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ヤリサーの主催者・郁人は口許を弛め、せせら笑いを浮かべた。
「俺んちを出たあとからお前をずっとつけていた。カレシだったかなアイツ、いや違ったか、ただの幼馴染だったかなぁ。まあ、いいや、どっちでも。お前がアイツと親しげに話しているところもバッチリ撮ったぜ」
郁人は得意げにスマホの液晶画面を香織に見せ付けた。
聖也と裕翔も嬉しそうに引き笑いを浮かべ、香織を揶揄った。
「な、何で……い、嫌ぁっ! 止めてぇぇぇ……!?」
忽ち香織は顔面蒼白となって困惑し、狼狽えた。
「香織。アイツ、青葉一斗君っていったけ。これからあのヘタレ野郎とデートかぁ……」
「な、何が目的なの……」
香織の目が恐怖で泳いでいる。
「まあ、そうオドオドするな。直ぐに開放してやるからさぁ」
そういうと、郁人は顎をしゃくった。
三人の中で一番下っ端のパシリである裕翔が、持参したバッグの中から何かを取り出し、それを郁人に渡した。
「な、何なのそれッ!?」
香織は、裕翔が郁人に手渡したプラスチック製品を見やり、怪訝気味に訊ねる。
「……アナルパールとバイブ付き貞操帯だ。裾を捲くり上げてケツ突き出せやぁ。これを入れてやるからよ」
郁人は冷笑を浮かべながらいう。
「……嫌ッ、止めて、そんな物入れないでぇ……わたし、これから一斗君と……」
「そうだったなデートだったな。上手くいくとアイツと今日結ばれるかもな。しかし驚くだろうな、アイツ。大好きな女が、アナルパールとそんなもん着けていると知ったら。しかも、マン毛、永久脱毛してパイパン状態だし……」
「……酷い……あなた、サイテー」
「サイテーなのはどっちだ。お前の方だろうが、地元に残した幼馴染裏切って俺たちの上で腰振ってよがり捲っているのはぁッ」
「……それは大山さん、あなたがわたしを無理やり……こんな女に変えたからでしょ」
「違うだろう。お前を変えたのは俺じゃなく、聖也の方だろう」
「えっ、そうでしたっけ大山センパイ」
「ん? 違ったけ」
「ええ、違いますよ。俺はただ、先輩に教えられた通り、この女を引っ掛け、堕としただけですから」
この会話の遣り取りで、香織はK大ヤリサーの罠に嵌ったということをはじめて知った。
覆水盆に返らず、という言葉があるが、まさにその通りだった。
香織は、男たちにアナルパールとバイブ付き貞操帯を装着させられ、下半身の疼きが止まらぬままの状態で、一斗の許へ戻った。
「お待たせ、一斗君。さぁ、行こうか」
香織は努めて明るく振舞った。
一斗は、特に何も気づいていない様子だった。
「俺んちを出たあとからお前をずっとつけていた。カレシだったかなアイツ、いや違ったか、ただの幼馴染だったかなぁ。まあ、いいや、どっちでも。お前がアイツと親しげに話しているところもバッチリ撮ったぜ」
郁人は得意げにスマホの液晶画面を香織に見せ付けた。
聖也と裕翔も嬉しそうに引き笑いを浮かべ、香織を揶揄った。
「な、何で……い、嫌ぁっ! 止めてぇぇぇ……!?」
忽ち香織は顔面蒼白となって困惑し、狼狽えた。
「香織。アイツ、青葉一斗君っていったけ。これからあのヘタレ野郎とデートかぁ……」
「な、何が目的なの……」
香織の目が恐怖で泳いでいる。
「まあ、そうオドオドするな。直ぐに開放してやるからさぁ」
そういうと、郁人は顎をしゃくった。
三人の中で一番下っ端のパシリである裕翔が、持参したバッグの中から何かを取り出し、それを郁人に渡した。
「な、何なのそれッ!?」
香織は、裕翔が郁人に手渡したプラスチック製品を見やり、怪訝気味に訊ねる。
「……アナルパールとバイブ付き貞操帯だ。裾を捲くり上げてケツ突き出せやぁ。これを入れてやるからよ」
郁人は冷笑を浮かべながらいう。
「……嫌ッ、止めて、そんな物入れないでぇ……わたし、これから一斗君と……」
「そうだったなデートだったな。上手くいくとアイツと今日結ばれるかもな。しかし驚くだろうな、アイツ。大好きな女が、アナルパールとそんなもん着けていると知ったら。しかも、マン毛、永久脱毛してパイパン状態だし……」
「……酷い……あなた、サイテー」
「サイテーなのはどっちだ。お前の方だろうが、地元に残した幼馴染裏切って俺たちの上で腰振ってよがり捲っているのはぁッ」
「……それは大山さん、あなたがわたしを無理やり……こんな女に変えたからでしょ」
「違うだろう。お前を変えたのは俺じゃなく、聖也の方だろう」
「えっ、そうでしたっけ大山センパイ」
「ん? 違ったけ」
「ええ、違いますよ。俺はただ、先輩に教えられた通り、この女を引っ掛け、堕としただけですから」
この会話の遣り取りで、香織はK大ヤリサーの罠に嵌ったということをはじめて知った。
覆水盆に返らず、という言葉があるが、まさにその通りだった。
香織は、男たちにアナルパールとバイブ付き貞操帯を装着させられ、下半身の疼きが止まらぬままの状態で、一斗の許へ戻った。
「お待たせ、一斗君。さぁ、行こうか」
香織は努めて明るく振舞った。
一斗は、特に何も気づいていない様子だった。
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