クズな俺がヤンデレ彼女に愛されすぎてだるい

クロエ マトエ

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春、入学の日。
俺はこの虹野高等学校に、そう入学した
ここは、俺の好きな物を学べる場でも
あるからだ。

アニメ、漫画、この高校にはそんな部活が
沢山とある、そして俺はここのアニメ研究部
に参加したいと思っている。

_

_

始業式も終わり、桜の木も満開で
そんな桜の木が見つめる先には俺の入る
教室が見える。

そして、先生か黒板の前に立ち、クラス全体
を見回しながら。

「え~では…… クラスメイトで自己紹介を
してもらいましょう」

始まったよ、どうしよ…… 。
中学の頃はこれで失敗したからな、そしたら
案の定根暗インキャヲタクでトイレ飯生活
&孤独道の始まり始まりって訳だが。

あの時は、完全なる自分の自己紹介をする
はずが…… 途中から俺の好きなアニメの
キャラクターの話になってしまったと言う
物なんだけど、それで完全に女子と陽キャ群
に疎外される対象になってしまった。

クラスメイトは次々に自己紹介をしていき
そして、自分の番に回って来てしまった。

先生が口を開け、

「次は、黒山優」

呼ばれたやばい。

でも、ここはアニメや漫画が好きな人の
集まり場だから大丈夫、絶対に大丈夫。

「あ~えっと~」

と、喋ろうとしたその時、一人の女子生徒が
手を挙げた。

先生が口を開け。

「確かぁ~安城凜だな、どうした?」

その赤毛が目立ち、目も凛々しく
眉はカールしていて、パッと見たら可愛い
らしさが目立つ仕組みになっているような
アニメキャラクターで例えるなら、幼馴染み
キャラに居そうなそんなタイプだ。

だが現実という物は甘くなかった。

「あ~の~先生、私ねそんないかにも
ヲタク君かな?そんな人の自己紹介全くもって興味ないんですけど…… 」

高校って、こんなにも冷たい場所なのか?
だってアニメとかだと仲間とか出来て……
青春とかそんなのを謳歌してそして最終的に
は恋愛もしてみたいなそんな生活を送れるん
だって期待してたのに。

「…… 」

「だってさ、こういうヲタク君ってなんか
アニメの影響かなんだか知らないけどさぁ~
高校に夢持ち過ぎなんだよね、うける」

何にも言えないと言うよりは、自分が反抗
出来る手が一つも無い。

「……」

「ヲタク君がいくら憧れていてもさぁ~
お前みたいな奴は一生負け組だから!!」

負け組?何が?
俺がいつ勝負を挑んだ?俺はただ友達とか
そう言うのが欲しいってただ願っただけ
じゃないか。

泣くな、泣いたって仕方無いだろうが。

優は無言で椅子に座った、そして安城凜は
優が座るのを確認次第座り、自分の興味外
を省いた、ただそれだけ。

「…… 」

先生も、自己紹介タイムを終わらせようと
したその時。

また、一人の女子が手を挙げた。

「えっと、なんだね赤崎流華君…… 」

そして、そう呼ばれた女子は立ち上がり
キリッと安城凜を睨み。

「クダラナイ事を言って、恥ずかしく無い
のかな?って思って」

喧嘩を売るように流華は淡々と喋り続けた。

「ヲタクだから何?それが何なの?
逆に何?純粋に趣味に没頭する人の何が
いけないの?私は普通に素晴らしいって
思うんだけど」

優はふと、後ろを振り向いた
そこにはボブヘアーで銀髪で筋道の通った
綺麗な顔がそこにはあった、眉目秀麗とは
彼女の為にあるような、そんな言葉だ。

ヒロイン、そう君は春を真っ先に教えて
くれるようなそんな存在だ。

安城凜もまた立ち上がり。

「それがキモいって言ってんの!」

「質問の意図を理解してないよね?あれれ?
私は~趣味に没頭する人の何がいけないの?
って言ったんだよ??」

安城凜は面倒臭くなったのか、喋らずに
ただ黙って座った。

桜が開花して、窓の外では桜の花びらが
風に舞い散りこの高校を包み込んだ、
突風の中に君が立って、こんな冴えない僕に
手を差し伸べてくれた。

「…… 」
自然と涙が溢れそうになるのを、俺は止めた。

そう喧嘩をしていると、真ん中の方から
いかにも俺とは無縁の存在で反対の存在で
何の苦労もして来なかったんだろうなって
言うそんな人が喋り出した。

「凜もその流華さんだっけ?もさ、こんな
入学早々に喧嘩するのはやめようよ~
みんなも楽しく過ごしたいって思ってるん
だから」

何が楽しくだよ、俺が言われている時は
この男、凛とかって女には何にも言わなかった癖に。

「……はぁ」

流華は深いため息を吐く。

そして、流華は口を開き。

「君名前は?」

「小倉和樹だけど…… 」

「あ~じゃあ~小倉君でいいか、君が言って
いるみんな?って何?」

「クラスメイトに決まってるだろ!」

「はぁ、、そこだよそこ!」

彼女は、ただただこの場を、この場を
正義の心かどうかは分からないけど……

「何が言いたいんだ?」

「何でそのクラスメイトの中に黒山君は
いないの?」

「いるよ」

「ならなんでさっき止めなかったの?」

「その、俺も自分の自己紹介とか考えてて
周りを見れてなかったんだ」

嘘を付け、あの目、そうあの目だ。
俺には分かる中学の頃も人を下に見る目、
自分が優位にいる立場だと判断し、そして
その自分よりも劣化している者にはそんな
見下しの目を向ける。

その、正義面の中に
どれ程の汚さが詰まっているんだろうな?

「へぇ~そうなんだ」

呆れた言い訳だったのか、そんな言葉を
言い終えると、流華は冷めた表情をし
椅子に座った。


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