新生死ロンリーゴッド『LONELY GOD IN THE VOID』

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第一章 常に還り続ける

1.0 エイジ

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 杉並区の上空高くに、新月のわずかな輪郭が見えている。

 またしても大きなバンという音が響き渡る。布団の中で目を覚ましたケシは、冷や汗をかきながら暗闇に包まれた玄関のドアをじっと見つめた。

「よお!起きてるか?」

 その声に、ケシは安堵のため息をついた。


 ⋆ ⋆ ⋆


 ケシがドアを少し開けて覗くと、向こう側で隣人のエイジがニヤニヤ笑っている。

 エイジはケシより頭一つ分背が高く、面長で少年のような顔立ちをしているが、その幼い印象はあごのまばらな無精ひげによって打ち消されている。乱れた短髪はオレンジがかった茶色に染められ、根元が伸びてプリンのような見た目になっていた。

 エイジはマジシャンのような手つきで、封筒をちらりと見せた。ドアの隙間からでも、ケシにはその封筒に紙幣がぎっしり詰められているのがわかった。

「ハッピーバースデー!」

 これ以上ドアを開ければエイジが入って来るだろうと思ったケシは、影に身を潜め、狭い隙間から声をかけた。

「エイジ……もういい。やめる」

 エイジはしばらくケシを見つめた後、目の前から姿を消した。廊下で大袈裟に大きなため息をつく音が耳に届く。



「は──あ、どうせビビってやめるんだろうと思ったぜ!」



 ケシが引っ越しを終え数週間が経ったある深夜、アパートに戻ると縁石のところに誰かが座っているのが見えた。ピーナッツの殻とビールの空缶に囲まれ、煙草をふかしていたその人物は、廊下の向かい側に住むうるさい男だと名乗った。ケシは隣人がいることすら気づいていなかった。

 必要最低限の挨拶を済ませると、ケシは階段を上り始めた。すると背後から足音が聞こえてきた。エイジが話を続けながら追いかけてきたのだ。

 4階まで上がると、ケシはエイジの話を遮り、再び「よろしくお願いします」と告げると急いでアパートへと退散した。たが、恐るべきことに、ドアは閉まらなかった。

 その後に起きたことの記憶は曖昧だが、なぜかエイジはケシの部屋に上がり込み、数時間布団に横たわりながらお菓子を食べ、シーツにビールをこぼし、延々と話を続けた。話した内容は覚えていない。ケシはこの行動が信じられなかった。

 最初は衝撃を受けたものの、なんとなく流れに任せることに決めた。これまで誰かを家から追い出した経験はなかったし、エイジのような人物がどう反応するかも分からなかったからだ。

 幸いケシが話す必要はほとんどなかった。しかし時折、エイジは話を中断して、ケシに込み入った個人的な質問を投げかけた。ケシは毎回嘘をついた。見ず知らずの人間に自分の人生について話すつもりは到底なかった。

 エイジが立ち上がって帰ろうとした時には、すでにカーテン越しに朝日が差し込んでいた。帰り際、エイジはやっとアパートに年の近い友人ができて嬉しいと口にした。後に、ケシはエイジが28歳で自分より11歳も年上だと知る。

 その夜以来、エイジはケシにまとわりつくようになり、不規則な時間に顔を出すようになった。

 大抵の場合、ケシはエイジに好きに話をさせた。60歳のアパート管理人の性生活のこと。電車で乗り合わせた女の子が人の心を読む能力があるんじゃないかと思ったこと。ゴールドのチェーンをつけたら自分がどれだけかっこよく見えるかということ。だが、最もよく触れた話題は、自分のオリジナル漫画のことだった。過去15年描き続けているらしいが、その内容は毎回違うように思えた。

 ケシはあまり気にしないことにした。不眠症で、どちらにしても起きていることが多かったからだ。だが、ここのところ、エイジが話すことはただひとつだけだった。

 エイジが突然、熱心な様子で戸口に再び現れた。

「このために俺が何をしなきゃいけなかったか分かってんのか?ヤベェことだ、ガ・チ・の!」

 エイジは一語一語強調しながら現金の束でケシの額を三回叩くと、肩でドアを押し開けて無理やり中へと入ってきた。ベルボトムジーンズと色あせたピンクのTシャツを着ていて、Tシャツには鮮やかな赤い文字で「THAT'S」と英語で書いてある。手にはコンビニのスナックと飲み物が入った大きな袋が握られている。

「お前、ビビんなって。まともな奴らだって言ってんだろ?マジでハタチになるまで待つつもりなのか?」

 ケシはあくびをしながら、ぼんやりと左目をこすった。

「アイコア無しであと2年過ごすなんて、大したことないって。今までも平気だったんだ」

 3ヶ月前、エイジはアイコア・インプラントを入れた。ケシは信じられなかった。今まで、エイジが散々アイコアやアイコアを入れた人たち(近年では20歳以上のほぼ全員)をけなしているところしか見てこなかったからだ。どうもエイジには新しいものを病的に嫌う傾向があるようだった。とはいえ、アイコアの発売からはすでに10年が経とうとしていた。

 年配の人たちに囲まれて育ったケシは、新しいものを嫌う姿勢には慣れていた。しかし、エイジのような人の場合、少しわざとらしさを感じた。

 だが、アイコアを入れた途端、エイジは変わった。「アイコアを入れる前の俺は……」と言って話を切り出すことが定番になった。正直うざかった。常にいくつかの作業を同時にするようになり、何かに気を取られていることばかりで、遊ぶことが苦痛になった。また、エイジの口数が減ったことでケシが会話をリードせざるを得なくなり、長い沈黙が続くことが増えた。

 今のエイジは、周りの誰もが持つような、そわそわして虚ろな光を瞳に宿していた。その目つきからは、彼らの意識が自分と、自分は行くことのできない遠く離れた世界の無数の出来事との間で分割されていることが読み取れた。

「アイコアのまなざし」は日常語となり、ますます少数派となった者たちによりバカにされた。嘲笑の格好の的であったし、集中して欲しい時にしてくれないため人をイライラさせた。だが、指摘するとエイジはムキになり、ケシがいつもスマホをいじっているのと何ら変わらないと主張した。

 実際のところ、ケシは嫉妬していた。アイコアは、今まで作られた中で最も優れた道具だ。なのにエイジは、エロビデオを見たりゲームをしたりするためだけに使っていた。

 アイコアをどう使うか、ケシには自分なりの思いがあった。しかし未成年であったため、それ以上考えないようにしていた。

 だが、最近になって事情が変わった。

 数週間前、エイジは現金で支払う代わりにインプラント処置を提供すると主張する人物とニューロネット上で知り合い、それ以来、ずっとケシに処置を受けるよう説得し続けていた。

 ケシも非合法な形でインプラント処置を受ける人たちがいることはもちろん知っていた。だが、東京でやっと自分なりの生活を築き上げた自分にとっては、リスクが大きすぎるように感じた。

 アパート管理人の佐野という男性は、ルールを曲げてまでケシが家賃を払わずに住めるようにしてくれていた。

 アパートはケシが望んだ以上の物件だった。1980年代に建てられた古い団地で、部屋が二つ並んでいるが、ケシは暖を保つためそのうちの一部屋は閉め切っていた。細い廊下があり、その両端にはキッチンと浴室が配置されている。

 少し古びてはいたが、使い道に困るほどの広さがあり、寒さは気にならなかった。エイジは部屋をあり得ないほど高温に保っており、ケシはそのエイジから石油ヒーターを借りていた。少なくともガスが眠らせてくれるかもしれない、とケシは思った。

 いずれにせよ、ケシが逮捕されれば佐野さんが危険にさらされるだけでなく、自分の生活基盤全体が崩壊してしまう。路上でふたたび生活するようなことは絶対に避けたかった。

 久しぶりに、ケシには失うものがあったのだ。

 数週間にわたるエイジのしつこい説得の末、ケシはついに折れた。だが、これは主にエイジを黙らせるためだった。エイジが現金を持っていないことや、それを調達する見込みがないであろうことも知ってのことだった。

「つれねぇな。一緒にゲームできるようになるぜ。あぁ──マジ最高じゃねえか!」

 エイジは興奮して両手を振ると、ビーチサンダルを脱ぎ捨て、まっすぐケシの部屋へと向かった。ケシはため息をつき、扉を閉めて鍵をかけた。

 エイジが電気をつけ、その明かりが玄関に漏れ出した。ケシの寝室はアパートの他の部屋同様、質素で、まともな家具や装飾品は一切なかった。

「マジで、こんな大量の現金、最後に見たのはガキの頃だぜ……」

「お前とドレッドゾーンやるために、本気で刑務所行きを覚悟しろっていうのか?」

「お前、刑務所なんて行かねーって。これくらいのこと、誰でもやってる。いいか?俺のコネによると、毎年冬になると何百人も客が来るらしい。アイコアなしで入学試験に合格する奴なんていると思うか?東大のクソ野郎どもの半分はカンニングしてるっつーの」

 エイジは舌打ちをした。

「んなことだろうと思ったぜ」

「だとしても、もし失敗したら?エイジ。これは僕の脳に関わることなんだ」

 ケシはそれが説得力のない主張だとわかっていた。アイコアの最大の特徴は、脳に直接触れないということだっだからだ。

 エイジはケシの布団にどさっと腰を下ろした。

「本当のところ何があった?最近、めっきり見かけなくなったし、急に——」

 ケシが光の中へ踏み込んだ瞬間、エイジは思わず声を上げた。

「おいおい!お前、最近、鏡見てないのか?」

 ケシが洗面所の方へ顔を向けると、やせこけて青白い見知らぬ男が、くぼんだ目で自分を見つめ返していた。しばらくすると、その男は眉をひそめ、髪に指を通した。

 確かに、少し自分自身をないがしろにしていたかもしれない。食事をほとんど取っていなかったし、風呂にも入ったほうが良さそうだ。

 食事と風呂、最後がいつだったかも正確に思い出せない。

「ってか、携帯ロックしねぇとかありえねぇだろ」

 ケシは振り返った。

「おい!!」

 ケシがエイジに飛びかかろうとした瞬間、目の前に黒い画面が広がった。顔がスキャンされ、スマホのロックが解除される。騙されたと悟ったケシは、エイジの手からスマホを奪い返そうとするが、エイジは足でかわしながら画面をスクロールし続けた。

「こうなったら、無理やりにでも聞き出すぜ!」

「返せよ!」

「一度くらい腹を割って話しても死なないだろ?!ダチなんだぜ。俺に助けを求めようとか、考えたことないのか?」

「そうじゃなくて——」

 突然、エイジがもがくのをやめた。困惑したケシが力を抜いた瞬間、エイジはうめき声をあげた。

「お前、カエル娘かよ……」

 ケシのスマホが畳の上を滑る。画面いっぱいに、ケシとルナが雪だるまを作っている古い写真が映し出された。写真の中のケシは、ルナの緑の帽子と色違いのオレンジのカエルの帽子をかぶっている。

 ケシはとっさにスマホを掴み、素早く写真を閉じた。

 以前、ケシは、探している人がいることをうっかり口にしてしまった。といっても、名前と数枚の写真以外はほとんど何も語らなかった。エイジはただ学生時代の片思いの相手か何かを探していると思ったようだ。

 なのに、その後ほどなくしてエイジはケシが街を捜索する際についてくるようになった。エイジには仕事がなく、ベーシックインカムと政府の給付金で気楽に暮らしていたため、自由気ままに行動できたのだ。

 最初は、リストをもとに探した。手がかりになりそうな名前や場所が記されているものだ。二人で一緒に探すこともあれば、別行動を取って後に合流することもあった。リストの内容が尽き、他に手がかりがなくなると、ただあてもなくさまよいながら通りすがりの人に見かけなかったかと尋ね続けた。

 見かけた人は誰もいなかった。

 ある時期から、エイジのやる気がないことが目に見えて分かるようになった。焼肉、ボーリング、聞いたことない古い映画の鑑賞と、捜索からケシを引き離そうとするようになった。たいていの場合、ケシも折れてエイジに従ったが、いつも時間の無駄のような気がしていた。

 その後、アイコアを入れて以来エイジは言い訳ばかりするようになり、最近では全く来なくなった。

 ケシは気にしなかった。東京に来たのは友達を作るためでも、遊ぶためでもない。

 使命があったからだ。

 エイジはコンビニで買った品々を漁り、じゃがりことアーモンドチョコの箱を取り出した。

「マ──ジで、ありとあらゆる場所を探し回ったんだ……近くにいるんだったら、もうとっくに分かってるはずだ」

 エイジが顔を上げずにケシにチョコレートを投げた。ケシはそれをキャッチすると顔をしかめた。

「いいよ。ひとりでやるから」

「俺が言わんとしていることは……お前は行方不明者だらけのこの町で、ひとりの行方不明者を見つけ出そうとしているってことだ」

「ただ諦めろっていうのか?」

「いや、お前、絶対に諦めんな!だがな、お前が行き詰まってるのは明らかだ」

 エイジはビール缶を開け、ぐいっと一口飲み干すと、すがすがしい様子で息を吐き出した。

「その子のこと、好きなんだろ。ダセェけど、そんなことどうでもいい。お前の気持ちは分かる。でもな……この様はなんだ?」

 エイジはケシに向かって大雑把に指さし、布団にビールをこぼした。

「どうにかしろ。現実を見る時が来た」

 ケシは眉をひそめた。ここ数週間、部屋に引きこもっていたのはまさにそういうことを避けるためだった。

 何ヶ月にも渡る実りのない捜索がケシを蝕んでいた。麻痺状態に陥り、昼夜を問わず古い写真やチャットをスクロールしたり、数年分の未読メッセージを読み返したりする日々を送っていた。

 かつて強かった意欲は、次第に別のもの、じわじわと広がる絶望へと歪み始め、それが内側から彼を蝕み始めていた。日々、自分自身が消えていくのを感じていた。

 そんな状況に陥った時、よく頭の中でルナの声がした。



「You are so embarrassing」 《本当に恥ずかしい人間だね》



 冗談。ルナが言う時は。

 エイジはじゃがりこを何本か口に放り込み、音を立てて噛みしめた。

「いいか……」

 ボリボリ

「……アイコアがお前の問題を全て解決してくれるとは言わない……」

 エイジは一旦話すのをやめると、じゃがりこを飲み込んで考え込む。

「まあ、俺の問題はほぼ全て解決したけどな」

「そもそも大した問題じゃなかってことじゃないのか?」

 ケシは急に自分が恥ずかしくなって視線を床に落とした。

「お前の言う通りかもな。その女、まだ、東京にいるかもしれねぇし、両親に連れられてどこかに行った可能性もある。栃木のど田舎で身動きできずにいるかもしれねぇしな」

 エイジはじゃがりこをもう一本かじる。

「確かハーフの子だったよな?日本を離れた可能性もあるな。俺に金があったらそうする」

 エイジが初めて遊びに来た夜、ケシは港区出身だと告げた。都合の良い嘘だった。だがそれ以来、エイジはケシが名門私立校出身で、裕福な家庭の出だと決めつけていた。

「重要なのは、迷子の子犬みたいに街をさまよっているところを見つけるなんてまずないってことだ。ましてやスマホでその子を見つけるなんて絶対に無理だ。気づいてるかどうか知らんが、インターネットは今やゴーストタウンだぜ」

 ケシはルナのプロフィールを見つめた。プロフィール写真の横にはこう書かれていた。

 最終オンライン:4年前

「いいか。今まで俺が散々けなしてきたことは自覚している。でもアイコアは……お前の世界を一変させる。捜索をやめろと言ってるんじゃない。まだ探していない場所があるって言ってるんだ……」

 エイジは自分の頭を指差した。



「ここに」



 突然、まるで感覚を超えた何かによって触発されたかのように、ケシの脳裏に一瞬だけ、あるイメージが浮かんだ。

 あれは夢だったんだろうか?

 夢を見るのは本当に久しぶりだった……。

 イメージが消えた。

 エイジが肩をすくめる。

「もしかしたら、その子もネット上のどこかで、お前を探してるかもしれないぜ」

 ケシは振り返ってアパートの窓の外を見つめた。上京した時、自分に言い聞かせた。どんなことをしても必ず見つけると。

 そしてしばらくは、その通りにした。

 ケシはルナのプロフィール写真を手で強く握りしめた。

 ほんのわずかでも可能性があるなら……。

「いずれにせよ、このままじゃだめだ。10年後に目を覚まし、もとには戻れないと悟って後悔に苦しむことになるぞ。俺が言うんだから間違いない……」

 ケシは、ガラスに反射した暗い自分の姿の内側で、外の明かりが脈打つように渦巻くのを見つめた。

「……自分で行動しないと何も変わらないぜ」




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