2 / 24
公爵令嬢の帰還と秘密の研究室
しおりを挟む
夜会会場を後にした私の背中には、嘲笑と困惑の入り混じった視線が突き刺さっていた。
エドワード王子の「僕を失望させないでくれ」という言葉が、呪いのように耳の奥で反響している。
けれど今の私――中田ひよりの心を占めているのは、絶望ではない。本物のルクレツィアが受けてきたであろう仕打ちに対する怒りと、研究職としての分析だった。
(……足首は捻挫、右頬の裂傷は深さ一ミリ程度。止血はしているけれど、この世界の衛生環境で放置したら化膿するし、何より傷跡(色素沈着)が残るじゃないの!)
迎えの馬車に乗り込むなり、私はドレスの裾を躊躇なく捲り上げた。
ルクレツィアの記憶によれば、公爵邸には彼女に味方する者はいない。母を亡くし、父公爵は後妻を迎え、その連れ子であるユーリが義理の弟として今の公爵家を牛耳っている。
「……お嬢様? その、お怪我を……」
唯一、馬車に同乗していた若い侍女のマーサが声をかけてきた。
彼女はルクレツィアの母の代から仕えている侍女テレサの娘、数少ない「中立」の人間だ。
「マーサ。屋敷に着いたらすぐ、私の部屋に清潔な蒸留水と蜂蜜、それから庭に生えているアロエに似た多肉植物を用意して。薬棚にある高純度のアルコールも忘れずにね」
私は一拍置いて、淡々と続ける。
「それから――捻挫の応急処置用に氷と清潔な布。湿布にはハッカを使うわ。葉を刻んで蒸留水と少量のアルコールで抽出して。ニッキはまだ不要よ。腫れが引いてから」
まるで当たり前の手順を指示するかのように、私は言い切った。
「えっ……? ですが、お医者様をお呼びしないと……」
「医者は不要よ。……あんな、傷口を焼いて塞ぐような野蛮な治療は受けたくないわ。足だって、どうせ念入りに診察された挙げ句、包帯を巻かれて『安静に』で終わりでしょう」
ルクレツィアの記憶にあるこの世界の治療は、あまりに原始的だった。私は現代日本の化粧品開発者だ。成分の配合、浸透圧、保湿の重要性を誰よりも知っている。
公爵邸に到着すると、玄関ホールには義弟のユーリが先回りして待ち構えていた。
( ちょっと!そんなに早い馬車があるなら、当然こちらに回すべきでしょうに!まったく……)
彼はエドワード王子の側近の一人として、アリス男爵令嬢に心酔し、義姉である私を「家柄を盾にする傲慢な女」と蔑んでいる。
「義姉上。……本当に無様ですね。殿下から婚約破棄を言い渡されるだけでなく、あんな騒ぎを起こすなんて。父上には僕から報告しておきます。貴女はしばらく、離れの古い納屋にでも引きこもっていてください」
ユーリは端正な顔を歪めて冷笑した。
「……そう。ありがとう、ユーリ。願ってもないわ」
「は……?」
「その納屋の使用を、正式に許可してくださるのね。なら、今日から私はそこを拠点にするわ。お父様への報告……よろしく頼むわね」
そう告げながら、私はこれ以上ないほど余裕に満ちた笑みを浮かべた。
「それから――ギルバート様の証拠書類に記載されていた内容だけれど。『貴女がアリス嬢の教科書を破り、毒を盛ろうとした罪』……だったかしら」
私は、ほんの一瞬だけ視線を伏せる。
「事実無根の捏造よ。…… 貴方たちは、私を、なめているの?」
そこで言葉を切り、口元に冷笑を浮かべる。
「公爵令嬢の私が、男爵令嬢ごときに、自ら手を汚すと本気で思っているの?本当に誰かを消したいのなら……そんな回りくどいことはしないわ」
一拍。
「消すなら、個人ではなく……家ごとに決まっているでしょう?」
それは、これまで気弱で従順だったルクレツィアからは想像もできない、悪役令嬢そのものの、感情を削ぎ落とした表情と声音だった。
私は驚愕に目を見開くユーリを一瞥しただけで、構わず踵を返した。痛む足を引きずりながら、自分の部屋へと向かう。
今の私にとって最優先なのは、誰にも邪魔されない「研究室」を確保すること――ただ、それだけだ。
自室に戻り、マーサが用意した道具を机の上に静かに並べる。
鏡に映った自分の顔を見る。右頬の傷は痛々しいが、それでもこの“ルクレツィア“という素材は素晴らしい。
肌のキメの細かさ、角層の水分保持能力の高さ。現代日本でこれほどのアセットを持っていたら、一回数万円のエステなんて不要なレベルの天賦の肌だ。
「……絶対に、跡は残さない」
私は手際よく作業を始めた。
まずは傷口の洗浄。それから、アロエに似た植物から抽出した粘液に、蜂蜜を混ぜ合わせる。
蜂蜜には殺菌作用と保湿作用がある。さらに、この世界に存在する「魔力」を帯びた水を使うことで、成分の浸透率が異常に高いことに気づいた。
「これ……ひょっとすると、現代のナノカプセル技術以上の浸透速度があるんじゃない?」
指先から僅かに漏れ出る魔力を調整しながら、私は自家製の「即席・修復ジェル」を作り上げた。
それをそっと頬の傷に塗布する。
ひんやりとした感覚が熱を持った肌を鎮め、魔力が細胞を活性化させていくのが分かった。
「ふう……第一段階は完了ね」
次に、ルクレツィアは静かに床に座り、先ほどマーサに用意させた湿布の材料を前に広げた。
まず、清潔な布で氷を包み、捻挫した足首に軽く当てる。冷たさが皮膚を伝わり、腫れと鈍い痛みをじわりと抑えていく。ルクレツィアは眉一つ動かさず、布の位置を微妙に調整する。
続いて、ハッカの抽出液を別の布に浸し、患部を覆うように当てた。メントールの香りが微かに鼻をくすぐり、清涼感が痛みを一瞬だけ和らげる。アルコールで消毒した手で布を丁寧に巻き、軽く圧迫して固定。巻き方の強さを確認しながら、血流が滞らないよう細心の注意を払う。
さらに、炎症を抑えるために周囲にアロエジェルを薄く塗布する。柔らかな緑の光沢が肌に広がり、患部の熱を和らげるようだ。炎症が緩和した頃に、ほんの少量だけニッキの抽出液を滴下し、血流を促す。シナモン特有の甘くも鋭い香りが鼻腔に届き、ルクレツィアの集中力を一層引き締める。
処置を終えた後も、ルクレツィアは足首をそっと支え、腫れや痛みの変化を静かに観察する。冷たさと香り、軽い圧迫の感触が交錯する中で、彼女の手は迷いなく、無駄なく、完璧なリズムで次の動作へと移るのだった。
一息ついたところで、ふと、女神エリシエラの言葉を思い出した。
『そなたの知識――美を司る技術で、この乙女を救ってやってくれぬか』
あの子――本物のルクレツィアが絶望した理由は、誰にも「彼女自身」を見てもらえなかったことだ。
ただ「完璧な公爵令嬢」というガワだけを求められ、それが汚れた瞬間、全員から切り捨てられた。
「なら、見せつけてあげるわ。悪役令嬢、上等じゃないの。だてにラノベを読み漁ってきたわけじゃないってこと、思い知らせてやるわ」
私は唇の端を吊り上げる。
「ルクレツィアのガワを、誰よりも磨き抜く。その中身を、誰よりも強くする。そうすれば――誰も、文句なんて言えなくなるでしょう?」
私は立ち上がり、窓の外へと視線を向けた。夜の帳が下りた高台の公爵邸から、王都の街並みが広がっている。
ひと月後には、隣国の使節団を迎える建国記念パーティーがある。
エドワード王子は、そこでアリスを正式な婚約者にするつもりはないだろうが、彼女をエスコートして隣に立たせるつもりだろう。それは公の場で彼女を「特別」だと宣言するに等しい。
「……カイル。貴方は私を突き飛ばし、この肌に傷をつけた。オーウェン、貴方は私に売るドレスはないと言ったわね」
私は不敵に笑った。
「ひと月。この ひと月で、私はこの世界の『美の概念』を書き換える」
私はマーサを呼び寄せた。
「マーサ、追加でリストを。……ローズマリー、ラベンダー、それから良質な油脂――鯨油か、なければ高品質な馬脂を持ってきて。あと、公爵家の地下にあるという『魔力銀』の乳鉢も必要ね。それから、リード商会の大口取引先リストも入手したいの。裏ギルドに面会の申し入れをしてちょうだい。」
「お、お嬢様……一体、何をなさるおつもりで?」
「決まっているわ。……『逆襲の美容液』を作るのよ」
中田ひより、28歳。
かつて社内で「成分の鬼」と呼ばれた私の本気を、この異世界に刻んでやる。
___________
エール📣いいね❤️お気に入り⭐️応援よろしくお願いします🙇♀️
エドワード王子の「僕を失望させないでくれ」という言葉が、呪いのように耳の奥で反響している。
けれど今の私――中田ひよりの心を占めているのは、絶望ではない。本物のルクレツィアが受けてきたであろう仕打ちに対する怒りと、研究職としての分析だった。
(……足首は捻挫、右頬の裂傷は深さ一ミリ程度。止血はしているけれど、この世界の衛生環境で放置したら化膿するし、何より傷跡(色素沈着)が残るじゃないの!)
迎えの馬車に乗り込むなり、私はドレスの裾を躊躇なく捲り上げた。
ルクレツィアの記憶によれば、公爵邸には彼女に味方する者はいない。母を亡くし、父公爵は後妻を迎え、その連れ子であるユーリが義理の弟として今の公爵家を牛耳っている。
「……お嬢様? その、お怪我を……」
唯一、馬車に同乗していた若い侍女のマーサが声をかけてきた。
彼女はルクレツィアの母の代から仕えている侍女テレサの娘、数少ない「中立」の人間だ。
「マーサ。屋敷に着いたらすぐ、私の部屋に清潔な蒸留水と蜂蜜、それから庭に生えているアロエに似た多肉植物を用意して。薬棚にある高純度のアルコールも忘れずにね」
私は一拍置いて、淡々と続ける。
「それから――捻挫の応急処置用に氷と清潔な布。湿布にはハッカを使うわ。葉を刻んで蒸留水と少量のアルコールで抽出して。ニッキはまだ不要よ。腫れが引いてから」
まるで当たり前の手順を指示するかのように、私は言い切った。
「えっ……? ですが、お医者様をお呼びしないと……」
「医者は不要よ。……あんな、傷口を焼いて塞ぐような野蛮な治療は受けたくないわ。足だって、どうせ念入りに診察された挙げ句、包帯を巻かれて『安静に』で終わりでしょう」
ルクレツィアの記憶にあるこの世界の治療は、あまりに原始的だった。私は現代日本の化粧品開発者だ。成分の配合、浸透圧、保湿の重要性を誰よりも知っている。
公爵邸に到着すると、玄関ホールには義弟のユーリが先回りして待ち構えていた。
( ちょっと!そんなに早い馬車があるなら、当然こちらに回すべきでしょうに!まったく……)
彼はエドワード王子の側近の一人として、アリス男爵令嬢に心酔し、義姉である私を「家柄を盾にする傲慢な女」と蔑んでいる。
「義姉上。……本当に無様ですね。殿下から婚約破棄を言い渡されるだけでなく、あんな騒ぎを起こすなんて。父上には僕から報告しておきます。貴女はしばらく、離れの古い納屋にでも引きこもっていてください」
ユーリは端正な顔を歪めて冷笑した。
「……そう。ありがとう、ユーリ。願ってもないわ」
「は……?」
「その納屋の使用を、正式に許可してくださるのね。なら、今日から私はそこを拠点にするわ。お父様への報告……よろしく頼むわね」
そう告げながら、私はこれ以上ないほど余裕に満ちた笑みを浮かべた。
「それから――ギルバート様の証拠書類に記載されていた内容だけれど。『貴女がアリス嬢の教科書を破り、毒を盛ろうとした罪』……だったかしら」
私は、ほんの一瞬だけ視線を伏せる。
「事実無根の捏造よ。…… 貴方たちは、私を、なめているの?」
そこで言葉を切り、口元に冷笑を浮かべる。
「公爵令嬢の私が、男爵令嬢ごときに、自ら手を汚すと本気で思っているの?本当に誰かを消したいのなら……そんな回りくどいことはしないわ」
一拍。
「消すなら、個人ではなく……家ごとに決まっているでしょう?」
それは、これまで気弱で従順だったルクレツィアからは想像もできない、悪役令嬢そのものの、感情を削ぎ落とした表情と声音だった。
私は驚愕に目を見開くユーリを一瞥しただけで、構わず踵を返した。痛む足を引きずりながら、自分の部屋へと向かう。
今の私にとって最優先なのは、誰にも邪魔されない「研究室」を確保すること――ただ、それだけだ。
自室に戻り、マーサが用意した道具を机の上に静かに並べる。
鏡に映った自分の顔を見る。右頬の傷は痛々しいが、それでもこの“ルクレツィア“という素材は素晴らしい。
肌のキメの細かさ、角層の水分保持能力の高さ。現代日本でこれほどのアセットを持っていたら、一回数万円のエステなんて不要なレベルの天賦の肌だ。
「……絶対に、跡は残さない」
私は手際よく作業を始めた。
まずは傷口の洗浄。それから、アロエに似た植物から抽出した粘液に、蜂蜜を混ぜ合わせる。
蜂蜜には殺菌作用と保湿作用がある。さらに、この世界に存在する「魔力」を帯びた水を使うことで、成分の浸透率が異常に高いことに気づいた。
「これ……ひょっとすると、現代のナノカプセル技術以上の浸透速度があるんじゃない?」
指先から僅かに漏れ出る魔力を調整しながら、私は自家製の「即席・修復ジェル」を作り上げた。
それをそっと頬の傷に塗布する。
ひんやりとした感覚が熱を持った肌を鎮め、魔力が細胞を活性化させていくのが分かった。
「ふう……第一段階は完了ね」
次に、ルクレツィアは静かに床に座り、先ほどマーサに用意させた湿布の材料を前に広げた。
まず、清潔な布で氷を包み、捻挫した足首に軽く当てる。冷たさが皮膚を伝わり、腫れと鈍い痛みをじわりと抑えていく。ルクレツィアは眉一つ動かさず、布の位置を微妙に調整する。
続いて、ハッカの抽出液を別の布に浸し、患部を覆うように当てた。メントールの香りが微かに鼻をくすぐり、清涼感が痛みを一瞬だけ和らげる。アルコールで消毒した手で布を丁寧に巻き、軽く圧迫して固定。巻き方の強さを確認しながら、血流が滞らないよう細心の注意を払う。
さらに、炎症を抑えるために周囲にアロエジェルを薄く塗布する。柔らかな緑の光沢が肌に広がり、患部の熱を和らげるようだ。炎症が緩和した頃に、ほんの少量だけニッキの抽出液を滴下し、血流を促す。シナモン特有の甘くも鋭い香りが鼻腔に届き、ルクレツィアの集中力を一層引き締める。
処置を終えた後も、ルクレツィアは足首をそっと支え、腫れや痛みの変化を静かに観察する。冷たさと香り、軽い圧迫の感触が交錯する中で、彼女の手は迷いなく、無駄なく、完璧なリズムで次の動作へと移るのだった。
一息ついたところで、ふと、女神エリシエラの言葉を思い出した。
『そなたの知識――美を司る技術で、この乙女を救ってやってくれぬか』
あの子――本物のルクレツィアが絶望した理由は、誰にも「彼女自身」を見てもらえなかったことだ。
ただ「完璧な公爵令嬢」というガワだけを求められ、それが汚れた瞬間、全員から切り捨てられた。
「なら、見せつけてあげるわ。悪役令嬢、上等じゃないの。だてにラノベを読み漁ってきたわけじゃないってこと、思い知らせてやるわ」
私は唇の端を吊り上げる。
「ルクレツィアのガワを、誰よりも磨き抜く。その中身を、誰よりも強くする。そうすれば――誰も、文句なんて言えなくなるでしょう?」
私は立ち上がり、窓の外へと視線を向けた。夜の帳が下りた高台の公爵邸から、王都の街並みが広がっている。
ひと月後には、隣国の使節団を迎える建国記念パーティーがある。
エドワード王子は、そこでアリスを正式な婚約者にするつもりはないだろうが、彼女をエスコートして隣に立たせるつもりだろう。それは公の場で彼女を「特別」だと宣言するに等しい。
「……カイル。貴方は私を突き飛ばし、この肌に傷をつけた。オーウェン、貴方は私に売るドレスはないと言ったわね」
私は不敵に笑った。
「ひと月。この ひと月で、私はこの世界の『美の概念』を書き換える」
私はマーサを呼び寄せた。
「マーサ、追加でリストを。……ローズマリー、ラベンダー、それから良質な油脂――鯨油か、なければ高品質な馬脂を持ってきて。あと、公爵家の地下にあるという『魔力銀』の乳鉢も必要ね。それから、リード商会の大口取引先リストも入手したいの。裏ギルドに面会の申し入れをしてちょうだい。」
「お、お嬢様……一体、何をなさるおつもりで?」
「決まっているわ。……『逆襲の美容液』を作るのよ」
中田ひより、28歳。
かつて社内で「成分の鬼」と呼ばれた私の本気を、この異世界に刻んでやる。
___________
エール📣いいね❤️お気に入り⭐️応援よろしくお願いします🙇♀️
943
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
王妃さまは断罪劇に異議を唱える
土岐ゆうば(金湯叶)
恋愛
パーティー会場の中心で王太子クロードが婚約者のセリーヌに婚約破棄を突きつける。彼の側には愛らしい娘のアンナがいた。
そんな茶番劇のような場面を見て、王妃クラウディアは待ったをかける。
彼女が反対するのは、セリーヌとの婚約破棄ではなく、アンナとの再婚約だったーー。
王族の結婚とは。
王妃と国王の思いや、国王の愛妾や婚外子など。
王宮をとりまく複雑な関係が繰り広げられる。
ある者にとってはゲームの世界、ある者にとっては現実のお話。
殺された伯爵夫人の六年と七時間のやりなおし
さき
恋愛
愛のない結婚と冷遇生活の末、六年目の結婚記念日に夫に殺されたプリシラ。
だが目を覚ました彼女は結婚した日の夜に戻っていた。
魔女が行った『六年間の時戻し』、それに巻き込まれたプリシラは、同じ人生は歩まないと決めて再び六年間に挑む。
変わらず横暴な夫、今度の人生では慕ってくれる継子。前回の人生では得られなかった味方。
二度目の人生を少しずつ変えていく中、プリシラは前回の人生では現れなかった青年オリバーと出会い……。
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
【完結160万pt】王太子妃に決定している公爵令嬢の婚約者はまだ決まっておりません。王位継承権放棄を狙う王子はついでに側近を叩き直したい
宇水涼麻
恋愛
ピンク髪ピンク瞳の少女が王城の食堂で叫んだ。
「エーティル様っ! ラオルド様の自由にしてあげてくださいっ!」
呼び止められたエーティルは未来の王太子妃に決定している公爵令嬢である。
王太子と王太子妃となる令嬢の婚約は簡単に解消できるとは思えないが、エーティルはラオルドと婚姻しないことを軽く了承する。
その意味することとは?
慌てて現れたラオルド第一王子との関係は?
なぜこのような状況になったのだろうか?
ご指摘いただき一部変更いたしました。
みなさまのご指摘、誤字脱字修正で読みやすい小説になっていっております。
今後ともよろしくお願いします。
たくさんのお気に入り嬉しいです!
大変励みになります。
ありがとうございます。
おかげさまで160万pt達成!
↓これよりネタバレあらすじ
第一王子の婚約解消を高らかに願い出たピンクさんはムーガの部下であった。
親類から王太子になることを強要され辟易しているが非情になれないラオルドにエーティルとムーガが手を差し伸べて王太子権放棄をするために仕組んだのだ。
ただの作戦だと思っていたムーガであったがいつの間にかラオルドとピンクさんは心を通わせていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる