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世界の真実編 後編 突撃!魔王城
舞台の裏で
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半球状に広がる巨大な空間。その中心には、まるで部屋にあるものたちを見下ろすかのように「アカシックレコード」がそびえ立っている。
その足元で、静かに頭頂部の時計部分を見上げる女神が一柱。
ソフィアは現在このアカシックレコードが存在する創世の神殿フォークロアー支部の地下室にて軟禁されていた。
部屋には他にモンスターテイマーズ隊長「強欲」のリッジを含む少数の精霊に、ゼウスが片時もソフィアの側を離れないように居座っている。でなければ神聖魔法を使って逃げられてしまうからだ。
どちらにしろあまりに長い間ここにソフィアを軟禁していれば不審に思った「幹部会」の神々に察知されてしまうだろう。ソフィアはここに来る前、「幹部会」に事実関係の確認をしに行っているからだ。つまりこれはシナリオを完遂し、そしてゼウスがティナのお尻を我が物にするまでの時間稼ぎに過ぎない。
現在ゼウスとリッジは、アカシックレコードの前に設けられたテーブルで紅茶とクッキーを嗜んでいる。とはいってもクッキーに関しては、食べているのはほぼリッジだけだが。
ソフィアは時計台から視線を外すと、山のようなおやつをすごい勢いで減らし続けるリッジを眺めて呆れているゼウスに声をかける。
「ゼウス、シナリオの進捗をオブザーバーズの方に確認していただけますか?」
「確認してどうしようというのじゃ。どちらにしろ決着がつけばミザリーちゃんが報告をしにここに来るじゃろう」
そう言って紅茶を一つ口に含むゼウスを、ソフィアは厳しい視線で射抜く。
「では日頃の仕事ぶりを労ってミザリーちゃんとここでお茶をするというのは」
「そんなことを言ったら精霊部隊に入っとる精霊を全てここに呼ばなければならんじゃろうが」
どうやらミザリーをここに呼びつけたいだけのようだ。
どちらにしろ軟禁は一時的なものであるし、ここで暴れようにも罪もない精霊たちまで巻き込むわけにはいかない。とはいってもティナのお尻をゼウスに渡すことだけは避けなければならない。
いざとなれば私も神界に渡って阻止を……と、すでに勝負の場をフォークロアーの外に移すこと前提で考え始めているソフィアであった。
「そうですね、仕方がありません。大人しくお茶でも飲んで待つと致しましょう」
テーブルの椅子に座って周囲を眺めながらソフィアは思う。
気付けば随分と警備が薄くなったものだ。いや、元々そこまで厳重なものでもなかったが。
精霊全てにアカシックレコードの存在を知られるわけにはいかないということなのか、ここにいるのはマントの背中部分にある印章から見て、モンスターテイマーズが中心でダンサーズはほとんどいないらしい。
だが、それには多少違和感を覚えるのも事実。
ソフィアを軟禁……というよりも、止めるための役割を果たすなら、他の精霊部隊の隊員でも同じことだ。いざ戦闘になれば極大魔法を操るミカエルでさえもソフィアを止めることなど出来ないのだから。
では何故モンスターテイマーズが中心……というよりも、ダンサーズの部隊員がいないのか。
そこまで考察したものの、ソフィアにはその先の答えを見出すことが出来なかった。フォークロアーに関する情報が根本的に不足しているからだ。
ソフィアはこれまで、基本的にゼウスに用事があるときにしかこの世界を訪れることはなかった。故に知り合いと呼べる人間あるいは精霊と言えば、頻繁にゼウスの元を訪れ、問題児としても度々話題にあがるジンくらいのものだったのだ。
だからソフィアには知る由もない。ゼウスがこの期に及んで何を警戒しているのかを。
基本的にこの世界の精霊というのはゼウスに対して忠実だ。何といっても神であるし、自分たちの王のような存在でもあるのだから。スケベジジイと陰で噂するような者たちも含めて、「なんだかんだで自分たちのリーダー」というのが精霊たちの一般的な認識なのである。
だがそんな精霊たちの中にあってこの状況でも、いや、この状況だからこそゼウスに反旗を翻す可能性のある者が存在する。
その人物は、ゼウスではなく己の中の「愛」に忠誠を誓っていた。「愛」の為ならば、時に神の命令にすらも背く程の忠実なる「愛」のしもべ。
そしてその人物が操るスキルは、この状況においては猛威を振るう。
万が一にもソフィアがここにいることを彼に知られてはならない、とゼウスが今最も警戒しているその人物は。
気付けば、ゼウスのそばに立っていた。
「ソフィア様、お迎えにあがりました」
テーブルを挟んでソフィアの向かい、ゼウスとリッジの間に突如として金髪で大柄な美青年が現れ、一礼をしながらそう口走る。
状況はわからずとも、その男と遭遇すれば何をおいてもまず先に拘束しなければならないことをあらかじめ理解していたゼウスは、すかさず手のひらを向けた。
「『ホーリー・スリープ』」
しかしその先にもう男はいない。ソフィアが座っていた場所の横に移動して、彼女をいわゆるお姫様だっこの形で抱きかかえている。
「『ホーリー・スリープ』!」
ゼウスが再度魔法を唱える。しかし、遅い。すでに男は階段通路を駆け上がり始めているところだった。
今にも視界から消えそうな背中を指さしながらゼウスは、そばでおやつをむさぼり続けているリッジに怒鳴りつける。
「リッジ、お主何をしとるんじゃ! こんなもの食ってないでさっさと……」
そういいながらゼウスはおやつを取り上げる。焦燥のあまりまともに思考が出来なくなっているのだろう、普段の老神ならば犯さない失態だ。
常日頃から邁進するおやつ道を妨害されたリッジは、途端にその瞳を狂気の色に染めて腰の双剣にそれぞれの手をかけた。
「おやつぁぁぁぁああああ!!!!」
リッジのこうげき。ゼウスにそこそこのダメージ!
鈍く輝く銀の双刃がゼウスを襲う。戦闘慣れしていないゼウスはまともに攻撃をもらい「ぬああああ」という叫び声をあげながら吹っ飛んでしまった。
一方で困惑するしかないのが同じ部屋にいるモンスターテイマーズの隊員たちである。ゼウスは何やら例の男を追えと言いたかったようだが、自分たちの隊の長は敵をそのゼウスだと定めたらしい。
もちろんリッジがおやつ狂なのは隊員にとっては周知の事実だが、この状況では自分たちはどう動くべきなのか、精霊たちは考えた。
元より、よくわからない場所でソフィア様の監視などという気に食わない任務をやらされている。たしかにリッジ隊長はおやつ狂で、老神に襲いかかっているのもそれが原因だろう。普段の彼はゼウス様を尊敬していて、命令も忠実にこなす。
だが問題はそこではない。ここは一つ、どさくさに紛れてゼウス様をぼこぼこにして不平不満を解消しよう。
モンスターテイマーズの隊員たちは静かに目を合わせてうなずき合うと、剣を天に向かって突き上げながら叫んだ。
「リッジ隊長に続け! ゼウス様はご乱心なされた!」
こうして地下室が混迷を極める中、金髪の男は階段にいる精霊たちを、背後に転移したりソフィアの魔法で眠らせたりしてやり過ごしていった。
男のスキルは隊長専用スキルであるから天界でも使用可能で、かつ「視界に入っている場所ならどこにでも転移出来る」という性質を持っていた。つまり、戦わずに逃げることのみに専念した場合、その回避技術も相まって、全精霊中で最も面倒くさい人物として知られている。
執務室まであがって来て「敵」が少なくって来たところで、女神は尋ねた。
「あの、ありがとうございます。あなたは……?」
「お兄ちゃんです」
即答だが、わけは全くわからない。困惑しながらもソフィアは再び問いかける。
「あの、お名前を」
「私に名前は必要ありません。お兄ちゃんである事実が、私にとってはもっとも重要なのですから」
どうやら話の通じない人種らしいと悟ったソフィアは、その後ゲートにたどりついて下界に降りるまで、彼の腕の中で沈黙を保つことにする。
(ティナちゃん、魔王さん。あなたたちが戦う必要はどこにもないのです。どうか間に合ってください……!)
そして下界に到着するとソフィアは、男に礼は後ですると告げて神聖魔法による転移でその場を後にしたのであった。
その足元で、静かに頭頂部の時計部分を見上げる女神が一柱。
ソフィアは現在このアカシックレコードが存在する創世の神殿フォークロアー支部の地下室にて軟禁されていた。
部屋には他にモンスターテイマーズ隊長「強欲」のリッジを含む少数の精霊に、ゼウスが片時もソフィアの側を離れないように居座っている。でなければ神聖魔法を使って逃げられてしまうからだ。
どちらにしろあまりに長い間ここにソフィアを軟禁していれば不審に思った「幹部会」の神々に察知されてしまうだろう。ソフィアはここに来る前、「幹部会」に事実関係の確認をしに行っているからだ。つまりこれはシナリオを完遂し、そしてゼウスがティナのお尻を我が物にするまでの時間稼ぎに過ぎない。
現在ゼウスとリッジは、アカシックレコードの前に設けられたテーブルで紅茶とクッキーを嗜んでいる。とはいってもクッキーに関しては、食べているのはほぼリッジだけだが。
ソフィアは時計台から視線を外すと、山のようなおやつをすごい勢いで減らし続けるリッジを眺めて呆れているゼウスに声をかける。
「ゼウス、シナリオの進捗をオブザーバーズの方に確認していただけますか?」
「確認してどうしようというのじゃ。どちらにしろ決着がつけばミザリーちゃんが報告をしにここに来るじゃろう」
そう言って紅茶を一つ口に含むゼウスを、ソフィアは厳しい視線で射抜く。
「では日頃の仕事ぶりを労ってミザリーちゃんとここでお茶をするというのは」
「そんなことを言ったら精霊部隊に入っとる精霊を全てここに呼ばなければならんじゃろうが」
どうやらミザリーをここに呼びつけたいだけのようだ。
どちらにしろ軟禁は一時的なものであるし、ここで暴れようにも罪もない精霊たちまで巻き込むわけにはいかない。とはいってもティナのお尻をゼウスに渡すことだけは避けなければならない。
いざとなれば私も神界に渡って阻止を……と、すでに勝負の場をフォークロアーの外に移すこと前提で考え始めているソフィアであった。
「そうですね、仕方がありません。大人しくお茶でも飲んで待つと致しましょう」
テーブルの椅子に座って周囲を眺めながらソフィアは思う。
気付けば随分と警備が薄くなったものだ。いや、元々そこまで厳重なものでもなかったが。
精霊全てにアカシックレコードの存在を知られるわけにはいかないということなのか、ここにいるのはマントの背中部分にある印章から見て、モンスターテイマーズが中心でダンサーズはほとんどいないらしい。
だが、それには多少違和感を覚えるのも事実。
ソフィアを軟禁……というよりも、止めるための役割を果たすなら、他の精霊部隊の隊員でも同じことだ。いざ戦闘になれば極大魔法を操るミカエルでさえもソフィアを止めることなど出来ないのだから。
では何故モンスターテイマーズが中心……というよりも、ダンサーズの部隊員がいないのか。
そこまで考察したものの、ソフィアにはその先の答えを見出すことが出来なかった。フォークロアーに関する情報が根本的に不足しているからだ。
ソフィアはこれまで、基本的にゼウスに用事があるときにしかこの世界を訪れることはなかった。故に知り合いと呼べる人間あるいは精霊と言えば、頻繁にゼウスの元を訪れ、問題児としても度々話題にあがるジンくらいのものだったのだ。
だからソフィアには知る由もない。ゼウスがこの期に及んで何を警戒しているのかを。
基本的にこの世界の精霊というのはゼウスに対して忠実だ。何といっても神であるし、自分たちの王のような存在でもあるのだから。スケベジジイと陰で噂するような者たちも含めて、「なんだかんだで自分たちのリーダー」というのが精霊たちの一般的な認識なのである。
だがそんな精霊たちの中にあってこの状況でも、いや、この状況だからこそゼウスに反旗を翻す可能性のある者が存在する。
その人物は、ゼウスではなく己の中の「愛」に忠誠を誓っていた。「愛」の為ならば、時に神の命令にすらも背く程の忠実なる「愛」のしもべ。
そしてその人物が操るスキルは、この状況においては猛威を振るう。
万が一にもソフィアがここにいることを彼に知られてはならない、とゼウスが今最も警戒しているその人物は。
気付けば、ゼウスのそばに立っていた。
「ソフィア様、お迎えにあがりました」
テーブルを挟んでソフィアの向かい、ゼウスとリッジの間に突如として金髪で大柄な美青年が現れ、一礼をしながらそう口走る。
状況はわからずとも、その男と遭遇すれば何をおいてもまず先に拘束しなければならないことをあらかじめ理解していたゼウスは、すかさず手のひらを向けた。
「『ホーリー・スリープ』」
しかしその先にもう男はいない。ソフィアが座っていた場所の横に移動して、彼女をいわゆるお姫様だっこの形で抱きかかえている。
「『ホーリー・スリープ』!」
ゼウスが再度魔法を唱える。しかし、遅い。すでに男は階段通路を駆け上がり始めているところだった。
今にも視界から消えそうな背中を指さしながらゼウスは、そばでおやつをむさぼり続けているリッジに怒鳴りつける。
「リッジ、お主何をしとるんじゃ! こんなもの食ってないでさっさと……」
そういいながらゼウスはおやつを取り上げる。焦燥のあまりまともに思考が出来なくなっているのだろう、普段の老神ならば犯さない失態だ。
常日頃から邁進するおやつ道を妨害されたリッジは、途端にその瞳を狂気の色に染めて腰の双剣にそれぞれの手をかけた。
「おやつぁぁぁぁああああ!!!!」
リッジのこうげき。ゼウスにそこそこのダメージ!
鈍く輝く銀の双刃がゼウスを襲う。戦闘慣れしていないゼウスはまともに攻撃をもらい「ぬああああ」という叫び声をあげながら吹っ飛んでしまった。
一方で困惑するしかないのが同じ部屋にいるモンスターテイマーズの隊員たちである。ゼウスは何やら例の男を追えと言いたかったようだが、自分たちの隊の長は敵をそのゼウスだと定めたらしい。
もちろんリッジがおやつ狂なのは隊員にとっては周知の事実だが、この状況では自分たちはどう動くべきなのか、精霊たちは考えた。
元より、よくわからない場所でソフィア様の監視などという気に食わない任務をやらされている。たしかにリッジ隊長はおやつ狂で、老神に襲いかかっているのもそれが原因だろう。普段の彼はゼウス様を尊敬していて、命令も忠実にこなす。
だが問題はそこではない。ここは一つ、どさくさに紛れてゼウス様をぼこぼこにして不平不満を解消しよう。
モンスターテイマーズの隊員たちは静かに目を合わせてうなずき合うと、剣を天に向かって突き上げながら叫んだ。
「リッジ隊長に続け! ゼウス様はご乱心なされた!」
こうして地下室が混迷を極める中、金髪の男は階段にいる精霊たちを、背後に転移したりソフィアの魔法で眠らせたりしてやり過ごしていった。
男のスキルは隊長専用スキルであるから天界でも使用可能で、かつ「視界に入っている場所ならどこにでも転移出来る」という性質を持っていた。つまり、戦わずに逃げることのみに専念した場合、その回避技術も相まって、全精霊中で最も面倒くさい人物として知られている。
執務室まであがって来て「敵」が少なくって来たところで、女神は尋ねた。
「あの、ありがとうございます。あなたは……?」
「お兄ちゃんです」
即答だが、わけは全くわからない。困惑しながらもソフィアは再び問いかける。
「あの、お名前を」
「私に名前は必要ありません。お兄ちゃんである事実が、私にとってはもっとも重要なのですから」
どうやら話の通じない人種らしいと悟ったソフィアは、その後ゲートにたどりついて下界に降りるまで、彼の腕の中で沈黙を保つことにする。
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