身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される

絵麻

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回想・身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される

十二話『夜の生活について』

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「ね、お泊り会しない?」
 それは、美沙の提案だった。
「え?」 
「ね、佳代の旦那様が来月出張で、三日ほどいないんだよね?その間に、三人の家をハシゴするの」
「三人の家を?」
 花は、ぱあと明るい顔になる。
「決まりね。じゃあ、まずは佳代、次は私ーーー最後に花ちゃん家ね」

 こうして、お泊り会が決定した。

「では、二日ほど留守にします」
「はい。楽しんできて」
 ふふ。
 千代が微笑んだ。
「あ、ありがとうございます」

 優しい義母に、花は感謝していた。
(大好き、お義母さん)
 振り返り、千代に手を振る。

「可愛いですね、花さんは」
「淋しい想いをされてきましたから。優しいお義母さんが出来て、やっと甘えているんだと」
「うん、きっとそうです」
 薫と操が頷いた。
「それなら、嬉しいですねぇ。あの、花さんの継母について、教えてもらえますか?」
 ずっと、千代が気にしていたことだった。

   ✣✣✣佳代の家✣✣✣

「いらっしゃい」
「お邪魔します」
「こんにちは」
 佳代は夫と二人きりの新婚生活、誰に気を使うわけでもない。
「ねえ、何について話す?」
「私、二人に聞きたいことがあるの」
「なに?」
「あのね、夜の生活について」
「え?」

 ・・・・
 ーーーー

「とまあ、こんな感じかな」
 美沙は紅くなる。
「へえ、時致さんって意外と強いんだぁ」
 佳代は頬を染める。
「うん、二人きりだから・・・まだ、いいけどね」
「花ちゃんは?」
 
 えとっ。
 花はしどろもどろ。
 
「義孝さんは、穏やかな人で」
「うんうん」
「穏やかで?」
 興味津々の二人。
「けど、褥では結構ね・・・情熱的なの」
「え」
「まじ?」

 美沙が真っ赤になる。

「腹筋がね、凄いの」
「え、というと?」
「割れてるの、ボコって」
「どんな?」

 ーーー六つに割れてる。

「ええっ!?」
 美沙が素っ頓狂な声を出す。
「ち、違うの?美沙ちゃん」
 ふる、と花が見やる。
「ち、違う。時致さんは、そこまで凄い筋肉は。・・・ま、そこそこにはあるけど、六つには」
「花ちゃん」

 花は二人から、根掘り葉掘り『夜の生活』のことを質問された。

「で?回数は」
「頻度は居る時に、每日するの?」
「えと、えとっ」
 ふるふると、二人の間で震える花。
 
「えっ、すご」
「お盛んね」
「う、そうなの?」

 花は小さくなる。

「でも、私・・・義孝さんの腕の中で眠るのが好き。すごく安心できるから」
「・・・・参りました」
「うん、私達の負けだね」

 二人に抱きしめられる。

「よかった、花ちゃんが幸せで」
「心配していたんだよ。年上過ぎる旦那様だから」
「うん、ありがとう」

 秋の夜は更けていた.
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