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番外編
紅芳と美花の縁談 ②
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今は夜だ。紅芳は、昼間のお茶会での会話を思い出しつつ、竹林の中を散歩していた。
頭を飛ばして竹の間をひらひらと飛び、胴体を歩かせているのだ。
庭園の方には行かない。他の飛頭蛮たちも同じように頭部で空中散歩しているが、紅芳を見ると怯えて萎縮してしまうのだ。
広大な竹林の中は、わずかな月明かりのみで暗い。紅芳は胴体の手のひらから火の玉を飛ばして灯りとした。
蝶のように舞う頭の中を占めるのは、見合いの計画とまだ見ぬベルナールについてだった。
(人の心はそんなに単純じゃない。同じ飛頭蛮同士でも差別やいがみ合いはある。私が同族から畏怖されているみたいに。
もっと小さい範囲でいうなら、飛家内でも私の扱いをどうするか意見が分かれてるみたいだし)
美花や黒狼たちは何も言わないが、自分の存在が両親の悩みの種なのは知っている。
それに引きこもる前は、噂や話し合いを聞く機会はいくらでもあった。そこから推察するのは容易い。
(私が引きこもれているのは、まだ意見がまとまってないからだろうな。
養子に出して遠方の妖怪の街に移住させるか、生き神のような扱いにしてこのまま邸に留めるか、飛家の娘として他家に嫁がせるか、あるいは武官として国境防衛に使い潰すか……。
私は、このまま邸に留まる以外ならどれでもいい。
できれば、山脈の向こうには行ってみたいけど)
オプスキュリテ辺境伯領に想いを馳せる。書物と噂話でしか知らない、山脈の向こうにある西方世界の入り口。
そして、不器用そうなベルナールを思った。
(それに、オプスキュリテ辺境伯令息って、なんとなく面白い人な気がするんだよね。魔獣討伐や魔法の話も出来そうだし、会ってみたい。話してみたい。
……仲良くなれたら、いいな)
竹林に風が吹く。幹がしなり、ザラザラ、ザワザワと枯れた葉がこすれ火の玉が揺れる。
期待と不安に揺れる心のように。
◆◆◆◆
時は流れ、見合いの日が近づいていく。
紅芳は、王国語や政治について熱心に学んだ。簡単な日常会話ならできるようになったし、当日に着る衣装も用意してもらった。
美花や黒珠たちとも打ち合わせを重ねた。
後は時を待つばかりとなったのだが……状況が変化した。
まず、見合い一カ月前。美花の護衛の一部が変更された。
次に、半月前。黒狼が用事を言いつけられて邸を離れた。遠方への使いなので一ヶ月は帰って来れない。
どちらも飛家嫡男である泰竜の指示だ。
泰竜は15歳。後継者教育の一環として、見合い期間の警備と人員の配置を任されている。
泰竜は、美花に対して過干渉で過保護な兄だ。
以前から己が選んだ者を護衛に当てがおうとしていたし、美花と黒狼が親しく話すのを快く思っていなかった。
だから、この機会に己の考えを実現したのだろう。
もちろん『オプスキュリテ辺境伯令息との見合いを万全な状態にするため』という理由も本当だろうが。
見合い七日前のお茶会にて。
美花は八宝茶をあおってまくしたてた。
「迷惑な話よ。急に護衛を変えられても困るわ。
大体、黒狼との関係を邪推するなんて筋違いもいいところよ。黒狼は兄みたいなもので、異性としては見ていないのに」
(そうやって、実の兄よりも親しく頼りにしているからだろうな)
要は嫉妬だ。難儀な兄だなとは思ったが、口には出さない。
泰竜の行き過ぎた執着については、美花もわかっている。聞いても気色悪いと嫌悪するだけだ。
(それにしても、泰竜兄様が美花姉様の見合いに反対しないなんて珍しい。いつも『美花は嫁になんて出さない!』と、言っては父様にぶん殴られてるのに)
飛頭蛮は男子相続が基本だ。女子は、紅芳のような特殊な理由がない限り嫁に出される。もしも嫡男がいなくても、親戚から養子を迎えるのだ。
なのに泰竜は、本気で美花を嫁に出さないと主張している。
正直言って、紅芳も怖くて気持ち悪いと思う。もちろんこれも口には出さないが。
黙っていると、美花はやさぐれた様子で姿勢を崩した。
「やってられないわ。そもそも黒狼は、私ではなく紅芳の従者で護衛よ。他家の者が滞在する時に紅芳から離すだなんて、泰竜兄様はなにを考えているかしらね?」
果実の砂糖漬けを貪りながら言う。抗議を却下されたので、やけ食いである。
「それに、新しい護衛の一人が嫌な目をしてるの。前妻様と淑月姉様の護衛だった人よ」
早世した前妻は、飛家に次ぐ名家である藍家の出身だ。嫁ぐ際、侍女と護衛をあわせて十五人ほど連れて来ていたそうだ。
前妻が早世し、彼女の遺した長女淑月と次女雅愛が嫁いだので、大半が飛家から去った。
話題の護衛は、数少ない残留組の一人だ。
「元藍家の家臣ね。そういえば、藍家からも婚約者候補を出すんだっけ」
「ええ」
頭の中で情報を整理していると、美花が顔を曇らせた。
「他家出身とはいえ、二十年以上当家に仕えている。これまで問題を起こしたこともない。身元も実力も確かだわ。証拠もなく勘だけで疑うのは良くない。けど……」
「美花姉様は鋭いから、警戒して損はないと思うよ。
兄様も人を見る目はあるけど、思い込みが激しい人だからね。
私のことも、いまだに生き神だ、神の化身だ、ご先祖様の生まれ変わりだといって拝むし。ご利益なんてないし、そもそも実の妹なんだけどな……」
あと、泰竜は紅芳の戦闘力を過剰に評価している。
(兄様には私が化け物に見えてるのかな)
このことを考えると、ちょっと切ない。
「実を言うと、今回の警備を泰竜兄様が采配すること自体が不安なの。万が一、オプスキュリテとの友好関係にヒビが入るようなことがあったら……」
「流石にそれは言い過ぎだよ。兄様は馬鹿じゃない」
そう。色々と言ったが、泰竜は妹たちに対する感情こそ厄介だが、それ以外は非常に優秀だ。
文武両道で落ち着きがあり、家臣からも人望がある。人を育てるのが上手い。問題のある家臣も適切に教育するし、有能な者は出身関係なく取り立てている。
分家連中からも評判が良く、なにか問題が起きてもうまく解決している。
(なにより、私が生き神に祀りあげられかけた時、私の気持ちを聞いて反対してくれた。兄様は私を神様扱いするけど、気持ちを無視せず聞いてくれる。
感謝してる。世俗から離れ、山奥の寺院で神様としてあつかわれるなんて絶対嫌だったもの。
それに)
「兄様は次期当主だよ。オプスキュリテとの関係の重要性はわかっている。きっと問題が起こらないよう配慮するよ」
「……そうね。周辺の魔獣討伐にも力を入れてるし、庭の整備にも力を入れていた。信じてみるわ」
「うん!」
後に大問題が起こるとは、この時点では想像もしていなかった。
頭を飛ばして竹の間をひらひらと飛び、胴体を歩かせているのだ。
庭園の方には行かない。他の飛頭蛮たちも同じように頭部で空中散歩しているが、紅芳を見ると怯えて萎縮してしまうのだ。
広大な竹林の中は、わずかな月明かりのみで暗い。紅芳は胴体の手のひらから火の玉を飛ばして灯りとした。
蝶のように舞う頭の中を占めるのは、見合いの計画とまだ見ぬベルナールについてだった。
(人の心はそんなに単純じゃない。同じ飛頭蛮同士でも差別やいがみ合いはある。私が同族から畏怖されているみたいに。
もっと小さい範囲でいうなら、飛家内でも私の扱いをどうするか意見が分かれてるみたいだし)
美花や黒狼たちは何も言わないが、自分の存在が両親の悩みの種なのは知っている。
それに引きこもる前は、噂や話し合いを聞く機会はいくらでもあった。そこから推察するのは容易い。
(私が引きこもれているのは、まだ意見がまとまってないからだろうな。
養子に出して遠方の妖怪の街に移住させるか、生き神のような扱いにしてこのまま邸に留めるか、飛家の娘として他家に嫁がせるか、あるいは武官として国境防衛に使い潰すか……。
私は、このまま邸に留まる以外ならどれでもいい。
できれば、山脈の向こうには行ってみたいけど)
オプスキュリテ辺境伯領に想いを馳せる。書物と噂話でしか知らない、山脈の向こうにある西方世界の入り口。
そして、不器用そうなベルナールを思った。
(それに、オプスキュリテ辺境伯令息って、なんとなく面白い人な気がするんだよね。魔獣討伐や魔法の話も出来そうだし、会ってみたい。話してみたい。
……仲良くなれたら、いいな)
竹林に風が吹く。幹がしなり、ザラザラ、ザワザワと枯れた葉がこすれ火の玉が揺れる。
期待と不安に揺れる心のように。
◆◆◆◆
時は流れ、見合いの日が近づいていく。
紅芳は、王国語や政治について熱心に学んだ。簡単な日常会話ならできるようになったし、当日に着る衣装も用意してもらった。
美花や黒珠たちとも打ち合わせを重ねた。
後は時を待つばかりとなったのだが……状況が変化した。
まず、見合い一カ月前。美花の護衛の一部が変更された。
次に、半月前。黒狼が用事を言いつけられて邸を離れた。遠方への使いなので一ヶ月は帰って来れない。
どちらも飛家嫡男である泰竜の指示だ。
泰竜は15歳。後継者教育の一環として、見合い期間の警備と人員の配置を任されている。
泰竜は、美花に対して過干渉で過保護な兄だ。
以前から己が選んだ者を護衛に当てがおうとしていたし、美花と黒狼が親しく話すのを快く思っていなかった。
だから、この機会に己の考えを実現したのだろう。
もちろん『オプスキュリテ辺境伯令息との見合いを万全な状態にするため』という理由も本当だろうが。
見合い七日前のお茶会にて。
美花は八宝茶をあおってまくしたてた。
「迷惑な話よ。急に護衛を変えられても困るわ。
大体、黒狼との関係を邪推するなんて筋違いもいいところよ。黒狼は兄みたいなもので、異性としては見ていないのに」
(そうやって、実の兄よりも親しく頼りにしているからだろうな)
要は嫉妬だ。難儀な兄だなとは思ったが、口には出さない。
泰竜の行き過ぎた執着については、美花もわかっている。聞いても気色悪いと嫌悪するだけだ。
(それにしても、泰竜兄様が美花姉様の見合いに反対しないなんて珍しい。いつも『美花は嫁になんて出さない!』と、言っては父様にぶん殴られてるのに)
飛頭蛮は男子相続が基本だ。女子は、紅芳のような特殊な理由がない限り嫁に出される。もしも嫡男がいなくても、親戚から養子を迎えるのだ。
なのに泰竜は、本気で美花を嫁に出さないと主張している。
正直言って、紅芳も怖くて気持ち悪いと思う。もちろんこれも口には出さないが。
黙っていると、美花はやさぐれた様子で姿勢を崩した。
「やってられないわ。そもそも黒狼は、私ではなく紅芳の従者で護衛よ。他家の者が滞在する時に紅芳から離すだなんて、泰竜兄様はなにを考えているかしらね?」
果実の砂糖漬けを貪りながら言う。抗議を却下されたので、やけ食いである。
「それに、新しい護衛の一人が嫌な目をしてるの。前妻様と淑月姉様の護衛だった人よ」
早世した前妻は、飛家に次ぐ名家である藍家の出身だ。嫁ぐ際、侍女と護衛をあわせて十五人ほど連れて来ていたそうだ。
前妻が早世し、彼女の遺した長女淑月と次女雅愛が嫁いだので、大半が飛家から去った。
話題の護衛は、数少ない残留組の一人だ。
「元藍家の家臣ね。そういえば、藍家からも婚約者候補を出すんだっけ」
「ええ」
頭の中で情報を整理していると、美花が顔を曇らせた。
「他家出身とはいえ、二十年以上当家に仕えている。これまで問題を起こしたこともない。身元も実力も確かだわ。証拠もなく勘だけで疑うのは良くない。けど……」
「美花姉様は鋭いから、警戒して損はないと思うよ。
兄様も人を見る目はあるけど、思い込みが激しい人だからね。
私のことも、いまだに生き神だ、神の化身だ、ご先祖様の生まれ変わりだといって拝むし。ご利益なんてないし、そもそも実の妹なんだけどな……」
あと、泰竜は紅芳の戦闘力を過剰に評価している。
(兄様には私が化け物に見えてるのかな)
このことを考えると、ちょっと切ない。
「実を言うと、今回の警備を泰竜兄様が采配すること自体が不安なの。万が一、オプスキュリテとの友好関係にヒビが入るようなことがあったら……」
「流石にそれは言い過ぎだよ。兄様は馬鹿じゃない」
そう。色々と言ったが、泰竜は妹たちに対する感情こそ厄介だが、それ以外は非常に優秀だ。
文武両道で落ち着きがあり、家臣からも人望がある。人を育てるのが上手い。問題のある家臣も適切に教育するし、有能な者は出身関係なく取り立てている。
分家連中からも評判が良く、なにか問題が起きてもうまく解決している。
(なにより、私が生き神に祀りあげられかけた時、私の気持ちを聞いて反対してくれた。兄様は私を神様扱いするけど、気持ちを無視せず聞いてくれる。
感謝してる。世俗から離れ、山奥の寺院で神様としてあつかわれるなんて絶対嫌だったもの。
それに)
「兄様は次期当主だよ。オプスキュリテとの関係の重要性はわかっている。きっと問題が起こらないよう配慮するよ」
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