人生5周目!!5度目の人生はマッタリ冒険者になります。

ぽっちゃりおっさん

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幼少期

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 剣術のレベルも抜かりなく上げていた。

 家に戻れば、庭で採取したガラス石を材料に、そのうちに使う事になるガラス瓶の作製にいそしんでいた。薬草や毒消し草を発見すれば、ポーションの入れ物として使うのだ。いくらあっても邪魔にならない。

 2歳にして、類を見ないほどの魔力に魔法。体術、剣術のスキル。錬金術を再び身につけていた。

 早く街に出たいのだが、外見は2歳児の上に、両親共に子供に愛情を注ぐ常識人である。そんな子供を1人では、外に出すはずもなく、僕のテリトリーは自ずと家と庭に限られていた。

 「ノア!ここに居たのか!探したぞ。」

 長男が急に現れ、危なく庭での剣術の稽古が見つかるところだった。いつもは周辺に[隠蔽]をかけ姿が見えない様にして、さらに[感知]をかけ近付くものが居れば、気付く様にしているのだが、今日に限って油断していた。

 「ど、どうしたの?アル兄ちゃん。」

 僕はまだ動揺していた。

 「父さんが店に忘れ物したから、取りに行くって!皆一緒について行っても良いってさ!」

 「ホント!?行く行く!」

 父さんの[カフマン商会]の店舗は街の一角にある。店舗の2階に住んでいる人も多いが、父さんは、先祖代々受け継がれた家に住むと、街はずれのこの家に住んでいるのだ。家から街までは、馬車で20分ぐらいの距離である。朝早く馬車で街に向かい、夜食頃に家に帰ってくるのが常である。

 店舗は狭いため、商談など落ち着いて会話がしたい時は、店舗ではなく自宅を使っているようだ。

 せっかくの休みの日なのになと、父さんはブツブツ独り言を言っていた。

 結局、父親の操縦する馬車に、家族全員乗り、街まで向かう事になった。

 「父さん、僕は新しい筆が欲しいよ。」

 「鍋の底が抜けそうだから、私は新しい鍋が欲しいわ。」

 「私はお菓子を買って!」

 「おいおい、皆。久しぶりだからって無駄使いし過ぎるなよ。」

 僕も、錬金術に使う素材が欲しいのだが……

 馬車から外を見ていると、[感知]に反応があり、動物の気配がした。[探索]してみると、食肉として好まれている[ホーンラビット]を発見した。

 「ちょっとオシッコ!」

 皆の小言を尻目に、停めた馬車から駆け降り、気付かれないように、魔法を放った。

 「アイスロック!」

 あっという間に、[ホーンラビット]の氷漬けが完成した。氷漬けをアイテムボックスに収納して、何食わぬ顔で馬車に戻った。

 街道をガタガタとリズム良く馬車は揺られている。しばらくすると、木の柵に囲まれた[オッフェンベルグ]の街が見えてきた。
 
 

 

 
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