底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜

ぽっちゃりおっさん

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異世界初心者

調査

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 バタン!

 玄関の戸が勢いよく開け放たれた。

 「お父さんやめて!アキラ様が迷惑がってるじゃない!家の外まで聞こえてたわよ。」

 ミーヒャだ。頬を赤らめたミーヒャが割り込んできた。

 「アキラ様すいませんでした。よく父に言い聞かせますので……」

 家を出た僕をミーヒャが追いかけて来た。

 「アキラ様お気を悪くしないで……父も悪気があった訳ではないかと……」

 「分かってますよ。娘のミーヒャを思っての事だとね。」

 僕はにやっと笑い、ミーヒャは目を背けた。

 ◇ ◇ ◇ ◇

 それは僕が農作物を見ている時だった。

 「アキラ様急いで。家の中に入って。出て来ないで下さいね。」

 遠くから馬に乗った2人組が近付いて来ているのが分かる。

 税の調査だ!僕は急いで村長フィオナの家に中に隠れた。

 「フィオナ村長はおられますか?我々はザッカルニアからの調査官です。税の調査に参りました。協力をお願いします。」

 「ご苦労様です。協力致しますよ。」

 「それでは村の住民を集めて下さい。人口調査から行います。」

 村人達は、作業を中断して集められた。

 「帳簿に載っている名前を読み上げます。ご自分が呼ばれたら挙手をお願いします。」

 「……で全員ですね。亡くなられた方2名と産まれた方1名ですね。住民の皆さん御協力ありがとうございます。作業に戻られて構いません。」

 調査官2人は、帳簿と今現在の村の様子を見比べている。

 「去年の調査では水源であったため池が干上がったとありましたが、この池は再び水が湧き出たのですか?」

 「いえ、川から水路を引きため池を作りました。」

 「川から?結構な距離があったでしょう?」

 「はい、距離はありましたが、村人みんなで協力して水路を完成させました。」

 水路には蓋をして土をかぶせていて良かった。U字溝ブロックを見られたら、言い訳が難しい。

 「ほう、それは御立派な。そのおかげですか?畑の拡張され、野菜がいっぱい成っていますね。」

 調査官は、たわわに実った植物をじっくりと観察している。

 「新しく建てられた建物もありますし、木の柵で畑や村を守るという……素晴らしい発展ですね。村の中で何かあったのですか?」

 村長フィオナは、動揺を見せない様に対応する。

 「いえいえ、村人のみんなで元々意見を出し合って、考えていたアイデアを実行しただけです。何も変わった事など…ありませんよ…」

 「そうですか……このザルト村の発展は喜ばしい事です。ザルト村は来年まで税の免除がされています。再来年には税を納められる様村の発展に励んで下さい。」

 
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