アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん

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 「全くもって……お恥ずかしい次第であります……」

 ふむ……裏の声が無い……岸本は意外にも誠実な男の様だ。

 「この様な施策は誰が立案しているのですか?」

 「それは……ダンジョン協会の幹部会として……」(事実上トップになってる岡部の圧が凄くて……事実、岡部案なんだけどな……)

 ほう!岡部?僕を接待して『巻物』を買い叩いていった奴だ。

 「そういえば協会に岡部さんっておられましたね?」

 「え……!?」(コイツ今考えた事を……?心の声が聞こえる?まさかな?偶然だろうが、勘の良い奴だ。気を付けないと……)

 「いや……効率を重視される岡部さんなら、こんな酷い事を考えられるんじゃないかと思いましてね?」

 「まぁ……それは……なんと言いますか……」(コイツ岡部とどんな関係だ?ちょっとさせてもらおう。)

 岸本は無断で、僕に『看破』を行った。

 「え!?……」
 僕のレベル、ステ、特殊スキルをて岸本は驚愕の表情を隠せなかった。

 「岸本さん、無断で『看破』は褒められた行為じゃないですね?では僕もお返しに!」

 うん、岸本は自分で言ってた通り前線で戦う事はあまりしてないようだ。大したレベルでもなく、特殊スキルも『看破』ひとつだけだ。

 「申し訳ありません……しかしこのレベル……こんな高レベル見た事ありません……何より特殊スキルの数……なぜフリーで活動されてるのですか?」

 「レベルは今日だけでも相当上がりましたよ。フリーでの活動は、貴方の所属する九州ダンジョン協会から正式かどうか分かりませんが、何回かお誘いあった記憶があります。けどどうも合わなくて。ソロの方が気が楽でしてね。」

 「岸本さん、僕の事より、ダンジョン協会として魔物の氾濫の件をしっかり世間に釈明する必要があるのでは?僕が止めなければ、下手すればモンスターパレードがダンジョン外に出て、大災害をもたらしたかもしれません。協会として、世間にしっかり謝罪と弁明をした方が良いと思いますよ?ほら、僕がダンジョンに入ってから、上空で蠅のように飛び回り、ずっと撮影してますから!」

 僕は親指を上空に向ける。

 「おそらく、近くまで寄ったりしてましたんで、所々会話も撮られてるかと?僕への御礼も含めてダンジョン協会の対応をお待ちしてますよ。岡部さんや幹部の方によろしくお伝えください。」
 少し嫌味っぽいか?

 僕との会話を終えた岸本は、肩を落として笹川、岩城の方に合流している。

 僕は魔物の大量発生を産んだ、穴をもう一度確認する。うん、大丈夫だ。『第六感』には魔物の発生は感じられない。

 モンスターパレードは終了した。

 あとは……カッパだ。カッパの無事を確認しないと……
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