人質同然だったのに何故か普通の私が一目惚れされて溺愛されてしまいました

ツヅミツヅ

文字の大きさ
162 / 200

162※

しおりを挟む
「そうか。素直なお前も可愛いが、だがまだダメだ」

「あぁ……、アナバスさまぁ……、イジワルしないでぇ……」

 扇状的な瞳に涙を溜めて、レイティアはアナバスに快楽を懇願する。

 そんなレイティアの頬を微笑みながら撫でてやる。そしてアナバスはレイティアの開かせた脚の間に顔を潜り込ませ、花芯に唇を寄せた。

 花芯にアナバスの吐息がかかっただけでレイティアの身体が敏感に反応する。

「あっ……! はぅん……」

 舌先で花芯に触れるとレイティアはギュッとシーツを握って快楽に構える。

 じっくりと花芯を舐め回すアナバス。

「あぁぁぁん……! あ、あ、あ……! あぅっ……、あぁぁ……」

 すっかりぷっくり膨れた花芯を吸い上げると、更にレイティアの嬌声は大きく激しくなる。

「あ……っ! あぁん……! あ、い、そこ……っ!」

 同時に指を2本程花襞に入れてやると更にレイティアは喘ぐ。そして腰を畝らせて快楽に陶酔する。

「あぁあぁぁぁん! 同時にしちゃ…っ!あああぁぁぁっ!! あ、あ、い、ぃ……っ!」

 指は更にレイティアの奥深い、良い処に侵入して行く。その間も花芯は吸い上げられ、快感が昇り始める。

「あぁ……っ! あ、あ、も、もぅ……っ! あ、ああぁあぁ……っ! た、達しっ! あっ! あぁあぁあぁあぁっ!!」

 達した後もアナバスは更に無遠慮に花芯を吸い上げた。

 あまりの刺激の強さにレイティアは脚を閉じようとするが、アナバスは両手でしっかり抑えて閉じられない様にする。

「あああぁっ! ダメっ! もうソコ、ダメっ! おねがいっ! アナバスさまっ!!!! も、やめっ! ああぁあぁっ!!」

 抑えつけられたアナバスの両手に縋り付く様に触れると、その両手首を掴まれて、そのまま花芯を攻め続られる。アナバスの気の済むまで花芯を吸われ続け、レイティアはなりふり構わず嬌声を上げた。

 やっと終わった時にはレイティアはもう既にグッタリとしていた。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……、はぁ……」

 虚な瞳で肩で息をするレイティアを満足げに見つめて、レイティアを横向きに寝かせる。

 力が抜けてなすがままのレイティアは背中から抱き止められ、脚を絡められ、そのまま一気にアナバスの猛茎に貫かれ、思わず大きな嬌声を上げてしまう。

「あぁあぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっ!!!!」

 後ろから抱き止められて、胸の膨らみの先端の蕾を摘まれて、花芯をまた更に摘まれる。

 アナバスの舌がレイティアの耳輪をなぞり、耳朶を喰む。

 その全てが一気に快楽として押し寄せて来て、レイティアは逃げ出そうと身を捩った。なのに貫かれた花襞はそれに反してアナバスを悦ばせようとキュンキュンと締まった。

「これが欲しかったのだろう? どうだ? 気持ち良いか?」

 意地悪く笑いながら耳元で囁く様に訊ねる。

 指先は止められる事なく、レイティアの快感が止む事のない様器用に動かされている。

「あ゛、あ゛っ……! き、きもちいぃですっ! すごくっ! ああぁあぁ゛あぁ゛っ!!!」

 軽く一突きしてやるとタガが外れた様に嬌声を上げるレイティア。

 いつもなら恥じらって、自分の指を噛んででも我慢する嬌声を今夜は我慢出来ないらしい。

「ああぁ゛あぁ゛あぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛! もっ! もっと! おくにっ! あ、おく……っ! ソコ!」

 腰を自ら畝らせ、打ちつけて、快楽を貪るレイティア。子宮の入口を擦ってやると、艶めかしい声で鳴く。

 それが面白くて、アナバスは敢えてピストンをせずに子宮の入口を擦りつけ続けた。

「ああ゛あぁ゛あぁ゛あぁ゛あぁ……っ!ああ゛あぁ゛あぁ゛っ!! あ、あ、アナバスさまぁっ! ちがうの! おねがいぃっ……!」

 後ろを振り返りながらレイティアはアナバスに懇願する。擦り付けられる子宮口はジリジリと快楽を感じているが、欲しい刺激は普段貰える打ちつける刺激。

 今日はアナバスはいつも以上に意地悪で欲しい刺激をくれず、指ばかり器用に動かして花芯と先端の蕾を執拗に虐める。

 アナバスの猛茎を包む花襞からはダラダラと愛液が滴って、先程からキュンキュン猛茎を締め上げ、求めている。

「ああ……! アナバスさまぁ……! おねがいぃ……! イジワルしないでぇ……」

 レイティアは肩越しから快楽に沈んだ瞳に涙を溜めて艶かしくアナバスを見つめる。

 その瞳はもう限界だと物語っていた。

 アナバスはそのままピストン運動を始める。

 待っていた刺激が与えられて、レイティアは歓びを全身で表現した。

 声にならない声で鳴き、身体を捩り、尻を突き出してアナバスのピストンを助けた。

 貪る様に快楽を求めるレイティアをしっかり抱き止めてその期待に応えてやると、レイティアの身体はビクンと仰け反り、花襞はきゅぅぅぅっと締まった。

「あああ゛ぁ゛あぁ゛っ!! ~~~~っ!!」

 アナバスはレイティアをうつ伏せに寝かせて、尻を突き出させて、もっと激しく腰を打ちつけた。

「あああ゛あぁ゛っ……!!! あ゛! ~~~~~~~~っ……!!!」

 アナバスは激しくレイティアを攻め立てる。

「あああ゛あぁあぁ゛あぁ゛! も、ああぁ゛っ! またっ! あぁ゛っ! ダ、ダメっ……! あああ゛あぁ゛! い、あ゛っ……!」

 何度も何度も達してしまったレイティアは、殆ど声も出せない程の快楽に堕とされた。

「~~~~~~~~~~~~っ……! ~~~~~~っ……!」

 シーツを握ってアナバスの猛茎の攻め苦をただただ必死で受け入れる。

「……そろそろ儂も達する。受け止めろ」

「……~~~~っ……!」

 更に激しくなるアナバスの腰の動きに、更にレイティアはシーツをしっかりと握った。

 そして何度も何度も達した一番奥の良い処にアナバスの猛茎が押し付けられ白濁が注ぎ込まれた瞬間、最も大きな快楽が全身に走った。

「あああ゛っ! ~~~~~~っ!!!!」

 ぐったりとベッドに沈む二人。

レイティアの中には未だアナバスが居て、レイティアの花襞は搾り取る様にキュンキュンとアナバスを締め付けていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました

Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。 そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。 お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。 挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに… 意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。 よろしくお願いしますm(__)m

黒の神官と夜のお世話役

苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!

柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...