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チョココロネとバイト
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「お兄はん、ひょここふねはへたいへふ……」
「今、現在進行形で食べてるじゃないか……」
学校の昼休み、俺と薫は屋上で昼食をとっている。
「あのなぁ薫、いくらアニメがすきでも別にそのキャラの誕生日にキャラが好きなの食べなくてもいいだろ?」
パクパクとチョココロネを食べてる薫に俺はいうと
「お兄さんはなにもわかってないですね、推しキャラの誕生日なのにキャラの好きなものを食べないなんて、それは作品やキャラクターに失礼だと思いませんか?」
──いや、知らねーし……
「だいたいお前、このチョココロネ購買のだろ?こんなにかっていいのか?高等部の人気商品なんだろ『おばちゃん特製チョココロネ』って?」
薫の隣には5……いや、6、7袋チョココロネの未開封の袋が転がっていた。
「ふぁい、(もぐもぐ)これふらいわたしたへられまふよ?(もぐもぐ)じっひゃい、アニメのキャラがこのぐらいたべへまひた(もぐもぐ)」
ほっぺが膨らむほどチョココロネを放馬る薫
「飲み込んでからしゃべれ、てかお前よく飲み物なくて食べれるな?」
「チョココロネは飲み物です!」
キリィ!ドヤァ~!みたいな効果音が聞こえてきそうな言い方で薫は言った。
「いや、チョココロネって飲み物じゃねーし……俺、今から購買で飲み物買ってきてやるからなにがいい?」
「メントス入りコーラ!!」
「ポジティブどころかコーラが滝のように流れ出すわ!」
俺は階段を降り購買へと向かった。
たしか購買のお茶は130円で……小さい牛乳パックが50円……合わせて180円か……やべ、細かいのねーな
毎月のおこづかいが10000円で今月はホテルに設置してあった『ひぐまのファーさん』のぬいぐるみに500円使って、なぜか買わされた桜のビキニ(高額)と海で遊んだとき使ったバナナボード等などで俺の財布のなかは夏休みが始まる一週間前には悲鳴をあげていた。
まずい、バイトしなきゃ……このままだと夏休みにくるおじいちゃんやおばさんにお盆だまねだってしまう……うぅ
俺はそっと心に『夏休み中にバイトする』という目標を誓った。
俺はなんとかお茶とコーラ(小さいやつを見つけた)を持って薫のところへと戻った。
「今、現在進行形で食べてるじゃないか……」
学校の昼休み、俺と薫は屋上で昼食をとっている。
「あのなぁ薫、いくらアニメがすきでも別にそのキャラの誕生日にキャラが好きなの食べなくてもいいだろ?」
パクパクとチョココロネを食べてる薫に俺はいうと
「お兄さんはなにもわかってないですね、推しキャラの誕生日なのにキャラの好きなものを食べないなんて、それは作品やキャラクターに失礼だと思いませんか?」
──いや、知らねーし……
「だいたいお前、このチョココロネ購買のだろ?こんなにかっていいのか?高等部の人気商品なんだろ『おばちゃん特製チョココロネ』って?」
薫の隣には5……いや、6、7袋チョココロネの未開封の袋が転がっていた。
「ふぁい、(もぐもぐ)これふらいわたしたへられまふよ?(もぐもぐ)じっひゃい、アニメのキャラがこのぐらいたべへまひた(もぐもぐ)」
ほっぺが膨らむほどチョココロネを放馬る薫
「飲み込んでからしゃべれ、てかお前よく飲み物なくて食べれるな?」
「チョココロネは飲み物です!」
キリィ!ドヤァ~!みたいな効果音が聞こえてきそうな言い方で薫は言った。
「いや、チョココロネって飲み物じゃねーし……俺、今から購買で飲み物買ってきてやるからなにがいい?」
「メントス入りコーラ!!」
「ポジティブどころかコーラが滝のように流れ出すわ!」
俺は階段を降り購買へと向かった。
たしか購買のお茶は130円で……小さい牛乳パックが50円……合わせて180円か……やべ、細かいのねーな
毎月のおこづかいが10000円で今月はホテルに設置してあった『ひぐまのファーさん』のぬいぐるみに500円使って、なぜか買わされた桜のビキニ(高額)と海で遊んだとき使ったバナナボード等などで俺の財布のなかは夏休みが始まる一週間前には悲鳴をあげていた。
まずい、バイトしなきゃ……このままだと夏休みにくるおじいちゃんやおばさんにお盆だまねだってしまう……うぅ
俺はそっと心に『夏休み中にバイトする』という目標を誓った。
俺はなんとかお茶とコーラ(小さいやつを見つけた)を持って薫のところへと戻った。
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