ヤンデレの妹がマジで俺に懐きすぎてだるい。

クロエ マトエ

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ガイアナの過去編

復讐の花

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黒に染まった花は二度と綺麗な色の花に
戻る事は無い、そしてその黒い花は周りの
綺麗な花にもその黒を塗りたくる。

何て綺麗な満月なのでしょう、人々、
が金に溺れた人達がこの満月の下には沢山
いる、美しいものですね。

暗い道、月明かりのみが照らす。

「……私は見てたよ」

絶対に許さない、私の大好きな人の命を
奪ったあのゴミを…… 私はこの手で必ず
殺してミンチ肉みたいに擦り潰してやる。

路地の横道から私は、あのゴミが歩いている
道へと出た。

「黒田さんの無念私が晴らすから…… 」

包丁を片手で持ち腰辺りでかまえる。

と、そして走って行こうとしたその時、

「凄い殺意だね……お前」

後ろを振り向いた時、そこには、あの有名な
アサシンファミリーの「アサ」が私を。

綺麗な白髪だ、そしてそのずっと見つめて
しまいそうな綺麗な赤い目、一言で表すなら
この世界の人では無い別の人。

「え?何で……?」

正常な思考判断が出来ない、何であのアサが
ここに居るのさ。

「お前あいつ殺そうとしてたろ?」

「…… 何の話?」

「別にいいよサツにチクッたりなんか
しねぇーよ」

「あっそ」

「その片手で持ってる包丁離してくんない?」

アサがそう言うと、その後ろから
金髪グラサンのロン毛の男性が出て来て
私の手から包丁を奪い、そして私の顔を
物凄い速さで蹴ろうとしたが……

「シンやめな」

「…… 」

ギリギリの部分でその蹴りは止まり
私は一息付く。

「あのさ、お前が殺そうとしてる奴の話
なんだけど…… 」

「何まさかあのゴミの用心棒なわけ?」

アサにそう言うと、アサは笑った。

「アッハッハッハッハッハ、何その冗談?
何で私があんな奴の用心棒をしなきゃいけ
ない訳?」

「じゃあ何?」

「あいつさウチが面倒見ている金融屋の
客でさ…… で!?しかも滞納者なんだよね
ウチらはその回収権を任されたって訳ね」

金の回収?
つまりは何だ?お金さえ返って来るなら
どうでもいいって事なの?

「それが何」

「だから金が全額返って来るまでは死んで
欲しくないんだよ……てか、まだ生命保険
加入して1年も経過してないしさ、もし今
死んだら流石に保険屋に怪しまれるわ」

そう言う事、殺したら駄目、
お金が全額返って来ないから、何なんだよ
私は今日この日の為だけに生きてきた
復讐を誓った。

「……」

睨んだ…… どうなろうが私には知った事では
無い、この先あのアサが困り果てようが
そんなの関係無い、私は私の意志だけを
信じる。


「狼みたいな目だね」

「…… 」

「お前が狼なら、私は金に狂った番犬かな」

私は飛び出した。

「シン…… 」

走り出し後数歩の所で、私はシンに拳に
よって気絶させられた。

「シンこの子さ…… 狂ってるわ」

アサは楽しそうに喋った。

数時間が経過した。

「んん…… ここは?」

目が覚めたガイアナ、私はソファーの上で
何故か寝ていた。

「おはようガイアナ…… 」

声の鳴る方に視線を向けると、そこには
アサが椅子に座っていた。

「何で私の名前知ってんの?」

「ガイアナアンタさバカなの?何で今から
殺すって時に財布持ち歩くのかね」

「癖だから仕方無いじゃない」

そして、アサは椅子から立ち。

「ねぇガイアナ、私ねアンタの事気に入っちゃったの!だからガイアナ!!」

「…… 」

手を差し伸べるアサ。

「アサシンファミリーに入ってよ」

黒には黒、悪には悪、そうここはもう
あの夢の舞台では無いのだ、本物の悪の場で
ヒーローなんかはここではゴミ扱い。

悪の群れの中に一匹ヒーローを入れたと
しても、悪に潰されるか洗脳されかの二択
でも私は…… この二択を選ばない。

「いいよ」

誰も知らない悪になる、その悪は絶対に
何が合っても折れたりなんかしない
もし、折れるような事があったんだとしたら
全員……そう私に関わった全ての人物を
_道連れにしてやるよ_

壊れ果てるまで必ず。


「やっぱりいい目だなガイアナ…… 」

そしてそれからの毎日は、ここの
アサシンファミリーの仕事と言うか、流れ
と言うべきか、そんなのを私はずっと見て
来た。

「ガイアナ、トイレ掃除は終わった?」

「トイレ掃除?」

「入ったばかりの人がそういうのをやるん
だよ、ほらあれ見て」

ガイアナが指を刺した方向には
何やら若い青年が必死に雑巾で床を綺麗に
拭いていた。

「アサさん終わりました!」

「おう!お疲れ様和也!!」

和也と呼ばれた青年は私の方を見て

「よろしく!!」

「よろしく…… 」

よろしくと言い終えると和也はモップを持ち
また床掃除を始めた。

何でこんなにも明るい子がこんなやばい
場所に居るんだ?

「不思議そうに見つめるねガイアナ?」

「何であんな子がここに?」

和也が掃除しているのを眺めながら話す
アサ。

「和也さぁ~ あ~見えても喧嘩滅茶苦茶
強いんだよ、あのシンが一回負けたくらい
だから」

「強そうには見えないけどなぁ…… 」

不思議そうに見つめらる和也、それに
気付くと和也は苦笑いをした。

「あはは…… 」

そして、アサはガイアナにトイレの洗剤を
渡した。

「ほら!ガイアナも行って来い!!」

ガイアナはトイレ洗剤を持ち、
トイレへと向かい、男性用トイレに入ると
そこにはシンが居た。

「お前何やってんだよ!!」

シンは慌ててズボンをあげる。

そして、ガイアナはため息をこぼし、
一言。

「最悪……」
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