91 / 207
伝説の武器編 後編 ドキッ! 男だらけの試練の迷宮
エピローグ:庶民派勇者ティナ
しおりを挟む
ティナが奥の部屋に消えていってからしばらく。俺はレイナルドとの気まずい時間を過ごしていた。
なぜ気まずいかというと、レイナルドが何も喋らないからだ。
空腹で大分口数の減ってきているおっさんに何か食べ物を与えればいいだけの話なんだけど、俺は今諸事情により何も持ってないし、持っていそうなティナは奥の部屋。
そんなわけで二人して無言でティナを待ち続けている。
別に無言が耐えられないような性格でもないけど、何となく暇なこともあって話しかけてみることにした。
「なあ」
「…………」
こちらを振り向きはしたものの、レイナルドは完全に無言だ。
おいおいまじかよ。まさか空腹の度が過ぎると喋ることすらしなくなるのかこいつ。
とはいえお互い無言のままいてもしょうがない。俺から話題を振ってみることにした。
「ティナ、遅いな」
「…………」
レイナルドはただひたすらに無言でこちらを見つめている。
「…………」
「…………」
「…………おい」
「…………」
「…………何か言えよ」
「…………」
だめだこりゃ。と、おっさんとの会話を諦めた時だった。
奥の部屋からティナが出てきた。こちらに気付いて手をぶんぶんと元気よく振っている。
俺はまだ距離があるので、それに対して片手をあげるだけにとどめておく。
やがて距離が近づくと先にティナが口を開いた。
「お待たせ~」
「どうだったんだ?」
そう尋ねると、ティナはぱぁっと太陽みたいな笑顔で報告をしてくれる。
「それがね、聞いて聞いて! 何とね、ソフィア様に会えたんだよ! 妖精の姿でもうすっごい可愛かった!」
「へえ、そりゃすげえな」
「うん、本当に勇者になれてよかった~」
本当に楽しい思い出のように語るティナ。どうやらソフィア様と会えたことが相当嬉しかったらしい。
まあ俺も綺麗だとは思うからわかるけどな。ただし、俺が好きなのはティナだけでそれは譲れない。
「で、ソフィア様からは何か言われたのか?」
「うん。これから何をすればいいかとか、そのためにどこに行けばいいかとか。そういうのを教えてもらった」
「ふ~ん。親切だな。まっ詳しいことは帰ってから教えてくれ」
「うん」
そこで会話が一区切りを迎えると、ティナはちらっと横にいるレイナルドに視線をやった。
「お待たせしました、師匠」
「…………」
「あっ、お腹空いたんですね」
「悪いな。俺の分は地下で失くしちまってよ」
「ううん。はいっどうぞ」
ティナはがさごそとおやつを取り出すとレイナルドに差し出した。レイナルドはそれを無言で受け取り、ばりぼりとやり始める。
少しの間静かに待つと、やがて食べ終わったレイナルドが口を開いた。
「ご迷惑をおかけしました。それでは参りましょうか」
そう言って俺たちを先導し出すレイナルド。それに少し遅れてついていこうとすると、後ろからティナに呼び止められた。
「ジ、ジン君っ」
「ん?」
振り返ると、いつの間にかティナは手の上にアイテムを取り出していた。さっき俺があげたばかりの世界樹の花だ。
何だ……? もしかしてやっぱり要らないから返却、とかだろうか。
そう考えていると、ティナが意を決したような感じで口を開いた。目線は花にいっていて、こちらとは合わない。
「これ、あげるっ!」
そう言いながらさっと世界樹の花を差し出される。えっ。
「な、なんだ? もしかして俺の贈り物、気に入らなかったか?」
するとティナは顔をあげて何言ってんのこの人、という顔をした。だけどやがて何かに思い至ると、慌ててぶんぶんと手を振り始める。
「あっ、違う違う! そうじゃないの。これは、その、そう! 奥の部屋にあった宝箱の中に入ってたの!」
「ほ~ん。そりゃ偶然だな」
「そうなの! ソフィア様もびっくり、みたいな。それでね、実はこの世界樹の花にはその、おまじないみたいなのがあるの、知ってる?」
「えっ? そうなのか?」
キースたち精霊陣やムガルたちモンスター陣もそんなことは一つも言っていなかったので知らなかった。思わず間抜けな声が漏れてしまう。
「どんなおまじないなんだ?」
聞くと、ティナは宙に視線を漂わせながら答えてくれた。
「えっと。怪我とか病気をしにくくなるおまじない、だって。ソフィア様に教えてもらったの」
「へえ、そりゃ知らなかったな」
「でしょ? だからね、これ。新しく手に入ったのをジン君にあげようかなって」
な、なんだって。それはつまり、ティナが俺の身体を心配してくれてるってことか? 生きててよかった……。
「そういうことなら遠慮なくもらっとくぜ。ありがとな!」
そう言って世界樹の花を取ると、ティナは上目遣いでこちらを見ながらおずおずと口を開く。
「それ、絶対になくさないでね? もちろん捨てるのもだめだから」
「お、おう」
思いも寄らぬ言葉に一瞬戸惑ってしまった。そんなことをするわけがない。むしろ王城の自室に額縁にでも入れて飾ろうかと思っていたくらいだ。
だけど俺の微妙な返事だけでは納得が出来なかったらしく、ティナは更に念を押してきた。
「な、失くしたら怒るからっ」
「何だよ絶対になくさねえって。心配なら飾りにしてもらって服にでもつけるか? 俺じゃ似合わないだろうけど」
「それは絶対にだめ! お、おそろいみたいだし、私が色々と恥ずかしいし!」
ティナは突然顔を真っ赤にしてぶんぶんと手を振り出した。声もかなり大きかったので先を行くレイナルドが振り返る。
ていうかおっさんの存在を完全に忘れてた。
「どうなされました!?」
「あっ、ごめんなさい! 今行きます!」
レイナルドの声にそう返事をすると、ティナは俺を置いて走り出した。
色々と恥ずかしいしってなんだろうな。まあ、おそろいが恥ずかしいってのはわかるけどさ。
もしすでにティナと恋人になれてたら、むしろそういう関係ですと周囲に誇示するために100個くらい体中に張り付けて歩くんだけど。
ティナを見送りながらぼんやりとそう考えていると、突然のその背中がこちらを振り返って叫んだ。
「ジン君も早く~! 置いていくよ~!」
「今行く!」
まあいっか。とにかく俺はティナからもらった世界樹の花を後生大事にしようと心の中で誓いながら駆け出した。
試練の迷宮から無事帰還しての帰り道。
レイナルドと別れて宿屋に向かっていると、道中梢を見上げて立ち尽くすちびエルフの姿があった。やんちゃそうな男の子だ。
その顔は今にも泣きだしそうで、ティナが話しかけようと思わせるには十分だったらしい。
俺と顔を見合わせると、ティナは早速その子供の方に歩み寄っていく。そして膝を折って目線を合わせてから話しかけた。
「どうしたの?」
「あれ」
ちびエルフが指さした先を追うと、何やら枝の上に猫がいる。登ったはいいものの降りられないというやつか。
ティナはそれを確認すると、ちびエルフの方を見て微笑んで言った。
「わかった。お姉ちゃんに任せて」
そうは言ってもどうする気だろうか。その樹は高所にしか枝が無く、樹皮も滑らかで登るのは難しそう。
むしろあの猫がどうやって登ったのか不思議なくらいだ。
俺もちびエルフとティナの方に寄って声をかける。
「俺も何か手伝うか?」
「あっ、じゃあ猫が落ちてきたら受け止めてくれる?」
「お、おう」
落ちてくるって何だ? と思ったけど何となく聞かなかった。
ティナが樹の下に移動したので俺もついていき、猫の下で身構える。
「よし、いつでもいけ……」
と言いつつ振り向くと、ティナはさきほど入手した剣の柄を身体の前に立てる形で構えた。まさか。
そう思った瞬間、剣の柄から炎のように燃える朱色の刃が顕現する。
そしてなぜか俺の方をちらっと見てからティナが瞑目すると、その刃が猫のいる枝まで届く長さにまで伸びた。
伝説の武器の力を猫の救出に使うティナ……いいな。
「んしょっ」
ごうごうと燃え盛る「しん・ゆうしゃのつるぎ」を構えたティナは、剣を立てたまま背伸びなどもしつつ、恐る恐る動かして位置を調整する。
そして見事に枝だけを切り落とした。
俺が落ちてきた猫を受け止めると、ほぼ同時に枝も地面に落下。
結構でかい梢のついた枝だったからかなりすごい音がして、近くにいた人たちからの注目を一斉に浴びる。
「ご、ごめんなさい」
思わずティナは「ゆうしゃのつるぎ」を引っ込め、周囲を見渡しながら小さくそう言った。
とりあえずちびエルフのところに猫を運んでやる。
「ほれ」
「ありがとう! お兄ちゃん、お姉ちゃん」
礼を言うとすぐにちびエルフは走り去っていく。一方でティナは固まってしまっているので、枝を拾い上げながら声をかけた。
「とりあえずこれを長老のとこに持っていって相談だな」
「う、うん。なんかごめんね……」
「何言ってんだよ。いいことしたんだから胸張れよ」
「そうかな。ありがとう」
ティナはそう言ってはにかんだ。
そんな庶民派勇者を眺めながら、二人で歩みを揃えて長老の家に向かって行くのであった。
なぜ気まずいかというと、レイナルドが何も喋らないからだ。
空腹で大分口数の減ってきているおっさんに何か食べ物を与えればいいだけの話なんだけど、俺は今諸事情により何も持ってないし、持っていそうなティナは奥の部屋。
そんなわけで二人して無言でティナを待ち続けている。
別に無言が耐えられないような性格でもないけど、何となく暇なこともあって話しかけてみることにした。
「なあ」
「…………」
こちらを振り向きはしたものの、レイナルドは完全に無言だ。
おいおいまじかよ。まさか空腹の度が過ぎると喋ることすらしなくなるのかこいつ。
とはいえお互い無言のままいてもしょうがない。俺から話題を振ってみることにした。
「ティナ、遅いな」
「…………」
レイナルドはただひたすらに無言でこちらを見つめている。
「…………」
「…………」
「…………おい」
「…………」
「…………何か言えよ」
「…………」
だめだこりゃ。と、おっさんとの会話を諦めた時だった。
奥の部屋からティナが出てきた。こちらに気付いて手をぶんぶんと元気よく振っている。
俺はまだ距離があるので、それに対して片手をあげるだけにとどめておく。
やがて距離が近づくと先にティナが口を開いた。
「お待たせ~」
「どうだったんだ?」
そう尋ねると、ティナはぱぁっと太陽みたいな笑顔で報告をしてくれる。
「それがね、聞いて聞いて! 何とね、ソフィア様に会えたんだよ! 妖精の姿でもうすっごい可愛かった!」
「へえ、そりゃすげえな」
「うん、本当に勇者になれてよかった~」
本当に楽しい思い出のように語るティナ。どうやらソフィア様と会えたことが相当嬉しかったらしい。
まあ俺も綺麗だとは思うからわかるけどな。ただし、俺が好きなのはティナだけでそれは譲れない。
「で、ソフィア様からは何か言われたのか?」
「うん。これから何をすればいいかとか、そのためにどこに行けばいいかとか。そういうのを教えてもらった」
「ふ~ん。親切だな。まっ詳しいことは帰ってから教えてくれ」
「うん」
そこで会話が一区切りを迎えると、ティナはちらっと横にいるレイナルドに視線をやった。
「お待たせしました、師匠」
「…………」
「あっ、お腹空いたんですね」
「悪いな。俺の分は地下で失くしちまってよ」
「ううん。はいっどうぞ」
ティナはがさごそとおやつを取り出すとレイナルドに差し出した。レイナルドはそれを無言で受け取り、ばりぼりとやり始める。
少しの間静かに待つと、やがて食べ終わったレイナルドが口を開いた。
「ご迷惑をおかけしました。それでは参りましょうか」
そう言って俺たちを先導し出すレイナルド。それに少し遅れてついていこうとすると、後ろからティナに呼び止められた。
「ジ、ジン君っ」
「ん?」
振り返ると、いつの間にかティナは手の上にアイテムを取り出していた。さっき俺があげたばかりの世界樹の花だ。
何だ……? もしかしてやっぱり要らないから返却、とかだろうか。
そう考えていると、ティナが意を決したような感じで口を開いた。目線は花にいっていて、こちらとは合わない。
「これ、あげるっ!」
そう言いながらさっと世界樹の花を差し出される。えっ。
「な、なんだ? もしかして俺の贈り物、気に入らなかったか?」
するとティナは顔をあげて何言ってんのこの人、という顔をした。だけどやがて何かに思い至ると、慌ててぶんぶんと手を振り始める。
「あっ、違う違う! そうじゃないの。これは、その、そう! 奥の部屋にあった宝箱の中に入ってたの!」
「ほ~ん。そりゃ偶然だな」
「そうなの! ソフィア様もびっくり、みたいな。それでね、実はこの世界樹の花にはその、おまじないみたいなのがあるの、知ってる?」
「えっ? そうなのか?」
キースたち精霊陣やムガルたちモンスター陣もそんなことは一つも言っていなかったので知らなかった。思わず間抜けな声が漏れてしまう。
「どんなおまじないなんだ?」
聞くと、ティナは宙に視線を漂わせながら答えてくれた。
「えっと。怪我とか病気をしにくくなるおまじない、だって。ソフィア様に教えてもらったの」
「へえ、そりゃ知らなかったな」
「でしょ? だからね、これ。新しく手に入ったのをジン君にあげようかなって」
な、なんだって。それはつまり、ティナが俺の身体を心配してくれてるってことか? 生きててよかった……。
「そういうことなら遠慮なくもらっとくぜ。ありがとな!」
そう言って世界樹の花を取ると、ティナは上目遣いでこちらを見ながらおずおずと口を開く。
「それ、絶対になくさないでね? もちろん捨てるのもだめだから」
「お、おう」
思いも寄らぬ言葉に一瞬戸惑ってしまった。そんなことをするわけがない。むしろ王城の自室に額縁にでも入れて飾ろうかと思っていたくらいだ。
だけど俺の微妙な返事だけでは納得が出来なかったらしく、ティナは更に念を押してきた。
「な、失くしたら怒るからっ」
「何だよ絶対になくさねえって。心配なら飾りにしてもらって服にでもつけるか? 俺じゃ似合わないだろうけど」
「それは絶対にだめ! お、おそろいみたいだし、私が色々と恥ずかしいし!」
ティナは突然顔を真っ赤にしてぶんぶんと手を振り出した。声もかなり大きかったので先を行くレイナルドが振り返る。
ていうかおっさんの存在を完全に忘れてた。
「どうなされました!?」
「あっ、ごめんなさい! 今行きます!」
レイナルドの声にそう返事をすると、ティナは俺を置いて走り出した。
色々と恥ずかしいしってなんだろうな。まあ、おそろいが恥ずかしいってのはわかるけどさ。
もしすでにティナと恋人になれてたら、むしろそういう関係ですと周囲に誇示するために100個くらい体中に張り付けて歩くんだけど。
ティナを見送りながらぼんやりとそう考えていると、突然のその背中がこちらを振り返って叫んだ。
「ジン君も早く~! 置いていくよ~!」
「今行く!」
まあいっか。とにかく俺はティナからもらった世界樹の花を後生大事にしようと心の中で誓いながら駆け出した。
試練の迷宮から無事帰還しての帰り道。
レイナルドと別れて宿屋に向かっていると、道中梢を見上げて立ち尽くすちびエルフの姿があった。やんちゃそうな男の子だ。
その顔は今にも泣きだしそうで、ティナが話しかけようと思わせるには十分だったらしい。
俺と顔を見合わせると、ティナは早速その子供の方に歩み寄っていく。そして膝を折って目線を合わせてから話しかけた。
「どうしたの?」
「あれ」
ちびエルフが指さした先を追うと、何やら枝の上に猫がいる。登ったはいいものの降りられないというやつか。
ティナはそれを確認すると、ちびエルフの方を見て微笑んで言った。
「わかった。お姉ちゃんに任せて」
そうは言ってもどうする気だろうか。その樹は高所にしか枝が無く、樹皮も滑らかで登るのは難しそう。
むしろあの猫がどうやって登ったのか不思議なくらいだ。
俺もちびエルフとティナの方に寄って声をかける。
「俺も何か手伝うか?」
「あっ、じゃあ猫が落ちてきたら受け止めてくれる?」
「お、おう」
落ちてくるって何だ? と思ったけど何となく聞かなかった。
ティナが樹の下に移動したので俺もついていき、猫の下で身構える。
「よし、いつでもいけ……」
と言いつつ振り向くと、ティナはさきほど入手した剣の柄を身体の前に立てる形で構えた。まさか。
そう思った瞬間、剣の柄から炎のように燃える朱色の刃が顕現する。
そしてなぜか俺の方をちらっと見てからティナが瞑目すると、その刃が猫のいる枝まで届く長さにまで伸びた。
伝説の武器の力を猫の救出に使うティナ……いいな。
「んしょっ」
ごうごうと燃え盛る「しん・ゆうしゃのつるぎ」を構えたティナは、剣を立てたまま背伸びなどもしつつ、恐る恐る動かして位置を調整する。
そして見事に枝だけを切り落とした。
俺が落ちてきた猫を受け止めると、ほぼ同時に枝も地面に落下。
結構でかい梢のついた枝だったからかなりすごい音がして、近くにいた人たちからの注目を一斉に浴びる。
「ご、ごめんなさい」
思わずティナは「ゆうしゃのつるぎ」を引っ込め、周囲を見渡しながら小さくそう言った。
とりあえずちびエルフのところに猫を運んでやる。
「ほれ」
「ありがとう! お兄ちゃん、お姉ちゃん」
礼を言うとすぐにちびエルフは走り去っていく。一方でティナは固まってしまっているので、枝を拾い上げながら声をかけた。
「とりあえずこれを長老のとこに持っていって相談だな」
「う、うん。なんかごめんね……」
「何言ってんだよ。いいことしたんだから胸張れよ」
「そうかな。ありがとう」
ティナはそう言ってはにかんだ。
そんな庶民派勇者を眺めながら、二人で歩みを揃えて長老の家に向かって行くのであった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる