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世界の真実編 後編 突撃!魔王城
探索!魔王城
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俺が探していたのは、下界の男の部屋には必ずといっていいほどにあると噂に聞くえっちな絵が描かれた紙やその集まりだ。そしてその隠し場所が何故か大体ベッドの下らしい。
でも、ベッドの下から出てきたのは鎧の設計図かあるいは説明書とでも呼べるようなものだった。そこに書かれた鎧は女性用なのか、胸の辺りが膨らんだデザインになっているんだけど、だから何だと言うのか。
紙とにらみ合っていると不思議そうにみんなが俺を見ていることに気づき、紙を懐にしまって、部屋の出口に向かって歩きながら言った。
「何か探してたものと違うみたいだわ。さ、行こうぜ」
そうして、俺たちはデュラハンらしきやつの部屋を後にした。
廊下を歩くとすぐにまた部屋があったので同じように探索したものの、やはり特に見るものもない普通の居住空間だったので、もう探索はやめて先に進もうという話になった。
地図で道を確認しつつ、階下に降りるための階段を目指していく。
さっきまでと同じように、武器を構えつつ各自で警戒しながら進む。たまにモンスターに出会いはしても一体とかで現れるので一瞬でティナが倒してしまう。
何だか拍子抜けだな、とか思いながら歩いていたらある部屋の前で急に先頭のティナが立ち止まったので声をかけてみる。
「どうした?」
「見て見て、これすっごく可愛い!」
ティナが指差した先には装飾の施された扉があった。様々な色や大きさの宝石とか、星をかたどった布やらが張り付けられている。
この暗い廊下の中できらきらぴかぴかと輝き、たった一人で存在を主張しているその扉は、明らかに異彩を放っていた。
「ねえ、この部屋に入ってみようよ!」
「いいんじゃないか。なあ?」
元気なティナのおねだりを受けて後ろのラッドとロザリアを見やると、二人とも微笑を浮かべながらうなずいてくれた。
部屋に入った瞬間、まず花のような甘い香りが鼻腔をくすぐる。配色もピンクや黄色、水色といった淡くて可愛らしい色が中心になっていて、まるで人間の女の子の部屋みたいだ。行ったことないけど。
そんな内装と、調度品の隙間から除く石造りの壁との違和感がすごくて、無骨な部屋をどうにかして可愛くしようとした意志が窺える。
ロザリアが部屋の中心できょろきょろしながらつぶやく。
「見たところ女の子の部屋……ですわね。どなたか人間の方がここに捕まっていらしたのでしょうか」
「本当に捕まったのならこんなに部屋を飾ることなんてさせてもらえないだろうしさっきの部屋を見た感じだと、モンスターも人間に近い文化を持つ者がいるのかもしれない。だから恐らくはモンスターの部屋だろうね」
ラッドの言う通りだと思う。調子に乗りそうなので口には出せないけど。
ただ女の子、というかメスかどうかまではわからない。光るものが好きなモンスターだって結構いるし……でもそれだけじゃこの配色とかは説明出来ないな。
さっきの部屋と同じようにみんなが探索を始めたので、俺もそうする。
ていうか今更だけど、モンスターの部屋ってだけでどうしてこんなに平気で物色したり出来てしまうんだろうか。人間の部屋だったら絶対怒られるだろ。
俺はみんなが見ていない場所を探して、何となく手近なチェストの引き出しをあけて中を覗き込んでみた。んっ?
思わずそれの一つを手に取って確認してみる。こっ、これは……。
「ジン君、何か見つかった?」
「おわっ!」
ティナの声に驚いて背筋が無駄に伸びてしまう。手に持ったものを懐にしまって引き出しを閉めてから振り向くと、純真無垢な瞳が俺を貫いた。
「どうしたの?」
ティナは首を傾げている。
「いや、何でもない。じゃあそろそろ行くか」
「うん」
「…………」
「…………」
二人ともその場で固まってしまった。背後からは何かを言いたそうにフェニックスがこちらを覗き込んでいるけど、もちろんイチャイチャなんかじゃない。
「ティナ、早く行こうぜ?」
「うん。そうだね。先に行ってていいよ?」
「いやいや、ティナからどうぞ」
「その引き出しの中に何があったの?」
ティナは真顔で、何か怖い。いつかフォースで俺に「しんくうぎり」を放った時と似たような目をしている。
ここまで言われて気付いたことだけど、俺は最初の対応を誤った。
別に何てことなくこの引き出しの中身をティナに見せていれば被害はなかったかもしれない。でも中途半端に隠そうとしたせいで逆に見られてはまずい状況に。
どうしよう、完全に追い詰められてしまった……。
「何も大したものはなかったぜ。見る価値もないっていうか」
「とりあえず見るだけ見せてよ。価値とかいいから」
「…………」
だめだ、もう正直にお願いするしかない。
「ティナ、頼む。ここは一つ何も聞かずに俺と部屋から出てくれないか?」
再びの沈黙。ティナの表情のない顔に怯えながら返事を待つ。でも返ってきたのは意外な言葉だった。
ティナはいつも俺に向けるような、温かい笑みを咲かせて言う。
「うん、わかった。じゃあ一緒にいこ?」
「あ、ありがとう……!」
安堵の息をついた俺は立ち上がってティナの横を通り過ぎる。それから数歩を歩いたその瞬間の出来事だった。
背後で木と木の擦れ合う音が発生する。
その音に血の気は引いて肌からは冷や汗が一斉に噴出した。何か後ろから得体の知れない黒い気が漂うのを感じながら振り向くと、やはりティナが引き出しを開けて中身を確認しているところだった。
ティナは引き出しの中身を覗いたままの姿勢でこちらを振り返らず、これまでに聞いたことのないような冷たい声音でつぶやく。
「ジン君……?」
「はい」
「何これ? 何でこれを隠そうとしたの?」
「いや違う」
そこでティナは勢いよく振り向き、引き出しの中身を手に持って俺の前にぶら下げながら叫んだ。
「後でこっそり戻ってきて、これを! 持って帰ろうとしたんでしょ! 変態!」
それは女性ものの下着だった。
俺は慌てて声を荒げながら弁解する。
「待ってくれよ! それは本当に考えてなかったって!」
「じゃあ何で隠そうとしたの!?」
「それは出来心でだな」
「ほら、やっぱり盗もうとしたんじゃない! えっち! ジン君こういうのが好きなんだねへえ~! しねっ!」
ティナは顔を真っ赤にしながら「しん・ゆうしゃのつるぎ」を発現させて斬りかかってきた。朱色の刃が俺の耳の近くを通過して風切り音を奏でる。それを全て避けながら弁明した。
「俺はそう言うのは好きじゃねえよ! そんな大人っぽいのよりこう、もうちょっと子供っぽさを感じるくらいの方が」
「気持ち悪い!」
ティナの言葉の槍が俺の心を貫通した。でもこのまま気を失ったりしたら間違いなく死ぬと思って踏ん張り、何とか持ちこたえることに成功する。
ちなみに引き出しの中にあった下着は大人っぽいものがほとんどだった。
騒ぎを聞きつけたラッドとロザリアがこちらにやってくる。
「ジン。今度は一体どんなデリカシーのない発言をしたんだい?」
「このティナちゃんの怒りかた、只事じゃないですわね」
「いいからお前ら助けてくれよ! ちょっとティナ待てって!」
「うるさい!」
次第に避けているばかりではきつくなってきたので、大剣を取り出して鍔迫り合いに入る。その時、俺の耳元では不死鳥の『これも形を変えたイチャイチャの営みの一つ……』とかつぶやいていて焼き鳥にしてやりたくなった。
「何だか知らないけれど、僕たちは先に行っているよ」
「ティナちゃん、頑張ってね」
笑顔でティナに向かって手を振るロザリア。
「おいお前ら! まじか!」
俺の呼びかけに応じることなく、二人は先に部屋を出て行ってしまった。
その後しばらく俺とティナの、というか俺の死闘は続き、ティナをなだめて部屋から出るまでにかなりの時間を要した。
でも、ベッドの下から出てきたのは鎧の設計図かあるいは説明書とでも呼べるようなものだった。そこに書かれた鎧は女性用なのか、胸の辺りが膨らんだデザインになっているんだけど、だから何だと言うのか。
紙とにらみ合っていると不思議そうにみんなが俺を見ていることに気づき、紙を懐にしまって、部屋の出口に向かって歩きながら言った。
「何か探してたものと違うみたいだわ。さ、行こうぜ」
そうして、俺たちはデュラハンらしきやつの部屋を後にした。
廊下を歩くとすぐにまた部屋があったので同じように探索したものの、やはり特に見るものもない普通の居住空間だったので、もう探索はやめて先に進もうという話になった。
地図で道を確認しつつ、階下に降りるための階段を目指していく。
さっきまでと同じように、武器を構えつつ各自で警戒しながら進む。たまにモンスターに出会いはしても一体とかで現れるので一瞬でティナが倒してしまう。
何だか拍子抜けだな、とか思いながら歩いていたらある部屋の前で急に先頭のティナが立ち止まったので声をかけてみる。
「どうした?」
「見て見て、これすっごく可愛い!」
ティナが指差した先には装飾の施された扉があった。様々な色や大きさの宝石とか、星をかたどった布やらが張り付けられている。
この暗い廊下の中できらきらぴかぴかと輝き、たった一人で存在を主張しているその扉は、明らかに異彩を放っていた。
「ねえ、この部屋に入ってみようよ!」
「いいんじゃないか。なあ?」
元気なティナのおねだりを受けて後ろのラッドとロザリアを見やると、二人とも微笑を浮かべながらうなずいてくれた。
部屋に入った瞬間、まず花のような甘い香りが鼻腔をくすぐる。配色もピンクや黄色、水色といった淡くて可愛らしい色が中心になっていて、まるで人間の女の子の部屋みたいだ。行ったことないけど。
そんな内装と、調度品の隙間から除く石造りの壁との違和感がすごくて、無骨な部屋をどうにかして可愛くしようとした意志が窺える。
ロザリアが部屋の中心できょろきょろしながらつぶやく。
「見たところ女の子の部屋……ですわね。どなたか人間の方がここに捕まっていらしたのでしょうか」
「本当に捕まったのならこんなに部屋を飾ることなんてさせてもらえないだろうしさっきの部屋を見た感じだと、モンスターも人間に近い文化を持つ者がいるのかもしれない。だから恐らくはモンスターの部屋だろうね」
ラッドの言う通りだと思う。調子に乗りそうなので口には出せないけど。
ただ女の子、というかメスかどうかまではわからない。光るものが好きなモンスターだって結構いるし……でもそれだけじゃこの配色とかは説明出来ないな。
さっきの部屋と同じようにみんなが探索を始めたので、俺もそうする。
ていうか今更だけど、モンスターの部屋ってだけでどうしてこんなに平気で物色したり出来てしまうんだろうか。人間の部屋だったら絶対怒られるだろ。
俺はみんなが見ていない場所を探して、何となく手近なチェストの引き出しをあけて中を覗き込んでみた。んっ?
思わずそれの一つを手に取って確認してみる。こっ、これは……。
「ジン君、何か見つかった?」
「おわっ!」
ティナの声に驚いて背筋が無駄に伸びてしまう。手に持ったものを懐にしまって引き出しを閉めてから振り向くと、純真無垢な瞳が俺を貫いた。
「どうしたの?」
ティナは首を傾げている。
「いや、何でもない。じゃあそろそろ行くか」
「うん」
「…………」
「…………」
二人ともその場で固まってしまった。背後からは何かを言いたそうにフェニックスがこちらを覗き込んでいるけど、もちろんイチャイチャなんかじゃない。
「ティナ、早く行こうぜ?」
「うん。そうだね。先に行ってていいよ?」
「いやいや、ティナからどうぞ」
「その引き出しの中に何があったの?」
ティナは真顔で、何か怖い。いつかフォースで俺に「しんくうぎり」を放った時と似たような目をしている。
ここまで言われて気付いたことだけど、俺は最初の対応を誤った。
別に何てことなくこの引き出しの中身をティナに見せていれば被害はなかったかもしれない。でも中途半端に隠そうとしたせいで逆に見られてはまずい状況に。
どうしよう、完全に追い詰められてしまった……。
「何も大したものはなかったぜ。見る価値もないっていうか」
「とりあえず見るだけ見せてよ。価値とかいいから」
「…………」
だめだ、もう正直にお願いするしかない。
「ティナ、頼む。ここは一つ何も聞かずに俺と部屋から出てくれないか?」
再びの沈黙。ティナの表情のない顔に怯えながら返事を待つ。でも返ってきたのは意外な言葉だった。
ティナはいつも俺に向けるような、温かい笑みを咲かせて言う。
「うん、わかった。じゃあ一緒にいこ?」
「あ、ありがとう……!」
安堵の息をついた俺は立ち上がってティナの横を通り過ぎる。それから数歩を歩いたその瞬間の出来事だった。
背後で木と木の擦れ合う音が発生する。
その音に血の気は引いて肌からは冷や汗が一斉に噴出した。何か後ろから得体の知れない黒い気が漂うのを感じながら振り向くと、やはりティナが引き出しを開けて中身を確認しているところだった。
ティナは引き出しの中身を覗いたままの姿勢でこちらを振り返らず、これまでに聞いたことのないような冷たい声音でつぶやく。
「ジン君……?」
「はい」
「何これ? 何でこれを隠そうとしたの?」
「いや違う」
そこでティナは勢いよく振り向き、引き出しの中身を手に持って俺の前にぶら下げながら叫んだ。
「後でこっそり戻ってきて、これを! 持って帰ろうとしたんでしょ! 変態!」
それは女性ものの下着だった。
俺は慌てて声を荒げながら弁解する。
「待ってくれよ! それは本当に考えてなかったって!」
「じゃあ何で隠そうとしたの!?」
「それは出来心でだな」
「ほら、やっぱり盗もうとしたんじゃない! えっち! ジン君こういうのが好きなんだねへえ~! しねっ!」
ティナは顔を真っ赤にしながら「しん・ゆうしゃのつるぎ」を発現させて斬りかかってきた。朱色の刃が俺の耳の近くを通過して風切り音を奏でる。それを全て避けながら弁明した。
「俺はそう言うのは好きじゃねえよ! そんな大人っぽいのよりこう、もうちょっと子供っぽさを感じるくらいの方が」
「気持ち悪い!」
ティナの言葉の槍が俺の心を貫通した。でもこのまま気を失ったりしたら間違いなく死ぬと思って踏ん張り、何とか持ちこたえることに成功する。
ちなみに引き出しの中にあった下着は大人っぽいものがほとんどだった。
騒ぎを聞きつけたラッドとロザリアがこちらにやってくる。
「ジン。今度は一体どんなデリカシーのない発言をしたんだい?」
「このティナちゃんの怒りかた、只事じゃないですわね」
「いいからお前ら助けてくれよ! ちょっとティナ待てって!」
「うるさい!」
次第に避けているばかりではきつくなってきたので、大剣を取り出して鍔迫り合いに入る。その時、俺の耳元では不死鳥の『これも形を変えたイチャイチャの営みの一つ……』とかつぶやいていて焼き鳥にしてやりたくなった。
「何だか知らないけれど、僕たちは先に行っているよ」
「ティナちゃん、頑張ってね」
笑顔でティナに向かって手を振るロザリア。
「おいお前ら! まじか!」
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