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身代わり花嫁と軍服のこじれた初恋
四十四話『新婚旅行に行こう』
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「やだぁ」
敷布を握りしめ、快楽に耐える。
「動かな―――」
「清華」
下から突き上げられ、清華はイヤと首を振る。
「やめ、イッたからぁ」
ジュプと音を立て、引き抜かれる。
「も、やだ」
しゃくり上げる清華の背中を、指で撫で上げられる。
「許して、も・・しないで」
涙が止まらない。
「清華、大丈夫だ。オレは殺られたりしない」
「っく」
「十年先、二十年先、飽きるほどに傍にいる」
「分かってます、鏡弥さんは強いから」
だが、精鋭とされた御前自衛の中で最強と呼ばれた清輝ですら、黒いオオカミに敗れた。
「清輝さんは、丸腰だ。剣を持つ奴らに敵う訳がない。剣を持っていれば、必ず勝てた」
「いなくならないで、私一人では生きられないの」
「清華」
また、組み敷かれた。
「だめ、まだ体が」
「待たない」
「あ」
(鏡弥さんの腕の中で、私は一晩中泣かされた。いつ行為が終わったのか、いつ眠ったのか。記憶がないほど抱かれた)
「清華、旅行に行かないか?」
「え」
「来月、一週間の休暇がある。新婚旅行に行かないか」
「新婚旅行?」
こんな時に。
こんな時だから。
鏡弥の言葉に、また涙があふれる。
「毎年、我が家の恒例行事にしよう。七月の中旬に旅行をする」
「恒例行事?」
「ああ、いつか子供が出来て、夏休みには旅行に行く」
「―――はい」
清華は頷いた。
「不安なら、何度でも抱きしめてやる。何度でも『愛している』と伝えるから」
「はい」
清華は頷いた。
「今の時期ですと」
旅行会社に向かい、行き先を考えた。
「じゃあ、ここで」
「宿はどうしますか」
護衛対象とは言っても、行動制限はされていない。
「旅行、楽しみです」
「ああ」
「ありがとうございます、鏡弥さん」
「ん?」
「いつも、たくさんの幸せをくれて」
どれだけの愛情を、鏡弥は注いでくれたか。深い愛情に、清華は溺れそうになる。
「感謝するなら、オレの方だ。君が生きている、そう知った時どれだけ嬉しかったか」
喜びで胸が痛む、そんな幸せもあると知った。
「ありがとう、清華。出会ってくれて、生きていてくれて。この世に、生まれてきてくれて」
くしゃりと泣き笑いに顔が歪む。
「ずるいです、私は何を言っても勝てないじゃないですか」
鏡弥の胸に顔をうずめ、清華は泣いた。泣きたくなるほどに、幸せだった。
敷布を握りしめ、快楽に耐える。
「動かな―――」
「清華」
下から突き上げられ、清華はイヤと首を振る。
「やめ、イッたからぁ」
ジュプと音を立て、引き抜かれる。
「も、やだ」
しゃくり上げる清華の背中を、指で撫で上げられる。
「許して、も・・しないで」
涙が止まらない。
「清華、大丈夫だ。オレは殺られたりしない」
「っく」
「十年先、二十年先、飽きるほどに傍にいる」
「分かってます、鏡弥さんは強いから」
だが、精鋭とされた御前自衛の中で最強と呼ばれた清輝ですら、黒いオオカミに敗れた。
「清輝さんは、丸腰だ。剣を持つ奴らに敵う訳がない。剣を持っていれば、必ず勝てた」
「いなくならないで、私一人では生きられないの」
「清華」
また、組み敷かれた。
「だめ、まだ体が」
「待たない」
「あ」
(鏡弥さんの腕の中で、私は一晩中泣かされた。いつ行為が終わったのか、いつ眠ったのか。記憶がないほど抱かれた)
「清華、旅行に行かないか?」
「え」
「来月、一週間の休暇がある。新婚旅行に行かないか」
「新婚旅行?」
こんな時に。
こんな時だから。
鏡弥の言葉に、また涙があふれる。
「毎年、我が家の恒例行事にしよう。七月の中旬に旅行をする」
「恒例行事?」
「ああ、いつか子供が出来て、夏休みには旅行に行く」
「―――はい」
清華は頷いた。
「不安なら、何度でも抱きしめてやる。何度でも『愛している』と伝えるから」
「はい」
清華は頷いた。
「今の時期ですと」
旅行会社に向かい、行き先を考えた。
「じゃあ、ここで」
「宿はどうしますか」
護衛対象とは言っても、行動制限はされていない。
「旅行、楽しみです」
「ああ」
「ありがとうございます、鏡弥さん」
「ん?」
「いつも、たくさんの幸せをくれて」
どれだけの愛情を、鏡弥は注いでくれたか。深い愛情に、清華は溺れそうになる。
「感謝するなら、オレの方だ。君が生きている、そう知った時どれだけ嬉しかったか」
喜びで胸が痛む、そんな幸せもあると知った。
「ありがとう、清華。出会ってくれて、生きていてくれて。この世に、生まれてきてくれて」
くしゃりと泣き笑いに顔が歪む。
「ずるいです、私は何を言っても勝てないじゃないですか」
鏡弥の胸に顔をうずめ、清華は泣いた。泣きたくなるほどに、幸せだった。
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