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【5】記録
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苦汁をなめさせられたパーティーではあったが、どうやらリゼリカの言葉は本当らしい。
授業が始まり、顔を合わせれば無邪気に駆け寄ってくる。
休み時間になれば当たり前のように一緒に食事をしていた。
勉強で分からないところが教え合うようになった。
休校日には、なんと一緒に買い物にまで出向いてしまった。それも買い物を終えた後はカフェでお茶までしていた。
てっきりあの場を優位に切り抜けるための方便かと思えば、随分と懐いてくれたものだ。ディアナにとってリゼリカは、同じ目線で笑いあえる初めての友達となっていた。
親友と呼びあえる仲になるにも時間はかからなかっただろう。元婚約者と現婚約者。周囲から見れば歪な関係に見えるかもしれないが、当人たちは気にせず親交を深め、有意義な学院生活を過ごしていた。
空っぽだったはずのディアナの心はいつしか学院生活の楽しさにあふれていた。
ところが卒業を目前に控えた時、事件は起きる。
最高峰の教育機関として名高い学院は、院長の犯した罪によってあらゆる信頼を失った。
院長は私欲のために危険魔法の実験を先導し、権力を用いて学院をその手中に収めていたのだ。
院長の不正を疑い、最初に声を上げたのはリゼリカだった。
初めて不正の疑いを訊かされたとき、ディアナは耳を疑った。そんなことをするはずがないと否定もしたが、リゼリカが嘘を言うとも思えない。
院長の罪を暴くため、リゼリカはディアナに助力を求めた。ただ糾弾するだけでは逃げられてしまう。言い逃れの出来ない証拠を集めるため、協力してほしいと相談されたのだ。
その言葉はディアナを救った。
こんな自分でもここにいる意味はあると、リゼリカは教えてくれたのだ。
必要とされたことが嬉しくて、ディアナはリゼリカに手を貸した。新たな婚約者に何も言えないどころか、いつの間にか親友になっていた情けない自分にも出来る事がある。そう教えてくれたのはリゼリカだった。
罪の真偽は調べればはっきりすることだ。ディアナは親友の言葉を信じ、魔法の研究施設である研究塔への潜入を試みた。成績優秀であり、院長の考えにも賛同している振りをして研究員に近づいた。
そこで目にしたのは、リゼリカの言葉が真実であるという証だ。
卒業式の日、リゼリカによって院長の罪は暴かれた。
兵士たちがなだれ込み、ディアナたちの見ている目の前で院長は自由を奪われた。しかし拘束の隙をついて魔法を放たれてしまう。
それは兵士たちではなく、自分をこの状況に追いやったリゼリカを狙ったものだった。
ディアナはとっさにリゼリカを守ろうとしたが、それよりも早く動いたのはレナードだ。彼の腕に守られたリゼリカは、かつてディアナが夢見た本物の『お姫様』に見えた。そんなリゼリカに必要とされ、彼女の役に立つことが出来たこの身を誇りに思う。
全てを見届けたディアナはようやく抱えていた長年のわだかまりに決着をつけることが出来た。否定していても、心のどこかにはレナードに対する未練があったのかもしれない。けれど二人の卒業を見届け、この瞬間い立ち会えたことで未練は消えていた。
親友と元婚約者へ――
いつしかディアナは二人の門出に拍手を送っていた。
この事件により国は早急に学院の立て直しを迫られる。そこで名乗りを上げたのが帝国の第一皇子であり、次期皇帝候補とも名高いユアン・ランフォードだった。自らも学院の卒業生であるユアンは、皇帝候補であることを覗けば新たな院長として最良の人選だったと言える。
ユアンは次期皇帝の地位を手放し新たな院長に就任した。時期皇帝は弟のレナードだ。
当然、そこには不満の声もあっただろう。生徒たちにもまた、学院に残るか、学院を去るかの選択が迫られた。
学院の在学期間は一年と区切られているが、望めば高等学院に進学することも出来る。高等学院を卒業したのち、優秀な成績を収めれば学院内に併設された研究施設で魔法研究の従事者として働くことも叶うだろう。
けれど学院の経営は不透明なものへと変わった。かつては帝国の魔法学院を卒業したのなら生活に困ることはないとも言われたが、これから先はどうなるかわからない。少なからず進学を諦め国に帰った者もいた。
しかしディアナの決断は学院に残り、高等学院に進学することを選ぶ。この決断は今期の学生たちの中では異例の選択だった。かつては最高峰とはいえ、傾きかけた学院に残って未来はあるのか。不安は大きく、とりわけディアナの父親は娘の決断に何度も苦言を呈していた。そんな父親を納得させ、最後には頷かせたのはディアナの熱意に他ならない。
「わたくしはこの学院で学び、魔法の素晴らしさを、そして怖ろしさを知りました。学院での出会いが、学院での学びがわたくしを変えたのです。だからこそ、この地に残りたいと思いました」
何もないと思っていた自分にも価値はあった。ここにいる意味はあった。ならば自分が学院に残る事で学院が進む道を正した。信頼出来る人間が一人でもいれば、リゼリカも安心して故郷に帰る事が出来る。もともと魔法の勉強は肌に合っていたのか、真剣に学ぶうちに続けたいと願うようにもなっていた。
「わたくしは高等学院で学び、いずれは研究塔に勤め、魔法の発展に貢献したいと考えています。そしてもう二度と、誰にも院長のような罪を犯してほしくはありません。魔法大臣であるお父様と道は違いますが、わたくしも正しい魔法を守りたいのです」
娘の並々ならぬ決意に胸を打たれた父親は、涙ながらに了承したという。ゆくゆくは自らの後を継いでほしいと願っていただけに、苦渋の決断だったそうだ。
こうして新たな院長の下、高等学院に進学したディアナは目まぐるしい一年を過ごした。
親友や改革を導いた同志たちは学院の立て直しに協力し奔走していたが、ディアナは自らに課せられた役割を学びだと考えている。母校のために力を尽くしたいという気持ちはあるが、今はまだその時ではない。自分には自分の役割があると耐え、学び続けた。
これまでの教育が基礎であったことを実感するほど、高等学院での勉強は複雑なものだ。しかしディアナは持ち前の探求心と努力をもって、無事に高等学院の過程を終了させたのである。気位が高く、傲慢に振る舞っていたかつての自分からは想像も出来ないことだ。
高等学院の卒業生は城仕えの魔女として雇われたり、政治に関わるという道もある。しかしディアナは当初の予定通り、学院の研究施設である研究塔の研究員として働くという意思を曲げなかった。
研究塔の研究員となるために必要なものは三つ。
この国の魔法学院を卒業し、上位機関である高等学院の卒業証明書。
高等学院でも上位の成績を収めること。
在学中の研究成果を結果として提示すること。
ディアナはその全ての条件をクリアし、晴れて研究塔の一員となることを許された。
これが今日までのディアナ・フランセという魔女の記録である。
授業が始まり、顔を合わせれば無邪気に駆け寄ってくる。
休み時間になれば当たり前のように一緒に食事をしていた。
勉強で分からないところが教え合うようになった。
休校日には、なんと一緒に買い物にまで出向いてしまった。それも買い物を終えた後はカフェでお茶までしていた。
てっきりあの場を優位に切り抜けるための方便かと思えば、随分と懐いてくれたものだ。ディアナにとってリゼリカは、同じ目線で笑いあえる初めての友達となっていた。
親友と呼びあえる仲になるにも時間はかからなかっただろう。元婚約者と現婚約者。周囲から見れば歪な関係に見えるかもしれないが、当人たちは気にせず親交を深め、有意義な学院生活を過ごしていた。
空っぽだったはずのディアナの心はいつしか学院生活の楽しさにあふれていた。
ところが卒業を目前に控えた時、事件は起きる。
最高峰の教育機関として名高い学院は、院長の犯した罪によってあらゆる信頼を失った。
院長は私欲のために危険魔法の実験を先導し、権力を用いて学院をその手中に収めていたのだ。
院長の不正を疑い、最初に声を上げたのはリゼリカだった。
初めて不正の疑いを訊かされたとき、ディアナは耳を疑った。そんなことをするはずがないと否定もしたが、リゼリカが嘘を言うとも思えない。
院長の罪を暴くため、リゼリカはディアナに助力を求めた。ただ糾弾するだけでは逃げられてしまう。言い逃れの出来ない証拠を集めるため、協力してほしいと相談されたのだ。
その言葉はディアナを救った。
こんな自分でもここにいる意味はあると、リゼリカは教えてくれたのだ。
必要とされたことが嬉しくて、ディアナはリゼリカに手を貸した。新たな婚約者に何も言えないどころか、いつの間にか親友になっていた情けない自分にも出来る事がある。そう教えてくれたのはリゼリカだった。
罪の真偽は調べればはっきりすることだ。ディアナは親友の言葉を信じ、魔法の研究施設である研究塔への潜入を試みた。成績優秀であり、院長の考えにも賛同している振りをして研究員に近づいた。
そこで目にしたのは、リゼリカの言葉が真実であるという証だ。
卒業式の日、リゼリカによって院長の罪は暴かれた。
兵士たちがなだれ込み、ディアナたちの見ている目の前で院長は自由を奪われた。しかし拘束の隙をついて魔法を放たれてしまう。
それは兵士たちではなく、自分をこの状況に追いやったリゼリカを狙ったものだった。
ディアナはとっさにリゼリカを守ろうとしたが、それよりも早く動いたのはレナードだ。彼の腕に守られたリゼリカは、かつてディアナが夢見た本物の『お姫様』に見えた。そんなリゼリカに必要とされ、彼女の役に立つことが出来たこの身を誇りに思う。
全てを見届けたディアナはようやく抱えていた長年のわだかまりに決着をつけることが出来た。否定していても、心のどこかにはレナードに対する未練があったのかもしれない。けれど二人の卒業を見届け、この瞬間い立ち会えたことで未練は消えていた。
親友と元婚約者へ――
いつしかディアナは二人の門出に拍手を送っていた。
この事件により国は早急に学院の立て直しを迫られる。そこで名乗りを上げたのが帝国の第一皇子であり、次期皇帝候補とも名高いユアン・ランフォードだった。自らも学院の卒業生であるユアンは、皇帝候補であることを覗けば新たな院長として最良の人選だったと言える。
ユアンは次期皇帝の地位を手放し新たな院長に就任した。時期皇帝は弟のレナードだ。
当然、そこには不満の声もあっただろう。生徒たちにもまた、学院に残るか、学院を去るかの選択が迫られた。
学院の在学期間は一年と区切られているが、望めば高等学院に進学することも出来る。高等学院を卒業したのち、優秀な成績を収めれば学院内に併設された研究施設で魔法研究の従事者として働くことも叶うだろう。
けれど学院の経営は不透明なものへと変わった。かつては帝国の魔法学院を卒業したのなら生活に困ることはないとも言われたが、これから先はどうなるかわからない。少なからず進学を諦め国に帰った者もいた。
しかしディアナの決断は学院に残り、高等学院に進学することを選ぶ。この決断は今期の学生たちの中では異例の選択だった。かつては最高峰とはいえ、傾きかけた学院に残って未来はあるのか。不安は大きく、とりわけディアナの父親は娘の決断に何度も苦言を呈していた。そんな父親を納得させ、最後には頷かせたのはディアナの熱意に他ならない。
「わたくしはこの学院で学び、魔法の素晴らしさを、そして怖ろしさを知りました。学院での出会いが、学院での学びがわたくしを変えたのです。だからこそ、この地に残りたいと思いました」
何もないと思っていた自分にも価値はあった。ここにいる意味はあった。ならば自分が学院に残る事で学院が進む道を正した。信頼出来る人間が一人でもいれば、リゼリカも安心して故郷に帰る事が出来る。もともと魔法の勉強は肌に合っていたのか、真剣に学ぶうちに続けたいと願うようにもなっていた。
「わたくしは高等学院で学び、いずれは研究塔に勤め、魔法の発展に貢献したいと考えています。そしてもう二度と、誰にも院長のような罪を犯してほしくはありません。魔法大臣であるお父様と道は違いますが、わたくしも正しい魔法を守りたいのです」
娘の並々ならぬ決意に胸を打たれた父親は、涙ながらに了承したという。ゆくゆくは自らの後を継いでほしいと願っていただけに、苦渋の決断だったそうだ。
こうして新たな院長の下、高等学院に進学したディアナは目まぐるしい一年を過ごした。
親友や改革を導いた同志たちは学院の立て直しに協力し奔走していたが、ディアナは自らに課せられた役割を学びだと考えている。母校のために力を尽くしたいという気持ちはあるが、今はまだその時ではない。自分には自分の役割があると耐え、学び続けた。
これまでの教育が基礎であったことを実感するほど、高等学院での勉強は複雑なものだ。しかしディアナは持ち前の探求心と努力をもって、無事に高等学院の過程を終了させたのである。気位が高く、傲慢に振る舞っていたかつての自分からは想像も出来ないことだ。
高等学院の卒業生は城仕えの魔女として雇われたり、政治に関わるという道もある。しかしディアナは当初の予定通り、学院の研究施設である研究塔の研究員として働くという意思を曲げなかった。
研究塔の研究員となるために必要なものは三つ。
この国の魔法学院を卒業し、上位機関である高等学院の卒業証明書。
高等学院でも上位の成績を収めること。
在学中の研究成果を結果として提示すること。
ディアナはその全ての条件をクリアし、晴れて研究塔の一員となることを許された。
これが今日までのディアナ・フランセという魔女の記録である。
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