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伝説の武器編 後編 ドキッ! 男だらけの試練の迷宮
天敵との遭遇
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「さすが師匠! 見事なお手並みでした!」
「恐縮です」
すっかり俺を置いてけぼりにして前方で盛り上がる二人。
ティナは盛り上がりが一段落すると、こちらをちらっと見て口を開いた。
「あれっ? ジン君いたんだ」
「おう」
ティナの機嫌直らねえなぁ、どうしたらいいんだ。もうクッキー作戦は使えないみたいだし何か考えないとな。
そう思いながら歩いていると、前方の二人が何かを発見したらしく立ち止まる。
見れば、またも守護者が一体俺たちの行く手を阻んでいた。
「師匠! 次は私にお任せください」
「あまり無理はなさらぬよう」
「はいっ」
レイナルドの助言を受けながら、はがねのつるぎとはがねのたてを構えてティナが守護者の前に躍り出る。
ティナは先手を打って駆け出すと、一気に敵との距離を詰めた。
「やあっ!」
相手からの攻撃が繰り出されるより早く、はがねのつるぎが袈裟斬りの軌道を描いて襲いかかる。
さすがに一撃とはいかないものの守護者は怯んで一歩下がった。その隙を逃さずティナは更にまた一歩詰めて剣を振り下ろす。
「ヴオオォォ……」
戦闘はティナの勝利に終わり、守護者は跡形もなく消え去っていく。
くるりと俺たちの方を振り向くと感想を求めてせがむように聞いてくる。
「どうでした!?」
「素晴らしいお手並みです」「かっこよかったぜ!」
「ありがとうございます! 師匠」
「…………」
ちょっと根に持ちすぎじゃない? もう無視じゃんこれ。
いやいや待て待てむかついたらだめだ。そんなことじゃ仲直りできねえ。
俺がんば! と心の中で自分に声援を送りながら再び歩き出す。
隊列は変わらずレイナルドとティナが横並びに歩き、俺がその後ろからついていく形だ。
事前にレイナルドから聞いていた通り、迷宮内はかなり入り組んでいる。
十字路や丁字路を通る度に脇へと視線をやると、別の通路の先でほのかに灯る松明が不思議で尋ねてみた。
「なあレイナルド、俺たちが灯してないはずなのに勝手に火がついてる松明はなんなんだ?」
「あれは守護者がつけているものですな」
「守護者が? そんなこともあんのか」
「はい。どういう原理かはわかりませんが、そういう慣習がやつらにはあるようですな」
そう言われてみれば最初の部屋にも始めから松明に火がついてたな。何も疑問に思わなかったけど、あれも守護者がつけたやつってことか。
まあこのダンジョンや守護者はどう考えても作るのにゼウスが絡んでるだろうからな……。勇者がダンジョンを歩きやすいよう、守護者にそういう機能でもつけたのかもしれない。
何にせよ俺たちには都合がいいので特に不満はなかった。
それよりも当面の問題はティナだ。どうにかしてティナの機嫌を直さないと結婚どころじゃなくなってしまう。
今は三人の間に会話はなく、耳には石の床を踏む硬質な足音だけが響く。
さて、どうしたものかと考えているとまた十字路に差し掛かった。
正しい順路は正面らしくレイナルドとティナはまっすぐに歩いている。
ふと右側に視線をやると、少し離れたところに部屋のような空間があるのが見えた。そこであることを閃く。
ダンジョンには宝箱というものがある。
今回は伝説の武器入手が目的だからそんな話は出なかったけど、本来宝箱と言えば冒険者がダンジョンに潜る際の楽しみの一つになっているらしい。
もし宝箱を発見していいアイテムを入手できたら。
それをティナにプレゼントすれば、機嫌を直してくれるどころかまた一つ関係が進展するかもしれない。
た、例えばだけど、発見したのがゆ、指輪だったら!
(ティナ、これ。お前のために見つけてきたんだ。結婚しよう)
(ジン君……子供は10人くらいでいいかな……)
うん、仲直りどころか一気に家庭を築けるかもしれないな。
まだフォースの街にソフィア様がいれば、ついでに何か間を取り持つ人みたいなのやってもらってそのまま式なんてあげれちゃう。
あれ、でもトチュウノ町で指輪買ってあげたから何かありがたみ薄いかな?
いやいや細かいことを気にしてる場合じゃない。ティナにばれないように宝箱探索だ。贈り物は突然した方が効果が高いって聞くしな。
ちらと前を見ると、二人は黙々と正面方向に向かって歩いている。
よし今の内にこそっと行ってこそっと帰ってこよう。ここから見える部屋に行って戻るくらいなら道に迷うこともないだろうしな。
一番の心配はレイナルドの言っていた罠ってやつだけど、ダメージ系のトラップならまあ死ぬなんてことはないはず。
身体を正面に向けたまま少しずつ脇の通路にそれて行き、二人の様子を窺う。
すると二人が完全に前を向く。その隙を見て一気に横の通路に入った。
案の定床や壁から槍が出て来たけど、その罠が発動するよりも俺がそこを通過する方が早い。
ダメージすら入ることもなく、あっという間に部屋が目前に迫る。
と、その時だった。
右足を地につけた瞬間、足元でかちりと何かを踏んだような音がした。
すると、ぱかりと絵に描いたように、下に向かって両開きで床が二つに割れる。
改めて思った。
本当に驚いた時、精霊も恐らく人間も。声なんて出ないんだなと。
一瞬の浮遊感を味わった後、即座に重力に囚われて身体が落下していく。
「…………っ!」
距離はそんなに長くなかった。数秒もすると下の階に到着。
思いっきり尻を打ち付けたものの特に怪我もなく、すぐに立ち上がって周囲を見渡してみる。
上の階と何も変わらない石造りの迷宮だ。
さっき聞いた通り守護者が点けたのか、ところどころに火の灯った松明がぼんやりと迷宮内を照らし出していた。
見上げれば、俺が落ちて来た穴はすでに床が閉まることによって塞がれている。
はあ、やっちまった。まさか迷宮に地下があって、そこに通じる落とし穴も罠として存在しているなんてなあ。
しかもこの地下は落とし穴用のおまけなんかじゃなく、かなりしっかり作られているみたいだ。
俺が落ちた場所は部屋のような四角い空間になっていて、前後を貫くように一本の通路が通っている。
その先もまた上の階と同じように丁字路になったり十字路になったりしているみたいで、かなり複雑になっているらしい。
さてどうするか。
上の階に戻ること自体はまあ出来ないこともない。俺が落ちてきた床をぶっ壊してジャンプすればいいだけの話だ。俺の足ならぎりぎり届く……か?
でも例えば俺がいなくなったことに気付いて戻って来てくれたティナかレイナルドに、偶然俺が床をぶち破って戻った瞬間を見られると面倒だ。
それに、このまま下の階を歩いていれば宝箱なんかもあるかもしれない。ティナやレイナルドに気を遣うことなく堂々と探索が出来る。
よし、このまま下の階を歩いていってみよう、そう考えた時だった。
背後で突然魔法の気配がした。……魔法の気配?
振り返ると、そこには人が二人いた。いや、こいつらは人じゃなくまず間違いなく精霊だろう。
一人は見たことのないやつ。そしてもう一人は。俺はそいつを見た瞬間、背中の大剣に手をかける。
しかしその時、すでに目の前に標的はいない。
「ジイイイイイイィィィィィィィン!!!!」
背後から抱きつかれて頬ずりをされる。
ぶわっと鳥肌が立ち、振り向きざまに剣を振った。
「『雷刃剣』!!!!」
大剣は空を切った。ばちばちと雷が宙で弾けて音を立てている。
今度は先手を打って振り向きざまにスキルをかます。
「『雷刃剣』!!!!」
だけど、またも俺の剣は空を切った。
するとまたも背後から抱きつかれて頬ずりをされてしまう。
「会いたかったよおおおおぉぉぉぉ!!!!」
「『雷刃剣』!!!!」
くっそ当たんねえ。気づけばやつは俺の正面、少し離れた位置にいた。
俺はそいつを睨みつけながら声を張り上げる。
「こんなとこまで何しにきたんだよ!! キース!!」
すらっと伸びた長い背に、髭がなければ男であることを疑う中性的な顔が乗っている。身には精霊部隊の正装であるややベージュがかったマントを纏っていた。
キースはちっちっと人差し指を左右に振ってから口を開く。
「何って? 決まってるじゃないか、お前に会いに来たんだよ」
「こんなとこまで来んな! オブザーバーズの隊員まで引き連れて来やがって!」
「いい加減にジン成分が切れていたところだったんだ、しょうがないだろう。それといつも言っているじゃないか。キースじゃなくて、お兄ちゃんと呼びなさい」
「試練の迷宮」地下で遭遇したのは、認めたくはないけど俺の実兄で精霊部隊ダンサーズの隊長、「嫉妬」のキースと呼ばれる男だった。
「恐縮です」
すっかり俺を置いてけぼりにして前方で盛り上がる二人。
ティナは盛り上がりが一段落すると、こちらをちらっと見て口を開いた。
「あれっ? ジン君いたんだ」
「おう」
ティナの機嫌直らねえなぁ、どうしたらいいんだ。もうクッキー作戦は使えないみたいだし何か考えないとな。
そう思いながら歩いていると、前方の二人が何かを発見したらしく立ち止まる。
見れば、またも守護者が一体俺たちの行く手を阻んでいた。
「師匠! 次は私にお任せください」
「あまり無理はなさらぬよう」
「はいっ」
レイナルドの助言を受けながら、はがねのつるぎとはがねのたてを構えてティナが守護者の前に躍り出る。
ティナは先手を打って駆け出すと、一気に敵との距離を詰めた。
「やあっ!」
相手からの攻撃が繰り出されるより早く、はがねのつるぎが袈裟斬りの軌道を描いて襲いかかる。
さすがに一撃とはいかないものの守護者は怯んで一歩下がった。その隙を逃さずティナは更にまた一歩詰めて剣を振り下ろす。
「ヴオオォォ……」
戦闘はティナの勝利に終わり、守護者は跡形もなく消え去っていく。
くるりと俺たちの方を振り向くと感想を求めてせがむように聞いてくる。
「どうでした!?」
「素晴らしいお手並みです」「かっこよかったぜ!」
「ありがとうございます! 師匠」
「…………」
ちょっと根に持ちすぎじゃない? もう無視じゃんこれ。
いやいや待て待てむかついたらだめだ。そんなことじゃ仲直りできねえ。
俺がんば! と心の中で自分に声援を送りながら再び歩き出す。
隊列は変わらずレイナルドとティナが横並びに歩き、俺がその後ろからついていく形だ。
事前にレイナルドから聞いていた通り、迷宮内はかなり入り組んでいる。
十字路や丁字路を通る度に脇へと視線をやると、別の通路の先でほのかに灯る松明が不思議で尋ねてみた。
「なあレイナルド、俺たちが灯してないはずなのに勝手に火がついてる松明はなんなんだ?」
「あれは守護者がつけているものですな」
「守護者が? そんなこともあんのか」
「はい。どういう原理かはわかりませんが、そういう慣習がやつらにはあるようですな」
そう言われてみれば最初の部屋にも始めから松明に火がついてたな。何も疑問に思わなかったけど、あれも守護者がつけたやつってことか。
まあこのダンジョンや守護者はどう考えても作るのにゼウスが絡んでるだろうからな……。勇者がダンジョンを歩きやすいよう、守護者にそういう機能でもつけたのかもしれない。
何にせよ俺たちには都合がいいので特に不満はなかった。
それよりも当面の問題はティナだ。どうにかしてティナの機嫌を直さないと結婚どころじゃなくなってしまう。
今は三人の間に会話はなく、耳には石の床を踏む硬質な足音だけが響く。
さて、どうしたものかと考えているとまた十字路に差し掛かった。
正しい順路は正面らしくレイナルドとティナはまっすぐに歩いている。
ふと右側に視線をやると、少し離れたところに部屋のような空間があるのが見えた。そこであることを閃く。
ダンジョンには宝箱というものがある。
今回は伝説の武器入手が目的だからそんな話は出なかったけど、本来宝箱と言えば冒険者がダンジョンに潜る際の楽しみの一つになっているらしい。
もし宝箱を発見していいアイテムを入手できたら。
それをティナにプレゼントすれば、機嫌を直してくれるどころかまた一つ関係が進展するかもしれない。
た、例えばだけど、発見したのがゆ、指輪だったら!
(ティナ、これ。お前のために見つけてきたんだ。結婚しよう)
(ジン君……子供は10人くらいでいいかな……)
うん、仲直りどころか一気に家庭を築けるかもしれないな。
まだフォースの街にソフィア様がいれば、ついでに何か間を取り持つ人みたいなのやってもらってそのまま式なんてあげれちゃう。
あれ、でもトチュウノ町で指輪買ってあげたから何かありがたみ薄いかな?
いやいや細かいことを気にしてる場合じゃない。ティナにばれないように宝箱探索だ。贈り物は突然した方が効果が高いって聞くしな。
ちらと前を見ると、二人は黙々と正面方向に向かって歩いている。
よし今の内にこそっと行ってこそっと帰ってこよう。ここから見える部屋に行って戻るくらいなら道に迷うこともないだろうしな。
一番の心配はレイナルドの言っていた罠ってやつだけど、ダメージ系のトラップならまあ死ぬなんてことはないはず。
身体を正面に向けたまま少しずつ脇の通路にそれて行き、二人の様子を窺う。
すると二人が完全に前を向く。その隙を見て一気に横の通路に入った。
案の定床や壁から槍が出て来たけど、その罠が発動するよりも俺がそこを通過する方が早い。
ダメージすら入ることもなく、あっという間に部屋が目前に迫る。
と、その時だった。
右足を地につけた瞬間、足元でかちりと何かを踏んだような音がした。
すると、ぱかりと絵に描いたように、下に向かって両開きで床が二つに割れる。
改めて思った。
本当に驚いた時、精霊も恐らく人間も。声なんて出ないんだなと。
一瞬の浮遊感を味わった後、即座に重力に囚われて身体が落下していく。
「…………っ!」
距離はそんなに長くなかった。数秒もすると下の階に到着。
思いっきり尻を打ち付けたものの特に怪我もなく、すぐに立ち上がって周囲を見渡してみる。
上の階と何も変わらない石造りの迷宮だ。
さっき聞いた通り守護者が点けたのか、ところどころに火の灯った松明がぼんやりと迷宮内を照らし出していた。
見上げれば、俺が落ちて来た穴はすでに床が閉まることによって塞がれている。
はあ、やっちまった。まさか迷宮に地下があって、そこに通じる落とし穴も罠として存在しているなんてなあ。
しかもこの地下は落とし穴用のおまけなんかじゃなく、かなりしっかり作られているみたいだ。
俺が落ちた場所は部屋のような四角い空間になっていて、前後を貫くように一本の通路が通っている。
その先もまた上の階と同じように丁字路になったり十字路になったりしているみたいで、かなり複雑になっているらしい。
さてどうするか。
上の階に戻ること自体はまあ出来ないこともない。俺が落ちてきた床をぶっ壊してジャンプすればいいだけの話だ。俺の足ならぎりぎり届く……か?
でも例えば俺がいなくなったことに気付いて戻って来てくれたティナかレイナルドに、偶然俺が床をぶち破って戻った瞬間を見られると面倒だ。
それに、このまま下の階を歩いていれば宝箱なんかもあるかもしれない。ティナやレイナルドに気を遣うことなく堂々と探索が出来る。
よし、このまま下の階を歩いていってみよう、そう考えた時だった。
背後で突然魔法の気配がした。……魔法の気配?
振り返ると、そこには人が二人いた。いや、こいつらは人じゃなくまず間違いなく精霊だろう。
一人は見たことのないやつ。そしてもう一人は。俺はそいつを見た瞬間、背中の大剣に手をかける。
しかしその時、すでに目の前に標的はいない。
「ジイイイイイイィィィィィィィン!!!!」
背後から抱きつかれて頬ずりをされる。
ぶわっと鳥肌が立ち、振り向きざまに剣を振った。
「『雷刃剣』!!!!」
大剣は空を切った。ばちばちと雷が宙で弾けて音を立てている。
今度は先手を打って振り向きざまにスキルをかます。
「『雷刃剣』!!!!」
だけど、またも俺の剣は空を切った。
するとまたも背後から抱きつかれて頬ずりをされてしまう。
「会いたかったよおおおおぉぉぉぉ!!!!」
「『雷刃剣』!!!!」
くっそ当たんねえ。気づけばやつは俺の正面、少し離れた位置にいた。
俺はそいつを睨みつけながら声を張り上げる。
「こんなとこまで何しにきたんだよ!! キース!!」
すらっと伸びた長い背に、髭がなければ男であることを疑う中性的な顔が乗っている。身には精霊部隊の正装であるややベージュがかったマントを纏っていた。
キースはちっちっと人差し指を左右に振ってから口を開く。
「何って? 決まってるじゃないか、お前に会いに来たんだよ」
「こんなとこまで来んな! オブザーバーズの隊員まで引き連れて来やがって!」
「いい加減にジン成分が切れていたところだったんだ、しょうがないだろう。それといつも言っているじゃないか。キースじゃなくて、お兄ちゃんと呼びなさい」
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