42 / 93
その物差しを、お貸しなさい
しおりを挟む
「ジュリエット! この役立たずが!」
――――バシンッ! ドンッ!
怒号とともに、父フランソワはジュリエットの頬を打った。その反動で、彼女の身体は壁に叩きつけられ、床に崩れ落ちる。
「何のためにお前を引き取ったと思っている! こんなことなら、わざわざ養女になどするのではなかったわ! ああ、忌々しい!」
顔を怒りで紅潮させ、口角泡を飛ばしながら、フランソワはジュリエットを罵倒する。鬼のような形相で吐き捨てる言葉は、止まることがなかった。
そこへ、家令が慌てて駆け込んできた。
「だ、旦那様……ヴェルデン公爵令嬢アナスタシア様が、ご訪問に――」
「は? なんだと!? なぜ、あの小娘が我が家へ来る!? 断れ! 会う気はない!」
「そ、それが……宰相閣下もご一緒でして……すでに、こちらへ――!」
家令の声に被さるように、廊下から二人分の足音が近づいてくる。
「失礼いたします。突然の訪問、ご容赦くださいませね」
入室と同時に、アナスタシアの余裕ある声音が部屋に響いた。
「アデル侯爵、邪魔をするよ。事前の知らせも出せぬほど、急を要する用件でね」
ローレンス宰相は、穏やかな笑顔のまま、確かな威圧を放っている。
「なっ……なんなのですか!? いくら宰相とはいえ、あまりに失礼ではありませんか!」
フランソワの怒声が、二人に向けられる。普段であれば考えられないほど、アデル侯爵の感情は荒れていた。
「ジュリエット様……大丈夫ですか?」
アナスタシアは床に倒れるジュリエットのそばへ屈み込み、静かに声をかける。
「ア、アナスタシア様……どうして、こちらに……?」
張られた頬は赤く腫れ、涙に濡れたジュリエットの姿は、あまりにも痛々しい。
「あなた様のご様子が、どうにも気がかりでしたの。先ほど……足を引きずっていらしたでしょう? もしかして、その怪我も、どなたかからの暴力によるものではありませんか?」
「……淑女教育が未熟だと、先生から“躾”を受けております。なかなか上達しない私が……悪いのだと思います」
ジュリエットは伏目がちに、すべてを諦めたかのような表情で、か細く答えた。
「……わたくしが見る限り、ジュリエット様は、とても優秀でいらっしゃるわ。あなたのガヴァネスは、どなたか伺ってもよろしいかしら?」
「はい……ベネロープ・スピッツ子爵夫人です」
(ベネロープ子爵夫人……奔放で名高いご夫人。淑女教育を任せるには、あまりにも皮肉な人選ですこと……)
「……そう。その夫人は、今日もこちらにいらっしゃるのかしら?」
アナスタシアの問いかけに、ジュリエットは小さく頷いた。
その脇から、アデル侯爵が慌てて割って入る。
「ベネロープは関係ない! それに、もう淑女教育は中止だ! 王太子妃に選ばれなかった不出来な者に、これ以上の教育は必要ない!」
(……ガヴァネスに対して、呼び捨て。随分と肩を持つのね。――個人的な関係でも?)
「では、一度、そのガヴァネスのご指導を見学させていただきましょう。わたくしにも、何か学びがあるかもしれませんもの」
アナスタシアの余裕ある微笑みと、同席する宰相ローレンスの無言の威圧に、フランソワはそれを受け入れるしかなかった。
午後になり、ジュリエットの淑女教育のため、ベネロープ・スピッツ子爵夫人が姿を現した。
「ジュリエット様、本日はカーテシーの復習をいたしましょう。不出来で庶子のあなたには、何度も繰り返すことでしか学びは得られませんわ。左頬が腫れているよう……フランソワにでも叩かれたのかしら?まあ、あなたが悪いのでしょうけれど。」
手にした物差しを威圧するように、パン、パンと掌に打ちつけながら、醜悪な笑みを浮かべるベネロープ。その姿は、到底“優秀なガヴァネス”とは呼べるものではなかった。
「さあ、始めますわ。カーテシーを」
ジュリエットは素直に、美しい所作でカーテシーを行う。
「もっと腰を落としなさい! 頭が高いわ! 本当に、何度言えばわかるのかしら。下賎な暮らしをしていたあなたには、何度教えても無駄なのかもしれませんわね」
ベネロープは大げさな溜息をつき、物差しを強く鳴らした。
「後ろを向いて、足を出しなさい!」
慣れているのだろう。ジュリエットは黙って背を向け、ドレスの裾を持ち上げる。露わになったふくらはぎには、赤黒いみみず腫れが幾重にも走っていた。
「これはすべて、あなたが不出来だからです。あなたのために、罰を与えているのですよ!」
独りよがりな言葉を並べ立てた直後、物差しが容赦なく振り下ろされる。
____パンッ パンッ
「そこまでです!!!」
部屋に、悲壮な叫びが響き渡った。
扉が開き、アナスタシアを先頭に、宰相ローレンス、そしてアデル侯爵が入室する。
合図を受けた侍女たちがすぐに駆け寄り、ジュリエットの傷の手当てを始め、ソファへと導いた。
「ベネロープ・スピッツ子爵夫人。ごきげんよう。アナスタシア・ヴェルデンですわ」
静かな声で名乗ったアナスタシアは、冷ややかな視線を向ける。
「あなたの淑女教育を拝見しましたが……ひどいものですわね」
そして、アデル侯爵をまっすぐに見据えた。
「ジュリエット様の教育の進捗を、きちんと確認されたことはおありですか? わたくしの目には、十六歳として十分に整ったカーテシーに見えましたけれど」
アデル侯爵は言葉を失い、表情を強張らせる。
「……つまり、関心がなかったということですわね。努力を強いるのであれば、成果を見る責任も負うべきでした」
小さく息を吐き、アナスタシアは続ける。
「それに、なぜベネロープ子爵夫人がガヴァネスに選ばれたのか、その経緯を伺っても?」
「そ、それは……優秀だと、紹介されて……」
不自然なほど慌てて答えるアデル侯爵。
「……そうですか。わたくしの知る評価とは、あまりにも食い違っているようですわね。では皆さま、その“優秀な礼儀作法”を、わたくしが確認いたしましょう」
アナスタシアは背筋を伸ばし、艶やかながらも冷たい笑みを浮かべる。
「その物差しをお借りしますわ。未熟ながら、わたくしが裁定いたします」
周囲が固唾を呑む中、ベネロープ子爵夫人の顔色は蒼白になり、身体が小刻みに震え始める。
「どうぞ。ベネロープ・スピッツ子爵夫人」
促され、不承不承カーテシーをするベネロープ。
「あらあら……まあまあ……これが、ガヴァネスのカーテシーですの?」
小首を傾げ、アナスタシアは淡々と告げる。
「ジュリエット様の方が、よほど美しかったですわ。皆さまも、そうお思いでは?」
確かに美しい所作ではあるが、ジュリエットのものと大差はなかった。
「これは……罰が必要ですわね」
アナスタシアの声が冷え切る。
「十六歳の令嬢と同等でありながら、彼女には罰を与えていたのですもの。さあ、後ろを向いて、足をお出しなさい」
「ま、待ってください! 人妻であるわたくしが、宰相閣下や侯爵の前で足を晒すなど……!」
ベネロープは抗議するが、アナスタシアは微笑んだまま言い切る。
「あら? アデル侯爵には、すでにすべてをお見せになっているのではなくて?」
その場が凍りつく。
「わたくし、てっきり“そういうご関係”だと思っておりましたけれど……違いまして?」
「無礼だ! 根も葉もない中傷だ!正式に抗議を申し立てるぞ!いいのか!」
「ええ、構いませんわ。もし事実でしたら、こちらも正式に処罰いたしますから」
余裕の冷笑に、二人の顔色は白く変わった。
「さあ、スピッツ子爵夫人。あなた自身の指導法を、実践して差し上げますわ。……あなたのためですのよ」
渋々、ベネロープは背を向け、足を差し出す。
____ピシッ ピシッ ピシッ
「ひっ……痛い!やめて……!」
「あら? ジュリエット様の脚は、二、三度の罰で済む状態ではありませんでしたわ」
物差しが再び振り下ろされる。
____ピシッ ピシッ ピシッ
やがてベネロープは泣き崩れ、床に座り込んだ。
「未婚の令嬢の柔肌に傷をつけるなど、ガヴァネスのすることではありませんわ」
冷ややかに告げる。
「無能な小者が、わたくしは何より嫌いですの」
その言葉を最後に、ベネロープは気を失った。
アデル侯爵には、令嬢への虐待を容認した咎により、宰相から厳重注意という処分が言い渡された。
「ジュリエット様、大丈夫ですか?」
アナスタシアの声には、心からの心配が滲んでいた。
「はい……私のために……ありがとうございます」
ジュリエットの瞳から、静かに涙がこぼれる。
「これから、どうなさいますの?」
「……許されるなら、母のもとへ戻り、市井で静かに暮らしたいです」
「貴族の身分を捨てても?」
「はい。貴族令嬢になって、幸せだと感じたことは、一度もありませんでした」
儚げに笑うその表情に、アナスタシアはそっと手を伸ばした。
「でしたら……わたくしがお力になりますわ。あなたも、お母様も、幸せにならなくてはいけませんもの」
ジュリエットは堪えきれず、アナスタシアに抱きつき、声を上げて泣いた。
アナスタシアはその温もりを抱き留めながら、心に誓う。
――この少女の未来を、必ず守る、と。
________________
あなたのエール📣いいね❤️お気に入り⭐が、作者の励みになります✨
――――バシンッ! ドンッ!
怒号とともに、父フランソワはジュリエットの頬を打った。その反動で、彼女の身体は壁に叩きつけられ、床に崩れ落ちる。
「何のためにお前を引き取ったと思っている! こんなことなら、わざわざ養女になどするのではなかったわ! ああ、忌々しい!」
顔を怒りで紅潮させ、口角泡を飛ばしながら、フランソワはジュリエットを罵倒する。鬼のような形相で吐き捨てる言葉は、止まることがなかった。
そこへ、家令が慌てて駆け込んできた。
「だ、旦那様……ヴェルデン公爵令嬢アナスタシア様が、ご訪問に――」
「は? なんだと!? なぜ、あの小娘が我が家へ来る!? 断れ! 会う気はない!」
「そ、それが……宰相閣下もご一緒でして……すでに、こちらへ――!」
家令の声に被さるように、廊下から二人分の足音が近づいてくる。
「失礼いたします。突然の訪問、ご容赦くださいませね」
入室と同時に、アナスタシアの余裕ある声音が部屋に響いた。
「アデル侯爵、邪魔をするよ。事前の知らせも出せぬほど、急を要する用件でね」
ローレンス宰相は、穏やかな笑顔のまま、確かな威圧を放っている。
「なっ……なんなのですか!? いくら宰相とはいえ、あまりに失礼ではありませんか!」
フランソワの怒声が、二人に向けられる。普段であれば考えられないほど、アデル侯爵の感情は荒れていた。
「ジュリエット様……大丈夫ですか?」
アナスタシアは床に倒れるジュリエットのそばへ屈み込み、静かに声をかける。
「ア、アナスタシア様……どうして、こちらに……?」
張られた頬は赤く腫れ、涙に濡れたジュリエットの姿は、あまりにも痛々しい。
「あなた様のご様子が、どうにも気がかりでしたの。先ほど……足を引きずっていらしたでしょう? もしかして、その怪我も、どなたかからの暴力によるものではありませんか?」
「……淑女教育が未熟だと、先生から“躾”を受けております。なかなか上達しない私が……悪いのだと思います」
ジュリエットは伏目がちに、すべてを諦めたかのような表情で、か細く答えた。
「……わたくしが見る限り、ジュリエット様は、とても優秀でいらっしゃるわ。あなたのガヴァネスは、どなたか伺ってもよろしいかしら?」
「はい……ベネロープ・スピッツ子爵夫人です」
(ベネロープ子爵夫人……奔放で名高いご夫人。淑女教育を任せるには、あまりにも皮肉な人選ですこと……)
「……そう。その夫人は、今日もこちらにいらっしゃるのかしら?」
アナスタシアの問いかけに、ジュリエットは小さく頷いた。
その脇から、アデル侯爵が慌てて割って入る。
「ベネロープは関係ない! それに、もう淑女教育は中止だ! 王太子妃に選ばれなかった不出来な者に、これ以上の教育は必要ない!」
(……ガヴァネスに対して、呼び捨て。随分と肩を持つのね。――個人的な関係でも?)
「では、一度、そのガヴァネスのご指導を見学させていただきましょう。わたくしにも、何か学びがあるかもしれませんもの」
アナスタシアの余裕ある微笑みと、同席する宰相ローレンスの無言の威圧に、フランソワはそれを受け入れるしかなかった。
午後になり、ジュリエットの淑女教育のため、ベネロープ・スピッツ子爵夫人が姿を現した。
「ジュリエット様、本日はカーテシーの復習をいたしましょう。不出来で庶子のあなたには、何度も繰り返すことでしか学びは得られませんわ。左頬が腫れているよう……フランソワにでも叩かれたのかしら?まあ、あなたが悪いのでしょうけれど。」
手にした物差しを威圧するように、パン、パンと掌に打ちつけながら、醜悪な笑みを浮かべるベネロープ。その姿は、到底“優秀なガヴァネス”とは呼べるものではなかった。
「さあ、始めますわ。カーテシーを」
ジュリエットは素直に、美しい所作でカーテシーを行う。
「もっと腰を落としなさい! 頭が高いわ! 本当に、何度言えばわかるのかしら。下賎な暮らしをしていたあなたには、何度教えても無駄なのかもしれませんわね」
ベネロープは大げさな溜息をつき、物差しを強く鳴らした。
「後ろを向いて、足を出しなさい!」
慣れているのだろう。ジュリエットは黙って背を向け、ドレスの裾を持ち上げる。露わになったふくらはぎには、赤黒いみみず腫れが幾重にも走っていた。
「これはすべて、あなたが不出来だからです。あなたのために、罰を与えているのですよ!」
独りよがりな言葉を並べ立てた直後、物差しが容赦なく振り下ろされる。
____パンッ パンッ
「そこまでです!!!」
部屋に、悲壮な叫びが響き渡った。
扉が開き、アナスタシアを先頭に、宰相ローレンス、そしてアデル侯爵が入室する。
合図を受けた侍女たちがすぐに駆け寄り、ジュリエットの傷の手当てを始め、ソファへと導いた。
「ベネロープ・スピッツ子爵夫人。ごきげんよう。アナスタシア・ヴェルデンですわ」
静かな声で名乗ったアナスタシアは、冷ややかな視線を向ける。
「あなたの淑女教育を拝見しましたが……ひどいものですわね」
そして、アデル侯爵をまっすぐに見据えた。
「ジュリエット様の教育の進捗を、きちんと確認されたことはおありですか? わたくしの目には、十六歳として十分に整ったカーテシーに見えましたけれど」
アデル侯爵は言葉を失い、表情を強張らせる。
「……つまり、関心がなかったということですわね。努力を強いるのであれば、成果を見る責任も負うべきでした」
小さく息を吐き、アナスタシアは続ける。
「それに、なぜベネロープ子爵夫人がガヴァネスに選ばれたのか、その経緯を伺っても?」
「そ、それは……優秀だと、紹介されて……」
不自然なほど慌てて答えるアデル侯爵。
「……そうですか。わたくしの知る評価とは、あまりにも食い違っているようですわね。では皆さま、その“優秀な礼儀作法”を、わたくしが確認いたしましょう」
アナスタシアは背筋を伸ばし、艶やかながらも冷たい笑みを浮かべる。
「その物差しをお借りしますわ。未熟ながら、わたくしが裁定いたします」
周囲が固唾を呑む中、ベネロープ子爵夫人の顔色は蒼白になり、身体が小刻みに震え始める。
「どうぞ。ベネロープ・スピッツ子爵夫人」
促され、不承不承カーテシーをするベネロープ。
「あらあら……まあまあ……これが、ガヴァネスのカーテシーですの?」
小首を傾げ、アナスタシアは淡々と告げる。
「ジュリエット様の方が、よほど美しかったですわ。皆さまも、そうお思いでは?」
確かに美しい所作ではあるが、ジュリエットのものと大差はなかった。
「これは……罰が必要ですわね」
アナスタシアの声が冷え切る。
「十六歳の令嬢と同等でありながら、彼女には罰を与えていたのですもの。さあ、後ろを向いて、足をお出しなさい」
「ま、待ってください! 人妻であるわたくしが、宰相閣下や侯爵の前で足を晒すなど……!」
ベネロープは抗議するが、アナスタシアは微笑んだまま言い切る。
「あら? アデル侯爵には、すでにすべてをお見せになっているのではなくて?」
その場が凍りつく。
「わたくし、てっきり“そういうご関係”だと思っておりましたけれど……違いまして?」
「無礼だ! 根も葉もない中傷だ!正式に抗議を申し立てるぞ!いいのか!」
「ええ、構いませんわ。もし事実でしたら、こちらも正式に処罰いたしますから」
余裕の冷笑に、二人の顔色は白く変わった。
「さあ、スピッツ子爵夫人。あなた自身の指導法を、実践して差し上げますわ。……あなたのためですのよ」
渋々、ベネロープは背を向け、足を差し出す。
____ピシッ ピシッ ピシッ
「ひっ……痛い!やめて……!」
「あら? ジュリエット様の脚は、二、三度の罰で済む状態ではありませんでしたわ」
物差しが再び振り下ろされる。
____ピシッ ピシッ ピシッ
やがてベネロープは泣き崩れ、床に座り込んだ。
「未婚の令嬢の柔肌に傷をつけるなど、ガヴァネスのすることではありませんわ」
冷ややかに告げる。
「無能な小者が、わたくしは何より嫌いですの」
その言葉を最後に、ベネロープは気を失った。
アデル侯爵には、令嬢への虐待を容認した咎により、宰相から厳重注意という処分が言い渡された。
「ジュリエット様、大丈夫ですか?」
アナスタシアの声には、心からの心配が滲んでいた。
「はい……私のために……ありがとうございます」
ジュリエットの瞳から、静かに涙がこぼれる。
「これから、どうなさいますの?」
「……許されるなら、母のもとへ戻り、市井で静かに暮らしたいです」
「貴族の身分を捨てても?」
「はい。貴族令嬢になって、幸せだと感じたことは、一度もありませんでした」
儚げに笑うその表情に、アナスタシアはそっと手を伸ばした。
「でしたら……わたくしがお力になりますわ。あなたも、お母様も、幸せにならなくてはいけませんもの」
ジュリエットは堪えきれず、アナスタシアに抱きつき、声を上げて泣いた。
アナスタシアはその温もりを抱き留めながら、心に誓う。
――この少女の未来を、必ず守る、と。
________________
あなたのエール📣いいね❤️お気に入り⭐が、作者の励みになります✨
2,046
あなたにおすすめの小説
言いたいことはそれだけですか。では始めましょう
井藤 美樹
恋愛
常々、社交を苦手としていましたが、今回ばかりは仕方なく出席しておりましたの。婚約者と一緒にね。
その席で、突然始まった婚約破棄という名の茶番劇。
頭がお花畑の方々の発言が続きます。
すると、なぜが、私の名前が……
もちろん、火の粉はその場で消しましたよ。
ついでに、独立宣言もしちゃいました。
主人公、めちゃくちゃ口悪いです。
成り立てホヤホヤのミネリア王女殿下の溺愛&奮闘記。ちょっとだけ、冒険譚もあります。
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
【完結】私が誰だか、分かってますか?
美麗
恋愛
アスターテ皇国
時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった
出産時の出血により一時病床にあったもののゆっくり回復した。
皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。
そして、皇后との間に産まれた男児を皇太子とした。
以降の子は妾妃との娘のみであった。
表向きは皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていた。
ただ、皇帝と皇后より、皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もあるようだ。
残念ながら、この妾妃は産まれも育ちも定かではなかった。
また、後ろ盾も何もないために何故皇后の侍女となったかも不明であった。
そして、この妾妃の娘マリアーナははたしてどのような娘なのか…
17話完結予定です。
完結まで書き終わっております。
よろしくお願いいたします。
婚約破棄されたので、前世の知識で無双しますね?
ほーみ
恋愛
「……よって、君との婚約は破棄させてもらう!」
華やかな舞踏会の最中、婚約者である王太子アルベルト様が高らかに宣言した。
目の前には、涙ぐみながら私を見つめる金髪碧眼の美しい令嬢。確か侯爵家の三女、リリア・フォン・クラウゼルだったかしら。
──あら、デジャヴ?
「……なるほど」
前世の旦那様、貴方とだけは結婚しません。
真咲
恋愛
全21話。他サイトでも掲載しています。
一度目の人生、愛した夫には他に想い人がいた。
侯爵令嬢リリア・エンダロインは幼い頃両親同士の取り決めで、幼馴染の公爵家の嫡男であるエスター・カンザスと婚約した。彼は学園時代のクラスメイトに恋をしていたけれど、リリアを優先し、リリアだけを大切にしてくれた。
二度目の人生。
リリアは、再びリリア・エンダロインとして生まれ変わっていた。
「次は、私がエスターを幸せにする」
自分が彼に幸せにしてもらったように。そのために、何がなんでも、エスターとだけは結婚しないと決めた。
手放してみたら、けっこう平気でした。
朝山みどり
恋愛
エリザ・シスレーは伯爵家の後継として、勉強、父の手伝いと努力していた。父の親戚の婚約者との仲も良好で、結婚する日を楽しみしていた。
そんなある日、父が急死してしまう。エリザは学院をやめて、領主の仕事に専念した。
だが、領主として努力するエリザを家族は理解してくれない。彼女は家族のなかで孤立していく。
病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで
あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。
怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。
……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。
***
『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』
妹に一度殺された。明日結婚するはずの死に戻り公爵令嬢は、もう二度と死にたくない。
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
恋愛
婚約者アルフレッドとの結婚を明日に控えた、公爵令嬢のバレッタ。
しかしその夜、無惨にも殺害されてしまう。
それを指示したのは、妹であるエライザであった。
姉が幸せになることを憎んだのだ。
容姿が整っていることから皆や父に気に入られてきた妹と、
顔が醜いことから蔑まされてきた自分。
やっとそのしがらみから逃れられる、そう思った矢先の突然の死だった。
しかし、バレッタは甦る。死に戻りにより、殺される数時間前へと時間を遡ったのだ。
幸せな結婚式を迎えるため、己のこれまでを精算するため、バレッタは妹、協力者である父を捕まえ処罰するべく動き出す。
もう二度と死なない。
そう、心に決めて。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる