3 / 8
序章 鈍牛
三
しおりを挟む
「ほぉ、これはまた鈍牛の大親分が出てくるとは御大層なことだな」
大川端の料理屋、寒川で三人を待っていたのは北町同心、秋川小十郎であった。
「で、大親分さんは町方の検べに何ぞ言いたいことでもあるのかな」
大親分と来たか、意地の悪いお人だ。
五平は秋川の顔を見て愛想笑いを浮かべながら、そのあからさまな嫌味に心中で愚痴をこぼした。
というのも、基本的に、藤五郎のような目明しはただの町人。
公儀の許しあって十手を持つことを許されているものの、士分である同心との間には超えてはならない深くて広い川がある。しかも藤五郎に十手を許している手札の主、同じく北町の同心である相良新左衛門は秋川の後輩。
本来であれば、出会い頭に地べたに膝をつくような存在だ。
にもかかわらず。
「そんなこたぁありませんよ」
と、軽く会釈しただけで恐れ入る様子もない藤五郎の振る舞い。
それも今回だけではなく、いつでもこれなのだから、同心の中には心底で苦々しく思っているものも多い。いくら手柄を立て続けている上に民衆人気が高いからとはいえ、一歩間違えば藤五郎の首は簡単に宙を舞うだろう。
「これはこれは秋川様、このようにお暑い中、御勤めの段まことにありがとうございます」
結果、五平の態度はそのせいでより卑屈になる。
でも、だからこそ、そんな五平の抜け目ない性格が、藤五郎の命をこれまでも陰ながら救ってきているともいえるのだ。
「別にお前にありがたがられる筋合いはない。して、そのガキはなんだ、五平」
まあ、そうくるわな。
「えっと、このガキゃぁですね……」
五平は心中で盛大に溜息をつきながらも、なんとかその説明をしようとしたとき、いきなり藤五郎がぴしゃりとはねつけた。
「秋川様には関りのねえことでござんすよ」
な、ちょっと、親分。
あまりにもあまりな藤五郎の口ぶりに、さすがの五平も首をすくめた。
下手すりゃこっちの首まで飛んじまうぜ。
「あいすいませんねぇ」
五平の心配を他所に、のそりとそう答えた藤五郎は、秋川の詮索に断固抗う意志を見せつけるかのごとく、秋川と千勢の間にスッと身体を入れた。それを見て、これまた煽るように千勢までもが藤五郎の身体を盾にして身を隠すと、その着物のたもとを絞るように握りしめてみせる。
これでは、秋川はまるで人さらいである。
しかし、怯むことなく、そんな二人の様子を苦々しげに見ながらも秋川は続けた。
「ほぉ、拙者には言えぬこと、であるか」
低いながらも、どこかにピンと棘を忍ばせた声色、秋川の声にピリリとした緊張感が乗っている。
「関わりのねえこと。と、申し上げたつもりでござんすが」
対して藤五郎、そんな緊張感ごと撥ねつけるような恐ろしく冷たい声で言葉を返す。まあ、はなから、鈍牛の重い尻を支えるぶっとい屋台骨は、同心風情の脅しで揺らぐことはない、の、だが。
藤五郎のものより幾分か細い屋台骨で肝を支える五平としてはそうはいかない。
ったく、首のあたりがスウスウしていけねぇや。
五平はじんわりと汗ばんだ手のひらで首元をさすると、ゆっくりと言葉を挟んだ。
「い、いえね、うちの親分が気まぐれで預かっている知り合いの娘といったところなんで」
「ほう、鈍牛の大親分が子守とは珍しい」
「へぇ、まったく、ごもっとも」
五平の言葉に、この場に漂う何とも言えない緊張感が幾分和らいだように見えた。さすがは元は強請り集りで飯を食っていた男だけあって、思いつきでぽんぽんと言葉が出る。
「しかし、とはいえこのようなところに幼子を連れてくるというのは感心せんな」
まったく、おっしゃる通り。
五平は心中でそう答えながらも、さらにその場を取り繕う言葉を紡ぐ。
「いえね、預かった子供でございますんで、家に一人置いてくるわけにもいかないもんでして」
「それは異なこと、ならば長屋の隣家に預けるなど方法はいくらでもあるだろうに」
「秋川様、うちの親分がそんな心やすい隣人との近所づきあいなんてものをしているとでもお思いですか」
そこまで話して、やっと秋川は得心がいったようだ。
「さもありなん、五平、お前も苦労するな」
「へぇ、おっしゃる通りで」
やっと秋川のこわばりが取れたと感じた五平がほっと胸をなでおろした。その時、そんな五平の苦労を台無しにするかのように藤五郎がでかい呟きを漏らす。
「秋川様こそ、えらくこの件にご執心のようで」
それは、五平も不思議に思っていたところだ。
いくら北町の同心とはいえ、手下もつれずに一人でこんな所にいるのはおかしい。しかし、それこそ余計なお世話だ。同心が目明しに探索の理由を聞くのは許されても、その逆が許されようはずもない。
「それこそ、てめぇにゃ関りのねえことだ、なぁ藤五郎」
秋川の声に、いっそ怒気ともいえる色が乗る。
こうなるともう、五平がなにを言っても無駄だ。
「ええ、おっしゃる通りです。ですがね秋川様、浅草界隈での出来事はこの藤五郎の縄張りの内なんでさ」
そう言うと藤五郎は、秋川をぎろりと睨みつける。
「なにか知っているなら、教えていただきてぇもんですなぁ」
その声に乗る緊張感、怒気、いや、不謹慎にもいっそ殺気ともいえる迫力は、秋川が先程来放っていたものとは桁の違う、寒川の大きくはない建物を床板ごとゆすぶる地鳴りのような有様であった。
こりゃ役者が違う。
五平はゴクリと唾を呑み込んで、秋川の顔を見た。
一方、秋川はといえば、なんとか平静を装っているようではあるが額に粟粒のような汗が浮いてきていた。見れば指の先が小刻みに震えている。もちろん、暑さのせいでも寒さのせいでもない。
「な、何も知らぬ。お前にとってここが縄張りであるように、わしにとってもここはねぐらの近くだ、気になってもおかしくはない」
そう答えた秋川という同心。
役人連中のなかでもひときわ噂に登ることの多い御仁で、ほとんどの同心が八丁堀に居を構えている中、この秋川だけは、寒川から歩いてほんの少しのところに常磐津の師匠と住んでいるという変わり者だ。
そしてそれは、当然藤五郎も五平も承知の上。
そうよなぁ、たしかにこうも近所じゃ気になるだろうぜ。
そう納得しかけた五平であったが、藤五郎はそうはいかないようで、ひやりとするやり取りは続く。
「さいですかい、で、燕の彫り物は本当にこれまでと同じで?」
「ああ間違いない、この目で確かめた」
「ふうん、秋川様がそういったことに目利きとは存じませんでしたが」
「目利きではないが、見ればわかる、その程度の違いだ」
秋川がひるんだとみるや、藤五郎は矢継ぎ早に質問を飛ばす。
しかし、その内容はと言えば五平がすでに藤五郎に伝えたものばかり。
これまで五平の言伝を疑うことなどなかった藤五郎にしては少しばかり違和感のある事ではあったが、当の五平は藤五郎の変わり者具合を知っていたので、これといって思うところはない。
うちの親分も困ったもんだ、くらいのものだ。
「で、死んだのはいってぇどういうやつで?」
「それも含めて五平に伝えたのであるがな」
「そこのそれは芯が馬鹿なんで、要領を得ない時もあるんで」
ひどい言われようだな、まったく。
五平は顔をしかめるが、藤五郎がそれに気をとめることはない。
「さようか、うむ、まあこの店の住み込みの奉公人で、流れ板をやっておった忠兵衛という小男でな」
「お知り合いで」
「知らぬ、この店には入ったこともない」
「亡骸は調べたんで?」
「わしは調べてはおらんよ、ただ背中から一刀のもとにバッサリだったそうだ」
そこまで聞くと藤五郎は「さいですかい」とつぶやくとほりほりと頬を掻き「ううん」とひとつうなって首を振るった。
そして。
「五平、帰ぇるぞ」
と一声かけると、秋川に乱暴な会釈を一つして千勢の手を引きながら店を出ていった。
「へ、あ、はい」
五平は、あわてて藤五郎の後を追う。
その後ろから「まったく苦労が絶えぬな、五平」という秋川の少しほっとしたような声が聞こえた。
大川端の料理屋、寒川で三人を待っていたのは北町同心、秋川小十郎であった。
「で、大親分さんは町方の検べに何ぞ言いたいことでもあるのかな」
大親分と来たか、意地の悪いお人だ。
五平は秋川の顔を見て愛想笑いを浮かべながら、そのあからさまな嫌味に心中で愚痴をこぼした。
というのも、基本的に、藤五郎のような目明しはただの町人。
公儀の許しあって十手を持つことを許されているものの、士分である同心との間には超えてはならない深くて広い川がある。しかも藤五郎に十手を許している手札の主、同じく北町の同心である相良新左衛門は秋川の後輩。
本来であれば、出会い頭に地べたに膝をつくような存在だ。
にもかかわらず。
「そんなこたぁありませんよ」
と、軽く会釈しただけで恐れ入る様子もない藤五郎の振る舞い。
それも今回だけではなく、いつでもこれなのだから、同心の中には心底で苦々しく思っているものも多い。いくら手柄を立て続けている上に民衆人気が高いからとはいえ、一歩間違えば藤五郎の首は簡単に宙を舞うだろう。
「これはこれは秋川様、このようにお暑い中、御勤めの段まことにありがとうございます」
結果、五平の態度はそのせいでより卑屈になる。
でも、だからこそ、そんな五平の抜け目ない性格が、藤五郎の命をこれまでも陰ながら救ってきているともいえるのだ。
「別にお前にありがたがられる筋合いはない。して、そのガキはなんだ、五平」
まあ、そうくるわな。
「えっと、このガキゃぁですね……」
五平は心中で盛大に溜息をつきながらも、なんとかその説明をしようとしたとき、いきなり藤五郎がぴしゃりとはねつけた。
「秋川様には関りのねえことでござんすよ」
な、ちょっと、親分。
あまりにもあまりな藤五郎の口ぶりに、さすがの五平も首をすくめた。
下手すりゃこっちの首まで飛んじまうぜ。
「あいすいませんねぇ」
五平の心配を他所に、のそりとそう答えた藤五郎は、秋川の詮索に断固抗う意志を見せつけるかのごとく、秋川と千勢の間にスッと身体を入れた。それを見て、これまた煽るように千勢までもが藤五郎の身体を盾にして身を隠すと、その着物のたもとを絞るように握りしめてみせる。
これでは、秋川はまるで人さらいである。
しかし、怯むことなく、そんな二人の様子を苦々しげに見ながらも秋川は続けた。
「ほぉ、拙者には言えぬこと、であるか」
低いながらも、どこかにピンと棘を忍ばせた声色、秋川の声にピリリとした緊張感が乗っている。
「関わりのねえこと。と、申し上げたつもりでござんすが」
対して藤五郎、そんな緊張感ごと撥ねつけるような恐ろしく冷たい声で言葉を返す。まあ、はなから、鈍牛の重い尻を支えるぶっとい屋台骨は、同心風情の脅しで揺らぐことはない、の、だが。
藤五郎のものより幾分か細い屋台骨で肝を支える五平としてはそうはいかない。
ったく、首のあたりがスウスウしていけねぇや。
五平はじんわりと汗ばんだ手のひらで首元をさすると、ゆっくりと言葉を挟んだ。
「い、いえね、うちの親分が気まぐれで預かっている知り合いの娘といったところなんで」
「ほう、鈍牛の大親分が子守とは珍しい」
「へぇ、まったく、ごもっとも」
五平の言葉に、この場に漂う何とも言えない緊張感が幾分和らいだように見えた。さすがは元は強請り集りで飯を食っていた男だけあって、思いつきでぽんぽんと言葉が出る。
「しかし、とはいえこのようなところに幼子を連れてくるというのは感心せんな」
まったく、おっしゃる通り。
五平は心中でそう答えながらも、さらにその場を取り繕う言葉を紡ぐ。
「いえね、預かった子供でございますんで、家に一人置いてくるわけにもいかないもんでして」
「それは異なこと、ならば長屋の隣家に預けるなど方法はいくらでもあるだろうに」
「秋川様、うちの親分がそんな心やすい隣人との近所づきあいなんてものをしているとでもお思いですか」
そこまで話して、やっと秋川は得心がいったようだ。
「さもありなん、五平、お前も苦労するな」
「へぇ、おっしゃる通りで」
やっと秋川のこわばりが取れたと感じた五平がほっと胸をなでおろした。その時、そんな五平の苦労を台無しにするかのように藤五郎がでかい呟きを漏らす。
「秋川様こそ、えらくこの件にご執心のようで」
それは、五平も不思議に思っていたところだ。
いくら北町の同心とはいえ、手下もつれずに一人でこんな所にいるのはおかしい。しかし、それこそ余計なお世話だ。同心が目明しに探索の理由を聞くのは許されても、その逆が許されようはずもない。
「それこそ、てめぇにゃ関りのねえことだ、なぁ藤五郎」
秋川の声に、いっそ怒気ともいえる色が乗る。
こうなるともう、五平がなにを言っても無駄だ。
「ええ、おっしゃる通りです。ですがね秋川様、浅草界隈での出来事はこの藤五郎の縄張りの内なんでさ」
そう言うと藤五郎は、秋川をぎろりと睨みつける。
「なにか知っているなら、教えていただきてぇもんですなぁ」
その声に乗る緊張感、怒気、いや、不謹慎にもいっそ殺気ともいえる迫力は、秋川が先程来放っていたものとは桁の違う、寒川の大きくはない建物を床板ごとゆすぶる地鳴りのような有様であった。
こりゃ役者が違う。
五平はゴクリと唾を呑み込んで、秋川の顔を見た。
一方、秋川はといえば、なんとか平静を装っているようではあるが額に粟粒のような汗が浮いてきていた。見れば指の先が小刻みに震えている。もちろん、暑さのせいでも寒さのせいでもない。
「な、何も知らぬ。お前にとってここが縄張りであるように、わしにとってもここはねぐらの近くだ、気になってもおかしくはない」
そう答えた秋川という同心。
役人連中のなかでもひときわ噂に登ることの多い御仁で、ほとんどの同心が八丁堀に居を構えている中、この秋川だけは、寒川から歩いてほんの少しのところに常磐津の師匠と住んでいるという変わり者だ。
そしてそれは、当然藤五郎も五平も承知の上。
そうよなぁ、たしかにこうも近所じゃ気になるだろうぜ。
そう納得しかけた五平であったが、藤五郎はそうはいかないようで、ひやりとするやり取りは続く。
「さいですかい、で、燕の彫り物は本当にこれまでと同じで?」
「ああ間違いない、この目で確かめた」
「ふうん、秋川様がそういったことに目利きとは存じませんでしたが」
「目利きではないが、見ればわかる、その程度の違いだ」
秋川がひるんだとみるや、藤五郎は矢継ぎ早に質問を飛ばす。
しかし、その内容はと言えば五平がすでに藤五郎に伝えたものばかり。
これまで五平の言伝を疑うことなどなかった藤五郎にしては少しばかり違和感のある事ではあったが、当の五平は藤五郎の変わり者具合を知っていたので、これといって思うところはない。
うちの親分も困ったもんだ、くらいのものだ。
「で、死んだのはいってぇどういうやつで?」
「それも含めて五平に伝えたのであるがな」
「そこのそれは芯が馬鹿なんで、要領を得ない時もあるんで」
ひどい言われようだな、まったく。
五平は顔をしかめるが、藤五郎がそれに気をとめることはない。
「さようか、うむ、まあこの店の住み込みの奉公人で、流れ板をやっておった忠兵衛という小男でな」
「お知り合いで」
「知らぬ、この店には入ったこともない」
「亡骸は調べたんで?」
「わしは調べてはおらんよ、ただ背中から一刀のもとにバッサリだったそうだ」
そこまで聞くと藤五郎は「さいですかい」とつぶやくとほりほりと頬を掻き「ううん」とひとつうなって首を振るった。
そして。
「五平、帰ぇるぞ」
と一声かけると、秋川に乱暴な会釈を一つして千勢の手を引きながら店を出ていった。
「へ、あ、はい」
五平は、あわてて藤五郎の後を追う。
その後ろから「まったく苦労が絶えぬな、五平」という秋川の少しほっとしたような声が聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
花嫁
一ノ瀬亮太郎
歴史・時代
征之進は小さい頃から市松人形が欲しかった。しかし大身旗本の嫡男が女の子のように人形遊びをするなど許されるはずもない。他人からも自分からもそんな気持を隠すように征之進は武芸に励み、今では道場の師範代を務めるまでになっていた。そんな征之進に結婚話が持ち込まれる。
剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末
松風勇水(松 勇)
歴史・時代
旧題:剣客居酒屋 草間の陰
第9回歴史・時代小説大賞「読めばお腹がすく江戸グルメ賞」受賞作。
本作は『剣客居酒屋 草間の陰』から『剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末』と改題いたしました。
2025年11月28書籍刊行。
なお、レンタル部分は修正した書籍と同様のものとなっておりますが、一部の描写が割愛されたため、後続の話とは繋がりが悪くなっております。ご了承ください。
酒と肴と剣と闇
江戸情緒を添えて
江戸は本所にある居酒屋『草間』。
美味い肴が食えるということで有名なこの店の主人は、絶世の色男にして、無双の剣客でもある。
自分のことをほとんど話さないこの男、冬吉には実は隠された壮絶な過去があった。
多くの江戸の人々と関わり、その舌を満足させながら、剣の腕でも人々を救う。
その慌し日々の中で、己の過去と江戸の闇に巣食う者たちとの浅からぬ因縁に気付いていく。
店の奉公人や常連客と共に江戸を救う、包丁人にして剣客、冬吉の物語。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
徳川慶勝、黒船を討つ
克全
歴史・時代
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
尾張徳川家(尾張藩)の第14代・第17代当主の徳川慶勝が、美濃高須藩主・松平義建の次男・秀之助ではなく、夭折した長男・源之助が継いでおり、彼が攘夷派の名君となっていた場合の仮想戦記を書いてみました。夭折した兄弟が活躍します。尾張徳川家15代藩主・徳川茂徳、会津藩主・松平容保、桑名藩主・松平定敬、特に会津藩主・松平容保と会津藩士にリベンジしてもらいます。
もしかしたら、消去するかもしれません。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる