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アナスタシアの行方
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「あの小娘め……でしゃばりおって!」
___ガシャーンッ
壁に投げつけられたカップが砕け散り、甲高い音が室内に響いた。
元学園長ノーマン・ロイド侯爵は、怒りに顔を真っ赤に染め、荒い息を吐いていた。
「なぜだ! なぜ、わしが学園を去らねばならんのだ!」
己の進退を受け入れられず、怒りの行き場を失ったノーマンは、部屋の中をギロリと見渡した。
そこへ家令が一通の封書を携えて現れた。
「失礼いたします……ベイド伯爵家より、お手紙が届いております」
ノーマンは充血した目を家令に向け、苛立ちを隠そうともせずに言い放つ。
「ふむ……そこへ置け。お前は下がれ」
家令が退室したのを確認し、ノーマンは封を裂いた。
「……ほう。これは……面白い」
手紙の内容を読み進めるほどに、口元が醜悪に歪んでいく。
「アナスタシアめ……目にもの見せてくれるわ。ははは……!」
◇◇◇
「ねえ、チャールズ。伯爵家の名前を使って、本当に大丈夫なの?」
妻となったカトリーヌは、不安げに夫チャールズを見つめた。
「何を弱気になってるんだよ! お前だってアナスタシアの横暴は許せないって怒ってただろう!」
チャールズは、ノーマン侯爵から届いた手紙の返書を握りしめ、興奮気味に言い返した。
「そ、そうだけど……。でも、ノーマン学園長って、学園でも評判は悪かったのよ。そんな人と手を組むなんて、危険じゃないかしら……。」
カトリーヌの震える声は、興奮に飲まれたチャールズには届かなかった。
カトリーヌの知らぬところで、アナスタシアへの身勝手な“報復”の計画は、静かに――しかし確実に進み始めていた。
◇◇◇
「ねえ、ライナス。あなた、我が家に滞在してもうひと月になるけれど……トルドー公爵家に戻らなくて大丈夫なの?」
アナスタシアがそう問うと、ライナスは気まずそうに視線をそらした。
「ミランダ伯母様から何度も手紙が届いていることは、わたしも知っているのよ。……わたしは、もう大丈夫だから。あなたも無理をしないでちょうだい。」
心配して滞在を延ばしてくれた幼馴染の優しさが胸に沁み、アナスタシアは自然と柔らかく微笑む。
「……お前さ。いっそ一緒に来ないか?もうすぐ卒業だろ。ローゼンタールで、ゆっくり休めばいい。」
ライナスはそう言いながら、端正な顔を少し傾け、上目遣いでアナスタシアを覗き込んだ。
見惚れるほどの美貌で“堕とし”にくるその仕草に、アナスタシアの胸がわずかに揺れる。
「......そうね。考えておくわ。」
気の置けない幼馴染との、久しぶりに穏やかな会話。
その何気ないやり取りが、少しずつアナスタシアの心を癒していった。
◇◇◇
翌日、アナスタシアは月に一度の、王都東岸の端にある孤児院への慰問に向かった。
彼女を乗せた公爵家の馬車は、騎乗の護衛たちに囲まれながら静かに屋敷を出発した。
王都の中心部を抜け、郊外へと伸びる一本道に差し掛かったその時――それは突然起こった。
黒ずくめの集団が、道の両側から一斉に飛び出した。
公爵家の護衛はすぐに武器を抜き応戦するが、相手は数で勝り、動きも素早い。
瞬く間に乱戦となり、金属がぶつかる甲高い音が辺りに響き渡った。
「アナスタシア様をお守りしろ! 囲め!」
護衛の叫びが上がるより早く、御者が背後から斬り伏せられた。
馬車が制御を失い、揺れながら横へ逸れる。
次の瞬間、黒衣の男の一人が馬車の扉をこじ開け、御者台を乗っ取った。
「アナスタシア様ッ!」
護衛が駆け寄ろうとするが、別の刺客が道を塞ぎ、刃を交える。
乱戦の中、襲撃犯が奪った馬車はそのまま砂煙を上げて走り去った。
護衛たちは必死の追撃を試みたが、敵の妨害に阻まれた。
――すぐに伝令が走った。
公爵家へ、王家へ、各地の守備隊へ。
ライナスと兄サミュエルは知らせを受け、馬を飛ばして現場へ急行した。
しかし、到着した時には、アナスタシアを乗せた馬車の姿はすでになかった。
残されていたのは、倒れた御者と傷ついた護衛たち、そして護衛が奮闘の末に生け捕りにした数名の襲撃犯だけ。
直ちに王家も動き、広域での捜索が始まったものの――
アナスタシアの行方は、どこにも見つからなかった。
「……アナスタシア嬢が、誘拐……だと?」
報告を受けた瞬間、謁見の間の空気が一変した。
国王フィリップは玉座の肘掛けを強く握りしめ、立ち上がる勢いで前のめりになる。
「場所は!? 護衛の数は!? 状況はどうなっている!」
報告役の近衛騎士が、汗に濡れた額で必死に言葉を並べる。
「王都東岸の孤児院へ向かう途中、黒ずくめの集団に襲撃され……馬車が奪われました。護衛十名は応戦しましたが、御者が斬られ、馬車はそのまま逃走……!」
「アナスタシア嬢の安否は!?」
「……未だ、不明です!」
セザンヌ妃殿下は、一瞬、手にした扇を取り落としそうになった。
白い喉を震わせながら、夫である国王を見上げる。
「陛下……あの子は……?」
「必ず救う!」
王の声は怒りで震えていた。
普段は温厚な王がここまで露骨に感情を表すのを、誰も見たことがない。
側に控えていたシリル第二王子は、蒼白な顔で拳を握りしめていた。
(アナスタシア……なぜ、誰が!)
「第二王子殿下、至急、執務室へ!指揮権を引き継ぎ、全軍に捜索命令を!」
側近エリックが叫ぶと同時に、議場が慌ただしく動き出す。
「よいか、アナスタシア嬢は“王家の恩人”であると同時に、王族の将来に関わる重要人物だ!
彼女を失う事態は、国の威信に関わる!」
宰相が声を張ると、貴族たちの動揺はさらに広がった。
「あの公爵令嬢が標的……?
犯人は王家を狙う勢力か?」
「まさか報復では……?」
「どこかと内通している者がいるのでは……!」
ざわめく議場の中で、ただ一人、シリルは震える声で呟く。
「必ず……必ず僕が救い出す……!」
その瞳には、これまで見せたことのない焦燥と激情が宿っていた。
その背後で、セザンヌ妃殿下は胸に手を当て、祈るように小さく呟いた。
「アナスタシア……どうか無事でいてちょうだい……」
つづく
______________
📚✨ 新連載スタート! ✨📚
【旦那様に学園時代の隠し子!?
娘のためフローレンスは笑う - 昔の女は引っ込んでなさい!】
お時間のある方は、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです☺️💖🌿✨
✨「いいね❤️」をポチッと押してもらえると、嬉しくて筆が進みます💫
___ガシャーンッ
壁に投げつけられたカップが砕け散り、甲高い音が室内に響いた。
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己の進退を受け入れられず、怒りの行き場を失ったノーマンは、部屋の中をギロリと見渡した。
そこへ家令が一通の封書を携えて現れた。
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ノーマンは充血した目を家令に向け、苛立ちを隠そうともせずに言い放つ。
「ふむ……そこへ置け。お前は下がれ」
家令が退室したのを確認し、ノーマンは封を裂いた。
「……ほう。これは……面白い」
手紙の内容を読み進めるほどに、口元が醜悪に歪んでいく。
「アナスタシアめ……目にもの見せてくれるわ。ははは……!」
◇◇◇
「ねえ、チャールズ。伯爵家の名前を使って、本当に大丈夫なの?」
妻となったカトリーヌは、不安げに夫チャールズを見つめた。
「何を弱気になってるんだよ! お前だってアナスタシアの横暴は許せないって怒ってただろう!」
チャールズは、ノーマン侯爵から届いた手紙の返書を握りしめ、興奮気味に言い返した。
「そ、そうだけど……。でも、ノーマン学園長って、学園でも評判は悪かったのよ。そんな人と手を組むなんて、危険じゃないかしら……。」
カトリーヌの震える声は、興奮に飲まれたチャールズには届かなかった。
カトリーヌの知らぬところで、アナスタシアへの身勝手な“報復”の計画は、静かに――しかし確実に進み始めていた。
◇◇◇
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アナスタシアがそう問うと、ライナスは気まずそうに視線をそらした。
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心配して滞在を延ばしてくれた幼馴染の優しさが胸に沁み、アナスタシアは自然と柔らかく微笑む。
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ライナスはそう言いながら、端正な顔を少し傾け、上目遣いでアナスタシアを覗き込んだ。
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「......そうね。考えておくわ。」
気の置けない幼馴染との、久しぶりに穏やかな会話。
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◇◇◇
翌日、アナスタシアは月に一度の、王都東岸の端にある孤児院への慰問に向かった。
彼女を乗せた公爵家の馬車は、騎乗の護衛たちに囲まれながら静かに屋敷を出発した。
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公爵家の護衛はすぐに武器を抜き応戦するが、相手は数で勝り、動きも素早い。
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馬車が制御を失い、揺れながら横へ逸れる。
次の瞬間、黒衣の男の一人が馬車の扉をこじ開け、御者台を乗っ取った。
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護衛が駆け寄ろうとするが、別の刺客が道を塞ぎ、刃を交える。
乱戦の中、襲撃犯が奪った馬車はそのまま砂煙を上げて走り去った。
護衛たちは必死の追撃を試みたが、敵の妨害に阻まれた。
――すぐに伝令が走った。
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側に控えていたシリル第二王子は、蒼白な顔で拳を握りしめていた。
(アナスタシア……なぜ、誰が!)
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側近エリックが叫ぶと同時に、議場が慌ただしく動き出す。
「よいか、アナスタシア嬢は“王家の恩人”であると同時に、王族の将来に関わる重要人物だ!
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宰相が声を張ると、貴族たちの動揺はさらに広がった。
「あの公爵令嬢が標的……?
犯人は王家を狙う勢力か?」
「まさか報復では……?」
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ざわめく議場の中で、ただ一人、シリルは震える声で呟く。
「必ず……必ず僕が救い出す……!」
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その背後で、セザンヌ妃殿下は胸に手を当て、祈るように小さく呟いた。
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