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【番外編】婚約者にかけられた嫌疑 ※R18
夜中の寝室では、当たり前のように嬌声が響いている。甘い声を発している主は恥ずかしがりやだから、寝室前にメイドが立つことは今はない。とはいえ、屋敷内の警備のために廊下を歩いている侍従に時折そのよがり声を聞かれてしまっていることは、きっと彼女は意識の外だろう。
肌を重ねるようになったばかりの頃は、他の人に声を聞かれるのではないかと声を抑えるのに必死だったが、もはやそんなことを気にしている余裕などないくらいに、彼女は毎晩責め立てられている。
今も、もはや言葉にならない嬌声をひっきりなしにあげて、婚約者の突き上げに耐えているところだった。
「あっぁ……っめぇ……だ、め……また……ふぁっぁぁああああ……っ」
一糸まとわぬ姿で、うつ伏せになった彼女は強く腰を打ちつけられて、絶頂の声をあげる。それに合わせたかのように、ラウルは子種を彼女の中に流し込んで息をつくと、彼女の身体に覆いかぶさるようにぴったりとくっついた。
もう肌寒いくらいの季節なのに、全裸の二人は身体を火照らせて汗だくだ。
「エステル……」
低い声で名前を呼んで、甘えるようにラウルはエステルのうなじに唇を落とす。汗ばんだ肌は滑りが悪い。けれどその感触と汗の味さえ楽しんで、ラウルは舌を這わせる。その愛撫にぞくりと背中を震わせて、エステルは小さく声をあげた。
「ら、うる……」
ベッドの中では、かろうじて『様』が消えた。それは恐らくつける余裕がないというだけなのだが。
首を動かして彼の顔を見ようとしたエステルは、耳朶をはまれてまた小さく声をあげる。
「待って……」
彼の愛撫に否応なしに身体は反応してしまう。その証拠に先ほど達したばかりで、まだ彼女の身体の中に挿入されたままの肉棒を、蜜壺がうねってしごく。
「どうした?」
エステルが顔を見ようと動いているのに合わせて、ラウルは少し身体を浮かせてそれを助けたが、挿入したままの肉棒はまだ抜いてくれない。それどころか先ほど熱を放ってしぼんだはずのそれは、次の行為に向かうためか、またむくむくと硬度を取り戻し始めている。
「まだ、するんですか?」
「だめか?」
こう問いかけ返してくるということは、当然するつもりだった、という意味だろう。
(……ラウル様ってやっぱり……)
心の中で嘆息して、ずっと胸に秘めていた疑問を、エステルはぶつけることにする。
「ラウル様は……、色事が物凄く、好きですよね……」
つい丁寧語になり、心なしか棘が含まれているのは、気のせいではないだろう。
「……どういうことだ?」
「言葉のままです」
近頃はずっとなくなっていた敬語が、復活している。その違和感にラウルが気付いていないはずがない。そこでやっとラウルは身を引いて、彼女の身体を解放した。ずるりと栓が抜けた蜜壺は、足をぴったり閉じていたにもかかわらず、どろりと子種を溢れさせる。それもその筈で、彼が今日エステルの中に注ぎ込んだ子種は、一度きりではない。既に二度、彼女の中に白濁を吐きだしているのだ。それでもなお、間髪入れずに三発目の行為に及ぼうとしているのだから、エステルの反応ももっともである。
しかもこれは今夜に限ったことではない。ほぼ毎晩、湯あみが終わった後のエステルは月のものがある日以外は、彼にこうして日に何度も抱かれている。避妊のためのお茶を飲んでいるとはいえ、妊娠しないのが不思議なくらいだ。
彼がどいてくれたから、エステルは重たい身体を寝返り打って仰向けになると、布団を引き寄せて身体を隠す。
「毎日……何度も、されるじゃありませんか……。それに、その……やり方も、色々で……」
もごもごと口ごもって、エステルは羞恥に頬を染める。
あまりにもラウルの寵愛が凄いから、エステルは一度、メイドたちに聞いてみたのだ。これは普通なのかと。
『旦那様って、絶倫なんですね!』
『やめなさい、クロエ』
『でもぉ』
『体力のある騎士様なら回数が多いのは別に珍しいことはないです』
その会話で、回数が多いことについては納得した。けれど、その他の事には納得できなかった。
『えっおねだりさせるんですか?』
『体位を何度も変えて……?』
『愛撫が死ぬほど長い……?』
その反応で、ラウルがいつもエステルに施す長すぎる愛撫や、焦らし、わざと恥ずかしくなるような数々の体位などが、普通ではないらしいということが判ってしまった。
つまりは、ラウルは普通はしないような体位や愛撫をするし、色事に詳しすぎるということだ。
「……だから娼館に、よく通ってらしたのでしょう……?」
拗ねたような声が出てしまって、エステルはぱっと布団で顔を隠してしまう。
戦場に赴く騎士が、立ち寄る街で娼館に通うらしいというのは、世間話で知った。婚約者の居なかった彼が、こん
なにも情事に慣れているのは、彼もまた娼館に通い慣れていた証拠だろうとエステルは思う。でなければ、初めてエステルの肌に触れた時に「俺とのセックスは気持ちがいいだけだと覚えてもらう」だなんて台詞が出てくる訳がない。その台詞は正しかったわけだが、女の身体をぐずぐずにしてよがらせる手練手管を身に付けられるくらいに娼館に通ったという証左ではないか。それも、エステルに今ぶつける性欲を、婚約するまでの期間、他の娼婦に向けていたのだと思うと、胸が焦れる。
簡単に云えば、彼女は過去に彼が通ったであろう娼婦に嫉妬しているのだ。
布団に籠城してしまった婚約者に、ラウルはぽかんとしたが、やがてくつくつと喉を鳴らして笑い始めた。
「……私は質問しているんです……」
「ああ、エステル」
布団越しに、彼女の額の辺りにラウルは唇を落とす。ラウルが笑っているのが彼女には不快なのだろうと判っても、嬉しさに頬が緩んで仕方がない。
「確かに、俺は娼館にいっていた」
「……」
(やっぱり……)
それは婚約する前のことなのだから、エステルはラウルを非難する資格はない。今は毎日同じ寝室で過ごしているのだから、婚約してからの彼が浮気していないことなど明白だが、嫉妬してしまうものはしょうがないのだ。
「でもそれは、貴女に出会うまでの話だ」
ラウルはそっと、エステルの布団を引っ張って、彼女の顔を見る。ゆるゆるになっただらしない顔のラウルが、心底嬉しそうにエステルの頬に口づけた。
「あの……」
「貴女に会うまで、俺は生きる気力がなかった。眠れもしなかった。だから、シリル卿が俺を眠れるようにと、無理やり娼館に連れて行っていたんだ。無理やり一度だけ抱いて、疲労で寝ていたな」
困ったように眉尻を下げたラウルに、エステルの胸が痛む。今でこそ身長も高く、身体つきも立派だが、初めて会った頃のラウルの身体はやせこけて、不健康だった。それが戦場で負った彼の心の傷に思えて、思い返すとエステルは胸が痛む。
「ごめんなさい……」
嫉妬なんかして、軽率だったと彼女が悔やむのに、ラウルは首を振ってまた頬に口づける。
「貴女が謝ることじゃない。むしろ、貴女のおかげだ。けれど、エステルに出会ってからは、生きる目的が出来た。だから、しっかり食事もしたし、夜も貴女を想いながら眠りについた。……もともと俺は、女なんか抱く趣味なかったんだ」
「え?」
驚きの声をあげたエステルの唇を奪って、ラウルは舌を絡める。抱きしめて押し付けられた下半身は、先ほどと変わらず熱を持って硬い。
「どうにも貴女といると、抱きたくなって溜まらない。確かに……貴女を気持ちよくするための方法は娼婦から得たものかもしれないが、俺がこんなに欲情するのは貴女だけだ、だから」
「っもういいです!」
しんみりとした話から、とんでもなく恥ずかしい話をされて、エステルは彼の口を手で塞いで遮る。けれど、ラウルは黙らなかった。掌を口づけて、愛おしそうに彼女を見つめる。
「だから、まだシたいんだが、だめか?」
ぐり、と擦りつけられた下半身は、すぐにでもピストンを開始できそうな位に硬い。こんな話を聞かされて断れるほど、エステルは薄情じゃない。それを判っていて、ラウルも話してくれたのだろう。
婚約者にかけられた嫌疑は無事に晴れたが、そのせいで余計に啼かされることになるとは思わなかったエステルであった。
肌を重ねるようになったばかりの頃は、他の人に声を聞かれるのではないかと声を抑えるのに必死だったが、もはやそんなことを気にしている余裕などないくらいに、彼女は毎晩責め立てられている。
今も、もはや言葉にならない嬌声をひっきりなしにあげて、婚約者の突き上げに耐えているところだった。
「あっぁ……っめぇ……だ、め……また……ふぁっぁぁああああ……っ」
一糸まとわぬ姿で、うつ伏せになった彼女は強く腰を打ちつけられて、絶頂の声をあげる。それに合わせたかのように、ラウルは子種を彼女の中に流し込んで息をつくと、彼女の身体に覆いかぶさるようにぴったりとくっついた。
もう肌寒いくらいの季節なのに、全裸の二人は身体を火照らせて汗だくだ。
「エステル……」
低い声で名前を呼んで、甘えるようにラウルはエステルのうなじに唇を落とす。汗ばんだ肌は滑りが悪い。けれどその感触と汗の味さえ楽しんで、ラウルは舌を這わせる。その愛撫にぞくりと背中を震わせて、エステルは小さく声をあげた。
「ら、うる……」
ベッドの中では、かろうじて『様』が消えた。それは恐らくつける余裕がないというだけなのだが。
首を動かして彼の顔を見ようとしたエステルは、耳朶をはまれてまた小さく声をあげる。
「待って……」
彼の愛撫に否応なしに身体は反応してしまう。その証拠に先ほど達したばかりで、まだ彼女の身体の中に挿入されたままの肉棒を、蜜壺がうねってしごく。
「どうした?」
エステルが顔を見ようと動いているのに合わせて、ラウルは少し身体を浮かせてそれを助けたが、挿入したままの肉棒はまだ抜いてくれない。それどころか先ほど熱を放ってしぼんだはずのそれは、次の行為に向かうためか、またむくむくと硬度を取り戻し始めている。
「まだ、するんですか?」
「だめか?」
こう問いかけ返してくるということは、当然するつもりだった、という意味だろう。
(……ラウル様ってやっぱり……)
心の中で嘆息して、ずっと胸に秘めていた疑問を、エステルはぶつけることにする。
「ラウル様は……、色事が物凄く、好きですよね……」
つい丁寧語になり、心なしか棘が含まれているのは、気のせいではないだろう。
「……どういうことだ?」
「言葉のままです」
近頃はずっとなくなっていた敬語が、復活している。その違和感にラウルが気付いていないはずがない。そこでやっとラウルは身を引いて、彼女の身体を解放した。ずるりと栓が抜けた蜜壺は、足をぴったり閉じていたにもかかわらず、どろりと子種を溢れさせる。それもその筈で、彼が今日エステルの中に注ぎ込んだ子種は、一度きりではない。既に二度、彼女の中に白濁を吐きだしているのだ。それでもなお、間髪入れずに三発目の行為に及ぼうとしているのだから、エステルの反応ももっともである。
しかもこれは今夜に限ったことではない。ほぼ毎晩、湯あみが終わった後のエステルは月のものがある日以外は、彼にこうして日に何度も抱かれている。避妊のためのお茶を飲んでいるとはいえ、妊娠しないのが不思議なくらいだ。
彼がどいてくれたから、エステルは重たい身体を寝返り打って仰向けになると、布団を引き寄せて身体を隠す。
「毎日……何度も、されるじゃありませんか……。それに、その……やり方も、色々で……」
もごもごと口ごもって、エステルは羞恥に頬を染める。
あまりにもラウルの寵愛が凄いから、エステルは一度、メイドたちに聞いてみたのだ。これは普通なのかと。
『旦那様って、絶倫なんですね!』
『やめなさい、クロエ』
『でもぉ』
『体力のある騎士様なら回数が多いのは別に珍しいことはないです』
その会話で、回数が多いことについては納得した。けれど、その他の事には納得できなかった。
『えっおねだりさせるんですか?』
『体位を何度も変えて……?』
『愛撫が死ぬほど長い……?』
その反応で、ラウルがいつもエステルに施す長すぎる愛撫や、焦らし、わざと恥ずかしくなるような数々の体位などが、普通ではないらしいということが判ってしまった。
つまりは、ラウルは普通はしないような体位や愛撫をするし、色事に詳しすぎるということだ。
「……だから娼館に、よく通ってらしたのでしょう……?」
拗ねたような声が出てしまって、エステルはぱっと布団で顔を隠してしまう。
戦場に赴く騎士が、立ち寄る街で娼館に通うらしいというのは、世間話で知った。婚約者の居なかった彼が、こん
なにも情事に慣れているのは、彼もまた娼館に通い慣れていた証拠だろうとエステルは思う。でなければ、初めてエステルの肌に触れた時に「俺とのセックスは気持ちがいいだけだと覚えてもらう」だなんて台詞が出てくる訳がない。その台詞は正しかったわけだが、女の身体をぐずぐずにしてよがらせる手練手管を身に付けられるくらいに娼館に通ったという証左ではないか。それも、エステルに今ぶつける性欲を、婚約するまでの期間、他の娼婦に向けていたのだと思うと、胸が焦れる。
簡単に云えば、彼女は過去に彼が通ったであろう娼婦に嫉妬しているのだ。
布団に籠城してしまった婚約者に、ラウルはぽかんとしたが、やがてくつくつと喉を鳴らして笑い始めた。
「……私は質問しているんです……」
「ああ、エステル」
布団越しに、彼女の額の辺りにラウルは唇を落とす。ラウルが笑っているのが彼女には不快なのだろうと判っても、嬉しさに頬が緩んで仕方がない。
「確かに、俺は娼館にいっていた」
「……」
(やっぱり……)
それは婚約する前のことなのだから、エステルはラウルを非難する資格はない。今は毎日同じ寝室で過ごしているのだから、婚約してからの彼が浮気していないことなど明白だが、嫉妬してしまうものはしょうがないのだ。
「でもそれは、貴女に出会うまでの話だ」
ラウルはそっと、エステルの布団を引っ張って、彼女の顔を見る。ゆるゆるになっただらしない顔のラウルが、心底嬉しそうにエステルの頬に口づけた。
「あの……」
「貴女に会うまで、俺は生きる気力がなかった。眠れもしなかった。だから、シリル卿が俺を眠れるようにと、無理やり娼館に連れて行っていたんだ。無理やり一度だけ抱いて、疲労で寝ていたな」
困ったように眉尻を下げたラウルに、エステルの胸が痛む。今でこそ身長も高く、身体つきも立派だが、初めて会った頃のラウルの身体はやせこけて、不健康だった。それが戦場で負った彼の心の傷に思えて、思い返すとエステルは胸が痛む。
「ごめんなさい……」
嫉妬なんかして、軽率だったと彼女が悔やむのに、ラウルは首を振ってまた頬に口づける。
「貴女が謝ることじゃない。むしろ、貴女のおかげだ。けれど、エステルに出会ってからは、生きる目的が出来た。だから、しっかり食事もしたし、夜も貴女を想いながら眠りについた。……もともと俺は、女なんか抱く趣味なかったんだ」
「え?」
驚きの声をあげたエステルの唇を奪って、ラウルは舌を絡める。抱きしめて押し付けられた下半身は、先ほどと変わらず熱を持って硬い。
「どうにも貴女といると、抱きたくなって溜まらない。確かに……貴女を気持ちよくするための方法は娼婦から得たものかもしれないが、俺がこんなに欲情するのは貴女だけだ、だから」
「っもういいです!」
しんみりとした話から、とんでもなく恥ずかしい話をされて、エステルは彼の口を手で塞いで遮る。けれど、ラウルは黙らなかった。掌を口づけて、愛おしそうに彼女を見つめる。
「だから、まだシたいんだが、だめか?」
ぐり、と擦りつけられた下半身は、すぐにでもピストンを開始できそうな位に硬い。こんな話を聞かされて断れるほど、エステルは薄情じゃない。それを判っていて、ラウルも話してくれたのだろう。
婚約者にかけられた嫌疑は無事に晴れたが、そのせいで余計に啼かされることになるとは思わなかったエステルであった。
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