182 / 207
英雄たちの選択 中編 天国への回廊
それぞれの闘争
しおりを挟む
木の幹の中へと入ったジンたちの前には、この世のものとは思えない奇妙な光景が広がっていた。
どのような素材で出来ているのかもわからない、無機質な灰色の床が伸びていっているかと思うと、しばらく行った先で少しずつ上に向かいながら蛇のように不規則にうねっている。
その横幅は魔王城の大通路以上に広いが、周りに手すりや壁などの空間を区切るものは存在しない。外側は、夕暮れの空を彩る茜色を少し薄めたような不思議な色合いの空で上下左右を囲まれていて、雲も散りばめられている。
どこまでも果てしなく続く空を見上げたり見渡したり見下ろしたりながら、一同は好奇心と恐怖心を同時に刺激されていた。
そんな尊い生命たちを少しの間見守ったのち、これからの説明をしようとソフィアが前に出る。が、その背後から別の声が聞こえて来た。
「ロザリア! ロザリア! しっかりするんだ!」
「ああラッド様。このようなところで力尽きる私をお許しください……」
「だめだ。僕を一人にしないでおくれ」
「あなたの腕の中で逝くことが出来て、とても幸せです」
そこでは一足先にここに来ていたラッドとロザリアがいつものやつをやっているところだった。しかしソフィアは二人を一瞥すると、まるで何事もなかったかのように話を始める。
「え~これから天界に向かって進軍を始めますが、みなさんに一つだけ言っておかなければいけないことがあります」
「はいっ!」
「はいっティナちゃん可愛いっ!」
びしっと挙手したティナを、ソフィアもソフィアステッキでびしっと示す。思いがけず可愛いと言われたティナは、照れながらも解答をした。
「おやつをちゃんと持っているか確認すること、ですね」
「そう! 『天国への回廊』は歩いて行くには長いと聞いています。おやつを常備していないと、途中でお腹が減って動けなくなるかもしれません」
「よしっ」
正解したことで、誰にも見えていないつもりで小さく拳を握るティナ。だがジンはもちろんのこと、ソフィアにも注目を浴びていた。
「ふふっ、そんなティナちゃんにはこれをあげましょう」
「わあ、ありがとうございます」
ソフィアは妖精姿で持つには大きいチョコをどこからか取り出して渡した。それを満面の笑みで受け取るティナを見てほっこりとする一同。
だがその時、一つの「闇」がその温和な空間を切り裂いた。
「はぁ~やだやだ、いるのよねぇ。こういう女」
「えっ?」
魔王の隣から嫌味を飛ばしてくるサキュバスの首領に、ティナは戸惑う。
「あざといっていうか、男に媚びてるっていうか。そんな女いるわけないじゃん」
「わっ私、そんなつもりじゃ……」
「おい、ファリス」
ソフィアが仲良くして欲しいと願うこの状況を自分の部下が乱すとあらば黙っているわけにもいかない。魔王は、即座にファリスに注意した。
「何だてめぇやんのかこら」
そこに、ティナのことになると途端に沸点の低くなるジンが参戦する。ファリスの前まで歩み出て、睨みをきかせながら見下ろす形だ。
こういった時ティナは率先してジンを止めるのだが、今は動揺していてうまく言葉を挟めないらしい。
「なっ、何よ。本当のことじゃない」
「どこがだよ。ティナはあざとくねえし媚びてもねえ」
もはや実力を隠す必要のなくなったジンが怒れば、何度も負けているファリスとしては恐怖の対象でしかない。あからさまに動揺して周囲を見渡し始める。
魔王はファリスが悪いと思っていて、少し懲らしめられるくらいならむしろ丁度いいくらいに感じている。そして幹部たちは彼のそんな態度にならうつもりのようだ。そう、彼女たち以外には。
「まあまあファリス様ってこういうとこあっからさ。今はわかんねえと思うけど、そんなに悪気があるわけじゃないんだ。今回は勘弁してやってくれよ」
「悪気がなくたって言っていいことと悪いことがあんだろ」
「私もそう思うわぁ。だから次からは怒っていいから、今回だけは……ね?」
ファリスの部下であるメイとシルビアが間に割って入り、援護に回った。そしてようやく立ち直ったティナもジンをなだめようとする。
「ジン君、私は大丈夫だから」
「……ちっ」
ティナにそう言われれば引き下がるしかない。ジンは不機嫌そうな顔のまま、それ以上何を言うこともなく元の位置に戻った。
「……ありがと」
珍しく素直なファリスの感謝を受け、メイとシルビアは微笑みを返す。そこであえて場を静観していたソフィアが口を開いた。
「何とかうまく収まったようですね。ティナちゃん、魔王さん、シルビアちゃん、メイちゃんありがとうございます。それではジン君とファリスちゃん、仲直りの証として握手を交わしましょう!」
「いっ!」
予想外の展開にジンは変な声を漏らしてそのまま抗議の声をあげる。
「そこまでしなくてもいいでしょう! 大体俺はまだあいつを完全に許したわけじゃ……!」
「ジン君、それはだめです。男らしくありませんよ? 一度引き下がったのですからむしろ『ティナの次はファリスを狙ってやるぜえぐっへっへ』くらいの気持ちでいなければだめです!」
「ティナ以外狙いませんから!」
思わず叫んでしまった。場が静寂に包まれていることに気付いて周囲を見てみれば、皆がにこにこにやにやとジンを見守っている。
顔を赤くして俯いてしまったティナを見てやってしまったとはっきり自覚したジンは、ソフィアの提案に従うべくファリスの前に出て手を差し出した。
「悪かったな」
「こちらこそ」
ファリスもどこかむすっとした表情でその手を取り、握手を交わす。かと思えばそのままティナの方を振り向き頬を朱に染めながら口を開く。
「あっ、あの……悪かったわね」
「私は全然気にしてない、から」
突然のことに動揺してティナもうまく言葉を紡げていない。が、気持ちは伝わったのか最後には笑みを見せた。
「ありがとね。ファリスちゃん」
「別にあんたの為じゃないから」
そんな二人を、場の静かながら暖かい空気が包んでいた。
ようやく場が落ち着いたところで、ソフィアが話を再開する。
「話が逸れてしまいましたが、お話はもう一つあります」
先程までとは一変して緊張した空気が流れる。各々が真剣な眼差しでソフィアの言葉に聞き入っていた。
「セイラちゃん、ノエル君、キースさん、エアさん以外はそのままでは天界に入ることが出来ません。ジン君は精霊ですが追放扱いを受けていますので。ですから、回廊出口まで到達したら皆さんに支援魔法のようなものをかけますので、それまでは天界には入らずに待機していてください」
ところどころから様々なタイミングで「はい」「わかりました」「うい~」といった返事が来るのを確認して、ソフィアは顔を綻ばせる。
「それでは参りましょう!」
ソフィアの合図でばらばらに進軍が開始された。先頭は精霊+勇者パーティーで後ろから魔王軍がついていくようだ。
最前列を歩いているティナが、ジンに小声で話しかけた。
「ジン君ジン君」
「どうした?」
そこでティナは顔を近付けて耳打ちをする。
「さっきはありがとね。怒ってくれて」
咄嗟に取った行動で反省することはあっても、感謝されることはないと感じていたジンの鼓動は距離の近さもあって速くなり、頬を赤らめてしまう。
ティナが元の態勢に戻ったのを確認して、視線を宙に向けて口を開いた。
「別に。その、大人気なかったかなって反省はしてる」
「たしかに喧嘩はして欲しくないなって思ったけど、ジン君の気持ちは嬉しかったよ」
「そうかい」
「うん」
『久しぶりのイチャイチャ、ご馳走様です……』
もはやフェニックスの言葉には反応する気すらない二人であった。
そしてそんなほのぼのとした会話が繰り広げられている後ろでは、修羅場が展開されている。
「ノエル君、私は負けませんからね!」
「はあ」
ソフィアステッキで勢いよくノエルを示しながら、ソフィアがそう宣言した。
どうやらフェニックスの上での話し合いでは、今後はセイラの奪い合いをするということで話が決まったらしい。
もちろんセイラの気持ち的にはノエルの勝利ということで勝敗はすでに決しているのだが、ソフィアの気が済むまでやらせてあげようという計らいだ。
段々とソフィアの扱い方がわかってきたセイラが、魅惑的な笑みを浮かべながら二人の間に入る。
「まあまあソフィア様、そんなに怒ると可愛いお顔が台無しですよ?」
「えっ、かっ、可愛い……!? そんな、ダメですセイラちゃんこんなところで……ああ、騙されているとはわかっていても、またそこがいい……!」
照れて首を横に振りながらそう叫ぶソフィアに、こりゃだめだ、と一同は苦笑を浮かべるのであった。
どのような素材で出来ているのかもわからない、無機質な灰色の床が伸びていっているかと思うと、しばらく行った先で少しずつ上に向かいながら蛇のように不規則にうねっている。
その横幅は魔王城の大通路以上に広いが、周りに手すりや壁などの空間を区切るものは存在しない。外側は、夕暮れの空を彩る茜色を少し薄めたような不思議な色合いの空で上下左右を囲まれていて、雲も散りばめられている。
どこまでも果てしなく続く空を見上げたり見渡したり見下ろしたりながら、一同は好奇心と恐怖心を同時に刺激されていた。
そんな尊い生命たちを少しの間見守ったのち、これからの説明をしようとソフィアが前に出る。が、その背後から別の声が聞こえて来た。
「ロザリア! ロザリア! しっかりするんだ!」
「ああラッド様。このようなところで力尽きる私をお許しください……」
「だめだ。僕を一人にしないでおくれ」
「あなたの腕の中で逝くことが出来て、とても幸せです」
そこでは一足先にここに来ていたラッドとロザリアがいつものやつをやっているところだった。しかしソフィアは二人を一瞥すると、まるで何事もなかったかのように話を始める。
「え~これから天界に向かって進軍を始めますが、みなさんに一つだけ言っておかなければいけないことがあります」
「はいっ!」
「はいっティナちゃん可愛いっ!」
びしっと挙手したティナを、ソフィアもソフィアステッキでびしっと示す。思いがけず可愛いと言われたティナは、照れながらも解答をした。
「おやつをちゃんと持っているか確認すること、ですね」
「そう! 『天国への回廊』は歩いて行くには長いと聞いています。おやつを常備していないと、途中でお腹が減って動けなくなるかもしれません」
「よしっ」
正解したことで、誰にも見えていないつもりで小さく拳を握るティナ。だがジンはもちろんのこと、ソフィアにも注目を浴びていた。
「ふふっ、そんなティナちゃんにはこれをあげましょう」
「わあ、ありがとうございます」
ソフィアは妖精姿で持つには大きいチョコをどこからか取り出して渡した。それを満面の笑みで受け取るティナを見てほっこりとする一同。
だがその時、一つの「闇」がその温和な空間を切り裂いた。
「はぁ~やだやだ、いるのよねぇ。こういう女」
「えっ?」
魔王の隣から嫌味を飛ばしてくるサキュバスの首領に、ティナは戸惑う。
「あざといっていうか、男に媚びてるっていうか。そんな女いるわけないじゃん」
「わっ私、そんなつもりじゃ……」
「おい、ファリス」
ソフィアが仲良くして欲しいと願うこの状況を自分の部下が乱すとあらば黙っているわけにもいかない。魔王は、即座にファリスに注意した。
「何だてめぇやんのかこら」
そこに、ティナのことになると途端に沸点の低くなるジンが参戦する。ファリスの前まで歩み出て、睨みをきかせながら見下ろす形だ。
こういった時ティナは率先してジンを止めるのだが、今は動揺していてうまく言葉を挟めないらしい。
「なっ、何よ。本当のことじゃない」
「どこがだよ。ティナはあざとくねえし媚びてもねえ」
もはや実力を隠す必要のなくなったジンが怒れば、何度も負けているファリスとしては恐怖の対象でしかない。あからさまに動揺して周囲を見渡し始める。
魔王はファリスが悪いと思っていて、少し懲らしめられるくらいならむしろ丁度いいくらいに感じている。そして幹部たちは彼のそんな態度にならうつもりのようだ。そう、彼女たち以外には。
「まあまあファリス様ってこういうとこあっからさ。今はわかんねえと思うけど、そんなに悪気があるわけじゃないんだ。今回は勘弁してやってくれよ」
「悪気がなくたって言っていいことと悪いことがあんだろ」
「私もそう思うわぁ。だから次からは怒っていいから、今回だけは……ね?」
ファリスの部下であるメイとシルビアが間に割って入り、援護に回った。そしてようやく立ち直ったティナもジンをなだめようとする。
「ジン君、私は大丈夫だから」
「……ちっ」
ティナにそう言われれば引き下がるしかない。ジンは不機嫌そうな顔のまま、それ以上何を言うこともなく元の位置に戻った。
「……ありがと」
珍しく素直なファリスの感謝を受け、メイとシルビアは微笑みを返す。そこであえて場を静観していたソフィアが口を開いた。
「何とかうまく収まったようですね。ティナちゃん、魔王さん、シルビアちゃん、メイちゃんありがとうございます。それではジン君とファリスちゃん、仲直りの証として握手を交わしましょう!」
「いっ!」
予想外の展開にジンは変な声を漏らしてそのまま抗議の声をあげる。
「そこまでしなくてもいいでしょう! 大体俺はまだあいつを完全に許したわけじゃ……!」
「ジン君、それはだめです。男らしくありませんよ? 一度引き下がったのですからむしろ『ティナの次はファリスを狙ってやるぜえぐっへっへ』くらいの気持ちでいなければだめです!」
「ティナ以外狙いませんから!」
思わず叫んでしまった。場が静寂に包まれていることに気付いて周囲を見てみれば、皆がにこにこにやにやとジンを見守っている。
顔を赤くして俯いてしまったティナを見てやってしまったとはっきり自覚したジンは、ソフィアの提案に従うべくファリスの前に出て手を差し出した。
「悪かったな」
「こちらこそ」
ファリスもどこかむすっとした表情でその手を取り、握手を交わす。かと思えばそのままティナの方を振り向き頬を朱に染めながら口を開く。
「あっ、あの……悪かったわね」
「私は全然気にしてない、から」
突然のことに動揺してティナもうまく言葉を紡げていない。が、気持ちは伝わったのか最後には笑みを見せた。
「ありがとね。ファリスちゃん」
「別にあんたの為じゃないから」
そんな二人を、場の静かながら暖かい空気が包んでいた。
ようやく場が落ち着いたところで、ソフィアが話を再開する。
「話が逸れてしまいましたが、お話はもう一つあります」
先程までとは一変して緊張した空気が流れる。各々が真剣な眼差しでソフィアの言葉に聞き入っていた。
「セイラちゃん、ノエル君、キースさん、エアさん以外はそのままでは天界に入ることが出来ません。ジン君は精霊ですが追放扱いを受けていますので。ですから、回廊出口まで到達したら皆さんに支援魔法のようなものをかけますので、それまでは天界には入らずに待機していてください」
ところどころから様々なタイミングで「はい」「わかりました」「うい~」といった返事が来るのを確認して、ソフィアは顔を綻ばせる。
「それでは参りましょう!」
ソフィアの合図でばらばらに進軍が開始された。先頭は精霊+勇者パーティーで後ろから魔王軍がついていくようだ。
最前列を歩いているティナが、ジンに小声で話しかけた。
「ジン君ジン君」
「どうした?」
そこでティナは顔を近付けて耳打ちをする。
「さっきはありがとね。怒ってくれて」
咄嗟に取った行動で反省することはあっても、感謝されることはないと感じていたジンの鼓動は距離の近さもあって速くなり、頬を赤らめてしまう。
ティナが元の態勢に戻ったのを確認して、視線を宙に向けて口を開いた。
「別に。その、大人気なかったかなって反省はしてる」
「たしかに喧嘩はして欲しくないなって思ったけど、ジン君の気持ちは嬉しかったよ」
「そうかい」
「うん」
『久しぶりのイチャイチャ、ご馳走様です……』
もはやフェニックスの言葉には反応する気すらない二人であった。
そしてそんなほのぼのとした会話が繰り広げられている後ろでは、修羅場が展開されている。
「ノエル君、私は負けませんからね!」
「はあ」
ソフィアステッキで勢いよくノエルを示しながら、ソフィアがそう宣言した。
どうやらフェニックスの上での話し合いでは、今後はセイラの奪い合いをするということで話が決まったらしい。
もちろんセイラの気持ち的にはノエルの勝利ということで勝敗はすでに決しているのだが、ソフィアの気が済むまでやらせてあげようという計らいだ。
段々とソフィアの扱い方がわかってきたセイラが、魅惑的な笑みを浮かべながら二人の間に入る。
「まあまあソフィア様、そんなに怒ると可愛いお顔が台無しですよ?」
「えっ、かっ、可愛い……!? そんな、ダメですセイラちゃんこんなところで……ああ、騙されているとはわかっていても、またそこがいい……!」
照れて首を横に振りながらそう叫ぶソフィアに、こりゃだめだ、と一同は苦笑を浮かべるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる