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世界の真実編 後編 突撃!魔王城
知恵の試練
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「……あれ? あんな壁ってあった?」
門番兄弟との戦いのような何かを終えてから少し歩いたところで、ティナが通路の先を指差しながらそんなことを言った。
見れば、そこでは見事な壁が丁寧に道を塞いでくれている。
「地図にはあんな壁は描かれてないけれど……」
地図を取り出して眺めながらラッドがそんな風につぶやく。
「魔王がいるっぽい部屋はあの通路の先にあるんだよな?」
壁のある方向を指差しながらそう聞くと、ラッドは「そうみたいだねえ」と言いながらうなずいた。とりあえず行ってみるしかなさそうなので、そのまま歩いて壁の前へと到着する。
全員で横並びに壁を眺めていると、顎に指を当てながらティナが言った。
「う~ん、本当にただの壁っぽいね」
「とりあえず壊せるかやってみるか」
そう言って俺が壁に歩み寄ろうとしたその時だった。
『汝、この先に進まんとするならば知恵を示せ……』
「「!?」」
どこからか大人の女性らしき声が聴こえてきた。周囲を見渡してみるも人の気配はなく、依然として薄暗い魔王城内の風景が連なるばかりだ。
困惑する俺たちに対して、声の主は続けざまに語りかけてくる。
『数多ある神々の中で、最も美しい女神の名を答えよ』
全員で一様に首を傾げてしまった。円を作っての話し合いが始まる。
最初に切り出したのは俺だ。
「何だこの質問?」
「美を象徴する、という意味ならアフロディーテ様が有名だけれど」
「他にも何柱かいらっしゃいますから、何とも言えませんわね」
「美しい、というか可愛いと言えばソフィア様だよねっ!」
『ソフィアァ!? あの泥棒猫がまたしても……キ~ッ』
「「「「…………」」」」
大人っぽくて少しばかり妖艶だったはずの女性の声は、途端に癇癪を起した女性のそれになった。とはいえ、取り上げてもしょうがないのでなかったことにして話し合いを再開する。
「ってことはソフィア様じゃないってことだな」
「そう答えたら何か罠みたいなのが発動しそうだねえ」
「でも、解答の候補が多くて何とも……せめてヒントを頂ければ」
「お願いしてみよっか」
そう言うとティナは壁に向かって叫んだ。
「すいません! ヒントをください!」
一瞬の沈黙。ティナにこう言われてしまったら俺は普通に答えとか教えてしまいそうだな……と考えていると、また女性の声が響いてくる。
『汝求むるは花の名なり……』
くれるのかよ。誰か知らんが結構融通のきくやつだな。
正直こんなことが出来るといえば神聖魔法を使える神くらいのものなんだけど、そうなると神が魔王側にいるってことになる。
う~ん、わからん。まあ魔王を倒せば全部わかることか。
ティナがこちらを振り向いて会議が再開される。
「花の名前だって!」
「そう言われてもなあ、俺花とか全然知らねえんだよな」
「美が花言葉になっているといえばバラだけれど」
「私はラッド様からならどのような花をいただいても嬉しいですわ」
今のところラッドからしか有益な情報が出ていない。このままではバラと答えることになってしまいそうだ。
何となくそれは癪なのでティナに話を振ってみる。
「ティナはどんな花が正解だと思う?」
「え~。私はチューリップとかが好きかなぁ」
「神様の名前の話じゃないのかい?」
「と言いますけれど、神様の名前とお花の名前がどのように関係があるのか予想がつきませんわ」
たしかに、ロザリアの言う通りなんだよな。
俺は小さい頃なんかは特にゼウスのとこによく遊びに行ってて、それでこの世界に遊びとか仕事で来てた神を見る機会があった。でも、その中に花と同じ名前の神なんてのはいなかったはずだ。
と、そこでふと全く喋らないので忘れかけていたフェニックスの存在を思い出したので聞いてみる。
「フェニックスは何か知らないか? 美しい神様……みたいな、花の名前?」
『イチャイチャが花ことばの花というのはないのか?』
聞くだけ無駄だった。
とりあえず、悔しいけどこの中で一番正解に近そうなのは花言葉が「美」らしいバラか。まあ不正解だったらいきなり死ぬなんてことはないだろうし、言ってみるだけ言ってみよう。
「よし、罠とかがあるとまずい。俺が行くからお前らは下がっててくれ」
「ジン、中々かっこいいじゃないか。では僕も残ろう」
ティナとロザリアが下がっていく中で本当にラッドも残った。
「いやいや、いても意味ないだろ。お前も下がれって」
「何を言っているんだい。僕たちの熱い友情をこの声の主に見せつけてやるのさ」
「お前が何言ってんだ」
結局無駄な時間を使って何とかラッドを説得して下がらせた。そして俺は壁の前に一人で立ち、遂にその一言を口にする。
「答えは……バラだ」
『…………』
その直後、何かが勢いよく頭に降ってきた。何と言うか、そこまで固くない金属といった感じの質感だ。それはそのまま俺の近くの床に落ちると、ぐわんぐわんという音を立てて少しの間震えた後に動かなくなる。
タライだ。何故かタライが俺の頭に振ってきた。
「…………」
あまりにも静かなので後ろを振り返ってみると、全員が俺から目を逸らしたまま全身を小刻みに震わせていた。
「おい、お前ら何笑ってんだよ」
『我はかっこよかったと思うのだが……』
「うるせえ!」
フェニックスに慰められて逆に恥ずかしくなってしまった。
怒りに燃えた俺は大剣の柄に手をかけて壁の方へ歩み寄っていく。不穏な空気を感じ取ったのか、慌てたような女性の声が聞こえてきた。
『止まりなさい。汝、それ以上進まんとするならば』
「うるせえ!」
そう叫びながら剣を振りぬいて壁を攻撃する。何と壁はその一撃であっさりと崩れ去ってしまった。
「ちょっとジンくん、だめだよそんなことしちゃ。怒られちゃうよ」
「誰にだよ」
焦ったようなティナの声にそう言いながら後ろを振り返ると、ロザリアが未だに笑いの収まらないラッドをたしなめる様子が視界に入った。
ラッドは懲りずに腹を抱えつつ俺の肩に手を置きながら言う。
「そうだよジン、た、タライ、タライがぶふっ」
「おうラッド。そろそろお前とは決着をつけようと思ってたんだ。剣をとれ」
こちらも大剣に手をかけながら一歩ラッドの方に進むと。俺たちの間に眉根を寄せたティナが割って入ってきた。
「もう、だめだよこんなところで喧嘩しちゃ」
「ラッド様も笑い過ぎですわ。ほら、ジン君に謝ってくださいな」
「すまないねジン。親友である君をタライ……くっ……ごときでぷっ、笑ってしまうなんて」
「いいってことよ」
お互いに大切な人を困らせるのは本意ではないというところで思惑が一致したのだろう。まだ笑いを抑えている様子で俺を煽りにかかってくるラッドと、笑顔でしっかりと握手を交わした。
俺たちの儀式を笑顔で見届けたティナが通路の先を向いて言う。
「よし。二人も仲直りしたことだし先に進も……」
「どうした、ティナ」
言葉の途中で固まってしまったティナを不思議に思って視線の先を追うと、そこにはまたさっきと同じような壁があった。あらかじめ何枚も用意されていたということか。
ティナが壁をぺたぺたと触りながら口を開いた。
「また壁がある。どうなってるのかな?」
「さあ。わかんねえけどまた壊せばいいんじゃね? 時間の無駄だし」
「僕もそう思うよ」
「ちょっと乱暴ですけど、それがいいですわね」
そう言いながら全員、壁の前で武器を構える。すると、またさっきまでと同じ女性の声が響き渡った。
『汝、この先にすす……ちょ、やめなさい、こら』
俺たちは女性の声が何か言うのにも構わず、思い思いに壁を殴る。
『わかった、わかったからちょっと待ちなさい、そうだ問題をとけたらおやつを』
「えっ、おやつ?」
ティナが反応して邪気のない顔をあげた瞬間、壁が崩壊した。
「よし、行こうぜ」
『もう、何であんたたち言うこと聞かないのよ。もう知らないわ』
それきり声は聞こえなくなった。肩をすくめて呆れたような表情をしたラッドが口を開く。
「なんだったんだろうねえ。あの女性の声は」
「さあ」
「おやつはちょっとだけ欲しかったかも」
残念そうなティナに、ロザリアが子供に注意する母親のような優しい笑みを浮かべて言う。
「ふふっ、ティナちゃんったら。おやつならミツメに帰った後でいくらでも食べられますわ」
「そうだね……よしっ」
ティナはそう言って両拳を胸の前で強く握り、ガッツポーズをとる。そうしてその後、俺たちはいくつかの壁を全て壊して進み続けていった。
門番兄弟との戦いのような何かを終えてから少し歩いたところで、ティナが通路の先を指差しながらそんなことを言った。
見れば、そこでは見事な壁が丁寧に道を塞いでくれている。
「地図にはあんな壁は描かれてないけれど……」
地図を取り出して眺めながらラッドがそんな風につぶやく。
「魔王がいるっぽい部屋はあの通路の先にあるんだよな?」
壁のある方向を指差しながらそう聞くと、ラッドは「そうみたいだねえ」と言いながらうなずいた。とりあえず行ってみるしかなさそうなので、そのまま歩いて壁の前へと到着する。
全員で横並びに壁を眺めていると、顎に指を当てながらティナが言った。
「う~ん、本当にただの壁っぽいね」
「とりあえず壊せるかやってみるか」
そう言って俺が壁に歩み寄ろうとしたその時だった。
『汝、この先に進まんとするならば知恵を示せ……』
「「!?」」
どこからか大人の女性らしき声が聴こえてきた。周囲を見渡してみるも人の気配はなく、依然として薄暗い魔王城内の風景が連なるばかりだ。
困惑する俺たちに対して、声の主は続けざまに語りかけてくる。
『数多ある神々の中で、最も美しい女神の名を答えよ』
全員で一様に首を傾げてしまった。円を作っての話し合いが始まる。
最初に切り出したのは俺だ。
「何だこの質問?」
「美を象徴する、という意味ならアフロディーテ様が有名だけれど」
「他にも何柱かいらっしゃいますから、何とも言えませんわね」
「美しい、というか可愛いと言えばソフィア様だよねっ!」
『ソフィアァ!? あの泥棒猫がまたしても……キ~ッ』
「「「「…………」」」」
大人っぽくて少しばかり妖艶だったはずの女性の声は、途端に癇癪を起した女性のそれになった。とはいえ、取り上げてもしょうがないのでなかったことにして話し合いを再開する。
「ってことはソフィア様じゃないってことだな」
「そう答えたら何か罠みたいなのが発動しそうだねえ」
「でも、解答の候補が多くて何とも……せめてヒントを頂ければ」
「お願いしてみよっか」
そう言うとティナは壁に向かって叫んだ。
「すいません! ヒントをください!」
一瞬の沈黙。ティナにこう言われてしまったら俺は普通に答えとか教えてしまいそうだな……と考えていると、また女性の声が響いてくる。
『汝求むるは花の名なり……』
くれるのかよ。誰か知らんが結構融通のきくやつだな。
正直こんなことが出来るといえば神聖魔法を使える神くらいのものなんだけど、そうなると神が魔王側にいるってことになる。
う~ん、わからん。まあ魔王を倒せば全部わかることか。
ティナがこちらを振り向いて会議が再開される。
「花の名前だって!」
「そう言われてもなあ、俺花とか全然知らねえんだよな」
「美が花言葉になっているといえばバラだけれど」
「私はラッド様からならどのような花をいただいても嬉しいですわ」
今のところラッドからしか有益な情報が出ていない。このままではバラと答えることになってしまいそうだ。
何となくそれは癪なのでティナに話を振ってみる。
「ティナはどんな花が正解だと思う?」
「え~。私はチューリップとかが好きかなぁ」
「神様の名前の話じゃないのかい?」
「と言いますけれど、神様の名前とお花の名前がどのように関係があるのか予想がつきませんわ」
たしかに、ロザリアの言う通りなんだよな。
俺は小さい頃なんかは特にゼウスのとこによく遊びに行ってて、それでこの世界に遊びとか仕事で来てた神を見る機会があった。でも、その中に花と同じ名前の神なんてのはいなかったはずだ。
と、そこでふと全く喋らないので忘れかけていたフェニックスの存在を思い出したので聞いてみる。
「フェニックスは何か知らないか? 美しい神様……みたいな、花の名前?」
『イチャイチャが花ことばの花というのはないのか?』
聞くだけ無駄だった。
とりあえず、悔しいけどこの中で一番正解に近そうなのは花言葉が「美」らしいバラか。まあ不正解だったらいきなり死ぬなんてことはないだろうし、言ってみるだけ言ってみよう。
「よし、罠とかがあるとまずい。俺が行くからお前らは下がっててくれ」
「ジン、中々かっこいいじゃないか。では僕も残ろう」
ティナとロザリアが下がっていく中で本当にラッドも残った。
「いやいや、いても意味ないだろ。お前も下がれって」
「何を言っているんだい。僕たちの熱い友情をこの声の主に見せつけてやるのさ」
「お前が何言ってんだ」
結局無駄な時間を使って何とかラッドを説得して下がらせた。そして俺は壁の前に一人で立ち、遂にその一言を口にする。
「答えは……バラだ」
『…………』
その直後、何かが勢いよく頭に降ってきた。何と言うか、そこまで固くない金属といった感じの質感だ。それはそのまま俺の近くの床に落ちると、ぐわんぐわんという音を立てて少しの間震えた後に動かなくなる。
タライだ。何故かタライが俺の頭に振ってきた。
「…………」
あまりにも静かなので後ろを振り返ってみると、全員が俺から目を逸らしたまま全身を小刻みに震わせていた。
「おい、お前ら何笑ってんだよ」
『我はかっこよかったと思うのだが……』
「うるせえ!」
フェニックスに慰められて逆に恥ずかしくなってしまった。
怒りに燃えた俺は大剣の柄に手をかけて壁の方へ歩み寄っていく。不穏な空気を感じ取ったのか、慌てたような女性の声が聞こえてきた。
『止まりなさい。汝、それ以上進まんとするならば』
「うるせえ!」
そう叫びながら剣を振りぬいて壁を攻撃する。何と壁はその一撃であっさりと崩れ去ってしまった。
「ちょっとジンくん、だめだよそんなことしちゃ。怒られちゃうよ」
「誰にだよ」
焦ったようなティナの声にそう言いながら後ろを振り返ると、ロザリアが未だに笑いの収まらないラッドをたしなめる様子が視界に入った。
ラッドは懲りずに腹を抱えつつ俺の肩に手を置きながら言う。
「そうだよジン、た、タライ、タライがぶふっ」
「おうラッド。そろそろお前とは決着をつけようと思ってたんだ。剣をとれ」
こちらも大剣に手をかけながら一歩ラッドの方に進むと。俺たちの間に眉根を寄せたティナが割って入ってきた。
「もう、だめだよこんなところで喧嘩しちゃ」
「ラッド様も笑い過ぎですわ。ほら、ジン君に謝ってくださいな」
「すまないねジン。親友である君をタライ……くっ……ごときでぷっ、笑ってしまうなんて」
「いいってことよ」
お互いに大切な人を困らせるのは本意ではないというところで思惑が一致したのだろう。まだ笑いを抑えている様子で俺を煽りにかかってくるラッドと、笑顔でしっかりと握手を交わした。
俺たちの儀式を笑顔で見届けたティナが通路の先を向いて言う。
「よし。二人も仲直りしたことだし先に進も……」
「どうした、ティナ」
言葉の途中で固まってしまったティナを不思議に思って視線の先を追うと、そこにはまたさっきと同じような壁があった。あらかじめ何枚も用意されていたということか。
ティナが壁をぺたぺたと触りながら口を開いた。
「また壁がある。どうなってるのかな?」
「さあ。わかんねえけどまた壊せばいいんじゃね? 時間の無駄だし」
「僕もそう思うよ」
「ちょっと乱暴ですけど、それがいいですわね」
そう言いながら全員、壁の前で武器を構える。すると、またさっきまでと同じ女性の声が響き渡った。
『汝、この先にすす……ちょ、やめなさい、こら』
俺たちは女性の声が何か言うのにも構わず、思い思いに壁を殴る。
『わかった、わかったからちょっと待ちなさい、そうだ問題をとけたらおやつを』
「えっ、おやつ?」
ティナが反応して邪気のない顔をあげた瞬間、壁が崩壊した。
「よし、行こうぜ」
『もう、何であんたたち言うこと聞かないのよ。もう知らないわ』
それきり声は聞こえなくなった。肩をすくめて呆れたような表情をしたラッドが口を開く。
「なんだったんだろうねえ。あの女性の声は」
「さあ」
「おやつはちょっとだけ欲しかったかも」
残念そうなティナに、ロザリアが子供に注意する母親のような優しい笑みを浮かべて言う。
「ふふっ、ティナちゃんったら。おやつならミツメに帰った後でいくらでも食べられますわ」
「そうだね……よしっ」
ティナはそう言って両拳を胸の前で強く握り、ガッツポーズをとる。そうしてその後、俺たちはいくつかの壁を全て壊して進み続けていった。
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