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ノンケの僕がBL営業!?
連絡交換
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菜月side
『動画のコメント見たけれど、アンタの行動について賛否両論って感じだね。』
「あ~やっぱり、そうですよねぇ。まぁ、相手もBLネタ探して有名になったし、良かった思いますけどね。」
『アンタ、いい性格してるじゃないか。』
「ありがとうございます。」
『褒めてないよ。』
和枝さんの呆れた声に苦笑を零していると、ドアをトントンと叩く控えめな音が聞こえてきた。
『誰か菜月に用があるんだね。じゃあ、私は切るからね。』
「はい、今日はお越しいただきありがとうございました。」
『また、推し達を見に行くよ。』
和枝さんの電話を切り、「どうぞ」と言うと、ドアが控えめに開いた瞬間、目を泳がせて左手にスマホを持った篤君が現れた。
「しっ失礼します。」
「篤君。今日もお疲れ様。」
「店長もお疲れ様でした。・・・・・・あの、烏滸がましいかもしれませんが、LINE交換出来ませんか?」
「LINE?交換してなかったっけ?」
「あっはい、お店の方のLINEは入れてますが店長自身のを貰ってませんので宜しければ・・・・・。」
まさかの気になっている子からのLINE交換の提案が来るなんて思ってもいなかったので、表情はいつも通りの笑顔で接していたけど、頭の中ではボクは青い空の下で野花が綺麗に彩る草原をヤギ達と一緒に軽やかにスキップをして浮かれていた。
(やった!嬉しい!夢じゃない!!!)
「もちろん構わないよ。QRコードを読み取るからスマホ貸して?」
「はっはい!どうぞ!!」
篤君は嬉しそうな朗らかな笑顔が可愛くて、変に口角を上げないように何とか維持を保ってLINE交換をすると、彼は画面を忙しそうに指を動かした。数秒後、篤君からピコンとメッセージが届いた。
『これからも、よろしくお願いします。』
「・・・・・・一応、確認で送りましたが届きましたね。」
絵文字も無い普通の言葉、照れくさそうに笑う篤君にボクの心は温かく満たされて悶えたいのを我慢しながらボクも篤君に言葉と三毛猫が親指を立てているスタンプを送った。
『こちらこそ、よろしくね!』
「ネコのスタンプ可愛いですね!」
「でしょ?勤君に貰ったんだ。」
「勤君って・・・・・まだ貰ってないですね。・・・・・・まだいるか分かりませんが大林さんを探しに行きます!失礼致しました!!」
篤君が頬を紅潮させながら、お辞儀をした後に慌てた様子で事務室から出て行ってしまった・・・・・・。ボクは文章を送ったり、勤君と連絡交換してなくて俯きながら手に顎を乗せて考えている仕草の篤君の可愛らしさに密かに胸が高鳴った。
「本当に可愛い子だな・・・・・・。」
***
僕は「居てますように」と、願掛けしながら廊下を歩いてたら、丁度いいタイミングで更衣室から、紺色のリュックを背負った大林さんが出てきた。
「大林さん!お疲れ様です。」
「あっ篤殿!お疲れ様です。」
「あっあの、宜しければLINE交換しませんか?」
「あぁ、確かにしてませんでしたな!いいですぞ。」
大林さんは快く受け入れてくれて、リュックからスマホを出そうとしたその時、更衣室のドアが開いて龍輝さんと愛羅さんが続けて出てきた。
「おいっ勤、邪魔になってんぞ。」
「あぁっ龍輝殿、申し訳ない。」
「二人は何してんの?」
「篤殿とLINE交換しようと思いまして・・・・・。」
「へぇ~あっちゃん。オレともLINE交換しようよ!」
「えっいいですか?」
「もちろん!龍輝のもね。」
「勝手に決めんなよ!・・・・・最後でいいから。」
龍輝さんは渋々、黒色のスカジャンのポケットからスマホを取りだした。
僕は大林さん、愛羅さん、龍輝さんの順にLINE交換をした。その場で白くて丸いキャラが頭を下げてるスタンプを全員に送ると二人は「届いたよ」と普通に教えてくれたけど、龍輝さんは画面を見せてくれた。
「ありがとうございました。」
僕は三人に頭を下げた後、アパートに帰宅した。
畳の上で胡座をかき、緊張して指が震えながら笹原さんにLINEを送った。
『急に申し訳ごさいませんが笹原さんの好きな食べ物はありますか?』
物でも良かったけれど、馴れ馴れしい気がして、無難に食べ物をさりげなく聞いてみた。スマホを充電した後に浴室に向かい、お風呂の湯を入れるのも面倒くさくて(ブラック企業で働いたせいで大体シャワーで済ませていた。)シャワーで頭と身体を丁寧に洗い、パジャマに着替えて居間の畳に座りスマホを取ると、笹原さんから返事が来ていたので、鼓動が高鳴り、想像以上に早く来て嬉しかった。僕は早速アプリを開くとすぐに笹原さんの大福みたいな三毛猫のアイコンをタップした。
『お疲れ様。ぼくはお茶漬けが好きだよ。篤君の好きな食べ物は?』
『僕はビールとチータラですかね(笑)』
僕はすぐに返信を返して、スマホの画面を閉じた。
「・・・・・・よしっ高級お茶漬けを買おう!!」
『動画のコメント見たけれど、アンタの行動について賛否両論って感じだね。』
「あ~やっぱり、そうですよねぇ。まぁ、相手もBLネタ探して有名になったし、良かった思いますけどね。」
『アンタ、いい性格してるじゃないか。』
「ありがとうございます。」
『褒めてないよ。』
和枝さんの呆れた声に苦笑を零していると、ドアをトントンと叩く控えめな音が聞こえてきた。
『誰か菜月に用があるんだね。じゃあ、私は切るからね。』
「はい、今日はお越しいただきありがとうございました。」
『また、推し達を見に行くよ。』
和枝さんの電話を切り、「どうぞ」と言うと、ドアが控えめに開いた瞬間、目を泳がせて左手にスマホを持った篤君が現れた。
「しっ失礼します。」
「篤君。今日もお疲れ様。」
「店長もお疲れ様でした。・・・・・・あの、烏滸がましいかもしれませんが、LINE交換出来ませんか?」
「LINE?交換してなかったっけ?」
「あっはい、お店の方のLINEは入れてますが店長自身のを貰ってませんので宜しければ・・・・・。」
まさかの気になっている子からのLINE交換の提案が来るなんて思ってもいなかったので、表情はいつも通りの笑顔で接していたけど、頭の中ではボクは青い空の下で野花が綺麗に彩る草原をヤギ達と一緒に軽やかにスキップをして浮かれていた。
(やった!嬉しい!夢じゃない!!!)
「もちろん構わないよ。QRコードを読み取るからスマホ貸して?」
「はっはい!どうぞ!!」
篤君は嬉しそうな朗らかな笑顔が可愛くて、変に口角を上げないように何とか維持を保ってLINE交換をすると、彼は画面を忙しそうに指を動かした。数秒後、篤君からピコンとメッセージが届いた。
『これからも、よろしくお願いします。』
「・・・・・・一応、確認で送りましたが届きましたね。」
絵文字も無い普通の言葉、照れくさそうに笑う篤君にボクの心は温かく満たされて悶えたいのを我慢しながらボクも篤君に言葉と三毛猫が親指を立てているスタンプを送った。
『こちらこそ、よろしくね!』
「ネコのスタンプ可愛いですね!」
「でしょ?勤君に貰ったんだ。」
「勤君って・・・・・まだ貰ってないですね。・・・・・・まだいるか分かりませんが大林さんを探しに行きます!失礼致しました!!」
篤君が頬を紅潮させながら、お辞儀をした後に慌てた様子で事務室から出て行ってしまった・・・・・・。ボクは文章を送ったり、勤君と連絡交換してなくて俯きながら手に顎を乗せて考えている仕草の篤君の可愛らしさに密かに胸が高鳴った。
「本当に可愛い子だな・・・・・・。」
***
僕は「居てますように」と、願掛けしながら廊下を歩いてたら、丁度いいタイミングで更衣室から、紺色のリュックを背負った大林さんが出てきた。
「大林さん!お疲れ様です。」
「あっ篤殿!お疲れ様です。」
「あっあの、宜しければLINE交換しませんか?」
「あぁ、確かにしてませんでしたな!いいですぞ。」
大林さんは快く受け入れてくれて、リュックからスマホを出そうとしたその時、更衣室のドアが開いて龍輝さんと愛羅さんが続けて出てきた。
「おいっ勤、邪魔になってんぞ。」
「あぁっ龍輝殿、申し訳ない。」
「二人は何してんの?」
「篤殿とLINE交換しようと思いまして・・・・・。」
「へぇ~あっちゃん。オレともLINE交換しようよ!」
「えっいいですか?」
「もちろん!龍輝のもね。」
「勝手に決めんなよ!・・・・・最後でいいから。」
龍輝さんは渋々、黒色のスカジャンのポケットからスマホを取りだした。
僕は大林さん、愛羅さん、龍輝さんの順にLINE交換をした。その場で白くて丸いキャラが頭を下げてるスタンプを全員に送ると二人は「届いたよ」と普通に教えてくれたけど、龍輝さんは画面を見せてくれた。
「ありがとうございました。」
僕は三人に頭を下げた後、アパートに帰宅した。
畳の上で胡座をかき、緊張して指が震えながら笹原さんにLINEを送った。
『急に申し訳ごさいませんが笹原さんの好きな食べ物はありますか?』
物でも良かったけれど、馴れ馴れしい気がして、無難に食べ物をさりげなく聞いてみた。スマホを充電した後に浴室に向かい、お風呂の湯を入れるのも面倒くさくて(ブラック企業で働いたせいで大体シャワーで済ませていた。)シャワーで頭と身体を丁寧に洗い、パジャマに着替えて居間の畳に座りスマホを取ると、笹原さんから返事が来ていたので、鼓動が高鳴り、想像以上に早く来て嬉しかった。僕は早速アプリを開くとすぐに笹原さんの大福みたいな三毛猫のアイコンをタップした。
『お疲れ様。ぼくはお茶漬けが好きだよ。篤君の好きな食べ物は?』
『僕はビールとチータラですかね(笑)』
僕はすぐに返信を返して、スマホの画面を閉じた。
「・・・・・・よしっ高級お茶漬けを買おう!!」
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