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元騎士は旧友の甘い執着に堕ちて
3.都合のいい関係
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「なんだ、本当に告白みたいだな? 俺と結婚でもしたくなったのか?」
からかうように笑われて、ジェイミーはいつものように「また冗談を」と言いかけて、止まる。
「そう、ですね。ウィルズ卿となら、結婚したいです」
「……おっさんをからかうもんじゃねえよ」
「冗談じゃないですよ」
「おい」
わずかに苛立ったようなクリフォードに対し、ジェイミーは名案だとばかりに顔を明るくした。
「だって、ウィルズ卿は、他に好きな人がいるでしょう? あなたの心の中にはずっと、別の人がいる。前におっしゃっていたでしょう。『好きな人はとうに死んだ』って。だから今までずっと結婚せずにきたのだと。……わたくしはあなたの愛を求めないし、ウィルズ卿もわたくしを好きになる必要がありません。……二人でいるなら、実に都合がいいじゃありませんか」
最低な提案だ。だが、クリフォードは先ほどまで滲ませていた仄かな怒りをすっと納めて、逆に笑った。
「そりゃ、都合のいい関係だな」
「そう。都合のよすぎる関係です。……叶うはずも、ありませんけどね。すみません。あなたのそばは心地よすぎて、こんな冗談を。……助けてくださり、ありがとうございました」
言いながらジェイミーはここでやっと、クリフォードの胸元に添えていた手を離す。だが、その手はすぐに捕まえられた。
「その冗談、お前がいいなら現実にできるぞ」
「……え?」
「侯爵にな、前々から言われていたんだ。ジェイミーを娶らないかってな」
(私を……?)
声も出せないほどに驚いたジェイミーの手を、握った形から手の甲を上に向けるように持ち変える。
「結婚を嫌がって何年も前から年ごろの男を避けていただろう。なのに俺にばかり懐くからな。いっそのこと俺に、と思ったそうだ」
「お父様がそんなことを……」
いい年をした貴族令嬢が結婚を拒み続けていることで、父に心配をかけているのはジェイミーだってわかっていた。だが、クリフォードにまで縁談を持ちかけるほど、父が頭を悩ませているのだとは思っていなかった。だって父はいつだって、『ジェイミーの好きなようにすればいい』と言っていたのだから。
そもそも、彼女は元から男が苦手だったわけではない。ジェイミーが美しく育ち、結婚を意識するような年齢になってきたころから、男の目線が気になるようになったのだ。
子どものころは男女といえども、剣術をやるジェイミーは男の子たちと一緒に遊べていたのに、いつの間にかジェイミーに恋情を向ける友人が増えた。いや、友人だと思っていたのはジェイミーばかりで、きっと昔からそれらしい目線は向けられていたのだろう。だが、身体が女らしくなるにつれ、友人たちの態度がいきなり『女』に向けるものになった。
それがいやで、ジェイミーは元友人たちと距離を取るようになったのだ。だが、クリフォードだけは態度が変わらないから、結果としてジェイミーが家族や家人以外で親しくするのはクリフォードだけになったのである。そこにクリフォードが独身となれば、父が彼とジェイミーとの結婚を考えるのも無理からぬことだろう。
「お前は結婚するつもりがないと言っていたし、俺はこの歳だろう。ジェイミーにその気がないのに、勝手に受けられんと断っていたんだ。だが……お前にその気があるなら話は別だ」
「……ウィルズ卿はいいんです、か?」
どう考えても、娶るクリフォードに益などない縁談だ。彼だって今までは結婚を急げと言われていただろうが、四十の今となっては縁談を持ちかける者もほとんどいないに違いない。歳の差のある結婚は珍しくないが、それは後添えを迎える場合だ。この歳になって若い娘を迎えての初婚など、好奇の的になりかねない。
「そうだな、それを答える前に一つ聞きたい」
「なんでしょう」
「どうして結婚したくないんだ?」
その短い問いに、ジェイミーは固まる。
「絶対に、言わなければだめ、ですか……?」
「ああ。都合がいいからだとはいえ、俺なら大丈夫、っていう理由も知りたいからな」
「……信じられないと思います」
このジェイミーの言葉に、クリフォードは片眉をあげた。
「なんだ? どんな話でも信じるから言え」
「でも、こんな荒唐無稽なこと……」
「ジェイミーがずっと悩んでたことなんだろう。それを笑ったりなんかしねえよ」
きゅ、と握った手の力を強くされて、ジェイミーは胸が詰まる。
(本当に……こいつになら言っても、いいのか)
先ほど止まった涙が、また溢れそうになる。
「……わかりました。信じてくれなくても……この話を聞いて、縁談をなしにしていただいてもいいです」
「もったいぶるな」
さっさと吐け、と促すクリフォードに、ジェイミーは意を決した。
「……わたくしは男です」
「うん?」
クリフォードの目線がわかりやすくジェイミーの胸元に注がれる。この立派な胸をして男だと主張するのは無理があるだろう。
「正確に言えば、わたくしが『ジェイミー・レノン』として生まれる前は、男として生きていたのです。死にたくないと強く思ったら、記憶を持ったまま、今のこの身体に生まれ変わっていました」
「は……」
意味を理解できない、という顔をクリフォードがしている。沈黙したその何十秒間かが、ずいぶんと長く感じられて、ジェイミーは唇を噛んだ。
(やっぱり、信じられないか)
「……とんでもない話でしょう。冗談で」
「だからお前、たまに男言葉が出るのか」
「え」
クリフォードに握られた手を離そうとした瞬間、思いがけない言葉を言われてジェイミーは止まる。
「なるほどな……身体が女で、心が男か。それは結婚したがらないわけだ」
「信じて、くださるのですか……?」
思わず問い返したジェイミーに、クリフォードはむしろ疑われるのが解せないという顔をする。
「当たり前だろう。そんな断頭台に立ったような顔をして。……このことは他に誰か知ってるのか?」
「いえ……」
「なら、俺とお前だけの秘密か。悪くないな」
悪だくみをする悪戯そうな笑みを浮かべ、クリフォードは満足そうに頷く。
「……気持ち悪くないんですか……中身が、男、なら……その……」
都合のいい契約結婚だとして、不愉快に思うのが当たり前だろう。
「ん? 関係ないだろう。ジェイミーは、ジェイミーだ。お前はどうなんだ?」
呆然としたまま答えられない彼女に、クリフォードはふっと笑む。いつも見せるようなからかう調子でもない、男が獲物を前にして見せる不敵な笑み。その目線をジェイミーに向けたまま、彼は身を屈めてジェイミーの手の甲に軽く唇を触れさせた。
「俺と結婚するなら剣を続けられるし、馬も乗れる。男爵家だから堅苦しい家同士のつきあいも少ないな。……どうだ。俺の嫁になるか?」
セリフを聞きさえしなければ、それは完璧な求愛のポーズだ。体裁を整えてくれているということなのだろう。その事実が嬉しいのか、胸がきゅっと詰まったジェイミーは、破顔した。
「喜んで」
そうして、ジェイミーはクリフォードのプロポーズを受け入れて、二人は婚約を結んだのである。
からかうように笑われて、ジェイミーはいつものように「また冗談を」と言いかけて、止まる。
「そう、ですね。ウィルズ卿となら、結婚したいです」
「……おっさんをからかうもんじゃねえよ」
「冗談じゃないですよ」
「おい」
わずかに苛立ったようなクリフォードに対し、ジェイミーは名案だとばかりに顔を明るくした。
「だって、ウィルズ卿は、他に好きな人がいるでしょう? あなたの心の中にはずっと、別の人がいる。前におっしゃっていたでしょう。『好きな人はとうに死んだ』って。だから今までずっと結婚せずにきたのだと。……わたくしはあなたの愛を求めないし、ウィルズ卿もわたくしを好きになる必要がありません。……二人でいるなら、実に都合がいいじゃありませんか」
最低な提案だ。だが、クリフォードは先ほどまで滲ませていた仄かな怒りをすっと納めて、逆に笑った。
「そりゃ、都合のいい関係だな」
「そう。都合のよすぎる関係です。……叶うはずも、ありませんけどね。すみません。あなたのそばは心地よすぎて、こんな冗談を。……助けてくださり、ありがとうございました」
言いながらジェイミーはここでやっと、クリフォードの胸元に添えていた手を離す。だが、その手はすぐに捕まえられた。
「その冗談、お前がいいなら現実にできるぞ」
「……え?」
「侯爵にな、前々から言われていたんだ。ジェイミーを娶らないかってな」
(私を……?)
声も出せないほどに驚いたジェイミーの手を、握った形から手の甲を上に向けるように持ち変える。
「結婚を嫌がって何年も前から年ごろの男を避けていただろう。なのに俺にばかり懐くからな。いっそのこと俺に、と思ったそうだ」
「お父様がそんなことを……」
いい年をした貴族令嬢が結婚を拒み続けていることで、父に心配をかけているのはジェイミーだってわかっていた。だが、クリフォードにまで縁談を持ちかけるほど、父が頭を悩ませているのだとは思っていなかった。だって父はいつだって、『ジェイミーの好きなようにすればいい』と言っていたのだから。
そもそも、彼女は元から男が苦手だったわけではない。ジェイミーが美しく育ち、結婚を意識するような年齢になってきたころから、男の目線が気になるようになったのだ。
子どものころは男女といえども、剣術をやるジェイミーは男の子たちと一緒に遊べていたのに、いつの間にかジェイミーに恋情を向ける友人が増えた。いや、友人だと思っていたのはジェイミーばかりで、きっと昔からそれらしい目線は向けられていたのだろう。だが、身体が女らしくなるにつれ、友人たちの態度がいきなり『女』に向けるものになった。
それがいやで、ジェイミーは元友人たちと距離を取るようになったのだ。だが、クリフォードだけは態度が変わらないから、結果としてジェイミーが家族や家人以外で親しくするのはクリフォードだけになったのである。そこにクリフォードが独身となれば、父が彼とジェイミーとの結婚を考えるのも無理からぬことだろう。
「お前は結婚するつもりがないと言っていたし、俺はこの歳だろう。ジェイミーにその気がないのに、勝手に受けられんと断っていたんだ。だが……お前にその気があるなら話は別だ」
「……ウィルズ卿はいいんです、か?」
どう考えても、娶るクリフォードに益などない縁談だ。彼だって今までは結婚を急げと言われていただろうが、四十の今となっては縁談を持ちかける者もほとんどいないに違いない。歳の差のある結婚は珍しくないが、それは後添えを迎える場合だ。この歳になって若い娘を迎えての初婚など、好奇の的になりかねない。
「そうだな、それを答える前に一つ聞きたい」
「なんでしょう」
「どうして結婚したくないんだ?」
その短い問いに、ジェイミーは固まる。
「絶対に、言わなければだめ、ですか……?」
「ああ。都合がいいからだとはいえ、俺なら大丈夫、っていう理由も知りたいからな」
「……信じられないと思います」
このジェイミーの言葉に、クリフォードは片眉をあげた。
「なんだ? どんな話でも信じるから言え」
「でも、こんな荒唐無稽なこと……」
「ジェイミーがずっと悩んでたことなんだろう。それを笑ったりなんかしねえよ」
きゅ、と握った手の力を強くされて、ジェイミーは胸が詰まる。
(本当に……こいつになら言っても、いいのか)
先ほど止まった涙が、また溢れそうになる。
「……わかりました。信じてくれなくても……この話を聞いて、縁談をなしにしていただいてもいいです」
「もったいぶるな」
さっさと吐け、と促すクリフォードに、ジェイミーは意を決した。
「……わたくしは男です」
「うん?」
クリフォードの目線がわかりやすくジェイミーの胸元に注がれる。この立派な胸をして男だと主張するのは無理があるだろう。
「正確に言えば、わたくしが『ジェイミー・レノン』として生まれる前は、男として生きていたのです。死にたくないと強く思ったら、記憶を持ったまま、今のこの身体に生まれ変わっていました」
「は……」
意味を理解できない、という顔をクリフォードがしている。沈黙したその何十秒間かが、ずいぶんと長く感じられて、ジェイミーは唇を噛んだ。
(やっぱり、信じられないか)
「……とんでもない話でしょう。冗談で」
「だからお前、たまに男言葉が出るのか」
「え」
クリフォードに握られた手を離そうとした瞬間、思いがけない言葉を言われてジェイミーは止まる。
「なるほどな……身体が女で、心が男か。それは結婚したがらないわけだ」
「信じて、くださるのですか……?」
思わず問い返したジェイミーに、クリフォードはむしろ疑われるのが解せないという顔をする。
「当たり前だろう。そんな断頭台に立ったような顔をして。……このことは他に誰か知ってるのか?」
「いえ……」
「なら、俺とお前だけの秘密か。悪くないな」
悪だくみをする悪戯そうな笑みを浮かべ、クリフォードは満足そうに頷く。
「……気持ち悪くないんですか……中身が、男、なら……その……」
都合のいい契約結婚だとして、不愉快に思うのが当たり前だろう。
「ん? 関係ないだろう。ジェイミーは、ジェイミーだ。お前はどうなんだ?」
呆然としたまま答えられない彼女に、クリフォードはふっと笑む。いつも見せるようなからかう調子でもない、男が獲物を前にして見せる不敵な笑み。その目線をジェイミーに向けたまま、彼は身を屈めてジェイミーの手の甲に軽く唇を触れさせた。
「俺と結婚するなら剣を続けられるし、馬も乗れる。男爵家だから堅苦しい家同士のつきあいも少ないな。……どうだ。俺の嫁になるか?」
セリフを聞きさえしなければ、それは完璧な求愛のポーズだ。体裁を整えてくれているということなのだろう。その事実が嬉しいのか、胸がきゅっと詰まったジェイミーは、破顔した。
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