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※前回の続き。地主×貧乏学生
※前回の続き。地主×貧乏学生
貧乏学生の兄と
「すいません! うちの柚希いませんか?」
立馬の屋敷で柚希の名を呼んだのは彼の兄、高雄だった。
「柚希様……若奥様でしたらもうすぐ学校からお帰りになられると思います」
屋敷の侍女に言われ、少し待っていると柚希は帰ってきた。
「! 兄さん?」
「柚希……久しぶりだな。お前が結婚したと知って来てみたんだ」
高雄は柚希とは別の家の奉公に出ていたため柚希の結婚を知ったのはかなり後だった。
「学費のために結婚したと聞いたが……」
「うん。学費とか生活も面倒見るから一緒になってとこの家の若旦那さんに言われたんだ」
柚希は立馬と一緒になった経緯を明かす。
「本当だったのか……柚希、いくら学費のためとは言え見ず知らずの男と一緒になるのは辛いんじゃないか?」
「辛くないよ。立馬さんといるの全然、嫌じゃない……」
柚希は照れながら言った。
「俺は学費のためだけじゃなくて、今は立馬さんのそばにいたいって思ったんだよ。立馬さんは……まぐわう相手が欲しいだけかもしれないけど」
顔を赤くしながら切ない表情を柚希は浮かべた。
「戻ったぞ」
二人が話していると、立馬が帰宅した。
「立馬さん、おかえりなさい!」
柚希は立馬のそばに行く。柚希が笑いかけると立馬は冷え切った表情に見えたが、少し明るくなったように見える。
「……」
弟は望まぬ結婚で苦しんでいるとばかり思っていたが、どうやらそうではなかったようだと高雄は確信した。
二人が両想いを自覚するのはまだ先。
貧乏学生の兄と
「すいません! うちの柚希いませんか?」
立馬の屋敷で柚希の名を呼んだのは彼の兄、高雄だった。
「柚希様……若奥様でしたらもうすぐ学校からお帰りになられると思います」
屋敷の侍女に言われ、少し待っていると柚希は帰ってきた。
「! 兄さん?」
「柚希……久しぶりだな。お前が結婚したと知って来てみたんだ」
高雄は柚希とは別の家の奉公に出ていたため柚希の結婚を知ったのはかなり後だった。
「学費のために結婚したと聞いたが……」
「うん。学費とか生活も面倒見るから一緒になってとこの家の若旦那さんに言われたんだ」
柚希は立馬と一緒になった経緯を明かす。
「本当だったのか……柚希、いくら学費のためとは言え見ず知らずの男と一緒になるのは辛いんじゃないか?」
「辛くないよ。立馬さんといるの全然、嫌じゃない……」
柚希は照れながら言った。
「俺は学費のためだけじゃなくて、今は立馬さんのそばにいたいって思ったんだよ。立馬さんは……まぐわう相手が欲しいだけかもしれないけど」
顔を赤くしながら切ない表情を柚希は浮かべた。
「戻ったぞ」
二人が話していると、立馬が帰宅した。
「立馬さん、おかえりなさい!」
柚希は立馬のそばに行く。柚希が笑いかけると立馬は冷え切った表情に見えたが、少し明るくなったように見える。
「……」
弟は望まぬ結婚で苦しんでいるとばかり思っていたが、どうやらそうではなかったようだと高雄は確信した。
二人が両想いを自覚するのはまだ先。
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