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伝説の武器編 後編 ドキッ! 男だらけの試練の迷宮
なんてったって兄貴
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「誰が呼ぶか! 気持ち悪いんだよ!」
「ふふふ、いいのかな? そんなことを言って」
「くっ……」
キースが再び戦闘態勢に入る。
対して俺はどう動いたものかと考えあぐねてとりあえず間合いを測るものの、こいつにはそれすらも無駄だ。
各精霊部隊の隊長にはそれぞれ専用のスキルが与えられている。
それが運輸・運送、情報伝達を担当する移動のスペシャリストたちダンサーズの隊長の場合は「クイックワープ」という短距離転移魔法ってわけだ。
この「クイックワープ」は端的に言えばどんな場所にでも転移出来る。
通常転移系魔法と言えば人間はもちろんのこと、ダンサーズ専用スキルのそれですらも使用にはいくらかの制限がある。
例えば人間が使える「テレポート」は特定の街の入り口にしか飛べないし、ダンサーズ専用スキル「ワープ」でも使用には制限があると聞く。
キース曰く「座標を指定しなければならない」とのこと。この辺りは俺も使ったことがないので細かいことはわからない。
対して「クイックワープ」にはMPを消費する以外の制限がとくになく、視界に映る場所で感覚的に行きたいと思った場所に行けるそうだ。
逆に言えばキースと戦う時にはやつのMP配分に気を使えばある程度は行動を予想出来るといえば出来るけど、大した参考にはならない。
さすがに隊長だけあってステータスも全体的に高くMPも例外じゃないからだ。
「クイックワープ」はMP消費量もそこそこ高いらしいけど、その分キースはMPの最大消費量を底上げするパッシブスキルを優先して鍛えている。
とあれこれ考えていると、キースがばっと両手を大きく広げて言った。
「さあいくぞ! お兄ちゃんにもっとジン成分を補給させておくれ!」
「だから何なんだよその成分は! ほんっと気持ち悪い野郎だな」
「お兄ちゃんにそんな口をきくのはやめなさい」
「ならもうちょっと兄らしくしてみろよ」
「何を言う! 私以上の兄などこの世に存在しない! そしてジン以上の弟もまた然り!」
そこでキースの身体が消える。
「クイックワープ」での出現地点を俺の背後だと決め打ちをして、振り向きざまに大剣を振った。
「『雷刃剣』!!!!」
だけどキースの姿はそこになく、大剣は虚しく空を切る。
その瞬間にやはり背後から抱きつかれて頬ずりをされてしまった。
身体を捻りながら、今度は大剣を振らずにバックステップを踏む。
キースはすでに俺の正面から少し離れたところに転移していた。
やつは持ち前のステータスも高いんだけど、それよりも、小さい頃からこの手の喧嘩? ばかりしているせいで俺の動きを完璧に読めるようになっている。
さっきから俺の攻撃が当たらないのはステータスや技術云々ではなくてそういうことだ。
負けることはないけど、勝つこともない。おかげでストレスは溜まる一方。
そろそろMPも尽きてきたのか、MPを回復する消費アイテムのまほうのせいすいを一つ飲み干してからキースが口を開く。
「まあ、これ以上はさすがにお兄ちゃんでもきつい。そろそろジン成分の補充は終わりにするから、下界での話を聞かせてくれないか?」
俺は油断することなく大剣を構えたままで応じる。
「とかいって油断したところに頬ずりするんじゃねえのか?」
「いや、今日はもうしない。そもそもな、頬ずりだってしたくてやってるわけじゃないんだ。あれが一番効率的にジン成分を摂取できるというだけなんだ」
「意味わかんねえ……まあいい」
どちらにしろこちらにあいつの行動を防ぐ手立てや算段はない。
それにこいつは嘘を吐かない。少なくとも俺に対しては。
戦闘態勢をといて大剣を収めると、今まで離れたところで様子を見ていたオブザーバーズの隊員もこちらに寄って来た。
このもう一人の精霊がオブザーバーズの隊員だと思ったのは、単純にキースだけだと俺の居場所がわからないからだ。
他の精霊に聞けば俺が試練の迷宮にいることまではすぐにわかるだろうけど、正確に迷宮のどこにいるのかを把握しようとすると、オブザーバーズの力を借りないといけない。
恐らくキースがうまいこと俺だけと接触しようとして近くで様子を窺っていたところ、まんまと一人ではぐれてしまった、というところじゃないだろうか。
まさにカモ襲来じゃねえかよ……くっ、悔しい。
歯噛みしていると、キースがオブザーバーズの隊員を手で示しながら紹介してくれた。
「こちらはワールドオブザーバーズの隊員で、マイアーという。お兄ちゃんとは歳が近くてな。こういったわがままにいつも付き合ってもらっている」
「マイアーだ。よろしくな」
「ジンだ。よろしく」
互いに一礼すると至って簡潔な自己紹介は終了。ちょうどいい。今頃ティナたちがどうしてるか気になったのでマイアーに聞いてみよう。
「なあ、今ティナたちはどうしてるんだ?」
するとマイアーはテイマーズでいう「レーダー」的なスキルである「マップ」を発動したのか、少し俯いて瞑目すると顔を上げて目を開いた。
「特に問題なく正しい順路で進んでいるようだ」
「そうか。ありがとな」
問題なく、か。まさか俺がいなくなったことに気付いていなかったりするのだろうか。ショックだけど今のティナならありえるかも。
ためいきをつきながらキースの近くまで来ると、こっそり大剣に手をかけて一気に振りぬいた。やはり当たらない。
とっさに少し離れた位置に転移したキースが笑い声をあげた。
「はっはっは、無駄だぞジンよ。もう補充はしないんだからやめておきなさい」
「……だよな」
とりあえず俺たちはその場に腰を落ち着けて少しばかり話をすることにした。
「で、どうなんだ? 勇者との仲は」
「ど、どうって……何でお前にそんなこと教えなきゃいけねえんだよ」
「お兄ちゃんに恋人とどこまで行ったか教えるのは弟の義務だろう」
「こっ、恋人とかやめろばかやろぉ!」
「はっはっはジンは可愛いなはっはっは」
雑談を始めて数分。話題の中心は俺とティナのことになっていた。
本当はこんなことをしている場合じゃないし、早くティナたちと合流したいという気持ちはある。
だけど、正直道が複雑であちこちに罠が設置されている以上、キースに転移魔法で送ってもらった方が早い。
マイアーもいることだし、二人に頼めばうまいこと合流させてもらえるだろう。
だから頼みごとをするためにも、今は大人しく「下界での話を聞かせろ」というキースの要求をのんでやっているというわけだ。
「ていうかお前、こっち来るのにゼウスの許可は取ってんのかよ」
「取っているわけがないだろう」
「ないだろうじゃねえよ、お前は仮にも隊長だろうが」
「もちろん一応話はしたのだが、あまりいい返事をいただけなかったのでな。無視して来たのだ」
「俺が言うのもなんだけどゼウスも大変だな」
そう言ってため息をつくと場が一瞬だけ静まった。マイアーはずっと会話に参加することもなく辺りをきょろきょろ見渡している。
ダンジョンが物珍しいのか、あまり喋らないから暇つぶしにそうしているのかはわからない。
会話をしたと言えば最初のティナたちの状況を教えてもらったやつと、ティナたちが変な動きをしたり一番奥の部屋に近付いたりしたら教えてくれとお願いをした時のやり取りくらいだ。
そこで仕切り直しとばかりに、あぐらをかいた姿勢で膝をぱんと叩いてからキースが口を開いた。
「で、話を戻すが勇者とはどうなんだ。早くお兄ちゃんに教えなさい」
「うるせえなどうもねえよ」
「どうも? ……まあ、手くらいは繋いだだろうが……」
「…………」
「…………」
俺はキースがいるのとは逆の方向に顔を向けて返事の代わりにした。
足に触れている石畳の床がやけに硬く、冷たく感じられる。
壁に反響するのはほとんどが自分たちの声ばかりで、後はたまにどこかで守護者の動く音や声がするばかりだ。
ちなみに俺の右にキース、右斜め前くらいの位置にオブザーバーズの人がいて、三角を描く形で座っている。
ややあって、キースの言葉が沈黙を破った。
「……ジン」
「……なんだよ」
「お兄ちゃんは感動した」
「は?」
「その歳になってもまだ純粋なままなんてっ……!!」
そこで振り向くと、キースは拳を震える程に力強く握って自身の顔の前に掲げている。
俺は舌打ちをしてもう一度顔を背けてから口を開く。
「うるせえな。別に普通だろうが」
「いや、お兄ちゃんはもうジンぐらいの歳の頃には当時の彼女と最後までよろしくやっていたぞ」
「……だろうな」
俺からすればただの気持ち悪いクソ兄貴でも、キースはめちゃめちゃモテる。
単純に見た目がいいのと、面倒見もいいし気も利く。もっとわかりやすく言えばモテる為の要素を大体持っている。
本当にこいつ、黙ってればただの優しい美男子なんだよなあ。
その優しい美男子は真剣な面持ちで気持ち悪い言葉を吐き出し始めた。
「ジンはかっこよくて可愛くて最高だから、その気になれば女の一人や二人すぐにおとせると思ったのだが。一体何をそんなに苦戦してるんだ?」
その質問を受けて視線は合わさず、正面の床を見つめながら考えた。癪だけどこいつが恋愛経験豊富なのは間違いない。
何でもかんでも恋愛に関する相談をするのは調子に乗りそうだから色々と危険だけど、ティナを怒らせてしまった今の状況をどう打破するかに関してくらいはありかもしれない。
俺は意を決してキースの方に視線をやって口を開く。
「ふふふ、いいのかな? そんなことを言って」
「くっ……」
キースが再び戦闘態勢に入る。
対して俺はどう動いたものかと考えあぐねてとりあえず間合いを測るものの、こいつにはそれすらも無駄だ。
各精霊部隊の隊長にはそれぞれ専用のスキルが与えられている。
それが運輸・運送、情報伝達を担当する移動のスペシャリストたちダンサーズの隊長の場合は「クイックワープ」という短距離転移魔法ってわけだ。
この「クイックワープ」は端的に言えばどんな場所にでも転移出来る。
通常転移系魔法と言えば人間はもちろんのこと、ダンサーズ専用スキルのそれですらも使用にはいくらかの制限がある。
例えば人間が使える「テレポート」は特定の街の入り口にしか飛べないし、ダンサーズ専用スキル「ワープ」でも使用には制限があると聞く。
キース曰く「座標を指定しなければならない」とのこと。この辺りは俺も使ったことがないので細かいことはわからない。
対して「クイックワープ」にはMPを消費する以外の制限がとくになく、視界に映る場所で感覚的に行きたいと思った場所に行けるそうだ。
逆に言えばキースと戦う時にはやつのMP配分に気を使えばある程度は行動を予想出来るといえば出来るけど、大した参考にはならない。
さすがに隊長だけあってステータスも全体的に高くMPも例外じゃないからだ。
「クイックワープ」はMP消費量もそこそこ高いらしいけど、その分キースはMPの最大消費量を底上げするパッシブスキルを優先して鍛えている。
とあれこれ考えていると、キースがばっと両手を大きく広げて言った。
「さあいくぞ! お兄ちゃんにもっとジン成分を補給させておくれ!」
「だから何なんだよその成分は! ほんっと気持ち悪い野郎だな」
「お兄ちゃんにそんな口をきくのはやめなさい」
「ならもうちょっと兄らしくしてみろよ」
「何を言う! 私以上の兄などこの世に存在しない! そしてジン以上の弟もまた然り!」
そこでキースの身体が消える。
「クイックワープ」での出現地点を俺の背後だと決め打ちをして、振り向きざまに大剣を振った。
「『雷刃剣』!!!!」
だけどキースの姿はそこになく、大剣は虚しく空を切る。
その瞬間にやはり背後から抱きつかれて頬ずりをされてしまった。
身体を捻りながら、今度は大剣を振らずにバックステップを踏む。
キースはすでに俺の正面から少し離れたところに転移していた。
やつは持ち前のステータスも高いんだけど、それよりも、小さい頃からこの手の喧嘩? ばかりしているせいで俺の動きを完璧に読めるようになっている。
さっきから俺の攻撃が当たらないのはステータスや技術云々ではなくてそういうことだ。
負けることはないけど、勝つこともない。おかげでストレスは溜まる一方。
そろそろMPも尽きてきたのか、MPを回復する消費アイテムのまほうのせいすいを一つ飲み干してからキースが口を開く。
「まあ、これ以上はさすがにお兄ちゃんでもきつい。そろそろジン成分の補充は終わりにするから、下界での話を聞かせてくれないか?」
俺は油断することなく大剣を構えたままで応じる。
「とかいって油断したところに頬ずりするんじゃねえのか?」
「いや、今日はもうしない。そもそもな、頬ずりだってしたくてやってるわけじゃないんだ。あれが一番効率的にジン成分を摂取できるというだけなんだ」
「意味わかんねえ……まあいい」
どちらにしろこちらにあいつの行動を防ぐ手立てや算段はない。
それにこいつは嘘を吐かない。少なくとも俺に対しては。
戦闘態勢をといて大剣を収めると、今まで離れたところで様子を見ていたオブザーバーズの隊員もこちらに寄って来た。
このもう一人の精霊がオブザーバーズの隊員だと思ったのは、単純にキースだけだと俺の居場所がわからないからだ。
他の精霊に聞けば俺が試練の迷宮にいることまではすぐにわかるだろうけど、正確に迷宮のどこにいるのかを把握しようとすると、オブザーバーズの力を借りないといけない。
恐らくキースがうまいこと俺だけと接触しようとして近くで様子を窺っていたところ、まんまと一人ではぐれてしまった、というところじゃないだろうか。
まさにカモ襲来じゃねえかよ……くっ、悔しい。
歯噛みしていると、キースがオブザーバーズの隊員を手で示しながら紹介してくれた。
「こちらはワールドオブザーバーズの隊員で、マイアーという。お兄ちゃんとは歳が近くてな。こういったわがままにいつも付き合ってもらっている」
「マイアーだ。よろしくな」
「ジンだ。よろしく」
互いに一礼すると至って簡潔な自己紹介は終了。ちょうどいい。今頃ティナたちがどうしてるか気になったのでマイアーに聞いてみよう。
「なあ、今ティナたちはどうしてるんだ?」
するとマイアーはテイマーズでいう「レーダー」的なスキルである「マップ」を発動したのか、少し俯いて瞑目すると顔を上げて目を開いた。
「特に問題なく正しい順路で進んでいるようだ」
「そうか。ありがとな」
問題なく、か。まさか俺がいなくなったことに気付いていなかったりするのだろうか。ショックだけど今のティナならありえるかも。
ためいきをつきながらキースの近くまで来ると、こっそり大剣に手をかけて一気に振りぬいた。やはり当たらない。
とっさに少し離れた位置に転移したキースが笑い声をあげた。
「はっはっは、無駄だぞジンよ。もう補充はしないんだからやめておきなさい」
「……だよな」
とりあえず俺たちはその場に腰を落ち着けて少しばかり話をすることにした。
「で、どうなんだ? 勇者との仲は」
「ど、どうって……何でお前にそんなこと教えなきゃいけねえんだよ」
「お兄ちゃんに恋人とどこまで行ったか教えるのは弟の義務だろう」
「こっ、恋人とかやめろばかやろぉ!」
「はっはっはジンは可愛いなはっはっは」
雑談を始めて数分。話題の中心は俺とティナのことになっていた。
本当はこんなことをしている場合じゃないし、早くティナたちと合流したいという気持ちはある。
だけど、正直道が複雑であちこちに罠が設置されている以上、キースに転移魔法で送ってもらった方が早い。
マイアーもいることだし、二人に頼めばうまいこと合流させてもらえるだろう。
だから頼みごとをするためにも、今は大人しく「下界での話を聞かせろ」というキースの要求をのんでやっているというわけだ。
「ていうかお前、こっち来るのにゼウスの許可は取ってんのかよ」
「取っているわけがないだろう」
「ないだろうじゃねえよ、お前は仮にも隊長だろうが」
「もちろん一応話はしたのだが、あまりいい返事をいただけなかったのでな。無視して来たのだ」
「俺が言うのもなんだけどゼウスも大変だな」
そう言ってため息をつくと場が一瞬だけ静まった。マイアーはずっと会話に参加することもなく辺りをきょろきょろ見渡している。
ダンジョンが物珍しいのか、あまり喋らないから暇つぶしにそうしているのかはわからない。
会話をしたと言えば最初のティナたちの状況を教えてもらったやつと、ティナたちが変な動きをしたり一番奥の部屋に近付いたりしたら教えてくれとお願いをした時のやり取りくらいだ。
そこで仕切り直しとばかりに、あぐらをかいた姿勢で膝をぱんと叩いてからキースが口を開いた。
「で、話を戻すが勇者とはどうなんだ。早くお兄ちゃんに教えなさい」
「うるせえなどうもねえよ」
「どうも? ……まあ、手くらいは繋いだだろうが……」
「…………」
「…………」
俺はキースがいるのとは逆の方向に顔を向けて返事の代わりにした。
足に触れている石畳の床がやけに硬く、冷たく感じられる。
壁に反響するのはほとんどが自分たちの声ばかりで、後はたまにどこかで守護者の動く音や声がするばかりだ。
ちなみに俺の右にキース、右斜め前くらいの位置にオブザーバーズの人がいて、三角を描く形で座っている。
ややあって、キースの言葉が沈黙を破った。
「……ジン」
「……なんだよ」
「お兄ちゃんは感動した」
「は?」
「その歳になってもまだ純粋なままなんてっ……!!」
そこで振り向くと、キースは拳を震える程に力強く握って自身の顔の前に掲げている。
俺は舌打ちをしてもう一度顔を背けてから口を開く。
「うるせえな。別に普通だろうが」
「いや、お兄ちゃんはもうジンぐらいの歳の頃には当時の彼女と最後までよろしくやっていたぞ」
「……だろうな」
俺からすればただの気持ち悪いクソ兄貴でも、キースはめちゃめちゃモテる。
単純に見た目がいいのと、面倒見もいいし気も利く。もっとわかりやすく言えばモテる為の要素を大体持っている。
本当にこいつ、黙ってればただの優しい美男子なんだよなあ。
その優しい美男子は真剣な面持ちで気持ち悪い言葉を吐き出し始めた。
「ジンはかっこよくて可愛くて最高だから、その気になれば女の一人や二人すぐにおとせると思ったのだが。一体何をそんなに苦戦してるんだ?」
その質問を受けて視線は合わさず、正面の床を見つめながら考えた。癪だけどこいつが恋愛経験豊富なのは間違いない。
何でもかんでも恋愛に関する相談をするのは調子に乗りそうだから色々と危険だけど、ティナを怒らせてしまった今の状況をどう打破するかに関してくらいはありかもしれない。
俺は意を決してキースの方に視線をやって口を開く。
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