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高年期[一学期編]
文化祭2日目③
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伝言に付け加え何故か今の口調のじゃロリで話してくれとも言われた。・・・一体なんなのだろう?
「・・・そなた、ここにおるであろう天野政美殿を呼んではくれまいか?」
「・・・あ、イイ。」
「ん?」
2ーAの近くにいた生徒に声を掛けたら、こちらを凝視してきた。・・・失礼だな。てか・・・なんか目がギラギラしてるような・・・?な、なんか嫌な予感が・・・
「あー来たね薫風っ・・・わぁ凄い衣装だね!・・・うん、やっぱりアレに合うのは薫風しかいないね。」
「ん?一体何を言っておるのじゃ?天野殿?」
「わぁ!天野殿!いい響き~!ねぇー皆!良い人材を連れてきたよー!」
「・・・え?」
人材?え、さっき天野くん僕の事「人材」って言わなかった?な、何をする気?
「用の無いようじゃな。では妾はこれにて・・・」
「ダメダメー!ちゃんと1ーAの人達には前払いしてるんだから薫風は逃げちゃダメだよー?」
「・・・は?何を、言って、おる・・・のじゃ?」
「んー薫風・・・その口調サイコー!さあさあ早く中に入って入って!」
えー・・・僕には天野くんのクラスには用はないんだけどなぁ・・・何用!?
間。
「な、何で僕がこんな服を・・・」
「うーん・・・薫風の素材が生かされてて・・・可愛いよ薫風くん!」
「ここのクラスは確か男女逆転メイド喫茶ではなかったのですか?」
「うん、昨日はね。今日のタイトルは男女逆転不思議の国のアリス喫茶なんだあ~!」
「・・・へぇ。」
「あらら、薫風~そんな蔑むような目で見ないで!可愛い薫風には似合わないよぉ~」
「それはこの服装の方が似合いませんよ!何故僕があの衣装を着なきゃならないんですか!先輩だからといって横暴ですよ!」
「そこを・・・なんとか!2時間!2時間で良いから!」
「はぁ!?2時間もですか!?」
只今の服装は・・・アリスを不思議の国に連れてきた白うさぎの姿。黒い耳はそのままだが片眼鏡を装着させられ懐中時計を持たせられ黄色い丈が短いベストに赤いブレザーと赤紫色の蝶ネクタイ、そして灰色のハーフパンツに黒いハイソックスを履かせられた。
・・・いつのまに僕は天野くんのクラスの助っ人に?何故こんな衣装を着なければならんのだー!!!!
「黒うさぎさ~ん!こっち来て下さい!」
「あぁ忙しい忙しい!女王様に怒られてしまう!」
自分のクラスの様に紅茶のお代わりを忙しない白うさぎのイメージの通り「ヤバい、ヤバい」を「忙しい、忙しい」に変えて会話をしている。でも何故か僕を指名する客が多いのは何故だろうなぁ~?ん~・・・疲れた。
「何をやっておる黒うさぎ!首を跳ねてしまうよ!」
ハートの女王の姿をしている生徒の怒声が響く。うわぁ・・・シナリオ通りにやるなぁ~・・・
天野くんは・・・やっぱりメインのアリスをやっていた。女装似合うなぁ~
てかこのクラス、午前中は何してたの?準備?
「違うよー。午前中は皆文化祭を楽しみたいって事でお休みにしてたんだよ。お昼過ぎたら皆着替えて活動しだしたんだよぉ!」
聞いてみたらこんな返事が返って来た。いいなぁ~
二階堂くんのクラスの演劇や流依兄さんのクラスのお化け屋敷とか行きたいなぁ・・・
「ごめんね薫風、貴重な時間使っちゃって。」
「いや・・・謝るなら初めから頼まないで下さいよ。」
「でも今日の薫風の衣装見たら閃いちゃったんだもん。薫風なら白うさぎ似合うだろうなぁって!実際は黒うさぎになっちゃったけどね!」
「・・・僕のクラスは優勝狙ってますので僕の2時間分ちゃんと貢献してくださいよ?」
「大丈夫大丈夫!うちのクラスの半分は今頃薫風のクラスで大量注文してるから」
「・・・は?クラスの・・・半分?」
「うん!あ~・・・薫風がとても要領がいいから助かってるよ!」
聞いてない!あ、だからか!なんかこのクラスの生徒少ないな~って思ってたんだよね!ずっと動きっぱなしで何かおかしいなぁ~って思ってたんだよなぁ~・・・
なんなんだよ?コキ使いすぎじゃない?僕の指名が多いと思ったら・・・人数不足も原因なんじゃ・・・はぁ。
そして走り回り2時間が経過。
やっと解放され天野くんが用意してくれた着替えるスペースに入り服を脱ぎ和装を着始めた。
・・・白い浴衣をきて帯を締めた時、ふいに視線を感じ後ろを振り向くと・・・
「ここにいたか・・・薫風。」
「・・・え?二階堂、先輩?」
何故か後ろに二階堂くんが突っ立っていた。あれ?学年も違ければクラスも違うのに何故ここにいる?
・・・てかこの状況・・・い、嫌な予感が・・・?何故か二階堂の目にギラギラしてる気が・・・?
こんな場面・・・最近よく遭遇するなぁ~・・・
「・・・そなた、ここにおるであろう天野政美殿を呼んではくれまいか?」
「・・・あ、イイ。」
「ん?」
2ーAの近くにいた生徒に声を掛けたら、こちらを凝視してきた。・・・失礼だな。てか・・・なんか目がギラギラしてるような・・・?な、なんか嫌な予感が・・・
「あー来たね薫風っ・・・わぁ凄い衣装だね!・・・うん、やっぱりアレに合うのは薫風しかいないね。」
「ん?一体何を言っておるのじゃ?天野殿?」
「わぁ!天野殿!いい響き~!ねぇー皆!良い人材を連れてきたよー!」
「・・・え?」
人材?え、さっき天野くん僕の事「人材」って言わなかった?な、何をする気?
「用の無いようじゃな。では妾はこれにて・・・」
「ダメダメー!ちゃんと1ーAの人達には前払いしてるんだから薫風は逃げちゃダメだよー?」
「・・・は?何を、言って、おる・・・のじゃ?」
「んー薫風・・・その口調サイコー!さあさあ早く中に入って入って!」
えー・・・僕には天野くんのクラスには用はないんだけどなぁ・・・何用!?
間。
「な、何で僕がこんな服を・・・」
「うーん・・・薫風の素材が生かされてて・・・可愛いよ薫風くん!」
「ここのクラスは確か男女逆転メイド喫茶ではなかったのですか?」
「うん、昨日はね。今日のタイトルは男女逆転不思議の国のアリス喫茶なんだあ~!」
「・・・へぇ。」
「あらら、薫風~そんな蔑むような目で見ないで!可愛い薫風には似合わないよぉ~」
「それはこの服装の方が似合いませんよ!何故僕があの衣装を着なきゃならないんですか!先輩だからといって横暴ですよ!」
「そこを・・・なんとか!2時間!2時間で良いから!」
「はぁ!?2時間もですか!?」
只今の服装は・・・アリスを不思議の国に連れてきた白うさぎの姿。黒い耳はそのままだが片眼鏡を装着させられ懐中時計を持たせられ黄色い丈が短いベストに赤いブレザーと赤紫色の蝶ネクタイ、そして灰色のハーフパンツに黒いハイソックスを履かせられた。
・・・いつのまに僕は天野くんのクラスの助っ人に?何故こんな衣装を着なければならんのだー!!!!
「黒うさぎさ~ん!こっち来て下さい!」
「あぁ忙しい忙しい!女王様に怒られてしまう!」
自分のクラスの様に紅茶のお代わりを忙しない白うさぎのイメージの通り「ヤバい、ヤバい」を「忙しい、忙しい」に変えて会話をしている。でも何故か僕を指名する客が多いのは何故だろうなぁ~?ん~・・・疲れた。
「何をやっておる黒うさぎ!首を跳ねてしまうよ!」
ハートの女王の姿をしている生徒の怒声が響く。うわぁ・・・シナリオ通りにやるなぁ~・・・
天野くんは・・・やっぱりメインのアリスをやっていた。女装似合うなぁ~
てかこのクラス、午前中は何してたの?準備?
「違うよー。午前中は皆文化祭を楽しみたいって事でお休みにしてたんだよ。お昼過ぎたら皆着替えて活動しだしたんだよぉ!」
聞いてみたらこんな返事が返って来た。いいなぁ~
二階堂くんのクラスの演劇や流依兄さんのクラスのお化け屋敷とか行きたいなぁ・・・
「ごめんね薫風、貴重な時間使っちゃって。」
「いや・・・謝るなら初めから頼まないで下さいよ。」
「でも今日の薫風の衣装見たら閃いちゃったんだもん。薫風なら白うさぎ似合うだろうなぁって!実際は黒うさぎになっちゃったけどね!」
「・・・僕のクラスは優勝狙ってますので僕の2時間分ちゃんと貢献してくださいよ?」
「大丈夫大丈夫!うちのクラスの半分は今頃薫風のクラスで大量注文してるから」
「・・・は?クラスの・・・半分?」
「うん!あ~・・・薫風がとても要領がいいから助かってるよ!」
聞いてない!あ、だからか!なんかこのクラスの生徒少ないな~って思ってたんだよね!ずっと動きっぱなしで何かおかしいなぁ~って思ってたんだよなぁ~・・・
なんなんだよ?コキ使いすぎじゃない?僕の指名が多いと思ったら・・・人数不足も原因なんじゃ・・・はぁ。
そして走り回り2時間が経過。
やっと解放され天野くんが用意してくれた着替えるスペースに入り服を脱ぎ和装を着始めた。
・・・白い浴衣をきて帯を締めた時、ふいに視線を感じ後ろを振り向くと・・・
「ここにいたか・・・薫風。」
「・・・え?二階堂、先輩?」
何故か後ろに二階堂くんが突っ立っていた。あれ?学年も違ければクラスも違うのに何故ここにいる?
・・・てかこの状況・・・い、嫌な予感が・・・?何故か二階堂の目にギラギラしてる気が・・・?
こんな場面・・・最近よく遭遇するなぁ~・・・
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