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元騎士は旧友の甘い執着に堕ちて
12.明かされた事実
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「久々に剣術をするか?」
朝食でそう告げたクリフォードの言葉で、結婚してから初めてジェイミーは剣術指南の時間を持てることになった。
(もうしないのかと思っていた……)
結婚したらさすがに男爵婦人として剣術などやめないといけないかと思っていた。加えて、クリフォードはジェイミーのための練習着を注文してくれてはいたが、初夜のことがあったせいで、もう剣を握ることはないだろうと思っていたくらいだったのだ。
自然と口角が上がるのを抑えきれず、ジェイミーは届いたばかりの新しい練習着に袖を通す。そうしてイヴォンの案内で向かった庭に、クリフォードは先に待っていた。
「来たか」
ジェイミーの姿を見つけたクリフォードは、まじまじと彼女の姿を見て、ふっと笑んだ。
「似合うな」
短い言葉だが、賛辞だ。嬉しそうに細められた琥珀色の瞳と視線が絡んで、ジェイミーの心臓がどっと跳ねる。以前はなんとも思わなかったクリフォードの言動一つ一つを、今のジェミーは疑ってしまう。
前世のころから、男女問わず関係を迫られることは珍しくなかった。愛だの恋だのというものがなんたるかを自覚する前に、他人からの一方的な愛を押し付けられ続けたジェイミーは、恋というものがよくわかっていない。だからというべきか、人から恋情を向けられるのはいつまで経っても慣れない。
クリフォードのこの微笑みが、恋情によって向けられたものなのかもしれないと思うと、落ち着かなかった。
(いや、こいつは前から屈託のない男だろう)
下心を疑っては否定し、ジェイミーはズボンに手を触れて言うべきことを思い出した。
「……ありが、とう……。このズボンは、あなたが注文してくれたのだと聞いた」
「履きたいのではないかと思ってな。……お前にはやっぱりその色がよく似合う」
「色?」
ぱちぱちと目をしばたかせたジェイミーは、改めて服を見る。暗いキャラメル色のズボンに、アッシュグレーのシャツを合わせた、ごくごく地味な色味である。
「好きな色だっただろう」
「ああ、確かに好きだが……」
ジェイミー・レノンとして生を受けて以降、青銀の髪に紫紺の瞳、肌は抜けるような白という彼女の特徴から、似合うと言われるのは寒色系の色味や、パステル系の淡い色味、あるいは華やかな色味ばかりだった。勧められるのもそれらの色だったため、レノン家にいたころは茶色や黒などの服をほとんど持っていない。そもそもクリフォードの前でそんな服を着たことがなかったはずなのに。
(どうしてクリフォードが知っている……?)
「……私は、この色が好きだとあなたに言ったか?」
「いや? 聞いたことはないはずだが……よく着てたろう」
こともなげに言ってのけた彼に、ジェイミーの背中にじわりと汗が浮く。
確かに、地味な色味を好んでよく着ていたことはある。だがそれは、騎士として生きていたころの話なのだ。
(そんなわけない。クリフォードが、私を死んだ『ジェイミー』だと思っているなんて)
転生する前に男であったことは告げたが、ジェイミーは生前誰だったかを教えていないし、クリフォードだって聞いてこなかった。だから当然、彼は知らないはずだ。
詳しく聞いてしまえば、知りたくもないことを知ってしまう。そんな予感がありながら、ジェイミーは堪えきれなかった。
「あなたの前で、こんな色のドレスを着たことはない」
慎重な声音でジェイミーがそう言えば、クリフォードは吹き出した。
「当たり前だろう。騎士がドレスを着てどうする。よく着てたのは、そういう色のズボンだろうが」
くつくつと喉を震わせてクリフォードは笑っているが、ジェイミーはそれどころではない。
「……あ、なたは、私が生まれ変わる前のことなんて」
「なんだ、ジェイミー。あれで隠してるつもりだったのか」
言葉を遮ったクリフォードは、すっとジェイミーに向かって手を伸ばす。それは木剣を差し出したにすぎない動作だったのに、彼女は無意識にあとじさった。
「……待ってくれ」
「お前は、生まれ変わる前からずっと、『ジェイミー』だっただろう」
ジェイミーの拒絶の声を無視して、クリフォードはあっさりと言ってのけた。
(知られてた……? 私が、あんなに情けなく死んだのに、おめおめとここにいることを?)
親友を敵の凶刃から救ったことよりも、その末に船から落ちてしまい、無駄死にしたことが彼女にとっての汚点なのだ。それは決して軽んじられるような死ではないはずだが、最後の瞬間に、ただもがくことも叶わず死んだのが口惜しくてたまらない。
そんな過去を背負った自分であることを、クリフォードに知られていた。
「……何か……あなたは、何か勘違いしてるんじゃないか」
まばたきをして、耳に触れる。気持ちが落ち着かず、俯いた彼女はそわそわと視線をさまよわせて思考するが、どう弁解していいかわからない。
(いやだ……クリフォードに、私だなんて、知られたく……ないのに……)
どうしてクリフォードが自分だと気づいたのかわからないが、確信を持った彼にはもう何を言っても聞かない気はする。だからこそ昔のジェイミー好みの服を用意したのだろう。そんな彼女に、一歩クリフォードが近づいた。
「勘違いなものか。考えごとをしているときに耳に触れる癖も変わってないだろうが」
言われた途端に、ジェイミーの身体がびくんと震えた。
(だめだ)
誤魔化しなどきかないとわかったジェイミーは、ゆっくりと視線をあげてクリフォードを見た。まっすぐに見つめた彼は、怯むことなくジェイミーを見つめ返している。
「……お前は」
前世を隠そうとしていたことをかなぐり捨てて、ジェイミーはクリフォードを昔のように呼ぶ。
「お前は、いつから気づいていた……?」
「生まれ変わったという話を聞いたときだな」
「そう、か……」
答えを聞いたジェイミーの目に、じわりと涙が浮かぶ。初夜に裏切られたと思ったときよりも、胸が痛んだ。
「ジェイ」
「寄るな!」
涙を浮かべた彼女に、クリフォードがもう一歩近づこうとしたが、ジェイミーは鋭く叫んで拒絶した。
「どうして……! どうして私だとわかっていて私を抱いたんだ! お前は私の親友だろう! 私が今まで男を拒絶していたのを知っていながら! お前は……!」
クリフォードは唯一無二の親友だった。だからこそ、自分が『騎士のジェイミー』だったことを知られたくなかったのに。
「なんで、私を辱めた……?」
喘ぐように零れた言葉とともに、目尻から溢れた涙が頬を伝う。
「お前が、『ジェイミー』だったからだ」
「騎士だった私を辱めて楽しかったのか?」
「違う。……昔から、お前のことが好きだった」
クリフォードは、苦々しく顔を歪めて、口元だけを笑ませた。なんて酷い告白だろう。ジェイミーの胸がさきほどに増して痛む。まるで槍でも突きさしたかのように痛くて溜まらず、目からは次々と涙が溢れた。
「……私は、お前を親友だと思っていたのに」
(お前は違ったのか)
その想いは、口にすることができなかった。
「ジェイ、話を」
「お前と話すことなんてない!」
踵を返したジェイミーは、頬を伝う涙を拭わないままに、走り出した。どうせ帰るのは同じ屋敷だ。それがわかっていても、彼女は逃げざるを得なかった。
一番知られたくない人に前世が知られていて、信じていた親友にずっと裏切られていた。その事実を知って、ジェイミーは絶望する。
(私が、男に組み敷かれるのをあれほど拒んでいたのを知っていて、あいつは)
クリフォードが特注してくれたズボンは、今まで着たどの服よりも走りやすい。彼女のためを思って用意されたその服にまた胸を焼かれて、ジェイミーは振り向きもせずに屋敷へと逃げ込んだのだった。
朝食でそう告げたクリフォードの言葉で、結婚してから初めてジェイミーは剣術指南の時間を持てることになった。
(もうしないのかと思っていた……)
結婚したらさすがに男爵婦人として剣術などやめないといけないかと思っていた。加えて、クリフォードはジェイミーのための練習着を注文してくれてはいたが、初夜のことがあったせいで、もう剣を握ることはないだろうと思っていたくらいだったのだ。
自然と口角が上がるのを抑えきれず、ジェイミーは届いたばかりの新しい練習着に袖を通す。そうしてイヴォンの案内で向かった庭に、クリフォードは先に待っていた。
「来たか」
ジェイミーの姿を見つけたクリフォードは、まじまじと彼女の姿を見て、ふっと笑んだ。
「似合うな」
短い言葉だが、賛辞だ。嬉しそうに細められた琥珀色の瞳と視線が絡んで、ジェイミーの心臓がどっと跳ねる。以前はなんとも思わなかったクリフォードの言動一つ一つを、今のジェミーは疑ってしまう。
前世のころから、男女問わず関係を迫られることは珍しくなかった。愛だの恋だのというものがなんたるかを自覚する前に、他人からの一方的な愛を押し付けられ続けたジェイミーは、恋というものがよくわかっていない。だからというべきか、人から恋情を向けられるのはいつまで経っても慣れない。
クリフォードのこの微笑みが、恋情によって向けられたものなのかもしれないと思うと、落ち着かなかった。
(いや、こいつは前から屈託のない男だろう)
下心を疑っては否定し、ジェイミーはズボンに手を触れて言うべきことを思い出した。
「……ありが、とう……。このズボンは、あなたが注文してくれたのだと聞いた」
「履きたいのではないかと思ってな。……お前にはやっぱりその色がよく似合う」
「色?」
ぱちぱちと目をしばたかせたジェイミーは、改めて服を見る。暗いキャラメル色のズボンに、アッシュグレーのシャツを合わせた、ごくごく地味な色味である。
「好きな色だっただろう」
「ああ、確かに好きだが……」
ジェイミー・レノンとして生を受けて以降、青銀の髪に紫紺の瞳、肌は抜けるような白という彼女の特徴から、似合うと言われるのは寒色系の色味や、パステル系の淡い色味、あるいは華やかな色味ばかりだった。勧められるのもそれらの色だったため、レノン家にいたころは茶色や黒などの服をほとんど持っていない。そもそもクリフォードの前でそんな服を着たことがなかったはずなのに。
(どうしてクリフォードが知っている……?)
「……私は、この色が好きだとあなたに言ったか?」
「いや? 聞いたことはないはずだが……よく着てたろう」
こともなげに言ってのけた彼に、ジェイミーの背中にじわりと汗が浮く。
確かに、地味な色味を好んでよく着ていたことはある。だがそれは、騎士として生きていたころの話なのだ。
(そんなわけない。クリフォードが、私を死んだ『ジェイミー』だと思っているなんて)
転生する前に男であったことは告げたが、ジェイミーは生前誰だったかを教えていないし、クリフォードだって聞いてこなかった。だから当然、彼は知らないはずだ。
詳しく聞いてしまえば、知りたくもないことを知ってしまう。そんな予感がありながら、ジェイミーは堪えきれなかった。
「あなたの前で、こんな色のドレスを着たことはない」
慎重な声音でジェイミーがそう言えば、クリフォードは吹き出した。
「当たり前だろう。騎士がドレスを着てどうする。よく着てたのは、そういう色のズボンだろうが」
くつくつと喉を震わせてクリフォードは笑っているが、ジェイミーはそれどころではない。
「……あ、なたは、私が生まれ変わる前のことなんて」
「なんだ、ジェイミー。あれで隠してるつもりだったのか」
言葉を遮ったクリフォードは、すっとジェイミーに向かって手を伸ばす。それは木剣を差し出したにすぎない動作だったのに、彼女は無意識にあとじさった。
「……待ってくれ」
「お前は、生まれ変わる前からずっと、『ジェイミー』だっただろう」
ジェイミーの拒絶の声を無視して、クリフォードはあっさりと言ってのけた。
(知られてた……? 私が、あんなに情けなく死んだのに、おめおめとここにいることを?)
親友を敵の凶刃から救ったことよりも、その末に船から落ちてしまい、無駄死にしたことが彼女にとっての汚点なのだ。それは決して軽んじられるような死ではないはずだが、最後の瞬間に、ただもがくことも叶わず死んだのが口惜しくてたまらない。
そんな過去を背負った自分であることを、クリフォードに知られていた。
「……何か……あなたは、何か勘違いしてるんじゃないか」
まばたきをして、耳に触れる。気持ちが落ち着かず、俯いた彼女はそわそわと視線をさまよわせて思考するが、どう弁解していいかわからない。
(いやだ……クリフォードに、私だなんて、知られたく……ないのに……)
どうしてクリフォードが自分だと気づいたのかわからないが、確信を持った彼にはもう何を言っても聞かない気はする。だからこそ昔のジェイミー好みの服を用意したのだろう。そんな彼女に、一歩クリフォードが近づいた。
「勘違いなものか。考えごとをしているときに耳に触れる癖も変わってないだろうが」
言われた途端に、ジェイミーの身体がびくんと震えた。
(だめだ)
誤魔化しなどきかないとわかったジェイミーは、ゆっくりと視線をあげてクリフォードを見た。まっすぐに見つめた彼は、怯むことなくジェイミーを見つめ返している。
「……お前は」
前世を隠そうとしていたことをかなぐり捨てて、ジェイミーはクリフォードを昔のように呼ぶ。
「お前は、いつから気づいていた……?」
「生まれ変わったという話を聞いたときだな」
「そう、か……」
答えを聞いたジェイミーの目に、じわりと涙が浮かぶ。初夜に裏切られたと思ったときよりも、胸が痛んだ。
「ジェイ」
「寄るな!」
涙を浮かべた彼女に、クリフォードがもう一歩近づこうとしたが、ジェイミーは鋭く叫んで拒絶した。
「どうして……! どうして私だとわかっていて私を抱いたんだ! お前は私の親友だろう! 私が今まで男を拒絶していたのを知っていながら! お前は……!」
クリフォードは唯一無二の親友だった。だからこそ、自分が『騎士のジェイミー』だったことを知られたくなかったのに。
「なんで、私を辱めた……?」
喘ぐように零れた言葉とともに、目尻から溢れた涙が頬を伝う。
「お前が、『ジェイミー』だったからだ」
「騎士だった私を辱めて楽しかったのか?」
「違う。……昔から、お前のことが好きだった」
クリフォードは、苦々しく顔を歪めて、口元だけを笑ませた。なんて酷い告白だろう。ジェイミーの胸がさきほどに増して痛む。まるで槍でも突きさしたかのように痛くて溜まらず、目からは次々と涙が溢れた。
「……私は、お前を親友だと思っていたのに」
(お前は違ったのか)
その想いは、口にすることができなかった。
「ジェイ、話を」
「お前と話すことなんてない!」
踵を返したジェイミーは、頬を伝う涙を拭わないままに、走り出した。どうせ帰るのは同じ屋敷だ。それがわかっていても、彼女は逃げざるを得なかった。
一番知られたくない人に前世が知られていて、信じていた親友にずっと裏切られていた。その事実を知って、ジェイミーは絶望する。
(私が、男に組み敷かれるのをあれほど拒んでいたのを知っていて、あいつは)
クリフォードが特注してくれたズボンは、今まで着たどの服よりも走りやすい。彼女のためを思って用意されたその服にまた胸を焼かれて、ジェイミーは振り向きもせずに屋敷へと逃げ込んだのだった。
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