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英雄たちの選択 前編 結集、そして決断
世界の最果て
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「きゃーっ、見て見てジン君! セイラちゃんとノエル君が!」
フェニックスの背中前方では抱き合う二人を見て、ティナがそんな声をあげながらジンの背中をばんばんと叩いていた。
「ほ~ん、あいつらいつの間にそんな感じになったんだろうな。俺にも教えてくれりゃ良かったのによ」
「今告白したんじゃない?」
どこか拗ねたように唇を尖らせるジンを、ティナがなだめている。そんな空間にある一人の男がやって来て片手をあげた。
「ジン、元気か?」
「まあぼちぼちだな。てか何の用だよ」
「用事がなければ来てはいけないというものでもないだろう」
そう言ってキースがジンの横に腰かける。こうされると天界にいた頃は即座にどこかへ移動したジンだが、最近はそこまで兄を嫌っているわけでもないらしく、多少睨みをきかせながらも露骨に避けるということはしない。
それをいいことに、かどうかは知らないがキースに顔をじっと覗き込まれ、あからさまに顔をしかめるジン。
「……何だよ」
「いや、本当に元気なのか、何か病気はしていないかと心配でな」
「向こうで何があったんだよ。そんなもんに急になるわけないだろ」
なおのことジンの顔を見つめるキースに、ティナが目をきらきらと輝かせながら話しかける。
「お兄さん、セイラちゃんとノエル君はいつからああなったんですか?」
「それは知らん。が、最近であることは間違いないだろうな。そして私はお前のお義兄さんではない」
「へえ~いいなあ!」
しかし、それを見逃すことが出来ない神物が一柱いた。
「セッ、セイラちゃん……そんな……」
「「「あっ」」」
全員が声のした方に視線をやると、全身をわなわなと震わせる女神の姿が。妖精姿のソフィアはそのまま力なく下に落ちると、よよよと泣き出した。
「私のことはやはり遊びだったのですね……セイラちゃん……うぅ」
「ソフィア様……」
どう声をかけていいものかわからず困った表情のまま動けないティナを初めとした一同だが、ソフィアは意外なことを口にする。
「本当はわかっていたんです。セイラちゃんが私を一人の女性としてではなく一柱の神としてしか見ていなかったこと」
わかっていたんかい……と一同は驚愕した。一見してセイラに騙され、恋に盲目的な一柱の恋する女神にしか見えなかったというのに、あれは全て演技だったということか。
やはり食えない、敵に回してはいけないのだと全員が心に刻み込んだ。
「わかっていたんかい、とみなさんは思うかもしれません。ですがああすればセイラちゃんはいい子だから引くに引けなくなると思いました。そうまでしてでもあの子が欲しかったのです」
なんてこったい……と一同は心をときめかせた。たしかに演技は演技でも、それはセイラを手に入れる為のものであり、恋に盲目的な一柱の恋する女神である部分に変わりはなかったのである。
すると感化されたティナが、その場で興奮気味に捲し立てた。
「私っ、セイラちゃんとノエル君も大好きだけど、ソフィア様も大好きだからみんな応援したいですっ! あっ、じゃあセイラちゃんは二人と付き合っちゃえばいいんじゃ!?」
「そうですよ! その方法があるではありませんか! セイラちゃ~ん!」
ソフィアは一瞬で泣き止んでハッとすると、笑顔になってセイラの元へと飛び立っていった。
残された一同が唖然とする中、呆れ顔のジンがティナに尋ねる。
「それでいいのか?」
「三人がいいならいいんじゃないかな……」
あはは、と苦笑を漏らすしかないティナであった。
その後少し経ってからエアの元へと帰還したキースは、難しい顔をしながら唸り声をあげていた。エアが何食わぬ表情で話を切り出す。
「どうでした?」
「う~む、そんな鼻毛があるようなないような……。ただ一つ言えるのは、今までになかった新境地ということだな」
「そうでしょう」
「そんなわけでエアよ。お前をジンを愛する同志として認めよう」
「別に愛してはいないです」
こうして、それぞれの時間は過ぎていくのであった。
トオクノ島を通過した後は延々と海やぽつりと浮かぶ岩のみという景色が続いていく中で、ようやくそれは見えて来た。
眼下の、一見何もないように見える一点を指差しながらジンが言う。
「ソフィア様、見えました。お願いします」
「は~い。それではっ!」
ソフィアがソフィアステッキを取り出して一振り。すると、精霊陣を除く勇者パーティーと魔王軍の視界に小さな島が現れた。
一行から感嘆の声があがり、ティナもその例には漏れない。
「うわ~、本当に何もないところから島が出て来ちゃった」
「俺も来たどころか見たのも初めてだ。多分、ここにいる精霊はみんなそうだと思うぜ」
世界の最果てから入れる「天国への回廊」はあくまで緊急用である。しかし、それもつまるところ「追放処分を受けてはいないが、『ログアウト』の使えなくなった精霊」の為のものということになり、使う者は存在しなかった。
追放処分を受けていればここを使っても天界には入れないし、「ログアウト」が使えなくなるというのは追放処分を受けた者しか陥らない事態だ。端的に言えば、普通の精霊にはまずここを使う機会は訪れないし、追放処分を受ければここを使っても意味がないということ。
場所的にもダンサーズ専用スキルを使わなければ来れないということもあって、見たことのある者すらもほぼ皆無という有様だ。
ジンが隣を飛ぶソフィアに話しかける。
「思ったんですけど、ゼウスが『天国への回廊』まで封鎖している可能性もあるんじゃないですか?」
「恐らくそれはないでしょう。『天国への回廊』を完全に封鎖するには天界側と下界側の両方から力を加えなければならない為、他の神の協力を得るか、ゼウスが下界に降りて来る必要があります。今の状況から考えれば、どちらも有り得ません。それよりは天界に精霊の皆さんを配置して防衛する方がまだ現実的です。だからこそ、ここから先は常に警戒する必要がありますが……」
「そうだったんですね」
そんな会話をしている内にドラゴン二頭とフェニックスが島の上空に到達して降下態勢に入った。それぞれのやり方で高度を落としていき、ゆっくりと世界の最果てに降り立つ。
世界の最果ては一日もあれば一周出来そうな、小さな島だった。ただただ見渡す限りの草原が拡がっていて、その中心に一見して何の変哲もない木が寂しく立ち尽くしているだけだ。
全員でその木の前に並び立つと、ティナが唇に人差し指を当てて周囲を見渡しながらつぶやいた。
「ここが世界の最果て、なんだよね? 『天国への回廊』の入り口っていうのはどこにあるの?」
どうやらそれは精霊以外の誰もに共通する疑問らしく、勇者パーティーも魔王軍も忙しなく首を左右に回している。
精霊たちが顔を見合わせてから木の方に視線をやると、ジンが一歩前に出て木を親指で示してから何か言おうとしたところで更にエアがその前に割り込んだ。
「この木が『天国への回廊』の入り口だ。といっても、俺たちも話に聞いたことがあるだけだがな」
エアはそれだけ言うと静かにジンを見つめる。いつも通りの無表情を貫いている奇想天外な男を、ジンも呆れ顔で見つめ返しながらため息をついた。
「本当にお前はよくわからんやつだな」
「何となく私が先に言いたかったのでな」
「子供かよ」
エアの奇行に慣れてきたセイラとノエルもこれには苦笑するしかない。
一方で紹介を受けた人間勢とモンスター勢は未だに疑問が解消出来ていない様子だった。ラッドが一歩前に出て木を上から下まで眺めながら口を開く。
「この木が入り口ってどういうことだい? 僕にはごく普通の木にしか見えないのだけれど」
「そうですわねえ」
ロザリアがそう言いながらラッドの横を通り過ぎて木に触れようとすると、何とそのまま幹の中に吸い込まれ始めてしまった。
「きゃあっ!」
「ロザリアっ!」
短い悲鳴をあげながら吸い込まれてしまったロザリアを追いかけて、ラッドも木の中へと消えていく。一部始終を見たティナが動揺しながらジンに尋ねた。
「えっ、えっどうなってるの!?」
「この木そのものが入り口になってるんだよ。大丈夫、あいつらは一足先に『天国への回廊』に入っただけだ」
「そうなんだ。よかった……」
一安心した様子で胸を撫でおろすティナ。そこでソフィアが一同の前に出て振り返り、笑顔でソフィアステッキを振り回しながら言った。
「思いがけない突入となってしまいましたが。いざ『天国への回廊』へ! さあ参りましょ~!」
そして率先していの一番に木の中へと入り込んでいく。ティナと精霊たちも特に何か言うでもなく淡々とそれに続いた。取り残されたのは魔王軍だ。
勇者パーティーと精霊たちを飲み込んだ木を、苦手な食べ物が視界に入った時のような表情で眺めながらファリスがつぶやく。
「あれに入っていくの、ちょっと怖いんだけど。ねえ魔王様?」
「何を言っているんだ。さっさと行くぞ」
「あっ、ちょっと待ってよ~!」
ソフィアを崇拝する魔王も文句を垂れることもなく木の中に入っていく。ファリスがそれを追いかけると、他の幹部たちも呆れた様子で続いた。
フェニックスの背中前方では抱き合う二人を見て、ティナがそんな声をあげながらジンの背中をばんばんと叩いていた。
「ほ~ん、あいつらいつの間にそんな感じになったんだろうな。俺にも教えてくれりゃ良かったのによ」
「今告白したんじゃない?」
どこか拗ねたように唇を尖らせるジンを、ティナがなだめている。そんな空間にある一人の男がやって来て片手をあげた。
「ジン、元気か?」
「まあぼちぼちだな。てか何の用だよ」
「用事がなければ来てはいけないというものでもないだろう」
そう言ってキースがジンの横に腰かける。こうされると天界にいた頃は即座にどこかへ移動したジンだが、最近はそこまで兄を嫌っているわけでもないらしく、多少睨みをきかせながらも露骨に避けるということはしない。
それをいいことに、かどうかは知らないがキースに顔をじっと覗き込まれ、あからさまに顔をしかめるジン。
「……何だよ」
「いや、本当に元気なのか、何か病気はしていないかと心配でな」
「向こうで何があったんだよ。そんなもんに急になるわけないだろ」
なおのことジンの顔を見つめるキースに、ティナが目をきらきらと輝かせながら話しかける。
「お兄さん、セイラちゃんとノエル君はいつからああなったんですか?」
「それは知らん。が、最近であることは間違いないだろうな。そして私はお前のお義兄さんではない」
「へえ~いいなあ!」
しかし、それを見逃すことが出来ない神物が一柱いた。
「セッ、セイラちゃん……そんな……」
「「「あっ」」」
全員が声のした方に視線をやると、全身をわなわなと震わせる女神の姿が。妖精姿のソフィアはそのまま力なく下に落ちると、よよよと泣き出した。
「私のことはやはり遊びだったのですね……セイラちゃん……うぅ」
「ソフィア様……」
どう声をかけていいものかわからず困った表情のまま動けないティナを初めとした一同だが、ソフィアは意外なことを口にする。
「本当はわかっていたんです。セイラちゃんが私を一人の女性としてではなく一柱の神としてしか見ていなかったこと」
わかっていたんかい……と一同は驚愕した。一見してセイラに騙され、恋に盲目的な一柱の恋する女神にしか見えなかったというのに、あれは全て演技だったということか。
やはり食えない、敵に回してはいけないのだと全員が心に刻み込んだ。
「わかっていたんかい、とみなさんは思うかもしれません。ですがああすればセイラちゃんはいい子だから引くに引けなくなると思いました。そうまでしてでもあの子が欲しかったのです」
なんてこったい……と一同は心をときめかせた。たしかに演技は演技でも、それはセイラを手に入れる為のものであり、恋に盲目的な一柱の恋する女神である部分に変わりはなかったのである。
すると感化されたティナが、その場で興奮気味に捲し立てた。
「私っ、セイラちゃんとノエル君も大好きだけど、ソフィア様も大好きだからみんな応援したいですっ! あっ、じゃあセイラちゃんは二人と付き合っちゃえばいいんじゃ!?」
「そうですよ! その方法があるではありませんか! セイラちゃ~ん!」
ソフィアは一瞬で泣き止んでハッとすると、笑顔になってセイラの元へと飛び立っていった。
残された一同が唖然とする中、呆れ顔のジンがティナに尋ねる。
「それでいいのか?」
「三人がいいならいいんじゃないかな……」
あはは、と苦笑を漏らすしかないティナであった。
その後少し経ってからエアの元へと帰還したキースは、難しい顔をしながら唸り声をあげていた。エアが何食わぬ表情で話を切り出す。
「どうでした?」
「う~む、そんな鼻毛があるようなないような……。ただ一つ言えるのは、今までになかった新境地ということだな」
「そうでしょう」
「そんなわけでエアよ。お前をジンを愛する同志として認めよう」
「別に愛してはいないです」
こうして、それぞれの時間は過ぎていくのであった。
トオクノ島を通過した後は延々と海やぽつりと浮かぶ岩のみという景色が続いていく中で、ようやくそれは見えて来た。
眼下の、一見何もないように見える一点を指差しながらジンが言う。
「ソフィア様、見えました。お願いします」
「は~い。それではっ!」
ソフィアがソフィアステッキを取り出して一振り。すると、精霊陣を除く勇者パーティーと魔王軍の視界に小さな島が現れた。
一行から感嘆の声があがり、ティナもその例には漏れない。
「うわ~、本当に何もないところから島が出て来ちゃった」
「俺も来たどころか見たのも初めてだ。多分、ここにいる精霊はみんなそうだと思うぜ」
世界の最果てから入れる「天国への回廊」はあくまで緊急用である。しかし、それもつまるところ「追放処分を受けてはいないが、『ログアウト』の使えなくなった精霊」の為のものということになり、使う者は存在しなかった。
追放処分を受けていればここを使っても天界には入れないし、「ログアウト」が使えなくなるというのは追放処分を受けた者しか陥らない事態だ。端的に言えば、普通の精霊にはまずここを使う機会は訪れないし、追放処分を受ければここを使っても意味がないということ。
場所的にもダンサーズ専用スキルを使わなければ来れないということもあって、見たことのある者すらもほぼ皆無という有様だ。
ジンが隣を飛ぶソフィアに話しかける。
「思ったんですけど、ゼウスが『天国への回廊』まで封鎖している可能性もあるんじゃないですか?」
「恐らくそれはないでしょう。『天国への回廊』を完全に封鎖するには天界側と下界側の両方から力を加えなければならない為、他の神の協力を得るか、ゼウスが下界に降りて来る必要があります。今の状況から考えれば、どちらも有り得ません。それよりは天界に精霊の皆さんを配置して防衛する方がまだ現実的です。だからこそ、ここから先は常に警戒する必要がありますが……」
「そうだったんですね」
そんな会話をしている内にドラゴン二頭とフェニックスが島の上空に到達して降下態勢に入った。それぞれのやり方で高度を落としていき、ゆっくりと世界の最果てに降り立つ。
世界の最果ては一日もあれば一周出来そうな、小さな島だった。ただただ見渡す限りの草原が拡がっていて、その中心に一見して何の変哲もない木が寂しく立ち尽くしているだけだ。
全員でその木の前に並び立つと、ティナが唇に人差し指を当てて周囲を見渡しながらつぶやいた。
「ここが世界の最果て、なんだよね? 『天国への回廊』の入り口っていうのはどこにあるの?」
どうやらそれは精霊以外の誰もに共通する疑問らしく、勇者パーティーも魔王軍も忙しなく首を左右に回している。
精霊たちが顔を見合わせてから木の方に視線をやると、ジンが一歩前に出て木を親指で示してから何か言おうとしたところで更にエアがその前に割り込んだ。
「この木が『天国への回廊』の入り口だ。といっても、俺たちも話に聞いたことがあるだけだがな」
エアはそれだけ言うと静かにジンを見つめる。いつも通りの無表情を貫いている奇想天外な男を、ジンも呆れ顔で見つめ返しながらため息をついた。
「本当にお前はよくわからんやつだな」
「何となく私が先に言いたかったのでな」
「子供かよ」
エアの奇行に慣れてきたセイラとノエルもこれには苦笑するしかない。
一方で紹介を受けた人間勢とモンスター勢は未だに疑問が解消出来ていない様子だった。ラッドが一歩前に出て木を上から下まで眺めながら口を開く。
「この木が入り口ってどういうことだい? 僕にはごく普通の木にしか見えないのだけれど」
「そうですわねえ」
ロザリアがそう言いながらラッドの横を通り過ぎて木に触れようとすると、何とそのまま幹の中に吸い込まれ始めてしまった。
「きゃあっ!」
「ロザリアっ!」
短い悲鳴をあげながら吸い込まれてしまったロザリアを追いかけて、ラッドも木の中へと消えていく。一部始終を見たティナが動揺しながらジンに尋ねた。
「えっ、えっどうなってるの!?」
「この木そのものが入り口になってるんだよ。大丈夫、あいつらは一足先に『天国への回廊』に入っただけだ」
「そうなんだ。よかった……」
一安心した様子で胸を撫でおろすティナ。そこでソフィアが一同の前に出て振り返り、笑顔でソフィアステッキを振り回しながら言った。
「思いがけない突入となってしまいましたが。いざ『天国への回廊』へ! さあ参りましょ~!」
そして率先していの一番に木の中へと入り込んでいく。ティナと精霊たちも特に何か言うでもなく淡々とそれに続いた。取り残されたのは魔王軍だ。
勇者パーティーと精霊たちを飲み込んだ木を、苦手な食べ物が視界に入った時のような表情で眺めながらファリスがつぶやく。
「あれに入っていくの、ちょっと怖いんだけど。ねえ魔王様?」
「何を言っているんだ。さっさと行くぞ」
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