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最悪な関係
最悪な同室相手
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『あーやっと学校に着いた・・・!』
俺は三時間も昨日の疲れのせいで爆睡してギリギリで起き、あと少しで電車のドアが閉まる所だった。俺はゼェゼェと息を吐いてるのを怪訝そうに見られているのに気づいて恥ずかしくなりながら落ち着いた頃に学校にそそさく向かった。
この学園は中高のマンモス校であり寮もあるので寮暮らしの生徒が半分以上いた。そして寮長以外の生徒は三年間二人の部屋が用意された。
俺はドキドキしながら綺麗な高等部の四階建てのクリーム色の大きいホテルみたいな寮に入っていった。
『流石、マンモス校、凄く広い!!』
俺は一階の購買やダイニングルームを見てテンションが上がっていたがどうしても荷物が沢山入っている鞄か重くて見て回るのがしんどかった。
「う・・・・重い・・・・あっ鍵貰ってたの忘れてた。」
一週間前に学園から入学案内の書類と部屋のカードキーが封筒に入ってたのを思い出し俺は顔を赤くしながら財布からカードキーを取り出して自分の部屋に向かった。
俺は鞄が重たいのでエレベーターで2階に上がると(202)号室を探した。
「202・・・有った。」
すぐに見つかり安堵の息をを吐いて番号が書いてある銀色のカードキーをかざそうとしたが真ん中にある小さい長四角の電子パネルが開いている事を知らしてくれる青色に光っていて(閉まってたら赤色に光るらしい)俺よりさきに同室の奴がいることが分かった。
『・・・挨拶はした方がいいよな?』
俺は一応トントンとノックすると何故か女性の慌てた声が聞こえ急いでいるのかバタバタとうるさく鳴り響くとドアから長い茶色の髪をボサボサにして制服も着崩れていたが首筋に赤い痕とシャツから水色のブラがチラリと見えていて、顔を真っ赤にして汗をかいていた。その子は俺を見て右人差し指で「シー」のポーズをして可愛らしくウインクをして出て行った。俺はそれだけで今、何が行われていたが嫌でも分かった。
俺は嫌な気分でギギギと首を部屋の方に動かすと上半身は裸の赤色のトランクスを履いた焦げ茶色の少しツンツンさせた髪をした爽やかアイドル系のイケメンが俺の顔を見て白けた顔をして仁王立ちで舌打ちをした。
「逃げたじゃん」
「・・・・・・・・・すみません」
『いや、何謝ってんだ俺は!?』
俺は心の中でつっこんでいるとイケメンは欠伸をしながら服に手を伸ばしてズボンを履き始めたが欠伸をした後に俺を睨みつけて文句を言ってきやがった。
「・・・空気読めよな」
俺はその言葉を完全無視をして奴とは違う右側のベッドに鞄を下ろすと入学書類を取り出し今日の予定を確認した。
『入学式まで後、30分もあるのか』
俺はため息を吐いているとイケメンが不機嫌な顔で怒った。
「あのさ、無視はないだろ?」
「・・・・・すみません」
関わりたく無いので素直に謝ると何故かイケメンは俺に近づいて話してきやがった。
「お前さ、乱れたあいつを見て顔を赤くしたけどもしかして童貞だった?」
「・・・・・・。」
俺は気を悪くして完全無視をして心の中で舌打ちをしているとイケメンが何も聞いてないのに名前を教えてきた。
「俺は中村陸これから一年間よろしくね。童貞君」
『死ね!!』
俺は怒りを抑えて鞄を持って部屋から出て行ったが一年間もアイツと同じ部屋だと気づき、廊下の真ん中でしゃがんで大きい溜息を吐いた。
『・・・・最悪すぎる・・・・・・。』
***
入学式の校長の長い話も終わり俺は教室に入って自己紹介と担任の先生からの今後の話を聞いて今日は午前中に終わった。俺は寮に行くのが嫌すぎたので場所の確認する為に校内を歩き回った。
『ふぅ~やっぱ広いなぁ・・・高等部だけでも一時間かかったよ・・・・。』
俺は疲れながら廊下を歩いていると黒髪でマッシュ頭にしている気弱そうな男子生徒が鞄の中身をぶちまけて焦っていたので放っておけずに俺は彼の教科書などを拾ってあげて彼に渡した。
「あっありがとうございます。」
「別に対した事じゃないよ。」
彼は頭が取れそうな程に何回も頭を下げるとその人は人懐っこい笑顔で俺の名前を呼んだ。
「確か、柊君だよね?」
「あっうん」
「珍しく高校から入ってきた子だからすぐに覚えたよ。」
「そうなんだ・・・ごめん、俺、君の名前を覚えてなくて・・・。」
「僕のように中等部から来たわけじゃないし、気にしないでね。僕は植田 悠太、よろしくね!」
『なんか、勝手に陰キャだと思ってたけど、そんな事はなかったな。』
俺は頭の中で反省して植田君と昼食を食べに食堂に向かった。俺はうどんを頼んで植田君はカツ丼を頼み、向かい合わせで食べながらお話をした。
「へー植田君も寮暮らしなんだ。」
「そうだよ、一緒にいる人は中学から知ってるし好きなゲームで盛り上がるんだ。」
「いいなぁ~」
「柊君は高校からだもんね。同室の人にはもう会ったの?」
植田君の言葉に俺は固まってかまぼこをテーブルに落とすと伏し目がちに今日の事(性行為の事は話してないが)を説明した。
「・・・それが性格が悪そうな奴なんだ・・・・。」
「えっ不良とか!?」
「うーん・・・不良って言うかチャラ男って感じ」
「名前は聞いたの?」
俺は思い出すのも嫌になりながら同室の名前を言った。
「中村陸って言うんだけど・・・」
「えっー!?」
俺が名前を言うと植田君は大きな声で叫んだので俺は肩をビクッ震えさせると彼は目を輝かせて俺の両手を握りしめた。
「凄いよ、柊君!中村陸君ってこの学園の理事長の孫なんだよ!!」
「・・・・・・ふぇ?」
俺の目が点になってるのを気にせずに植田君は更に中村陸を語っていた。
「彼はなんでも完璧で学力テストも学年一位だし、スポーツも出来てみんなの憧れの存在なんだよね!」
「へ~・・・・。」
『俺はそいつに童貞って言われたが?』
俺は無言で黙っていると活き活きしながら更に語った。
「それに彼は第二の性はDomなんだよね!」
俺はDomと言う言葉に少し怯えたがバレないように笑顔で対応した。
「そうなんだ」
「うん、だからSubの人達は彼のパートナーになりたい人が多いんだよ!」
「へ~すごいね」
「だから柊君が羨ましいよ!」
植田君はまだ何か話していたが全く頭に入ってこずに俺はただ相づちを打つしか無かった。
***
植田君と「Roin」交換して「よろしく」と言っている猫のスタンプを送ると秒で「よろしく」と返事が返ってきた。
『一日目で友達が出来たのはでかいよな。』
俺は渋々、荷物の整理整頓をする為に開いているドアを確認して奴がいることが悲しくてため息を吐きながらドアノブを手にすると甘くて低い声がドア前に聞こえた。
「stop(止まれ)」
俺はその言葉に反応してドアの前で立ち止まってしまった。俺は自分の荒い息を聞きながら動揺していた。
『・・・・どうしよう・・・Commandだよな・・・・・。』
俺はSubの自分に情けなさに涙を流しながら多分、中村陸であろう人物が次のCommandを放つのを待っていた。
『せめて・・・動けるCommandを放ってくれ!!』
俺は周りを気にしながら立ち止まっていると奴の甘い声が聞こえた。
「動いていいよ・・・お疲れ」
俺は深い息を吐いた後、プレイ中とか関係無しにドアを思いっきり開けた。
そこにはスマホを片手にベッドで胡座をかいている中村陸が口を滑稽に開けていた。
俺は気にせずに部屋に入ると大きい鞄から荷物を取り出した。すると中村陸が「じゃあね」と言って電話を切ると俺を睨みつけてきた。
「なにか言うことないの?」
俺はさっきのCommandのせいで涙目になりながら奴に気付かれないように顔を見ずに小さく謝った。
「・・・すみません」
奴はそれが気に食わなかったらしく俺の右腕を無理矢理掴んで怒鳴ってきた。
「・・・っ顔を見て謝れよ!!」
「・・・なっちょっと!」
掴まれた途端にぶわりとDomのフェロモンで頭がクラクラするような感覚に堕ちそうになり俺の身体中が熱くなったがその時、咲真や俺を犯した奴らが思い浮かんで思いっ切り中村陸の身体を押し退けて部屋から出て行った。朝に確認していたが自動販売機がある左奥の隅っこに行って学校の鞄から財布を取り出し、ペットボトルの水を買いブラザーの胸元ポケットからSubの抑制剤を取り出し二錠を口の中に入れ水を含んで飲み込んだ。 そして一分後ぐらいに熱が収まり俺は深呼吸をしてその場でしゃがみ込んだ。
『・・・どうしよう・・・・どう足掻いてもバレたよな。』
俺は息を殺して涙を流していると赤茶色のローファーが見えて上を向くと、中村陸が真顔で俺を見つめていた。
俺は三時間も昨日の疲れのせいで爆睡してギリギリで起き、あと少しで電車のドアが閉まる所だった。俺はゼェゼェと息を吐いてるのを怪訝そうに見られているのに気づいて恥ずかしくなりながら落ち着いた頃に学校にそそさく向かった。
この学園は中高のマンモス校であり寮もあるので寮暮らしの生徒が半分以上いた。そして寮長以外の生徒は三年間二人の部屋が用意された。
俺はドキドキしながら綺麗な高等部の四階建てのクリーム色の大きいホテルみたいな寮に入っていった。
『流石、マンモス校、凄く広い!!』
俺は一階の購買やダイニングルームを見てテンションが上がっていたがどうしても荷物が沢山入っている鞄か重くて見て回るのがしんどかった。
「う・・・・重い・・・・あっ鍵貰ってたの忘れてた。」
一週間前に学園から入学案内の書類と部屋のカードキーが封筒に入ってたのを思い出し俺は顔を赤くしながら財布からカードキーを取り出して自分の部屋に向かった。
俺は鞄が重たいのでエレベーターで2階に上がると(202)号室を探した。
「202・・・有った。」
すぐに見つかり安堵の息をを吐いて番号が書いてある銀色のカードキーをかざそうとしたが真ん中にある小さい長四角の電子パネルが開いている事を知らしてくれる青色に光っていて(閉まってたら赤色に光るらしい)俺よりさきに同室の奴がいることが分かった。
『・・・挨拶はした方がいいよな?』
俺は一応トントンとノックすると何故か女性の慌てた声が聞こえ急いでいるのかバタバタとうるさく鳴り響くとドアから長い茶色の髪をボサボサにして制服も着崩れていたが首筋に赤い痕とシャツから水色のブラがチラリと見えていて、顔を真っ赤にして汗をかいていた。その子は俺を見て右人差し指で「シー」のポーズをして可愛らしくウインクをして出て行った。俺はそれだけで今、何が行われていたが嫌でも分かった。
俺は嫌な気分でギギギと首を部屋の方に動かすと上半身は裸の赤色のトランクスを履いた焦げ茶色の少しツンツンさせた髪をした爽やかアイドル系のイケメンが俺の顔を見て白けた顔をして仁王立ちで舌打ちをした。
「逃げたじゃん」
「・・・・・・・・・すみません」
『いや、何謝ってんだ俺は!?』
俺は心の中でつっこんでいるとイケメンは欠伸をしながら服に手を伸ばしてズボンを履き始めたが欠伸をした後に俺を睨みつけて文句を言ってきやがった。
「・・・空気読めよな」
俺はその言葉を完全無視をして奴とは違う右側のベッドに鞄を下ろすと入学書類を取り出し今日の予定を確認した。
『入学式まで後、30分もあるのか』
俺はため息を吐いているとイケメンが不機嫌な顔で怒った。
「あのさ、無視はないだろ?」
「・・・・・すみません」
関わりたく無いので素直に謝ると何故かイケメンは俺に近づいて話してきやがった。
「お前さ、乱れたあいつを見て顔を赤くしたけどもしかして童貞だった?」
「・・・・・・。」
俺は気を悪くして完全無視をして心の中で舌打ちをしているとイケメンが何も聞いてないのに名前を教えてきた。
「俺は中村陸これから一年間よろしくね。童貞君」
『死ね!!』
俺は怒りを抑えて鞄を持って部屋から出て行ったが一年間もアイツと同じ部屋だと気づき、廊下の真ん中でしゃがんで大きい溜息を吐いた。
『・・・・最悪すぎる・・・・・・。』
***
入学式の校長の長い話も終わり俺は教室に入って自己紹介と担任の先生からの今後の話を聞いて今日は午前中に終わった。俺は寮に行くのが嫌すぎたので場所の確認する為に校内を歩き回った。
『ふぅ~やっぱ広いなぁ・・・高等部だけでも一時間かかったよ・・・・。』
俺は疲れながら廊下を歩いていると黒髪でマッシュ頭にしている気弱そうな男子生徒が鞄の中身をぶちまけて焦っていたので放っておけずに俺は彼の教科書などを拾ってあげて彼に渡した。
「あっありがとうございます。」
「別に対した事じゃないよ。」
彼は頭が取れそうな程に何回も頭を下げるとその人は人懐っこい笑顔で俺の名前を呼んだ。
「確か、柊君だよね?」
「あっうん」
「珍しく高校から入ってきた子だからすぐに覚えたよ。」
「そうなんだ・・・ごめん、俺、君の名前を覚えてなくて・・・。」
「僕のように中等部から来たわけじゃないし、気にしないでね。僕は植田 悠太、よろしくね!」
『なんか、勝手に陰キャだと思ってたけど、そんな事はなかったな。』
俺は頭の中で反省して植田君と昼食を食べに食堂に向かった。俺はうどんを頼んで植田君はカツ丼を頼み、向かい合わせで食べながらお話をした。
「へー植田君も寮暮らしなんだ。」
「そうだよ、一緒にいる人は中学から知ってるし好きなゲームで盛り上がるんだ。」
「いいなぁ~」
「柊君は高校からだもんね。同室の人にはもう会ったの?」
植田君の言葉に俺は固まってかまぼこをテーブルに落とすと伏し目がちに今日の事(性行為の事は話してないが)を説明した。
「・・・それが性格が悪そうな奴なんだ・・・・。」
「えっ不良とか!?」
「うーん・・・不良って言うかチャラ男って感じ」
「名前は聞いたの?」
俺は思い出すのも嫌になりながら同室の名前を言った。
「中村陸って言うんだけど・・・」
「えっー!?」
俺が名前を言うと植田君は大きな声で叫んだので俺は肩をビクッ震えさせると彼は目を輝かせて俺の両手を握りしめた。
「凄いよ、柊君!中村陸君ってこの学園の理事長の孫なんだよ!!」
「・・・・・・ふぇ?」
俺の目が点になってるのを気にせずに植田君は更に中村陸を語っていた。
「彼はなんでも完璧で学力テストも学年一位だし、スポーツも出来てみんなの憧れの存在なんだよね!」
「へ~・・・・。」
『俺はそいつに童貞って言われたが?』
俺は無言で黙っていると活き活きしながら更に語った。
「それに彼は第二の性はDomなんだよね!」
俺はDomと言う言葉に少し怯えたがバレないように笑顔で対応した。
「そうなんだ」
「うん、だからSubの人達は彼のパートナーになりたい人が多いんだよ!」
「へ~すごいね」
「だから柊君が羨ましいよ!」
植田君はまだ何か話していたが全く頭に入ってこずに俺はただ相づちを打つしか無かった。
***
植田君と「Roin」交換して「よろしく」と言っている猫のスタンプを送ると秒で「よろしく」と返事が返ってきた。
『一日目で友達が出来たのはでかいよな。』
俺は渋々、荷物の整理整頓をする為に開いているドアを確認して奴がいることが悲しくてため息を吐きながらドアノブを手にすると甘くて低い声がドア前に聞こえた。
「stop(止まれ)」
俺はその言葉に反応してドアの前で立ち止まってしまった。俺は自分の荒い息を聞きながら動揺していた。
『・・・・どうしよう・・・Commandだよな・・・・・。』
俺はSubの自分に情けなさに涙を流しながら多分、中村陸であろう人物が次のCommandを放つのを待っていた。
『せめて・・・動けるCommandを放ってくれ!!』
俺は周りを気にしながら立ち止まっていると奴の甘い声が聞こえた。
「動いていいよ・・・お疲れ」
俺は深い息を吐いた後、プレイ中とか関係無しにドアを思いっきり開けた。
そこにはスマホを片手にベッドで胡座をかいている中村陸が口を滑稽に開けていた。
俺は気にせずに部屋に入ると大きい鞄から荷物を取り出した。すると中村陸が「じゃあね」と言って電話を切ると俺を睨みつけてきた。
「なにか言うことないの?」
俺はさっきのCommandのせいで涙目になりながら奴に気付かれないように顔を見ずに小さく謝った。
「・・・すみません」
奴はそれが気に食わなかったらしく俺の右腕を無理矢理掴んで怒鳴ってきた。
「・・・っ顔を見て謝れよ!!」
「・・・なっちょっと!」
掴まれた途端にぶわりとDomのフェロモンで頭がクラクラするような感覚に堕ちそうになり俺の身体中が熱くなったがその時、咲真や俺を犯した奴らが思い浮かんで思いっ切り中村陸の身体を押し退けて部屋から出て行った。朝に確認していたが自動販売機がある左奥の隅っこに行って学校の鞄から財布を取り出し、ペットボトルの水を買いブラザーの胸元ポケットからSubの抑制剤を取り出し二錠を口の中に入れ水を含んで飲み込んだ。 そして一分後ぐらいに熱が収まり俺は深呼吸をしてその場でしゃがみ込んだ。
『・・・どうしよう・・・・どう足掻いてもバレたよな。』
俺は息を殺して涙を流していると赤茶色のローファーが見えて上を向くと、中村陸が真顔で俺を見つめていた。
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