『帰還勇者のRe:スクール(学園無双)』~リエナIf~異世界を救って帰還したら聖女がついてきたのでイチャコラ同棲して面倒をみようと思います。
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第3章 文化祭
第32話 異世界を救った勇者、怒りの制裁。(ざまぁ)(2)
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「またまたやりましたね勇者様♪ セット無料券の2セット目をゲットです♪」
「まぁな、俺にかかればこんなもんよ。ってわけで3回目に行こうか」
「はい、そうしましょう♪」
悠然と3度目の挑戦を宣言した俺&にっこり笑顔のリエナとは対照的に、
「え、いや、ちょっと待って……あの……その……だって……」
運営担当の顔は青ざめ、その態度は誰が見ても分かるくらいに完全にキョドってしまっていた。
そりゃそうだろうな。
絶対にダブルビンゴなんてできないスーパーハード設定にしていたはずなのに、2回とも俺にノーミス最短ルートでクリアされてしまったんだから。
「どうしたんだ? 何回やっても無料で、ダブルビンゴを成功させるたびに駅前のケーキカフェのセット無料券が2枚セットで貰えるんだよな?」
「は、はい……」
「10回成功したら合計20枚のセット無料券が貰えるんだよな? 最初にそう説明してくれたよな?」
「は、はい……」
「じゃあ3回目な。なにせ今日はすごく調子がいいからな。外す気が全くしないんだよ」
「そ、そんな……」
「いやー文化祭でこのイベントが開かれていてよかったよ。これならいくらでも貰い放題だ」
「ですね♪ 私たちは最高に運がいいです♪」
「……」
「あれかな、リエナの日ごろの行いがいいのかな? 神様がご褒美をくれたのかもしれないぞ?」
「なに言ってるんですか。それを言うなら勇者様の日ごろの行いがいいんですよ」
「じゃあ2人とも日ごろの行いが良かったってことで」
「ですね♪」
リエナとバカップルっぽいアホな会話を笑顔でしてから、
「そういうわけで3回目に挑戦するからとっととリングを取ってきてくれ」
俺は運営担当の生徒に冷たく言い放った。
「…………はい」
俺はその後延々と挑戦を繰り返し、もちろんその全てをノーミスで成功させた。
そして12回目に挑もうとしたところで、
「こ、これ以上はご勘弁ください……その、もう景品が残っていなくて……」
俺のところにやってきた2年5組の企画責任者に泣きを入れられたのだった。
「そっか、そりゃ残念だな。もうリングが飛ぶ感覚は掴んだから、100回投げたら99回は入るから文化祭が終わるまでやり続けようと思ったんだけどな」
「なっ――」
あっけらかんと言った俺の言葉に、2年5組の責任者が絶句する。
ぶっちゃけた話、100回中100回って言っても良かったんだけど。
でも世の中どんなアクシデントがあるか分からない。
ここは敢えて謙虚に99回と言っておこうじゃないか。
「まぁなんだ、これに懲りたらカップルを狙って嫌がらせするような真似は二度とするなよ。お前らの薄汚い企みは全部お見通しなんだぜ?」
「あ、えっと……それは……」
責任者の生徒がバツが悪そうに視線を逸らした。
「俺は今回の文化祭をそれはもう楽しみにしていたんだ。クラス企画をみんなで協力して準備して、本番もすごく忙しいけど充実してて。今日もここまですごく楽しかった」
「……」
「俺の人生でこんな楽しい文化祭は始めてだったんだよ。だっていうのに、せっかくの楽しい文化祭でこういうのを見せられるのは、正直気分が悪い」
俺は言葉にほんのわずかだけ闘気を乗せる。
低級の魔物でも意に介さない程度の極々少量の闘気だが、それでも平和な日本でのほほんと育った高校生なら、俺の放つ暴力的な気配に内心ビビりまくっていることだろう。
「……はい……すみませんでした」
2年5組の責任者は、観念したように謝罪の言葉と共に頭を下げた。
ってなわけで。
俺は悪の2年5組を成敗するとともに、報酬として11枚×2枚セット=合計22枚の駅前ケーキカフェセットの無料券を手に入れたのだった。
「まぁな、俺にかかればこんなもんよ。ってわけで3回目に行こうか」
「はい、そうしましょう♪」
悠然と3度目の挑戦を宣言した俺&にっこり笑顔のリエナとは対照的に、
「え、いや、ちょっと待って……あの……その……だって……」
運営担当の顔は青ざめ、その態度は誰が見ても分かるくらいに完全にキョドってしまっていた。
そりゃそうだろうな。
絶対にダブルビンゴなんてできないスーパーハード設定にしていたはずなのに、2回とも俺にノーミス最短ルートでクリアされてしまったんだから。
「どうしたんだ? 何回やっても無料で、ダブルビンゴを成功させるたびに駅前のケーキカフェのセット無料券が2枚セットで貰えるんだよな?」
「は、はい……」
「10回成功したら合計20枚のセット無料券が貰えるんだよな? 最初にそう説明してくれたよな?」
「は、はい……」
「じゃあ3回目な。なにせ今日はすごく調子がいいからな。外す気が全くしないんだよ」
「そ、そんな……」
「いやー文化祭でこのイベントが開かれていてよかったよ。これならいくらでも貰い放題だ」
「ですね♪ 私たちは最高に運がいいです♪」
「……」
「あれかな、リエナの日ごろの行いがいいのかな? 神様がご褒美をくれたのかもしれないぞ?」
「なに言ってるんですか。それを言うなら勇者様の日ごろの行いがいいんですよ」
「じゃあ2人とも日ごろの行いが良かったってことで」
「ですね♪」
リエナとバカップルっぽいアホな会話を笑顔でしてから、
「そういうわけで3回目に挑戦するからとっととリングを取ってきてくれ」
俺は運営担当の生徒に冷たく言い放った。
「…………はい」
俺はその後延々と挑戦を繰り返し、もちろんその全てをノーミスで成功させた。
そして12回目に挑もうとしたところで、
「こ、これ以上はご勘弁ください……その、もう景品が残っていなくて……」
俺のところにやってきた2年5組の企画責任者に泣きを入れられたのだった。
「そっか、そりゃ残念だな。もうリングが飛ぶ感覚は掴んだから、100回投げたら99回は入るから文化祭が終わるまでやり続けようと思ったんだけどな」
「なっ――」
あっけらかんと言った俺の言葉に、2年5組の責任者が絶句する。
ぶっちゃけた話、100回中100回って言っても良かったんだけど。
でも世の中どんなアクシデントがあるか分からない。
ここは敢えて謙虚に99回と言っておこうじゃないか。
「まぁなんだ、これに懲りたらカップルを狙って嫌がらせするような真似は二度とするなよ。お前らの薄汚い企みは全部お見通しなんだぜ?」
「あ、えっと……それは……」
責任者の生徒がバツが悪そうに視線を逸らした。
「俺は今回の文化祭をそれはもう楽しみにしていたんだ。クラス企画をみんなで協力して準備して、本番もすごく忙しいけど充実してて。今日もここまですごく楽しかった」
「……」
「俺の人生でこんな楽しい文化祭は始めてだったんだよ。だっていうのに、せっかくの楽しい文化祭でこういうのを見せられるのは、正直気分が悪い」
俺は言葉にほんのわずかだけ闘気を乗せる。
低級の魔物でも意に介さない程度の極々少量の闘気だが、それでも平和な日本でのほほんと育った高校生なら、俺の放つ暴力的な気配に内心ビビりまくっていることだろう。
「……はい……すみませんでした」
2年5組の責任者は、観念したように謝罪の言葉と共に頭を下げた。
ってなわけで。
俺は悪の2年5組を成敗するとともに、報酬として11枚×2枚セット=合計22枚の駅前ケーキカフェセットの無料券を手に入れたのだった。
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