『帰還勇者のRe:スクール(学園無双)』~リエナIf~異世界を救って帰還したら聖女がついてきたのでイチャコラ同棲して面倒をみようと思います。
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第4章 決戦!皇竜姫ドラグレリア!
第77話 召喚
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「むう? どうしたのじゃ? 先ほどからどうも疲れておるようじゃが?」
「なんでもねぇよ、余計なお世話だっての」
「そうか。まぁだからと言って手加減なんぞはせんがのぅ。なにせ今の妾は気がたいそう昂っておるのじゃ。これはもう勇者殿がピクリとも動かなくなるまで、この心は鎮まらんのじゃからのぅ!」
言い終わると同時に俺に向かって突進するドラグレリア。
勢いそのままに、漆黒の魔力をまとった右爪を振りかざす。
俺は重い身体に鞭打って、それをなんとか回避した。
コンビネーションで振るわれた左爪もかわし、さらに噛みつきをかわすのだが――。
くっ、ドンドン動きが悪くなっていく――!
そしてついに捕まった。
振るわれた右爪をかわしきれなかった俺は、
「くっ、聖光解放! 『セイクリッド・インパクト』!」
重い身体に鞭打って必殺技で相殺にかかる。
しかし俺に右拳に宿る白銀のオーラは既に弱々しく、まったく相殺しきれずに一方的に弾き飛ばされてしまった。
激しく地面を転がされながらも、なんとか立ち上がったところで――目の前にドラグレリアの巨体があった。
「くくっ、チェックメイトなのじゃよ」
漆黒の魔力をまとった右爪を、俺に向かって今まさに叩きつけようとしている。
だめだ、死ぬ――。
俺が死を覚悟した時だった。
「何とか間に合いました! 我が呼びかけに応えよ、偉大なる汝の名は聖剣『ストレルカ』なり――!!」
リエナの声が聞こえるとともに、リエナの足元の魔法陣が黄金の輝きを放った。
その直後、俺とドラグレリアの間の空間がぐにゃりと歪んで――。
「むっ!?」
「これは――、まさか――!」
――気が付いた時には、俺の右手には聖剣『ストレルカ』が握られていた。
5年間振るい続けた慣れ親しんだ感触。
しかし今はそれに浸っている場合ではない。
「おおおおおおぉぉぉぉぉっ!!」
力強く聖剣『ストレルカ』を振るうと、今まさに俺の身体を引き裂こうとしていたドラグレリアの爪を軽々と弾き返す。
爪が一本、斬れて飛んだ。
「ぐぬ――っ!? なんじゃ――!?」
突然の事態に、ドラグレリアが驚愕に目を見開く。
この威力、間違いない!
本物の聖剣『ストレルカ』だ――!
「そうか、リエナはずっと聖剣召喚術を行い続けてくれたのか――!」
俺は感謝の思いを込めながらリエナに視線を向けた。
「あ……う……」
しかし俺の視線の先のリエナがふらついたかと思うと、その身体がぐらりと倒れ始めたのだ。
「リエナ!!」
驚いたように目を見開いたままのドラグレリアが、攻撃してこないことを横目で確認しながら。
俺は一直線にリエナの元に駆け寄ると地面スレスレのところで、聖剣『ストレルカ』を持たない左手でその小さな身体を抱き留めた。
「なんでもねぇよ、余計なお世話だっての」
「そうか。まぁだからと言って手加減なんぞはせんがのぅ。なにせ今の妾は気がたいそう昂っておるのじゃ。これはもう勇者殿がピクリとも動かなくなるまで、この心は鎮まらんのじゃからのぅ!」
言い終わると同時に俺に向かって突進するドラグレリア。
勢いそのままに、漆黒の魔力をまとった右爪を振りかざす。
俺は重い身体に鞭打って、それをなんとか回避した。
コンビネーションで振るわれた左爪もかわし、さらに噛みつきをかわすのだが――。
くっ、ドンドン動きが悪くなっていく――!
そしてついに捕まった。
振るわれた右爪をかわしきれなかった俺は、
「くっ、聖光解放! 『セイクリッド・インパクト』!」
重い身体に鞭打って必殺技で相殺にかかる。
しかし俺に右拳に宿る白銀のオーラは既に弱々しく、まったく相殺しきれずに一方的に弾き飛ばされてしまった。
激しく地面を転がされながらも、なんとか立ち上がったところで――目の前にドラグレリアの巨体があった。
「くくっ、チェックメイトなのじゃよ」
漆黒の魔力をまとった右爪を、俺に向かって今まさに叩きつけようとしている。
だめだ、死ぬ――。
俺が死を覚悟した時だった。
「何とか間に合いました! 我が呼びかけに応えよ、偉大なる汝の名は聖剣『ストレルカ』なり――!!」
リエナの声が聞こえるとともに、リエナの足元の魔法陣が黄金の輝きを放った。
その直後、俺とドラグレリアの間の空間がぐにゃりと歪んで――。
「むっ!?」
「これは――、まさか――!」
――気が付いた時には、俺の右手には聖剣『ストレルカ』が握られていた。
5年間振るい続けた慣れ親しんだ感触。
しかし今はそれに浸っている場合ではない。
「おおおおおおぉぉぉぉぉっ!!」
力強く聖剣『ストレルカ』を振るうと、今まさに俺の身体を引き裂こうとしていたドラグレリアの爪を軽々と弾き返す。
爪が一本、斬れて飛んだ。
「ぐぬ――っ!? なんじゃ――!?」
突然の事態に、ドラグレリアが驚愕に目を見開く。
この威力、間違いない!
本物の聖剣『ストレルカ』だ――!
「そうか、リエナはずっと聖剣召喚術を行い続けてくれたのか――!」
俺は感謝の思いを込めながらリエナに視線を向けた。
「あ……う……」
しかし俺の視線の先のリエナがふらついたかと思うと、その身体がぐらりと倒れ始めたのだ。
「リエナ!!」
驚いたように目を見開いたままのドラグレリアが、攻撃してこないことを横目で確認しながら。
俺は一直線にリエナの元に駆け寄ると地面スレスレのところで、聖剣『ストレルカ』を持たない左手でその小さな身体を抱き留めた。
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