ。
「『フレイムボール』」
ファリスの宣言と同時にアグニの口から火炎の球が高速で発射された。
俺が走っている軌道の少し先に置くような感じで放たれたので進路を変えて対応する。
「『爆裂剣』!」
アグニがまた怯む。ファリスは自身に魔法ダメージを軽減する魔法を使っているものの、無効化はできていないようだ。
「ぬぐぐ……やってくれるわね。こうなったら直接いくわよ!」
一瞬ためを作ると、アグニが緩やかな下向きの放物線を描く軌道でこちらに向かって飛んできた。
もうここまで来ればこっちのもんだ。
俺は避けるわけもなくアグニに向かって駆け出した。
「えっ、ちょっとちょっと! 何してんのよ!」
焦燥の色がにじむ声をかけてくるエリス。
アグニと俺たちの距離が詰まるのは一瞬だった。
「何のつもりか知らないけど、これでお終いよ!」
今にもぶつかろうかという瞬間に俺は少しだけ右に飛んで、右から左へとアグニの顔に叩きつけるように大剣を振った。
「『雷刃剣』!!」
雷魔法を剣に乗せる『精霊剣技』の一種で麻痺効果を与えることもできる。
直接攻撃も入ったので大幅にHPを削ったと思う。
これならどこを破壊することもなく「気絶」か「麻痺」のどちらか、あるいは両方の状態異常にできるはずだ。
「ぴぎゃーっ!」
ファリスも巻き込むことができたらしく、またもサキュバスにあるまじき声がきこえてきた。
アグニとファリスは吹っ飛んで山の斜面に激突する。
山全体が揺れる程の強烈な衝撃とともにアグニが激突した部分の斜面が一部崩落した。
その拍子にファリスがアグニの背中から投げ出されて山道に転がっていく。
アグニは狙い通り「麻痺」状態になっているらしく動かない。
俺はそれを確認するとゆっくりとファリスの元へ歩み寄っていった。
ファリスはよろよろと立ち上がるもすぐその場にへたり込む。
そんなちびっこサキュバスを見下ろしながらガッツポーズを作って言ってやる。
「どうやら俺のティナへの愛の方が勝ったみたいだな」
「ええ。そうみたいね……」
「それで。どうするんだ? 部下を使ってまでティナを危険な目に合わせようと企んだ罪は重いぜ?」
「煮るなり焼くなり好きにすればいいじゃない」
「ふ~ん、そんじゃ焼くか」
そう言って手のひらを向けると、ファリスは目を潤ませて何やらほざき出した。
「うぅ……ごめんなさぁい、おわびに何でもしてあげるからぁ、見逃し」
「うぜえ!」
「あぴゃらぁ~…………」
直接拳をお見舞いすると、ファリスは空の彼方に消えて星になった。
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