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第一章 常に還り続ける
1.4 現実
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暗闇の中でも、不潔さが目についた。スナックの包装紙、カップ麺の箱、ビール缶、ペットボトル、使い終わった食品容器が散乱するごみ捨て場。それをクリニックの防犯カメラ映像を流す大型モニター群の光だけが照らしていた。
ひどい臭いがする。電気機器から発せられる熱が、さらに悪化させている。
「向こうだ!いや、後ろ!」
部屋の中心、モニターの前には、細長い人影が座っていた。チラつく青い光によりその輪郭が浮かび上がっている。
「おいおい!ミリミリ!」
男がイライラして舌打ちする音がケシに聞こえた。
「ッチ!お前、実戦なら動けなくなるぞ」
「邪魔してすまない」
突然、医師がスイッチを入れ、部屋が明るく照らされた。
ケシは椅子に座っている人物を見て飛び上がりそうになった。やせこけて身だしなみも乱れ、まるで地下で進化した生物のようだ。
男の骸骨のように細い体に、服がぶら下がっていた。虫食いの迷彩柄Tシャツを、汚れた灰色のつなぎパジャマにタックインし、パジャマの袖は腰の辺りでゆるく結んでいる。長く脂ぎった黒髪は、後頭部はまっすぐに切り揃えられているが、頭頂部はてっぺんまで生え際が後退している。
無精ひげの代わりに不揃いな長い髭の塊が生えていて、ケシにはそれが暗闇を移動するための触角か何かのように見えた。
半分眠っているか、あるいはトランス状態にあるようだ。夢を見ている犬のように、半開きになった目がまぶたの下でぴくぴくと動いている。
手には二つの小さなコントローラーが握られていて、指には鮮やかなオレンジ色の粉がこびりついている。
その生物が目をぎゅっと閉じた。
「おい、電気!」
男の声は一風変わっていた。荒々しくかすれている一方、鼻にかかった甲高い音も混ざっている。
「予約の客だ」
「ちょっと待て。今勝つところだから。菓子のバケツは補充してくれたか?」
ケシは、その男の住まいとみられる小さな部屋を見回した。
モジュール式に作られていて、壁の各部分に浅い窪みが刻まれている。 それらの窪みには、手描きの設計図か青写真のようなポスターが貼り付けられていたが、ケシはそれらが何なのか解読できなかった。
ケシが男の椅子の横に斜めに置かれている手術台に気がつくまでには、少し時間がかかった。
部屋の他の部分と同様、手術台は洗濯物置き、ゴミ箱、そしてダイニングテーブルを兼ねた存在と化していた。長いクレーンのようなアームと、基部から伸びる複数の光輪状のランプには、汚れた靴下や下着が掛けられている。
手術台の光沢のある白い仕上げは、周囲の汚れた様子とは対照的だった。
「くそったれ!」
男がコントローラーを地面に投げ捨てると、首から下げたドッグタグのネックレスがチリンチリンと音を立てた。少しの間の不機嫌さを露わにした後、男が手を伸ばして手術台を起動させると、明るい合成音声の女性の声が響いた。
「おはようございます、ドクター藤原!ファームウェアの更新の準備ができています」
どこかに、手術用ロボットを無くした藤原という医師がいる、とケシは思った。
「ここから先は我々の技術者が対応いたします」
「横になれ」
技術者はケシを一瞥すらしなかった。とはいえ、斜視ぎみのため、はっきりとは判断できない。
医師は微笑みを浮かべたままもう一度最後に振り返った。
「私たちが会うことはもうありません。新しく手にいれたプライバシーと安全性をお楽しみください」
「明かりを消せ!」
電気が消え、手術用ランプとモニターの明かりだけが残った。ケシは閉まるドアを背に、暗闇の中でじっとベッドを見つめた。
⋆ ⋆ ⋆
ケシは天井に背を向け、手術台のパッドの穴に顔を押し当てた。
穴から見えるのは食べかけの食品の山と、ビーチサンダルをはいた技術者の片指だけだ。
しばらくすると、ベッドの頭部が下がり始め、ケシの顔が技術者の足と、見るからにベタベタしたセブンイレブンのカレーのトレイへと傾いた。
ケシはその臭いに顔をしかめた。
「髪の毛の一部を取り除く。動くな」
ケシは身構えした。
少しすると、耳の後ろでブーンという音が聞こえ、首筋に冷たい鋼のバリカンがあたるのを感じた。バリカンは数回、切開するのに必要な分だけ動いた。
その後ベッドから音楽が流れ、明るい声が再び語りかけた。
「はい、ドクター。除毛を開始します。患者様、首と肩の力を抜いてください」
手術用アームが回転する音がケシの耳に届いた。 アームが後頭部からわずか数センチの位置まで近づき、ケシの首筋に残っていた毛がおもわず逆立つ。ケシは息を吸い込み、やがて肌に灼熱感を感じるまで息を止めていた。
アイコアを入れたばかりの人は、円形に髪を剃った部分があるため、一目ですぐに分かった。長い髪の人なら簡単に隠せたが、特に若い男たちの間では、まるで通過儀礼のように処置の前夜に丸刈りにするのが一般的だった。
2月だったことやバリカンを持っていなかったこともあって、ケシはわざわざ髪を切ろうとはしなかった。自分の髪をどう扱えばいいのか昔からよくわからなかったし、剃った部分はまた伸びるだろうと思った。それに、どうせいつもフードを被っていた。
ケシはレーザーの音を聞いて息を吐き出した。リラックスした方が良さそうだ。
すぐに終わるだろう。
「あれ?どこいった……」
ケシの視界、体の下に手が現れた。技術者はゴミの山を漁り、最終的に「極濃チーズ味」のじゃがりこの大袋を掴み取った。
ブー、ブー、ブー
突然、大きな警告音がモニター群から鳴り響いた。
リラックスしかけていたケシの目が一気に開く。じゃがりこの袋と共に技術者の手が視界から消え、椅子の軋む音と、ため息がケシの耳に届く。
「まったく」
ケシは必死にベッドの穴からモニターを覗き込もうとしたが、見えるのは床だけだった。
「大丈夫ですか——ああ!」
「神経抑制剤を投与します。首と肩の力を抜いてください」
「警察だ。ガサ入れのようだ」
「えっ?!」
ケシが振り絞った勇気は一瞬で消え失せた。
──警察?
──ガサ入れ?
「おお、すげえ!PK9を持ってる!新モデルか?」
技術者は怖がっているよりも興奮しているようだ。
「何たってガチの銃だからな!頭が吹き飛ぶぜ!」
「にゅうをもってりゅ!?」
ケシは困惑し、なす術もなく唇をパクパク動かした。口元が完全に麻痺している。
技術者がじゃがりこを頬張る音が聞こえた。
「落ち着け……」
ボリボリ
「……だたの芝居だ」
技術者がモニター群の音量を上げ、ケシの耳に医師の声が届いた。しかし、その話し方には何か違和感があった。
「……うん、モジュラー式のクローキング・システムを使ってる。接続が不安定なのはそのせいだと思う。それと、地下にもまだいるよ 」
薬剤が体中に広がるにつれ、ケシは頭がぼーっとし出した。内臓もむかむかとする。
「銃があるのはそこだよ」
その言葉がケシの耳に響いた。
最初から明白だったはずだ。でも、今なら確信できる。
こいつら、単なるインプラントの売人じゃない。
──馬鹿野郎。
足元のゴミの山が次第に遠ざかっていく。手錠をかけられてパトカーの後部座席に乗せられ、バックミラー越しに過ぎ去る未来を見つめる自分の姿が浮かんだ。
一体自分は何を考えていたんだ?刑務所に入ったらそこにルナがいた、なんてことあるはずもないのに。
リスクがあることは分かっていたはず。何度、エイジに言ったことか?自分に言い聞かせたことか?
でも、それはあくまで抽象的なもので、可能性に過ぎなかった。
一瞬にして、現実の層がもう一枚、剥ぎ取られた。エレベーターで頭がはっきりとしたあの瞬間。その正体が露わになった。
ただの、幻想。
「うん、奥にあるフェイクのエレベーターから行けるよ。ずる賢いなぁ!」
技術者の椅子が再びきしみ、弱々しい声が聞こえた。
「くそ……」
ひどい臭いがする。電気機器から発せられる熱が、さらに悪化させている。
「向こうだ!いや、後ろ!」
部屋の中心、モニターの前には、細長い人影が座っていた。チラつく青い光によりその輪郭が浮かび上がっている。
「おいおい!ミリミリ!」
男がイライラして舌打ちする音がケシに聞こえた。
「ッチ!お前、実戦なら動けなくなるぞ」
「邪魔してすまない」
突然、医師がスイッチを入れ、部屋が明るく照らされた。
ケシは椅子に座っている人物を見て飛び上がりそうになった。やせこけて身だしなみも乱れ、まるで地下で進化した生物のようだ。
男の骸骨のように細い体に、服がぶら下がっていた。虫食いの迷彩柄Tシャツを、汚れた灰色のつなぎパジャマにタックインし、パジャマの袖は腰の辺りでゆるく結んでいる。長く脂ぎった黒髪は、後頭部はまっすぐに切り揃えられているが、頭頂部はてっぺんまで生え際が後退している。
無精ひげの代わりに不揃いな長い髭の塊が生えていて、ケシにはそれが暗闇を移動するための触角か何かのように見えた。
半分眠っているか、あるいはトランス状態にあるようだ。夢を見ている犬のように、半開きになった目がまぶたの下でぴくぴくと動いている。
手には二つの小さなコントローラーが握られていて、指には鮮やかなオレンジ色の粉がこびりついている。
その生物が目をぎゅっと閉じた。
「おい、電気!」
男の声は一風変わっていた。荒々しくかすれている一方、鼻にかかった甲高い音も混ざっている。
「予約の客だ」
「ちょっと待て。今勝つところだから。菓子のバケツは補充してくれたか?」
ケシは、その男の住まいとみられる小さな部屋を見回した。
モジュール式に作られていて、壁の各部分に浅い窪みが刻まれている。 それらの窪みには、手描きの設計図か青写真のようなポスターが貼り付けられていたが、ケシはそれらが何なのか解読できなかった。
ケシが男の椅子の横に斜めに置かれている手術台に気がつくまでには、少し時間がかかった。
部屋の他の部分と同様、手術台は洗濯物置き、ゴミ箱、そしてダイニングテーブルを兼ねた存在と化していた。長いクレーンのようなアームと、基部から伸びる複数の光輪状のランプには、汚れた靴下や下着が掛けられている。
手術台の光沢のある白い仕上げは、周囲の汚れた様子とは対照的だった。
「くそったれ!」
男がコントローラーを地面に投げ捨てると、首から下げたドッグタグのネックレスがチリンチリンと音を立てた。少しの間の不機嫌さを露わにした後、男が手を伸ばして手術台を起動させると、明るい合成音声の女性の声が響いた。
「おはようございます、ドクター藤原!ファームウェアの更新の準備ができています」
どこかに、手術用ロボットを無くした藤原という医師がいる、とケシは思った。
「ここから先は我々の技術者が対応いたします」
「横になれ」
技術者はケシを一瞥すらしなかった。とはいえ、斜視ぎみのため、はっきりとは判断できない。
医師は微笑みを浮かべたままもう一度最後に振り返った。
「私たちが会うことはもうありません。新しく手にいれたプライバシーと安全性をお楽しみください」
「明かりを消せ!」
電気が消え、手術用ランプとモニターの明かりだけが残った。ケシは閉まるドアを背に、暗闇の中でじっとベッドを見つめた。
⋆ ⋆ ⋆
ケシは天井に背を向け、手術台のパッドの穴に顔を押し当てた。
穴から見えるのは食べかけの食品の山と、ビーチサンダルをはいた技術者の片指だけだ。
しばらくすると、ベッドの頭部が下がり始め、ケシの顔が技術者の足と、見るからにベタベタしたセブンイレブンのカレーのトレイへと傾いた。
ケシはその臭いに顔をしかめた。
「髪の毛の一部を取り除く。動くな」
ケシは身構えした。
少しすると、耳の後ろでブーンという音が聞こえ、首筋に冷たい鋼のバリカンがあたるのを感じた。バリカンは数回、切開するのに必要な分だけ動いた。
その後ベッドから音楽が流れ、明るい声が再び語りかけた。
「はい、ドクター。除毛を開始します。患者様、首と肩の力を抜いてください」
手術用アームが回転する音がケシの耳に届いた。 アームが後頭部からわずか数センチの位置まで近づき、ケシの首筋に残っていた毛がおもわず逆立つ。ケシは息を吸い込み、やがて肌に灼熱感を感じるまで息を止めていた。
アイコアを入れたばかりの人は、円形に髪を剃った部分があるため、一目ですぐに分かった。長い髪の人なら簡単に隠せたが、特に若い男たちの間では、まるで通過儀礼のように処置の前夜に丸刈りにするのが一般的だった。
2月だったことやバリカンを持っていなかったこともあって、ケシはわざわざ髪を切ろうとはしなかった。自分の髪をどう扱えばいいのか昔からよくわからなかったし、剃った部分はまた伸びるだろうと思った。それに、どうせいつもフードを被っていた。
ケシはレーザーの音を聞いて息を吐き出した。リラックスした方が良さそうだ。
すぐに終わるだろう。
「あれ?どこいった……」
ケシの視界、体の下に手が現れた。技術者はゴミの山を漁り、最終的に「極濃チーズ味」のじゃがりこの大袋を掴み取った。
ブー、ブー、ブー
突然、大きな警告音がモニター群から鳴り響いた。
リラックスしかけていたケシの目が一気に開く。じゃがりこの袋と共に技術者の手が視界から消え、椅子の軋む音と、ため息がケシの耳に届く。
「まったく」
ケシは必死にベッドの穴からモニターを覗き込もうとしたが、見えるのは床だけだった。
「大丈夫ですか——ああ!」
「神経抑制剤を投与します。首と肩の力を抜いてください」
「警察だ。ガサ入れのようだ」
「えっ?!」
ケシが振り絞った勇気は一瞬で消え失せた。
──警察?
──ガサ入れ?
「おお、すげえ!PK9を持ってる!新モデルか?」
技術者は怖がっているよりも興奮しているようだ。
「何たってガチの銃だからな!頭が吹き飛ぶぜ!」
「にゅうをもってりゅ!?」
ケシは困惑し、なす術もなく唇をパクパク動かした。口元が完全に麻痺している。
技術者がじゃがりこを頬張る音が聞こえた。
「落ち着け……」
ボリボリ
「……だたの芝居だ」
技術者がモニター群の音量を上げ、ケシの耳に医師の声が届いた。しかし、その話し方には何か違和感があった。
「……うん、モジュラー式のクローキング・システムを使ってる。接続が不安定なのはそのせいだと思う。それと、地下にもまだいるよ 」
薬剤が体中に広がるにつれ、ケシは頭がぼーっとし出した。内臓もむかむかとする。
「銃があるのはそこだよ」
その言葉がケシの耳に響いた。
最初から明白だったはずだ。でも、今なら確信できる。
こいつら、単なるインプラントの売人じゃない。
──馬鹿野郎。
足元のゴミの山が次第に遠ざかっていく。手錠をかけられてパトカーの後部座席に乗せられ、バックミラー越しに過ぎ去る未来を見つめる自分の姿が浮かんだ。
一体自分は何を考えていたんだ?刑務所に入ったらそこにルナがいた、なんてことあるはずもないのに。
リスクがあることは分かっていたはず。何度、エイジに言ったことか?自分に言い聞かせたことか?
でも、それはあくまで抽象的なもので、可能性に過ぎなかった。
一瞬にして、現実の層がもう一枚、剥ぎ取られた。エレベーターで頭がはっきりとしたあの瞬間。その正体が露わになった。
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